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不死鳥の如く
戦線の拡大
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尼子再興軍が挙兵をし、1週間が経った。
山中鹿之介率いる再興軍が挙兵をしてから国内に潜伏していた旧臣らが続々と集結し、5日のうちに3000余りの軍勢になり、鹿之介ら尼子再興軍は多賀元竜が籠る真山城を攻略した。
そして、この真山城を拠点として尼子再興軍は活動することになる。
そして真山城を陥落したその日の夜に鹿之介は次なる行動を画策していた。
真山城の近くの寺にて鹿之介と立原久綱・横道秀綱は軍議を行っていた。
薄暗い部屋で鹿之介は石見・出雲の簡単な地図を出す。
「今回、真山城を再興軍の拠点としたが、次は水陸の交通の要衛である末次城を攻め落とそうと思う。二人ともどう思う?」
「ワシはそれで構わないと思うが。ただし、月山富田城の周辺の宇波・山佐・布部に支城や要害を築くべきかと。」
扇子を団扇のように扇ぐ立原。
立原の言うことは最もである。
月山富田城攻略戦の為に戦線を拡大させねばならない。
その為に支城を作るのだ。
「じゃあ叔父上は支城作りを頼む。そして、秀綱にはまた秋上隊に使いに行ってもらいたい。」
鹿之介は書状を秀綱に渡す。
しかし、秀綱はずっと連絡役をしていてまともに戦っていない。
この為、自分がずっと連絡役をやらされるのではないかと不安になっていた。
「鹿之介さん…私も戦いたいのですが…!」
「フフ…。」
秀綱が言いたいことを分かっていたのか鹿之介は少し笑う。
「お前の事だから言うと思ったよ。安心してくれ。今度の合戦は宗信を総大将、お前が副将で再興軍の超重要任務をしてもらう。」
そう言って鹿之介は立ち上がる。
「鹿之介さんはどうするのですか?」
「私か?私は今から末次城を攻め落とす。今度の重要任務の為に一刻も早く落とさなければならないのだよ。」
そう言って寺から出ていった。
山中鹿之介率いる再興軍が挙兵をしてから国内に潜伏していた旧臣らが続々と集結し、5日のうちに3000余りの軍勢になり、鹿之介ら尼子再興軍は多賀元竜が籠る真山城を攻略した。
そして、この真山城を拠点として尼子再興軍は活動することになる。
そして真山城を陥落したその日の夜に鹿之介は次なる行動を画策していた。
真山城の近くの寺にて鹿之介と立原久綱・横道秀綱は軍議を行っていた。
薄暗い部屋で鹿之介は石見・出雲の簡単な地図を出す。
「今回、真山城を再興軍の拠点としたが、次は水陸の交通の要衛である末次城を攻め落とそうと思う。二人ともどう思う?」
「ワシはそれで構わないと思うが。ただし、月山富田城の周辺の宇波・山佐・布部に支城や要害を築くべきかと。」
扇子を団扇のように扇ぐ立原。
立原の言うことは最もである。
月山富田城攻略戦の為に戦線を拡大させねばならない。
その為に支城を作るのだ。
「じゃあ叔父上は支城作りを頼む。そして、秀綱にはまた秋上隊に使いに行ってもらいたい。」
鹿之介は書状を秀綱に渡す。
しかし、秀綱はずっと連絡役をしていてまともに戦っていない。
この為、自分がずっと連絡役をやらされるのではないかと不安になっていた。
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「フフ…。」
秀綱が言いたいことを分かっていたのか鹿之介は少し笑う。
「お前の事だから言うと思ったよ。安心してくれ。今度の合戦は宗信を総大将、お前が副将で再興軍の超重要任務をしてもらう。」
そう言って鹿之介は立ち上がる。
「鹿之介さんはどうするのですか?」
「私か?私は今から末次城を攻め落とす。今度の重要任務の為に一刻も早く落とさなければならないのだよ。」
そう言って寺から出ていった。
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