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ガゼリオ
2日目
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禁欲を言い渡された翌日の夕方。
モンスター討伐を終えたカイラはホテルのベッドでゆったりと休んでいた。
ドアがノックされる音を聞き、カイラは来客を出迎える。
「ヴェルトさん」
冒険者としての軽装からラフな服装に着替えたヴェルトが微笑んだ。
「カイラ君、遊びに来たよ」
ドアを閉じたヴェルトが、きょとんとした表情のカイラの頭を撫でた。
「遊びにですか?」
「そうだよ。君を慰めにね」
ヴェルトにひょいとお姫様だっこされたカイラは、抵抗する事なくベッドまで運ばれ仰向けになるよう降ろされた。
「2回目なのに素直だねカイラ君? 男にベッドまで運ばれる事の意味ちゃんと分かってる?」
ベッドに腰掛けたヴェルトはカイラの顔を見下ろしながら訊ねる。
期待で胸を躍らせ既に貞操帯の中で肉茎を膨らませつつあるカイラは、こくりと頷いた。
「良いのかい? このままだと僕に弄ばれる事になるよ」
「ヴェルトさんなら、良いです」
カイラのリンゴのような頬を指先で撫でながら、ヴェルトは「なかなか可愛い事言うじゃない」と呟いた。
ヴェルトはカイラの上に覆い被さり、首筋にキスをした。
「ん……」
それだけでカイラは甘く唸る。
ヴェルトはカイラの耳元に口を寄せ、ややサディスティックな声色で囁く。
「何か期待しているのかな? 昨日の宣言通り、今日含めてあと4日我慢するんだよ。でも我慢させるだけじゃつまらないから、毎日遊びに来てあげる」
と言い終わった後、カイラの耳を軽く噛んだ。
「あ、や……♡」
それからヴェルトは様々な方法でカイラを責め立てた。
胸を弄んで。
舌を這わせて。
キスの雨を降らせて。
カイラの柔らかな肉体を甘やかす。
砂糖漬けにした果物よりも甘く。
次第にカイラの反応が大きくなってゆく。
「あのっ……ヴェルト、さん♡」
とろけた表情のカイラは訊ねる。
「うん?」
「こんなの、毎日やるんですか……?」
「そうだよ?」
なんでもない事のようにヴェルトは答えた。
「僕もう、我慢できません♡」
「ふーん?」
ヴェルトは徐にカイラの下半身に手を伸ばす。
「あっ……ダメですっヴェルトさん……そこ触られると……もっと切なくなっちゃいます♡」
カイラはヴェルト縋るように抱き付きながら、甘い声で懇願する。
「まだ2日目だよ。その程度で根を上げちゃうんだね?」
陰茎を包む金属のチューブを手で包み込む。
「あっ……だめ、ぇ♡」
既に貞操帯いっぱいに欲望を膨らませていたカイラは、射精に至るには程遠い快感に悶えてヴェルトにより強くしがみ付く。
「ダメだってば。後4日間、頭とちんちん冷やすんだね」
「……頭は冷やせてもちんちんは冷やせません」
「何か言ったかい?」
「なんでも無いです」
貞操帯に開けられた排尿用の穴から、張り詰めている肉棒に直接触れられたカイラは、「やっ♡」と甘く鳴いた。
「カイラ君。射精できないのに射精の準備しちゃってるじゃん」
溢れたカイラの愛液を指ですくったヴェルトは、それを口へ運んだ。
「……ちょっとしょっぱい」
「~~ッッ♡ お願いですヴェルトさん♡ 射精させてください♡」
キュンキュンと切なく疼く欲望を、ヴェルトの大きな手で包まれたなら。
どれほど気持ち良いのだろう……?
「ダメだよ。我慢だよカイラ君、我慢、我慢……ね?」
我慢我慢。と繰り返す声さえ、今のカイラには官能的に響くのだ。
「さて、今日の遊びはここで終わり。ご飯食べに行こっかカイラ君」
と平然とした様子でヴェルトはベッドから起き上がった。
「っ♡ 待ってくださいヴェルトさん……その、ぼ、勃起が、収まらなくて……このままじゃ恥ずかしくて出掛けられません」
「大丈夫だよカイラ君。貞操帯着けてるからバレないよ」
それに。とヴェルトは付け加える。
「カイラ君の勃っても小さいからバレる訳無いって!」
「……!!」
失笑するヴェルトに、カイラは自尊心を滅茶苦茶にされた。
「さ、行こ行こ」
「っ、ちょっと待ってください!」
カイラは悔しそうに顔を歪めながらヴェルトの後を追った。
モンスター討伐を終えたカイラはホテルのベッドでゆったりと休んでいた。
ドアがノックされる音を聞き、カイラは来客を出迎える。
「ヴェルトさん」
冒険者としての軽装からラフな服装に着替えたヴェルトが微笑んだ。
「カイラ君、遊びに来たよ」
ドアを閉じたヴェルトが、きょとんとした表情のカイラの頭を撫でた。
「遊びにですか?」
「そうだよ。君を慰めにね」
ヴェルトにひょいとお姫様だっこされたカイラは、抵抗する事なくベッドまで運ばれ仰向けになるよう降ろされた。
「2回目なのに素直だねカイラ君? 男にベッドまで運ばれる事の意味ちゃんと分かってる?」
ベッドに腰掛けたヴェルトはカイラの顔を見下ろしながら訊ねる。
期待で胸を躍らせ既に貞操帯の中で肉茎を膨らませつつあるカイラは、こくりと頷いた。
「良いのかい? このままだと僕に弄ばれる事になるよ」
「ヴェルトさんなら、良いです」
カイラのリンゴのような頬を指先で撫でながら、ヴェルトは「なかなか可愛い事言うじゃない」と呟いた。
ヴェルトはカイラの上に覆い被さり、首筋にキスをした。
「ん……」
それだけでカイラは甘く唸る。
ヴェルトはカイラの耳元に口を寄せ、ややサディスティックな声色で囁く。
「何か期待しているのかな? 昨日の宣言通り、今日含めてあと4日我慢するんだよ。でも我慢させるだけじゃつまらないから、毎日遊びに来てあげる」
と言い終わった後、カイラの耳を軽く噛んだ。
「あ、や……♡」
それからヴェルトは様々な方法でカイラを責め立てた。
胸を弄んで。
舌を這わせて。
キスの雨を降らせて。
カイラの柔らかな肉体を甘やかす。
砂糖漬けにした果物よりも甘く。
次第にカイラの反応が大きくなってゆく。
「あのっ……ヴェルト、さん♡」
とろけた表情のカイラは訊ねる。
「うん?」
「こんなの、毎日やるんですか……?」
「そうだよ?」
なんでもない事のようにヴェルトは答えた。
「僕もう、我慢できません♡」
「ふーん?」
ヴェルトは徐にカイラの下半身に手を伸ばす。
「あっ……ダメですっヴェルトさん……そこ触られると……もっと切なくなっちゃいます♡」
カイラはヴェルト縋るように抱き付きながら、甘い声で懇願する。
「まだ2日目だよ。その程度で根を上げちゃうんだね?」
陰茎を包む金属のチューブを手で包み込む。
「あっ……だめ、ぇ♡」
既に貞操帯いっぱいに欲望を膨らませていたカイラは、射精に至るには程遠い快感に悶えてヴェルトにより強くしがみ付く。
「ダメだってば。後4日間、頭とちんちん冷やすんだね」
「……頭は冷やせてもちんちんは冷やせません」
「何か言ったかい?」
「なんでも無いです」
貞操帯に開けられた排尿用の穴から、張り詰めている肉棒に直接触れられたカイラは、「やっ♡」と甘く鳴いた。
「カイラ君。射精できないのに射精の準備しちゃってるじゃん」
溢れたカイラの愛液を指ですくったヴェルトは、それを口へ運んだ。
「……ちょっとしょっぱい」
「~~ッッ♡ お願いですヴェルトさん♡ 射精させてください♡」
キュンキュンと切なく疼く欲望を、ヴェルトの大きな手で包まれたなら。
どれほど気持ち良いのだろう……?
「ダメだよ。我慢だよカイラ君、我慢、我慢……ね?」
我慢我慢。と繰り返す声さえ、今のカイラには官能的に響くのだ。
「さて、今日の遊びはここで終わり。ご飯食べに行こっかカイラ君」
と平然とした様子でヴェルトはベッドから起き上がった。
「っ♡ 待ってくださいヴェルトさん……その、ぼ、勃起が、収まらなくて……このままじゃ恥ずかしくて出掛けられません」
「大丈夫だよカイラ君。貞操帯着けてるからバレないよ」
それに。とヴェルトは付け加える。
「カイラ君の勃っても小さいからバレる訳無いって!」
「……!!」
失笑するヴェルトに、カイラは自尊心を滅茶苦茶にされた。
「さ、行こ行こ」
「っ、ちょっと待ってください!」
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