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カイラの特訓とハルキオンの別宅

カイラの特訓

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「あっ♡ ヴェルト、さん……♡」

 ホテルにて。カイラはヴェルトに組み敷かれ、ヴェルトを受け入れる為の特訓に励んでいた。

 正常位のようにカイラと目を合わせながら、肉壺の中にある蕾をトントンと刺激する。

「気持ちよさそうだね? カイラ君」

「はい……♡ おちんちん触られてないのにっ♡ こんなに、きもち、い……っ♡ 体、ふわふわするんです……♡」

 カイラはヴェルトの背に手を回し快感を享受し続ける。

「充分解したら、ここに僕のを挿れてあげるからね。きっと気持ち良いよ……カイラ君の気持ち良い所を全部一気に刺激できると思うからさ」

「はっ……はい、はい♡」

「カイラ君……2本目、挿れてみようか」

「へっ? ……あっ♡ 待ってください体と心の準備が」

 カイラの静止を聞かず、ヴェルトは彼の肉壺へ2本目の指を一気に挿入する。

「~~ッッ♡♡」

 カイラは背を逸らし声にならぬ声を上げた。

「結構すんなり挿入ったねぇ? ほら、浅い所を小刻みに突いてからさ」

 ヴェルトは指を入り口から3センチくらいまでの距離を往復させ、

「はっ♡はっ♡はっ♡はっ♡……」

「それで一気に奥までグーッと」

 限界まで指を奥へと一気に挿入する。

「~~~~ッッ♡♡♡」

 カイラは更に顔をとろけさせ身をビクビクと震わせた。

「ヴェルトさんっ♡ それ好き、ですっ♡♡」

「だろうね、明らかに反応が違うもん。もう少し続けてあげようか」

 浅い所を何度も突かれた後、1回だけ一気に奥まで突かれる。

 繰り返されていくうちに、カイラは体の異変に気付く。

「待ってヴェルトさん♡ 体もっと、ふわふわ♡ して……なんかっ♡ 変です……♡」

「あぁ……多分ね、それイきそうになってるんだと思うよ」

 未知の経験にカイラは怖気づく。

「いやぁっ♡ イくの怖いです♡ とめて、とめてぇっ♡♡」

 止める訳がない。

 そもそもヴェルトがカイラに組み敷かれた時も、どれほど止めてと懇願しても聞いてもらえなかったのだから。

「カイラ君……大丈夫だよ。僕が一緒だからね? 安心してイって良いんだよ……とっても気持ち良いよ」

 ヴェルトがカイラの肉壺を掻き回すと、水を叩くような音が鳴り始める。

「あっ♡ やっ♡……なんかくるっ♡♡」

「カイラ君、僕の目を見て。君がイく所しっかり見ててあげる」

「だめっ♡ ヴェルトさん見な、い、でっ、あ……っ♡♡」

 カイラは今にも泣き出しそうな表情のまま、未知の快感に遭遇する。

 射精とは違った、ゆるやかで温かな感覚。

 ビクンビクンと体を跳ねさせ、カイラは快楽の渦に飲み込まれたのだ。

「……イってる時の顔も可愛いなんてズルいよ」

 ヴェルトはゆっくりとカイラから指を抜いた。

「射精……して、ないんです」

「そうだね」

「そもそも勃起もしてません。先走りだけ出てきてて……なのに、こんなに、気持ち良いなんて……」

「射精とどっちが気持ち良い?」

「ん? んーと……まだ射精の方が」

「いつか逆転させてみせるよ。これからもたくさん女の子みたいにイけるように頑張ろうね」

「っ、はい……♡ そしたら、ヴェルトさんとできるんですよね」

「そうだね」

 えへへ。とカイラは子供のように無邪気に笑う。

「ヴェルトさん、男の人に挿入した事無いですもんね?」

 ヴェルトの脳裏に、頬に傷のある男の幻影がチラつく。

「うん、そうだね」

 とヴェルトは目を細めながら呟きカイラを抱き締めた。

「えへへ……僕がヴェルトさんの初めてになれるんですね。嬉しいなぁ」

 とカイラはヴェルトにキスをせがんだ。
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