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第一章 影が薄い騎士団長
心付く騎士団長と護る元従者
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「キヴィちゃんの頬も、柔らかくて気持ち良いわねぇ」
応接室で浅紫色の髪を纏めた女性が、両手でキヴィの頬を撫でまわしている。キヴィが挨拶を終えると、彼女はすぐさま革張りの椅子から立ち上がり、正面に座る彼に許可を得ることなく撫でまわし始めた。かれこれ三分は続いている。
「あにょ、おふいさみゃ。やみぇてくらさい」
「可愛いわぁ。髪色はキューナちゃんと一緒ねぇ」
「アメトリ……」
部屋の奥に位置する二脚の内の一脚に座る髭を蓄えた男性が、顔を覆ってため息を吐いた。
「父上、もう母上は無視して進めていいぞ」
二人の斜め右の一脚に座るタルクが、棒読みで言った。
「あらタルク。私を除け者にするの?」
「じゃあやめろよ! セリニの顔を見ろ」
弟の隣で姉はどうしたものかと両手を体の前で握っている。
「しょうがないわねぇ。ところでヘリオスのお顔に何があったの? 赤いけれど」
セリニの後ろに立ち、彼女の肩に手を置いている彼が気まずそうに目を逸らす。
ラソワの姉弟が俯いた。
「その、お顔に触れたら硬かったので、楽しくて引っ張っていたら……その。治してさしあげる時間もなく。申し訳ありません」
「ラソワの者にあそこまで頬が硬い方はいないので。柔らかくなるのか試していたら顔が……。申し訳ございません」
セリニ、キヴィが謝罪する。
「あらあら。すっかり仲良しねぇヘリオス」
姫の耳元で輝く赤を見て、アメトリは頬に手を当てて意味深に微笑んだ。
――王妃様もお人が悪い。
彼女の視線が意味するところに勘付いたヘリオスが顔をしかめる。
ピーコが来ると知っていたセリニは、ヘルベラと別れたあと、馬車で耳飾りと髪飾りを小さな鞄にしまっていた。
着替えてから、彼女が再び身に着けていることに気づいたヘリオスは、自身の贈ったものを大事にしてくれていると満たされた気持ちになった。それ故、ついつい彼女の耳元や後頭部ばかりを見ている自覚がある。
「……はい。セリニ様もキヴィ様もお気になさらず。時間が経てば赤みも引きますので」
姉弟の怒っていませんかと言わんばかりの視線を感じながら、ヘリオスはぼそりと返事をした。
「もっとやってもよかったんだぞ? 僕が殴られている分も」
「あらタルク。貴方の場合は自業自得じゃない」
「母上。だからって毎度毎度あんな勢いで殴られたら――」
「ごほん」
痺れを切らした国王の咳払いに二人が口を閉じる。
「オリヴィニス、キヴィ王子への説明を頼めるか」
「はっ、承知いたしました」
ヘリオスの隣に立っていたオリヴィニスが一礼し、淡々とした調子で語り始めた。
初日の晩。セリニの部屋の寝ずの番を担当していた魔物扮するキーゼルが眠らされる。そして、眠らせた犯人はまだ見つかっていない。
二日目。セリニの治療によりヘリオスが助けて数ヶ月眠ったままだったトリポテが目覚めた。彼女には第二が来るまでの空白の時間があったが、特に何かをしていた形跡はない。他の事件被害者との証言に齟齬もなく、各地の魔王の目撃証言と一致していた。
その日の夜。偽キーゼルと共にもう一名身元不明の魔物がセリニの部屋に侵入した。その際もトリポテの部屋にはエルツが見張りとしてついていて、エルツに自らアルマースの従者で国に裏切られたと語っている。
その後、一人で姫を助けに向かった彼女も、セリニ曰く一緒に魔物を殴るのに協力してくれたらしい。
三日目。トリポテが十年前にアルマース帝国で起こった魔物の乗っ取りについて語った。皇子アビドとの逃亡の末、力尽きたところをセリニに救われ、皇子だけが国に戻っている。空白の十年については生きるのに必死だったの一点張りで詳細は語っていない。
ルルディよりやって来たヘルベラが、城内の人間に扮する魔物の捜索を開始。翌日と合わせ、計十三体の魔物が見つかった。ヘルベラが六年前にシュタールを訪れた後に、城に勤めることになった第二騎士団員や使用人たちばかりだった。
四日目。オリヴィニスはヘリオスに関して重要なことを聞く。ただ、彼はこの場では一切を語らなかった。
「ご苦労だったオリヴィニス」
「はっ。キヴィ王子、気になることがございましたら何でもお聞きください」
「では、姉様がやって来た日。王都の担当となった方々は何名いらっしゃるのでしょうか?」
キヴィが後ろを向いてオリヴィニスを見上げた。
「十名です。内一名が眠らされた者、セリニ様の部屋に侵入した魔物となります。残り一名の侵入者は身元不明のため調査中です」
「残り九名の方に眠らせるすべを持った方や魔物はいなかったのですか?」
「残念ながら。我々も念入りに調査したのですが……。他の者たちにも該当する魔法を使用する人間はいませんでした」
「では、八名の方々は王都から外され、他の地域担当を今も?」
「はい。昨晩ヘルベラ様に見てもらいましたし、不審な点はなかったため通常通り職務に当たっています」
「……姉様。魔物だとわかっていたのかもしれません。だとすると――」
キヴィがセリニを見る。セリニが彼の意図に気が付いて鞄から種を取り出した。そして、変わった形の植物を魔法で用意し、皆に見えるようテーブルの上に置いた。
「こちらの植物は我が国では眠り草と呼んでいるものなのですが、人間には効果がありません。ただ、魔物には効果があって、粉末にしたものを吸い込むだけで弱い魔物の大半は眠ってしまいます。我が国では魔物と戦う際にもよく使うものです」
「つまり、キーゼルが魔物だってわかってて、その植物の知識もある人なら眠らせられるってことね」
王妃の言葉にキヴィとセリニが頷く。
「そんな植物、初めて聞いたわよね。あなた」
「植物に詳しい人間の多いルルディ王国でも、そのような植物が対魔物に利用されたと聞いたことはない。ラソワ周辺にしか自生していないのではないか?」
「それは姉様も僕もわかりません。なにせ、滅多に他国を訪問することがありませんから」
「ただ、トリポテさんとアビドさんは知っているはずです。私が魔物に使っているのを見ていたので」
二人を匿っていた洞窟に近寄る魔物たちを粉を使っては眠らせ、退治していたことを思い返す。セリニにはトリポテにそれは何かと尋ねられた覚えもあった。
「でも、セリニが起こすまで寝たきりだったんだよな。あの女。いくらなんでも無理だ」
部屋が静けさに包まれた。
知識となると嘘を見破る魔法でもなければいくらでも嘘を吐ける。魔物だと見破ることも、ヘルベラのような目を持っている人間でないと難しい。仲間割れという線もあるが、捕えた魔物たちは皆一様に「魔王様のため」と口にしていた。
「……トリポテが死体を操る術を持つなら可能かと」
自身のことは伏せたうえで、珍しくヘリオスが意見を述べる。死霊魔法を使う彼ならではの見解だった。
「死んでた使用人や騎士を操って眠らせたと? でも、さっきも言ったように――」
タルクの言葉を遮ってヘリオスが言う。
「ある魔法に、自身の魂を死体に移す禁術があります。術者の肉体はその間、魂のない状態となりますので、呼吸や体温はそのままでありながらも、意識は戻ることはありません。彼女が傷を癒しても目覚めなかったのは、今考えると禁術によるものかもしれません」
「ヘリオス、それはつまり――」
セリニとキヴィがいることを思い出し、アダマスの言葉が途切れた。アメトリ、タルク、オリヴィニスも信じられないと言わんばかりに彼を見つめている。
きょろきょろと姉弟が周りを見た。
「皆さん? どうなさったのですか」
「あはは……ごめんなさいねセリニちゃん。魂を別の肉体に移すなんてびっくりしちゃったから」
「確かに信じられない話ですね」
「ですが、ヘリオス殿の仰ることが本当なら、九名の騎士の安否を確かめた方がよいかと。トリポテが目覚めているということは、ご遺体をどこかに隠しているということでしょう?」
「あっ。一人、体調を崩したと休んでいる者が――」
オリヴィニスが言いながら、焦って応接室を飛び出した。
見送ったタルクが大きく息を吐く。
「こりゃ決まりだな。でも、どうしてセリニの魔法で目覚めたんだ? それに、魔物を眠らせたってことはセリニを護ろうとしたってことだろ?」
「自身の体に起きていることは、術者も感じることが出来るそうなので、治療されていると気づいて魂を戻したが妥当かと。後者は、わかりかねます。……もっと早くに気が付けばよかったのですが――」
ヘリオスは言って目を伏せる。
「ヘリオスのせいではない。これらの情報がそろって導き出されたものだ」
「ダーリンの言う通りよヘリオス。わかったらこっちのもの……と言いたいところだけど――タルクが言うように目的が掴めないわね。助けられちゃったわけだし」
「ほんと何がしたいんだあの女。こうなると、国が魔物に乗っ取られて、皇子に捨てられたってのは本当なのか? アビドからセリニを護るために動いているなら、魔物を遣したのがアビドってことになって辻褄が合うんだが」
夫妻と王子の言葉にセリニが俯く。
――アビドさんは、そんなことをする人では……。
「姉様?」
「あ、すみません。ぼーっとしていました」
言って笑う彼女を、ヘリオスは思い詰めた表情で静かに見下ろしていた。
応接室で浅紫色の髪を纏めた女性が、両手でキヴィの頬を撫でまわしている。キヴィが挨拶を終えると、彼女はすぐさま革張りの椅子から立ち上がり、正面に座る彼に許可を得ることなく撫でまわし始めた。かれこれ三分は続いている。
「あにょ、おふいさみゃ。やみぇてくらさい」
「可愛いわぁ。髪色はキューナちゃんと一緒ねぇ」
「アメトリ……」
部屋の奥に位置する二脚の内の一脚に座る髭を蓄えた男性が、顔を覆ってため息を吐いた。
「父上、もう母上は無視して進めていいぞ」
二人の斜め右の一脚に座るタルクが、棒読みで言った。
「あらタルク。私を除け者にするの?」
「じゃあやめろよ! セリニの顔を見ろ」
弟の隣で姉はどうしたものかと両手を体の前で握っている。
「しょうがないわねぇ。ところでヘリオスのお顔に何があったの? 赤いけれど」
セリニの後ろに立ち、彼女の肩に手を置いている彼が気まずそうに目を逸らす。
ラソワの姉弟が俯いた。
「その、お顔に触れたら硬かったので、楽しくて引っ張っていたら……その。治してさしあげる時間もなく。申し訳ありません」
「ラソワの者にあそこまで頬が硬い方はいないので。柔らかくなるのか試していたら顔が……。申し訳ございません」
セリニ、キヴィが謝罪する。
「あらあら。すっかり仲良しねぇヘリオス」
姫の耳元で輝く赤を見て、アメトリは頬に手を当てて意味深に微笑んだ。
――王妃様もお人が悪い。
彼女の視線が意味するところに勘付いたヘリオスが顔をしかめる。
ピーコが来ると知っていたセリニは、ヘルベラと別れたあと、馬車で耳飾りと髪飾りを小さな鞄にしまっていた。
着替えてから、彼女が再び身に着けていることに気づいたヘリオスは、自身の贈ったものを大事にしてくれていると満たされた気持ちになった。それ故、ついつい彼女の耳元や後頭部ばかりを見ている自覚がある。
「……はい。セリニ様もキヴィ様もお気になさらず。時間が経てば赤みも引きますので」
姉弟の怒っていませんかと言わんばかりの視線を感じながら、ヘリオスはぼそりと返事をした。
「もっとやってもよかったんだぞ? 僕が殴られている分も」
「あらタルク。貴方の場合は自業自得じゃない」
「母上。だからって毎度毎度あんな勢いで殴られたら――」
「ごほん」
痺れを切らした国王の咳払いに二人が口を閉じる。
「オリヴィニス、キヴィ王子への説明を頼めるか」
「はっ、承知いたしました」
ヘリオスの隣に立っていたオリヴィニスが一礼し、淡々とした調子で語り始めた。
初日の晩。セリニの部屋の寝ずの番を担当していた魔物扮するキーゼルが眠らされる。そして、眠らせた犯人はまだ見つかっていない。
二日目。セリニの治療によりヘリオスが助けて数ヶ月眠ったままだったトリポテが目覚めた。彼女には第二が来るまでの空白の時間があったが、特に何かをしていた形跡はない。他の事件被害者との証言に齟齬もなく、各地の魔王の目撃証言と一致していた。
その日の夜。偽キーゼルと共にもう一名身元不明の魔物がセリニの部屋に侵入した。その際もトリポテの部屋にはエルツが見張りとしてついていて、エルツに自らアルマースの従者で国に裏切られたと語っている。
その後、一人で姫を助けに向かった彼女も、セリニ曰く一緒に魔物を殴るのに協力してくれたらしい。
三日目。トリポテが十年前にアルマース帝国で起こった魔物の乗っ取りについて語った。皇子アビドとの逃亡の末、力尽きたところをセリニに救われ、皇子だけが国に戻っている。空白の十年については生きるのに必死だったの一点張りで詳細は語っていない。
ルルディよりやって来たヘルベラが、城内の人間に扮する魔物の捜索を開始。翌日と合わせ、計十三体の魔物が見つかった。ヘルベラが六年前にシュタールを訪れた後に、城に勤めることになった第二騎士団員や使用人たちばかりだった。
四日目。オリヴィニスはヘリオスに関して重要なことを聞く。ただ、彼はこの場では一切を語らなかった。
「ご苦労だったオリヴィニス」
「はっ。キヴィ王子、気になることがございましたら何でもお聞きください」
「では、姉様がやって来た日。王都の担当となった方々は何名いらっしゃるのでしょうか?」
キヴィが後ろを向いてオリヴィニスを見上げた。
「十名です。内一名が眠らされた者、セリニ様の部屋に侵入した魔物となります。残り一名の侵入者は身元不明のため調査中です」
「残り九名の方に眠らせるすべを持った方や魔物はいなかったのですか?」
「残念ながら。我々も念入りに調査したのですが……。他の者たちにも該当する魔法を使用する人間はいませんでした」
「では、八名の方々は王都から外され、他の地域担当を今も?」
「はい。昨晩ヘルベラ様に見てもらいましたし、不審な点はなかったため通常通り職務に当たっています」
「……姉様。魔物だとわかっていたのかもしれません。だとすると――」
キヴィがセリニを見る。セリニが彼の意図に気が付いて鞄から種を取り出した。そして、変わった形の植物を魔法で用意し、皆に見えるようテーブルの上に置いた。
「こちらの植物は我が国では眠り草と呼んでいるものなのですが、人間には効果がありません。ただ、魔物には効果があって、粉末にしたものを吸い込むだけで弱い魔物の大半は眠ってしまいます。我が国では魔物と戦う際にもよく使うものです」
「つまり、キーゼルが魔物だってわかってて、その植物の知識もある人なら眠らせられるってことね」
王妃の言葉にキヴィとセリニが頷く。
「そんな植物、初めて聞いたわよね。あなた」
「植物に詳しい人間の多いルルディ王国でも、そのような植物が対魔物に利用されたと聞いたことはない。ラソワ周辺にしか自生していないのではないか?」
「それは姉様も僕もわかりません。なにせ、滅多に他国を訪問することがありませんから」
「ただ、トリポテさんとアビドさんは知っているはずです。私が魔物に使っているのを見ていたので」
二人を匿っていた洞窟に近寄る魔物たちを粉を使っては眠らせ、退治していたことを思い返す。セリニにはトリポテにそれは何かと尋ねられた覚えもあった。
「でも、セリニが起こすまで寝たきりだったんだよな。あの女。いくらなんでも無理だ」
部屋が静けさに包まれた。
知識となると嘘を見破る魔法でもなければいくらでも嘘を吐ける。魔物だと見破ることも、ヘルベラのような目を持っている人間でないと難しい。仲間割れという線もあるが、捕えた魔物たちは皆一様に「魔王様のため」と口にしていた。
「……トリポテが死体を操る術を持つなら可能かと」
自身のことは伏せたうえで、珍しくヘリオスが意見を述べる。死霊魔法を使う彼ならではの見解だった。
「死んでた使用人や騎士を操って眠らせたと? でも、さっきも言ったように――」
タルクの言葉を遮ってヘリオスが言う。
「ある魔法に、自身の魂を死体に移す禁術があります。術者の肉体はその間、魂のない状態となりますので、呼吸や体温はそのままでありながらも、意識は戻ることはありません。彼女が傷を癒しても目覚めなかったのは、今考えると禁術によるものかもしれません」
「ヘリオス、それはつまり――」
セリニとキヴィがいることを思い出し、アダマスの言葉が途切れた。アメトリ、タルク、オリヴィニスも信じられないと言わんばかりに彼を見つめている。
きょろきょろと姉弟が周りを見た。
「皆さん? どうなさったのですか」
「あはは……ごめんなさいねセリニちゃん。魂を別の肉体に移すなんてびっくりしちゃったから」
「確かに信じられない話ですね」
「ですが、ヘリオス殿の仰ることが本当なら、九名の騎士の安否を確かめた方がよいかと。トリポテが目覚めているということは、ご遺体をどこかに隠しているということでしょう?」
「あっ。一人、体調を崩したと休んでいる者が――」
オリヴィニスが言いながら、焦って応接室を飛び出した。
見送ったタルクが大きく息を吐く。
「こりゃ決まりだな。でも、どうしてセリニの魔法で目覚めたんだ? それに、魔物を眠らせたってことはセリニを護ろうとしたってことだろ?」
「自身の体に起きていることは、術者も感じることが出来るそうなので、治療されていると気づいて魂を戻したが妥当かと。後者は、わかりかねます。……もっと早くに気が付けばよかったのですが――」
ヘリオスは言って目を伏せる。
「ヘリオスのせいではない。これらの情報がそろって導き出されたものだ」
「ダーリンの言う通りよヘリオス。わかったらこっちのもの……と言いたいところだけど――タルクが言うように目的が掴めないわね。助けられちゃったわけだし」
「ほんと何がしたいんだあの女。こうなると、国が魔物に乗っ取られて、皇子に捨てられたってのは本当なのか? アビドからセリニを護るために動いているなら、魔物を遣したのがアビドってことになって辻褄が合うんだが」
夫妻と王子の言葉にセリニが俯く。
――アビドさんは、そんなことをする人では……。
「姉様?」
「あ、すみません。ぼーっとしていました」
言って笑う彼女を、ヘリオスは思い詰めた表情で静かに見下ろしていた。
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