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可愛い=私でしょ?
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第1話 可愛い=私でしょ?
「さとねって、ほんと可愛いよね。」
「えー。そんなことないよーw」
そうだよ。可愛いんじゃなくて、超可愛いんだよ。
「ってか、このうさぎのキャラさとねににてない?可愛いし。」
「まじか。うけるわww」
そっ。私は可愛いの。誰よりも。小さい頃からずっとみんなから可愛いって言われ続け、もうすっかり私の可愛いキャラは定着した。可愛いと言ったら私。多分、可愛いって言葉は私のためにできたんだと思うんだよねー。私は自分が好きだ。だって可愛いし。モテるし。友達も多いし。人気者ってゆーのは、きっと生まれたときから決まるのね。私は、生まれたときから人気者になる資格と能力をもらったのよ。
だから、勉強も運動もできて、とにかく完璧。しかも、いつもみんなに囲まれて、面白いことだって言える。自分でも、自分の悪いところや欠点は思いつかない。
「ねぇ。佐藤もさとねのこと可愛いと思うでしょ?」
「ちょっ。やめてよ奈々ー。んなこと聞かないでって。」
んな当たり前のこと今更聞かないでいいって。
「え?でも、さとねってこの学校で一番可愛いじゃん。」
「だからー、そんなこと…」
とっくにみんな知っているわ。
「それに、佐藤がちでさとねのこと好きかもよ?」
「いやー。それはないよー。」
佐藤なんかと私が釣り合うわけないし。
「もし告られたらどうする?ww」
「奈々ー?ww」
振る以外ねーわ。
「まあまあ、それよりどうなのよ。佐藤。」
「え?さとね?別にふつーじゃね。俺の妹のが可愛いし。」
「いや、そんなことな…は?」
…誰だよ!お前の妹!知らねーわ!!!
ってか、私がふつー?あり得ないでしょ。
こいつ頭悪すぎなんじゃないの?
「ちょと、佐藤…そ、そんなことないでしょ。さとねかわいいじゃん。」
「ううん、だから私そんな可愛くないって。奈々。」
とでも言っとくか。とりあえず。なんかくそどーでもいーし。私をふつーだなんて言うバカでセンスのないやつは、どーせ私より人気ないし、たぶんこいつは生まれたときから人気者になれない運命が決まっていたのね。だから、可愛くて、何でもできて、人気者の私に嫉妬してるのよ。そうだ。かわいそーに。かわいーのにおぞうに。私は、こんなむなしい人間にだけはならないように気をつけなくっちゃ。
ー「やー。ほんとありがとな。いつもほんとに助かってるよ。」
「いえ、これくらい。いつでも任せてください。失礼しましたー。」
ふぅ。先生め、私をこんなにもこき使いやがって。はぁ。もうみんな帰っちゃったかな?あっ。よかった。みんな待っててくれてる。
「ごめ…」
「なんかさとねってさー。ちょっとウザいよね。なんか調子乗ってるってゆーかさー。」
「わかるわー。だから、今日佐藤がふつーって言ったとき、まじでスカッとしたわーw」
「それな。でもこわかったわー。佐藤がそう言った後のさとねの顔。」
…何それ。ひっど。人がいないときに愚痴言うとか、あり得ない。
ふんっ。でも、どうせ嫉妬だよ!惨めな人達
「さとね?」
佐藤…
「お前…大丈夫か?」
あれっ。私なんで泣いて…
「あんたの、せいじゃん」
私は、そう言って逃げてしまった。
最悪…。別に、佐藤が悪いってわけでもないのに。明日、謝ろうかな。いやっ、でも私があんなふうに愚痴られたのは、あいつのせいじゃん。…でも、私も強く言い過ぎたかもな…
ー「は?もう一回言って?」
「だから、さとね佐藤と付き合ってるって本当?」
「はぁ?あり得ないでしょ。あんな奴と!」
「でも、佐藤がそう言ってたよ。」
はぁ?何言ってんの。あいつ?
「なあ、佐藤、まじでさとねと付き合ってんのかよ。」
「ああ。まじたぜ。」
はぁ?本当にどうなってんの?
前言撤回!悪いのは全部佐藤!
佐藤のせいで、すべてがおかしくなってる!?
「さとねって、ほんと可愛いよね。」
「えー。そんなことないよーw」
そうだよ。可愛いんじゃなくて、超可愛いんだよ。
「ってか、このうさぎのキャラさとねににてない?可愛いし。」
「まじか。うけるわww」
そっ。私は可愛いの。誰よりも。小さい頃からずっとみんなから可愛いって言われ続け、もうすっかり私の可愛いキャラは定着した。可愛いと言ったら私。多分、可愛いって言葉は私のためにできたんだと思うんだよねー。私は自分が好きだ。だって可愛いし。モテるし。友達も多いし。人気者ってゆーのは、きっと生まれたときから決まるのね。私は、生まれたときから人気者になる資格と能力をもらったのよ。
だから、勉強も運動もできて、とにかく完璧。しかも、いつもみんなに囲まれて、面白いことだって言える。自分でも、自分の悪いところや欠点は思いつかない。
「ねぇ。佐藤もさとねのこと可愛いと思うでしょ?」
「ちょっ。やめてよ奈々ー。んなこと聞かないでって。」
んな当たり前のこと今更聞かないでいいって。
「え?でも、さとねってこの学校で一番可愛いじゃん。」
「だからー、そんなこと…」
とっくにみんな知っているわ。
「それに、佐藤がちでさとねのこと好きかもよ?」
「いやー。それはないよー。」
佐藤なんかと私が釣り合うわけないし。
「もし告られたらどうする?ww」
「奈々ー?ww」
振る以外ねーわ。
「まあまあ、それよりどうなのよ。佐藤。」
「え?さとね?別にふつーじゃね。俺の妹のが可愛いし。」
「いや、そんなことな…は?」
…誰だよ!お前の妹!知らねーわ!!!
ってか、私がふつー?あり得ないでしょ。
こいつ頭悪すぎなんじゃないの?
「ちょと、佐藤…そ、そんなことないでしょ。さとねかわいいじゃん。」
「ううん、だから私そんな可愛くないって。奈々。」
とでも言っとくか。とりあえず。なんかくそどーでもいーし。私をふつーだなんて言うバカでセンスのないやつは、どーせ私より人気ないし、たぶんこいつは生まれたときから人気者になれない運命が決まっていたのね。だから、可愛くて、何でもできて、人気者の私に嫉妬してるのよ。そうだ。かわいそーに。かわいーのにおぞうに。私は、こんなむなしい人間にだけはならないように気をつけなくっちゃ。
ー「やー。ほんとありがとな。いつもほんとに助かってるよ。」
「いえ、これくらい。いつでも任せてください。失礼しましたー。」
ふぅ。先生め、私をこんなにもこき使いやがって。はぁ。もうみんな帰っちゃったかな?あっ。よかった。みんな待っててくれてる。
「ごめ…」
「なんかさとねってさー。ちょっとウザいよね。なんか調子乗ってるってゆーかさー。」
「わかるわー。だから、今日佐藤がふつーって言ったとき、まじでスカッとしたわーw」
「それな。でもこわかったわー。佐藤がそう言った後のさとねの顔。」
…何それ。ひっど。人がいないときに愚痴言うとか、あり得ない。
ふんっ。でも、どうせ嫉妬だよ!惨めな人達
「さとね?」
佐藤…
「お前…大丈夫か?」
あれっ。私なんで泣いて…
「あんたの、せいじゃん」
私は、そう言って逃げてしまった。
最悪…。別に、佐藤が悪いってわけでもないのに。明日、謝ろうかな。いやっ、でも私があんなふうに愚痴られたのは、あいつのせいじゃん。…でも、私も強く言い過ぎたかもな…
ー「は?もう一回言って?」
「だから、さとね佐藤と付き合ってるって本当?」
「はぁ?あり得ないでしょ。あんな奴と!」
「でも、佐藤がそう言ってたよ。」
はぁ?何言ってんの。あいつ?
「なあ、佐藤、まじでさとねと付き合ってんのかよ。」
「ああ。まじたぜ。」
はぁ?本当にどうなってんの?
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