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目が覚めたら異世界

異世界に来てすぐに人助け

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宗之は女性の声が聞こえた森へと入る。

そこでは宗之が見たのは金髪の高貴な貴族っぽい女性と、その追っ手である男五人であるのだが、その追っ手の身長は2メートル近くある。

戦国時代からやって来た宗之から見ると化物の様にデカく見えた。

「ヒャッハー!姫様見つけたら1000万ペラの大金が貰えるっヒャー!」

「だが、その前にこんな綺麗な姫様のカラダで遊ばせてもらうぜぇっー!」

化物の様にデカくて気持ち悪い追っ手は嫌らしい手付きで金髪の女性を触る。

だが、突然「ドスっ」という鈍い音の後に追っ手の一人の心臓に槍が突き刺さり倒れる。

残りの追っ手四人が振り向くと、そこには恐ろしい程に冷たい殺気を放つ宗之が刀で斬りかかってきた。

「っー・・・!」

宗之の電光石火の早業で一人二人三人と悲鳴も上げさせずに殺した。

すると残りの一人は土下座をして許しを請う。

「すんませんしたァァっー!俺たち生きていく為に仕方無く姫様を襲っただけですぅっー!反省はしているので許してつかあさいっー!」

この時の追っ手の顔を見た月光は許してやっても良いだろうと思った。

しかし、宗之は物凄く冷たい目で追っ手を睨む。

「お前、馬鹿だろ?いつの時代も男は女を守らなきゃならねぇんだよ。例え、自分の命が危なくても女は守らなきゃなんねぇし、暴力なんてもっての他だ。そこにどんな理由があっても女を襲う理由にはなんねぇんだよっ・・・!」

「へ、へぇ・・・そりゃあ、もうよく分かります・・・」

追っ手にはまるで理解出来ない為、少し困惑した表情をする。その表情を宗之は逃さなかった。

次の瞬間、宗之は追っ手のカラダを真っ二つに斬った。

「フン、女に乱暴を働く奴を生かす理由は無いな。」

「そうだよな。相棒ってそういう奴だよな。」




「あ、あの・・・」

返り血でベトベトの宗之に襲われていた女性は声をかける。

「あ、あの助けてくれて有り難うございます!あの、アナタの腕を見込んで私をある所まで送ってくれませんか?」

月光は美人な女性からの頼みと有れば断れない為、即座に「良いぜお嬢様!」と返事をした。

「相棒も良いだろ?行くアテないんだからよぉ?」

確かに行くあては無い。ここに居ても飢えで死ぬだけだし、この高貴な貴族ぽい女性についていくの方が良いだろう。

「分かった。その代わり事情は説明してもらうぞ。」
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