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DAY 2.
通りすがりの者です ⭐︎⭐︎
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「え?!何?どしたの?トニ??」
普段、割と平常心の魚・・トニの
慌てた声に俺はあかりの肩に掛かった水槽を
覗き込んだ。
『ごめんなさい。道哉さん、あかりさん。
私、標識を見逃した様です。
とにかく早く逃げないと・・』
「・・ハァ・・も・・いつまで・・
こすっ・・てる・・ンン、、のよぉ!!」
「?!?!」
若い・・かなり若い・・というより、
幼い女の子の明らかにアノ時の声が聞こえる。
更には別の女の喘ぎ声、若い男の声・・
水音・・とにかく、複数の男女の声だ。
1番声が大きいのか、距離が近いのか
最初に聞こえた幼い女の子の声がよく聞こえる。
耳を塞いだあかりには聞こえていなさそうなのを
確認して、俺は彼女の耳を押さえる手を
更に自分の手で押さえた。
トニの言う様に通り、ここから逃げたいと
思うけど、遭遇したら俺達も気まずいし、
何よりあかりは、
鼻血吹いて気絶とかしかねない。
「もうちょっと・・
君、おまんこ締まりがイイ」
「・・ンン・・早くして・・次が・・アンん!!」
男の声の方は結構、年齢高そうな声だ。
「トニ、来た道を戻れば?」
俺がヒソヒソと言うが、
トニは水槽の中で何か複雑な動きをしている。
『それが・・
私達は人の多いところからこちらに
来ましたので、
道を戻ると【性交場】に入る人達と
出くわしてしまうかもしれないんです。
人と遭遇する率の低いルートを
探しますから、少し待ってください!』
(【性交場】って何?!)
・・と思ったけど、詳しく聞くのは後でいい。
トニは慌ただしく動いているから、
何かしているんだろう。
「も、イイから!!
早く・・奥・・濃いのいっぱい出して!!!」
「君も気持ちよくなってからにしようよ。
僕のちんぽ、他のよりゴリゴリするでしょ?
女の子を気持ちよくするボール入れてるの・・
ほら、ココ!キミはココ、ゴリゴリすると・・」
「イイから・・あああん!!
早く出して!!今日、10人・・こうび・・
す・・んだからぁ!!」
(何言ってんだよ?!)
恐ろしい台詞なのにめっちゃ声が幼い。
「まずは僕に集中して・・
よく締めて搾り出して・・
イッた方が・・妊娠・・しやすいから!」
(男も何言ってんだよぉぉ!!)
「わかっ・・から、あああんん!!
早くしてよぉ!!」
「あ・・イイね。
締まった・・奥、突いてあげるから、
もっと締めて・・子宮のお口開けて・・
精子搾り出して・・」
パンッ・・パンッパンっ・・・!!
「んんんーーーはや・・くぅぅーー!!」
「・・・ハァーーーー・!!んんん!!
出す・・よ・・」
「あああんんんんーーー!!!」
(終わった?)
まだ、別のカップルがシているらしく
打ち付けるような音が聞こえるけど、
とにかく1番よく通る声の女の子の声が
聞こえなくなった。
ホッとした俺の耳にあの若い女の子の声が
また入ってくる。
「・・ん・・次の・・ひと・・
はやくシてぇ・・。」
「すぐだけどイイの?」
今度は若い男の声だ。
男の声も聞こえるという事は、
声がデカいというより、距離が近いのかも
(ちょっマジで勘弁して!!)
生理的にも、状況的にも・・
他所でやってほしい。
「今ならローションいらないから、
早くぅぅぅーー!!」
「分かった。
1番奥に限界まで出してあげるから!!
俺ので孕んで!!」
パンッパンッパンッパンッ!!!
「私に1番いっぱい出してぇぇええ!!」
「おゔあああああーーーーーーーー!!」
(AVかよ!!!男も吠えてんじゃねぇぇーー!)
・・・エロいというより、寧ろ怖い。
鬼気迫る空間だ。
『道哉さん、あかりさん、私のヒレが指す方角です。行きましょう!』
トニの声は念話だから、
耳を塞いでても聞こえるらしい。
手が使えないあかりの代わりに
俺がトニを目線の高さまで持ち上げて、
ヒレの指す方角を2人で歩く。
正直かなり緊張したが
誰にも遭遇する事なく、声が遠ざかり、
石畳の歩道に出た。
・・・
『もう大丈夫です』
トニがそう言うのを聞いて
ホッとする。
あかりも耳を塞いでいた手を下ろした。
「道哉君・・あそこに人が・・・
日本人じゃないでしょうか?」
あかりが俺達の前方20m程先に現れた人影を
見つめていた。
普段、割と平常心の魚・・トニの
慌てた声に俺はあかりの肩に掛かった水槽を
覗き込んだ。
『ごめんなさい。道哉さん、あかりさん。
私、標識を見逃した様です。
とにかく早く逃げないと・・』
「・・ハァ・・も・・いつまで・・
こすっ・・てる・・ンン、、のよぉ!!」
「?!?!」
若い・・かなり若い・・というより、
幼い女の子の明らかにアノ時の声が聞こえる。
更には別の女の喘ぎ声、若い男の声・・
水音・・とにかく、複数の男女の声だ。
1番声が大きいのか、距離が近いのか
最初に聞こえた幼い女の子の声がよく聞こえる。
耳を塞いだあかりには聞こえていなさそうなのを
確認して、俺は彼女の耳を押さえる手を
更に自分の手で押さえた。
トニの言う様に通り、ここから逃げたいと
思うけど、遭遇したら俺達も気まずいし、
何よりあかりは、
鼻血吹いて気絶とかしかねない。
「もうちょっと・・
君、おまんこ締まりがイイ」
「・・ンン・・早くして・・次が・・アンん!!」
男の声の方は結構、年齢高そうな声だ。
「トニ、来た道を戻れば?」
俺がヒソヒソと言うが、
トニは水槽の中で何か複雑な動きをしている。
『それが・・
私達は人の多いところからこちらに
来ましたので、
道を戻ると【性交場】に入る人達と
出くわしてしまうかもしれないんです。
人と遭遇する率の低いルートを
探しますから、少し待ってください!』
(【性交場】って何?!)
・・と思ったけど、詳しく聞くのは後でいい。
トニは慌ただしく動いているから、
何かしているんだろう。
「も、イイから!!
早く・・奥・・濃いのいっぱい出して!!!」
「君も気持ちよくなってからにしようよ。
僕のちんぽ、他のよりゴリゴリするでしょ?
女の子を気持ちよくするボール入れてるの・・
ほら、ココ!キミはココ、ゴリゴリすると・・」
「イイから・・あああん!!
早く出して!!今日、10人・・こうび・・
す・・んだからぁ!!」
(何言ってんだよ?!)
恐ろしい台詞なのにめっちゃ声が幼い。
「まずは僕に集中して・・
よく締めて搾り出して・・
イッた方が・・妊娠・・しやすいから!」
(男も何言ってんだよぉぉ!!)
「わかっ・・から、あああんん!!
早くしてよぉ!!」
「あ・・イイね。
締まった・・奥、突いてあげるから、
もっと締めて・・子宮のお口開けて・・
精子搾り出して・・」
パンッ・・パンッパンっ・・・!!
「んんんーーーはや・・くぅぅーー!!」
「・・・ハァーーーー・!!んんん!!
出す・・よ・・」
「あああんんんんーーー!!!」
(終わった?)
まだ、別のカップルがシているらしく
打ち付けるような音が聞こえるけど、
とにかく1番よく通る声の女の子の声が
聞こえなくなった。
ホッとした俺の耳にあの若い女の子の声が
また入ってくる。
「・・ん・・次の・・ひと・・
はやくシてぇ・・。」
「すぐだけどイイの?」
今度は若い男の声だ。
男の声も聞こえるという事は、
声がデカいというより、距離が近いのかも
(ちょっマジで勘弁して!!)
生理的にも、状況的にも・・
他所でやってほしい。
「今ならローションいらないから、
早くぅぅぅーー!!」
「分かった。
1番奥に限界まで出してあげるから!!
俺ので孕んで!!」
パンッパンッパンッパンッ!!!
「私に1番いっぱい出してぇぇええ!!」
「おゔあああああーーーーーーーー!!」
(AVかよ!!!男も吠えてんじゃねぇぇーー!)
・・・エロいというより、寧ろ怖い。
鬼気迫る空間だ。
『道哉さん、あかりさん、私のヒレが指す方角です。行きましょう!』
トニの声は念話だから、
耳を塞いでても聞こえるらしい。
手が使えないあかりの代わりに
俺がトニを目線の高さまで持ち上げて、
ヒレの指す方角を2人で歩く。
正直かなり緊張したが
誰にも遭遇する事なく、声が遠ざかり、
石畳の歩道に出た。
・・・
『もう大丈夫です』
トニがそう言うのを聞いて
ホッとする。
あかりも耳を塞いでいた手を下ろした。
「道哉君・・あそこに人が・・・
日本人じゃないでしょうか?」
あかりが俺達の前方20m程先に現れた人影を
見つめていた。
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