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二章 宝探し
57 自由への憧れ
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(マーティアス視点)
「マーティ!!すぐに大広間を片付けろ。」
朝早くから平原へとデートに出掛けたヴォルカーが、転移して屋敷に戻ってくるなり指示を飛ばす。
「大広間…?」
「あぁ。エリィが魔道具を作成される。そのための設計図をお描きになるのだ。」
クライン血族様の魔道具は、その稀有さからあまり人の目に触れさせるものではないと教わってきた。そのための工房であるはず。
「……?工房として一部屋ご用意してるじゃないか。大広間なんて、舞踏会を開くような場所だぞ。」
「あぁ。……そうだな。だが、今回の魔核は……規模が違うらしい。」
そう言われて、とりあえず指示通り大広間を開け、調度品などもできる限り片付けると、それを待っていたかのようにティルエリー様が大量の紙を抱えて走ってこられた。
「ティルエリー様!?」
「マーティアスさん!ありがとっ!ヴォルカー様、皆も手伝って。床に紙を敷き詰めて!」
言われるがまま、私は使用人らと床中に白い紙を重ねて敷き詰めた。
大広間のカーペットが、全て覆い尽くされるほど。
これから、何をされるというのだ。
混乱しているとヴォルカーが隣に立ち、珍しく興奮したように目を輝かせていて。
「お前がそんなに興奮するなんて珍しいこともあるものだな……。」
「エリィと出会ってからの私は毎日が幸せの絶頂だ。もう、あの人無しの日々など考えられない。」
そんなにか!?
どう見ても、ただの活発な学生。
そりゃ、容姿は整っているが…どう見ても、まだ可愛い子供だ。
私はここに来るまでは、てっきり彼がクライン血族だから、しかも当主直系の子息だから彼の我儘に付き合って、惚れたふりをしているのだと思っていた。
だが、あの尽くしっぷり。
そして極めつけは、つい見てしまった濃厚な口吻。
ヴォルカーは、人に対して真面目な方だ。遊び程度でそんなことをするやつじゃない。
…これは、ヴォルカーの方が本気になってるってことだよな…?
「ヴォルカー、本気なのか?」
「無論だ。」
簡潔に答えると、彼は手をすっとあげて私を黙らせた。
「マーティ、エリィの集中の邪魔をするな。始まるぞ。」
そう言われ、目の前に広がる真っ白なキャンバスの中心に立つティルエリー様を見て、私は息を呑んだ。
そして、彼の身体を覆うように…青い、魔力が淡く光った。なんて美しいんだ。
私の思いを見透かしたかのように、ヴォルカーが呟く。
「クライン血族の魔力を見るのは初めてか?我々凡人とは質が違う、鮮やかな色を纏うクライン血族の魔力……。人々はこの色に魅入られ、手に入れたいと……愚かなことを考えた。ある国では神のように崇めていた歴史もあるが、多くの国は彼らを支配し、薬や暴力で従わせた……愚かな事だ。」
クライン血族への仕打ちは忘れてはならない。
世界で共通する理の一つだ。
私はこれまでクライン血族の魔力を見たことはなかった。
ティルエリー様は、魔力を乗せたその指で、丁寧に白い紙を彩っていく。
黒いインクに魔力が通ると、輝く青い光の線となる。
その美しい光景と言ったら。
「クライン血族の魔力は、私達の扱うそれとは次元が違う。私達のどうしようもなく脆弱な魔力を、極限まで引き上げてれる魔道具は、彼らの一族にしか作れないのだ。……故に守らねばならぬ。」
恍惚とした表情を浮かべ語る。
「………あ、ぁ。分かる……気がする。これは、ものすごく……感動だ、な。」
クライン血族は、自らの魔力を魔石に込めることのできる唯一の一族。
その魔力を宿し魔核となったそれは武器となり、防具となり、各国の支えになってきたし、戦争にも役立ってきた。
最近では各国の戦争も終わり、人々の生活用品にすら、魔道具という存在は浸透してきている。
だが、ひとえにそれはクライン血族が存在しているから可能なこと。
国からクライン血族が居なくなれば、魔道具の存在も消えるだろう。
あのエルナリア神聖国がいい例だ。
この一年で、多くのクライン血族が国を離れた。クライン血族の流出は誰にも止めることが出来ない。王家はみるみる衰退している。
再びクライン血族を呼び込むために嫌われた王家を廃するための内乱が起こると専らの噂だ。
あの姫は今、王城の別棟に軟禁されているらしいが。
「できたっ!ヴォルカー様、見てて。」
突然、可愛らしい声がしてティルエリー様がこちらへと走り寄る。
「エリィ!このような巨大な設計図…込める魔力はどれくらいなのか…想像しかねます。…どうか無理だけは……。」
ヴォルカーの心配を余所に、ティルエリー様はあかるい笑顔を向ける。
「ん。…読み解いて理解したんだ。この魔核は、貴方の封印毒を相殺できる足がかり。きっと成功して見せる!」
毒を、相殺する……?
国中の医者や魔法使い、魔道具を探し尽くしてもヴォルカーの毒は消えなかった。
それを、本当に解毒できるというのか?
神殿騎士団を退団し、神官医になった彼は、望んだ結果だと、穏やかに言っていたが、私は知っている。
こいつは、戦うことが好きなのだ。
幼い頃から冒険者の自伝や、各国の英雄の物語を世界中から取り寄せて読みふけっていた。
だからこそ、神殿騎士団に配属されたあの瞬間だけは、ヴォルカーが自由に、好きなことをできるようになったことを私も喜んだのに…エルナリアの糞姫から逃れるため、二十数年目にして、初めて得られたその自由を、切り捨てた。
まぁ、あの姫に飼われる傀儡となるよりはマシだっただろう。
それでも、あの時の悲しい目をしたこいつを、今でも覚えている。
「お前、騎士として復帰するのか?」
「…まぁ、騎士には、なる。但しエリィ専属の、だがね。」
頬を染めて、嬉しそうにクライン血族の専属と宣言した。
「…!!まさか《血を護る者》か!?」
「あぁ。教科書程度の知識としては知っていたが…実際、エルナリア神聖国の当主直系のブロディアに出会い、教わった。…エリィが卒業したら彼の魔道具を纏い、ジョシュア様のブロディアに挑む。」
私は息を呑んだ。
ブロディアは、別格。
確か、クライン血族の当主直系でも一握りのクラインしか使えない特殊な制度だった。
国の法律も、王の命令も、神殿の影響も受けない、ただ「クライン血族を守る」ために最強の魔道具を授かり、剣を振るい魔法を使う。
主のためならば王族でも害する。
全てはクライン血族を護るため。
王家をも敵に回すことも厭わない性質から、貴族はその籍を抜き、そしてあまり無いことだが、王家ならばその継承権を返上する。
すべてを捨てたとしても、クライン血族の《所有物》になることはかなり有利だ。
故に、ブロディアになるためには、多くの試練がクライン血族から課されると聞く。
「ヴォルカーが……ブロディアに………。そうか…そっか……。」
「だが、私とアールベルだけでは全てを守るには足りない。…力を貸せ、マーティ。公爵家を捨て、私に命を預けろ。」
そういうことか。
惚れて堕落した訳じゃない。ヴォルカーは諦めていなかった。
国政を担うことではなく、エンダタールのクライン血族を守ることを選んだ。
いや、これから選ぶのか。
「かなり難しいと聞く。しっかりやれよ、ご主人様?」
「あぁ。」
それから、ティルエリー様が魔石に設計図通りの魔力を込めて、ぶっ倒れて。
ヴォルカーがすぐに神聖力を使って助けたから命に関わるような事態は避けられたようだが、しばらく起き上がれないそうだ。
私もヴォルカーとともに看病を続ける。
もう、ヴォルカーの行く道を止めはしない。寧ろ、共に歩んで行こう。
あんなに美しい魔核を生み出す瞬間をこの目で見て、惚れない奴はいねぇよ。
「マーティ!!すぐに大広間を片付けろ。」
朝早くから平原へとデートに出掛けたヴォルカーが、転移して屋敷に戻ってくるなり指示を飛ばす。
「大広間…?」
「あぁ。エリィが魔道具を作成される。そのための設計図をお描きになるのだ。」
クライン血族様の魔道具は、その稀有さからあまり人の目に触れさせるものではないと教わってきた。そのための工房であるはず。
「……?工房として一部屋ご用意してるじゃないか。大広間なんて、舞踏会を開くような場所だぞ。」
「あぁ。……そうだな。だが、今回の魔核は……規模が違うらしい。」
そう言われて、とりあえず指示通り大広間を開け、調度品などもできる限り片付けると、それを待っていたかのようにティルエリー様が大量の紙を抱えて走ってこられた。
「ティルエリー様!?」
「マーティアスさん!ありがとっ!ヴォルカー様、皆も手伝って。床に紙を敷き詰めて!」
言われるがまま、私は使用人らと床中に白い紙を重ねて敷き詰めた。
大広間のカーペットが、全て覆い尽くされるほど。
これから、何をされるというのだ。
混乱しているとヴォルカーが隣に立ち、珍しく興奮したように目を輝かせていて。
「お前がそんなに興奮するなんて珍しいこともあるものだな……。」
「エリィと出会ってからの私は毎日が幸せの絶頂だ。もう、あの人無しの日々など考えられない。」
そんなにか!?
どう見ても、ただの活発な学生。
そりゃ、容姿は整っているが…どう見ても、まだ可愛い子供だ。
私はここに来るまでは、てっきり彼がクライン血族だから、しかも当主直系の子息だから彼の我儘に付き合って、惚れたふりをしているのだと思っていた。
だが、あの尽くしっぷり。
そして極めつけは、つい見てしまった濃厚な口吻。
ヴォルカーは、人に対して真面目な方だ。遊び程度でそんなことをするやつじゃない。
…これは、ヴォルカーの方が本気になってるってことだよな…?
「ヴォルカー、本気なのか?」
「無論だ。」
簡潔に答えると、彼は手をすっとあげて私を黙らせた。
「マーティ、エリィの集中の邪魔をするな。始まるぞ。」
そう言われ、目の前に広がる真っ白なキャンバスの中心に立つティルエリー様を見て、私は息を呑んだ。
そして、彼の身体を覆うように…青い、魔力が淡く光った。なんて美しいんだ。
私の思いを見透かしたかのように、ヴォルカーが呟く。
「クライン血族の魔力を見るのは初めてか?我々凡人とは質が違う、鮮やかな色を纏うクライン血族の魔力……。人々はこの色に魅入られ、手に入れたいと……愚かなことを考えた。ある国では神のように崇めていた歴史もあるが、多くの国は彼らを支配し、薬や暴力で従わせた……愚かな事だ。」
クライン血族への仕打ちは忘れてはならない。
世界で共通する理の一つだ。
私はこれまでクライン血族の魔力を見たことはなかった。
ティルエリー様は、魔力を乗せたその指で、丁寧に白い紙を彩っていく。
黒いインクに魔力が通ると、輝く青い光の線となる。
その美しい光景と言ったら。
「クライン血族の魔力は、私達の扱うそれとは次元が違う。私達のどうしようもなく脆弱な魔力を、極限まで引き上げてれる魔道具は、彼らの一族にしか作れないのだ。……故に守らねばならぬ。」
恍惚とした表情を浮かべ語る。
「………あ、ぁ。分かる……気がする。これは、ものすごく……感動だ、な。」
クライン血族は、自らの魔力を魔石に込めることのできる唯一の一族。
その魔力を宿し魔核となったそれは武器となり、防具となり、各国の支えになってきたし、戦争にも役立ってきた。
最近では各国の戦争も終わり、人々の生活用品にすら、魔道具という存在は浸透してきている。
だが、ひとえにそれはクライン血族が存在しているから可能なこと。
国からクライン血族が居なくなれば、魔道具の存在も消えるだろう。
あのエルナリア神聖国がいい例だ。
この一年で、多くのクライン血族が国を離れた。クライン血族の流出は誰にも止めることが出来ない。王家はみるみる衰退している。
再びクライン血族を呼び込むために嫌われた王家を廃するための内乱が起こると専らの噂だ。
あの姫は今、王城の別棟に軟禁されているらしいが。
「できたっ!ヴォルカー様、見てて。」
突然、可愛らしい声がしてティルエリー様がこちらへと走り寄る。
「エリィ!このような巨大な設計図…込める魔力はどれくらいなのか…想像しかねます。…どうか無理だけは……。」
ヴォルカーの心配を余所に、ティルエリー様はあかるい笑顔を向ける。
「ん。…読み解いて理解したんだ。この魔核は、貴方の封印毒を相殺できる足がかり。きっと成功して見せる!」
毒を、相殺する……?
国中の医者や魔法使い、魔道具を探し尽くしてもヴォルカーの毒は消えなかった。
それを、本当に解毒できるというのか?
神殿騎士団を退団し、神官医になった彼は、望んだ結果だと、穏やかに言っていたが、私は知っている。
こいつは、戦うことが好きなのだ。
幼い頃から冒険者の自伝や、各国の英雄の物語を世界中から取り寄せて読みふけっていた。
だからこそ、神殿騎士団に配属されたあの瞬間だけは、ヴォルカーが自由に、好きなことをできるようになったことを私も喜んだのに…エルナリアの糞姫から逃れるため、二十数年目にして、初めて得られたその自由を、切り捨てた。
まぁ、あの姫に飼われる傀儡となるよりはマシだっただろう。
それでも、あの時の悲しい目をしたこいつを、今でも覚えている。
「お前、騎士として復帰するのか?」
「…まぁ、騎士には、なる。但しエリィ専属の、だがね。」
頬を染めて、嬉しそうにクライン血族の専属と宣言した。
「…!!まさか《血を護る者》か!?」
「あぁ。教科書程度の知識としては知っていたが…実際、エルナリア神聖国の当主直系のブロディアに出会い、教わった。…エリィが卒業したら彼の魔道具を纏い、ジョシュア様のブロディアに挑む。」
私は息を呑んだ。
ブロディアは、別格。
確か、クライン血族の当主直系でも一握りのクラインしか使えない特殊な制度だった。
国の法律も、王の命令も、神殿の影響も受けない、ただ「クライン血族を守る」ために最強の魔道具を授かり、剣を振るい魔法を使う。
主のためならば王族でも害する。
全てはクライン血族を護るため。
王家をも敵に回すことも厭わない性質から、貴族はその籍を抜き、そしてあまり無いことだが、王家ならばその継承権を返上する。
すべてを捨てたとしても、クライン血族の《所有物》になることはかなり有利だ。
故に、ブロディアになるためには、多くの試練がクライン血族から課されると聞く。
「ヴォルカーが……ブロディアに………。そうか…そっか……。」
「だが、私とアールベルだけでは全てを守るには足りない。…力を貸せ、マーティ。公爵家を捨て、私に命を預けろ。」
そういうことか。
惚れて堕落した訳じゃない。ヴォルカーは諦めていなかった。
国政を担うことではなく、エンダタールのクライン血族を守ることを選んだ。
いや、これから選ぶのか。
「かなり難しいと聞く。しっかりやれよ、ご主人様?」
「あぁ。」
それから、ティルエリー様が魔石に設計図通りの魔力を込めて、ぶっ倒れて。
ヴォルカーがすぐに神聖力を使って助けたから命に関わるような事態は避けられたようだが、しばらく起き上がれないそうだ。
私もヴォルカーとともに看病を続ける。
もう、ヴォルカーの行く道を止めはしない。寧ろ、共に歩んで行こう。
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