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DAY 14.

三大欲求 ⭐︎⭐︎

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(あ゛ーーーー・・)

 ・・・良いか悪いかでいうと・・
 無茶苦茶気持ち良かった

 気持ち良かった・・俺は!

 ・・・問題は
 あかりが無反応に近い状態だったコト

 今回を初体験にカウントするのか・・
 前回をカウントするのかは分からないけど、
 どっちにしても・・
 多分、女の子が憧れる初体験には
 なんなかったんじゃないかと思う。

(俺、やっぱ・・『超下手』・・
 なんかなぁ・・)

「ゴメン・・あかり」

 不甲斐なくて、ぼんやりした顔の
 あかりの額にキスをする。

「ンンンン・・あ・・やぁああ!」

 あかりが無意識なのか身体をよじって、
 声を上げる。

(・・・嘘だろ・・?)

 そういえば繋がったままだった彼女のナカが
 まるで水を飲み込むみたいに嚥下えんげし始めた。

 もう力無く、縮んだムスコをナカの
 ヒダがゆっくりとしごき始める。

「あ・・あ゛・・ひぁ・・・」

 彼女がうめくほどにナカは
 奥に引っ張る様に、
 全部の方位から掴む様に力がかかって・・

 ヒダはカリと裏筋に引っかかって、
 ねっとりと絡んでいるのに、
 固いヒダがコリコリとそこを刺激する。

 脳が必要とする血液まで、
 強制的に全部下半身に向かっていく感覚だ。

「ッハァッハァッハァッハァ・・・み・・ちやくん
 ・・みちや・・くん・・」

 あかりが俺の名前を
 呼ぶ度にナカがきゅうっと引き攣って
 更に細かく震える様な刺激まで加わって・・

 俺ももう、考えるのが無理で・・くて・・
 彼女が辛いかもとかそんなコトすら
 考えるのも無理で・・

 彼女の中でみるみる大きく・・
 硬さを取り戻していく肉棒で
 彼女のナカを本能に任せてえぐる。

 ぐじゅ・・じゅぷ・じゅぷ・じゅぷじゅぷ!!!

「あかり・・あかり・・あかり・・・」

「ん゛ーーーーーー!!」


 ・・・ぐじゅ・・・

 っくん・・っくん・・・・

「ッハァーーーーー・・ッハァ・・ッハァ・・」

 っくん・・・・

(あ゛ーーー・・・)

 頭の中に響くのは鼓動か・・
 ムスコの脈動か・・・

 も一回、同じことになったら・・
 幸せに死ねそう・・

「・・ん・・ンン」

 こぽっ・・・

 ノロノロと温かい彼女の中から引き抜くと、
 とろりとした液体が彼女のナカから溢れ出る。

 彼女は、疲れたのか気絶したみたいに
 目を閉じて・・

 ・・心配になって呼吸を確認すると、
 すやすやと寝息をたてている。

「・・・・」

 彼女の額から汗で張り付いた髪をく。

 白いふっくらした肌・・
 自然にカールしたまつ毛。
 ちょっと色っぽい泣きぼくろ。

 控えめな小さい鼻・・・
 まばらに散るそばかす。
 ふっくらした赤い唇。

(・・あ゛ーー・・もう・・・・・)

 ・・可愛くて、可愛くて・・

 すよすよ眠る彼女を抱き込んで・・目を閉じた。

 ・・あかりが明日、『くなかった』って
 言ったら、どうすっかなぁ・・・

 今までは、『超下手』と言われても、
 『本気出してなかっただけ』
 とか、言えてたのに・・

 今回は『本気出す予定だった』・・
 (もってかれたけど・・)

 あかりに『超下手』とか言われたら、
 立ち直れない気がする。

 満足度と、恐怖心と、冷めやらぬ興奮と・・
 色んなもんがかき混ざって・・・

 ・・・眠い・・

 ブラックアウトするみたいに・・堕ちた。


 ーーー 数時間後・・

 ぐきゅるるるる~~~・・・

 すっかり良い気分で眠ってしまっていたのに、
 腹の虫の音に目を覚ました。

 目をやれば、枕元の時計は22時を回っていて、
 腕の中にはあかりがすやすや眠っている。


「ふぁーーーーあああ・・・」

(ランニング60分もして・・・
 えっちしたら、腹も空くかぁ・・)

 もう、空腹すら幸せで、
 このまま朝まで眠れないか・・と
 目を閉じる。

 ぐきゅるるる~~ぐ~~!!

「・・・・ぅーー・・・」

 あかりがモゾモゾと動き始める。

「・・・みちや・・くん?」

 俺の腹の虫の音に起こされたらしい彼女に、
 心底、申し訳なくて・・

「マジでゴメン・・」

 ため息を吐いた。

「俺・・ちょっと台所行ってくる・・
 あかりは腹減ってない?」

 あかりは、ぼんやりしながら左目をこする。

「・・昨日の・・スープの残りと・・
 パンがあるので・・用意・・」

「しなくていい!
 ・・・あかりの分も取ってくるから、
 ここで食べよう。」

 あかりはぼーっとしながら、
 まだ夢うつつ・・といった感じだ。

 俺は、ベッドから出る前に・・
 あかりにキスをする。

「あかり・・めっちゃ美味かったです。
 ・・・ごちそうさまです・・
 ・・あかりが良ければ、
 明日もお願いします。」

 ・・・あかりはとろんとした目で俺を見る。

「・・・?・・おそまつさま・・でした?」

 寝惚けたままの彼女が無茶苦茶かわいい。

 何にしても、ジャッジされる側みたいな
 気分の俺は、大慌てで夜食を用意すべく
 台所に向かった。
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