ステンドグラスが照らす心

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ステンドグラスが照らす心

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 私という存在をどこまで理解し、肯定することができるのだろうか。今此処に肉体として存在し、生命活動を維持するために心臓が脈打ち、肺が酸素を絶え間なく取り込み続けている。肉体は毎日食べては排泄を繰り返し、ゆっくりと細胞分裂を繰り返して死へと向かっていく。
 その反面に私の精神は未熟のままである。私は26年間この世界で生きてきて、様々な経験を積んできたはずだった。しかし経験と精神の成長は比例していないようだ。今こうして逡巡しながらソファーに沈んでいる。

 私の顔を照らす電子的な光は今日もどこかの国で戦争があり、殺人や事件を通じて怒りや憎しみ、悲しみを訴えては消えていく。大量の情報が目の前に現れて、混沌とした情報の渦となって心に絡みついてくる。まるで内臓を内側から絞られていくような不快感を呼び起こす。もしかしたらアルコールのせいかもしれないが。

 
 テレビの電源を消し、二日酔いでズキズキとする頭と鉛のように重い体を無理やり起こし、腹の上に散らばったポテチの食べカスをはらった。私はレイ26歳。大学卒業後バイトを転々としながらフリーター生活をしている。20代半ばになりながら仕事のスキルも私生活も誇れるものはなにもない。世間でいう失敗した人間だ。

 喉が渇いた、なにか飲みたいとふらついた足取りで冷蔵庫を開けると、ビールと食べかけの鯖缶だけだった。コンビニに行くしかなさそうだ。とりあえず寝間着からいつ洗ったかもわからないズボンと玄関にあったジャンパーを羽織った。全身が真っ黒だが気にしない。洗濯をため込んで着られるものがこれしかない。
 
 外の冷たい風が顔に当たり、髪は宙を舞う。アルコールに浸った脳を現実世界へと起こし、鬱屈とした思考を止めさせる。コンビニに行くといつもの店員が眠たそうな声で挨拶をする。珈琲を注文し、ドーナツを買った。カフェイン中毒である私はこれがないと一日が始まらない。

 家に帰ると、近所の猫がドアの前で日向ぼっこをしていた。あごの下を掻いてやると幸せそうに喉を鳴らす。この猫はむっつり顔で、少し憎たらしい顔をしているが、長毛種で洒落た猫でもある。荒んだ私の心を唯一癒してくれる存在だ。毛が長すぎて上手に手入れができないのか、ダマだらけだ。落ち葉が付いているが絡みついて取れやしない。

 紅葉の秋、この季節は私にとって、四季のなかで一番憂鬱でもある。私の育て親であるばあさんの命日があるからだ。もう亡くなって6年になる。悲しいとか寂しい気持ちにはもうならないが、まともな仕事にも就かず、酒ばかり飲んで生きている人間がばあさんに手を合わせて何を言うのか。ただ年に1回は必ず墓参りに行くことにしている。せめてもの罪滅ぼしとでも言うべきか。






ーーー墓参り当日ーーー


 
 ばあさんのお墓は新幹線から電車とバスを乗り継いだ先にある。何処にでもあるような山と田畑が広がる所だ。遊ぶ所も食べる所もない場所、何もないが故に夜空だけは綺麗だ。

 お墓参りは日の出とともに始まる。朝一の新幹線に乗らなければならなかったため、まともに眠れず眠たい目をこすりながら駅へと向かった。
 新幹線の中は空いており、私の隣は誰もいなかった。コンビニで買った熱い珈琲を飲む。珈琲の香ばしい香りが鼻孔を刺激し、喉から胃に入って冴えない頭と体に染み渡る。


 ばあさんが亡くなってから6年という歳月は長かったような、短かったような曖昧な影を残す。私の心はいまだに整理ができていない。というか、できることはないように思う。ただ時間の流れにしたがって記憶が薄れていくだけなのではないだろうか。心の整理、つまりは気持ちの折り合いをつけるということ。少なくとも私には分からず、ここまできてしまった。

 その後、電車に乗り換えて目的の駅まで着いた。外に出ると太陽はとっくに昇りきり、思わず目を細める。朝から座りっぱなしだった体を伸ばし、大きく深呼吸して森の空気を思いっきり肺に送り込む。この森のにおい、地元に帰ってきたと実感すると同時に大きな溜息が出る。

 
 ここからバスだが1時間に1本である。帰りは17時までに乗らないと野宿する羽目になる。ここに実家はないし、墓参りをしてすぐに帰るつもりだ。
 自分以外誰も乗っていないバスに揺られ、そこから山の急な斜面を登ったところにばあさんがいる。

 この墓地はまともに管理されておらず、雑草だらけである。他のお墓を見ても何年も墓参りをしていないであろう姿だ。バケツに水を一杯入れ、慎重に登る。その一角に小さいお墓がある。バケツとリュックを下ろし、手を合わせる。1年ですっかり荒れ果ててしまった墓の周りの雑草を手でむしり取る。蜘蛛の巣や汚れは水とブラシで落としてやった。時間も忘れて無心で作業したせいか汗だくになってしまった。

 胡坐をかき、綺麗になったお墓を眺めた。小さなお墓に収まったばあさんを思った。ばあさんは私の唯一の家族だった。私と違い人と話すことが好きで、いろんな人と人を繋ぐような存在であった。

 墓石に触れた。冷たくて硬い無機質な石の塊だ。会いたい、ぽつりと心の中で感情が漏れた。もう何ともないと思っていたが、ここに来ると調子が狂う。もう散々泣いてこれ以上悲しみはないと思っていたが、別の悲しみがあった。ぽっかりと穴があいた心に乾燥した悲しさが風を吹く。

 ばあさんはこの世界で生きて、そして消えた、まるで何事もなかったかのように。ばあさんがこの世界から永遠に消えてしまったのにこの世の中はなにひとつ変わらない。この事実をばあさんが亡くなってからわかった。同時にそれは己が生きることの意味を私に問うてきたような気がした。私は私自身がわからない。それなのにどうやって生きる意味を見つけるというのだろう。

 そこにひらひらとなにかの物体が横切った。蝶だ、始めは煩く手で振り払おうとするが掠りもせず、器用にすり抜けてばあさんの墓の前に止まった。紫色で、羽の周りは黒縁のようになっていた。またひらひらと彷徨い飛ぶ姿はなんだかそれがばあさんの魂が乗り移ったように見えた。
「おい、あんたらはばあさんか」と勝手に口走っていた。26歳にもなって蝶々がばあさんの魂だなんて馬鹿げていると思ったがなぜか心は蝶々を求めて追いかけていった。途中、急な坂があったことも忘れて追いかけたときはもう手遅れで、足が滑ってそのまま下に落ちてしまった。

 いってぇーーー、臀部から激痛が走る。派手に尻餅をしてしまったようだ。無様に這って摩る。幸い骨折なんかはしていなそうで一安心だが、痛みで我に返った。こんなところで蝶々追っかけて転んで何してんだ。この6年間、自分がいつまで経っても同じ場所をぐるぐると回っているだけのように感じた。自分の不甲斐無さに腹が立って唇を噛む。どうしようもない感情が渦巻き、地面がぼやけて見える。そこに黒い影が伸びて自分の影と重なった。上を向くと、そこにはシュウがいた。

 大きな手が伸びてきて私を軽々と持ち上げ、服についた土や埃を払う。「何やってんだお前は」と言い私の顔と目が合った。

 シュウはたくさんの愛情とお金をかけて育てられた清く正しい家の息子。私とは正反対の人間だ。そんな私たちは幼少期からの付き合いだ。

 お互いに向き合うと、彼を見上げる形になった。私は身長が170㎝と女にしては長身だが、彼のほうが遥かに高かい。小さいころから人一倍体がでかくて顔つきも怖かったからみんなから一目置かれていた。幼少期から知っている私にとっては、繊細な坊ちゃんにしか見えないが。最後に会ったのはばあさんの葬式以来だ。シュウはアメリカの大学に進学し、その後現地で就職していたはすだ。数年でずいぶんと男らしい顔つきになった。人一倍に強い正義感を表わした鋭くて太い眉、そして大きな目。寡黙そうな口は相変わらずだが。

 
 「お前は本当に変わらないな、足元くらい見ろ」
 「うるせえ、私の勝手だろ」

 そうかと言ってまだ服に付いていた埃と土を払った。昔からそうだった、熊みたいに大きな体だが、その手はやさしく私に触れる。「もう平気だ」と答え、その手を払いのける。

 「何の用だよ」
 「久しぶりに会いたくなった、お前は違うのか」とすこし不機嫌そうな、不貞腐れた顔をした。
 「冗談だって、会いたかったよ」と言って私は地面に転がっていた石を蹴飛ばした。少し間が開いてから「この日ならお前に会えると思って来たんだ」と彼は静かに言った。正直、私はどう反応したら良いのか分からなかった。久しぶりの再会は気恥ずかしさと後ろめたい気持ちで混乱する。

 会話が止まり、ぎこちなさが間に流れる。この空気を打開させるべく頭を回転させ、昔よく遊んだ秘密基地を思い出した。幼いころ私たちはよくそこで遊んでいたのだ。シュウに聞くと、

 「懐かしいな、行ってみるか」と指を指した。 彼は私の返事も聞かずにどんどんと山の中に入って行ってしまった。仕方なく私もそのあとに続いた。

 彼の大きな手足で大股に歩く後ろ姿を見ていると、子供のころを思い出す。私たちはよくこの山の中を探検した。大きな木々が茂り、手入れもされていない獣道を歩きまわり、静かな木々の間からなにか出てくるのではないかと震え上がったり、細い川が流れているところでは、よくカエルを捕まえたり、水遊びをした。裸足で歩き回ったから足の裏はずいぶんと固くなってしまった。

 その中には私にとって大切な場所があった。何百年と生きている巨大な木が鎮座し、まるで太古から人間たちを、世界を見てきたような、佇まいであった。そこではよく誰にも言えないようなお願いをよくした。


 舗装されていない道を進んだ先に赤い屋根の屋敷が現れた。そこが私たちの秘密基地だ。木造づくりの洋風な屋敷は、もうはるか昔に空き家となって、今や崩壊寸前の有様であった。しかし私はこの屋敷が大好きだった。昔の建物にしては洋風で、ガラス窓にはステンドグラスが施されていた。幾つもの色が光を通して放たれる姿はとても幻想的で魔法のように感じていた。私たちはよくここを訪れては日が暮れるまで過ごした。今はどうなっているのだろうか。

 
 屋敷のドアは鍵がかかっておらず、シュウがゆっくりとドアを押すと、木が悲鳴を上げながら開いた。中に入ると、古びた家のにおいがした。あたりを見渡すと子供の頃から時を止めたままの姿であった。私たちが入ってきたことで再び時間が流れ始めたようだった。

 中を進むとステンドグラスのある居間がある。相変わらずここは幻想的な姿を保っていた。ステンドグラスは幾つもの光と通じて世界中の自然と動植物を表していた。果てしなく続く砂漠の大地に刃のように冷たい氷山、恵み豊かな森林、空高くに舞う鳥たち、見るだけで世界を旅してきたような壮大な作品が立ち並ぶ。特に好きなのが宇宙まで届きそうな夜空を表した作品だ。この作品は深い海の色をしており、冷たい光となって私の心を通るのだ。


 どれほどの時が流れたのだろう、沈黙を破るように「レイ、お前は今何してる」彼はこちらに顔を向けてきた。
「適当に生きてる」とそっけなく答えた。「あんたは」とこれ以上聞かれないようにすぐ返した。
彼は律儀に「おやじの会社を継ぐためにアメリカから帰ってきて、今は修行中さ」と疲れた表情で答えた。彼のおやじは県内で知らないやつはいないほど名の知れた会社の社長だ。恵まれた家だ。そして彼は器用にそれを受け継ぐだろう。

  
 私は、ぐっと背を伸ばした。ステンドグラスが太陽の光を通して、赤・橙・緑・青といった様々な光で私たちを照らしている。絡み合ったその光は、私たちの心の中に入ってくるようだ。彼を見たら、橙色が顔を照らしていた。

 幼いころ、私はこの光が現実ともうひとつの世界と通じているように感じていた。もうひとつの世界は何かがある訳ではなく、ただそこに存在している。光はその橋渡しだった。言葉にできないことは光が教えてくれるような気がしたのだ。恥ずかしくて誰にも言っていない。どうしてこんなことを考えるのだろう。幼いころから全く変わっていないからなのだろうか。
 
 「お前は人生順調そうだな」と思わず口から出てしまった。別に誰かの人生なんてどうでもいいし、気になることはなかったけど、彼のようなまっすぐに生きる姿を見るといたたまれない。

 「別に順調なんかじゃない。知ってるだろ、俺のおやじは女好きだってこと。今回も浮気がばれてお袋はブチギレ。家の中は毎日修羅場だ。」といった。そこは昔から変わらないな。

 そういえはあの時、なぜシュウは遥々アメリカからばあさんの葬式にきたのだろう。ばあさんとそこまで親睦はなかったはずだ。あのときは余裕がなくてそんなことに頭が回らなかった。聞くと、お前の家族が亡くなったんだ、会いに来るに決まってるだろと飽きれ顔。ただ、少し言いにくそうに「お前のばあさんに呼ばれた気がしたんだ」と言った。

 「なんでお前を呼ぶんだよ」
 「信じないかもしれないが、お前から電話をもらう前に夢で出てきたんだよ。どんな夢だったかちゃんと覚えてないんだけどさ。」
何だよそれ、お前には表れて私には表れないとは。心の中で少し傷つく。

 「ただ、それだけじゃない。お前のばあさんと約束したんだ。」と唐突に告白した。そして私の方を見た。
 「どんな約束をしたんだ。」
 彼は私を見たまま、「お前が独りぼっちになっちまうだろ、ばあさんは心残りだったんだ。」と静かに答えた。

 何だよそれ、どうしてお前が気にするんだと心の中で反発する。独りぼっちになろうがお前に関係ない。彼の言葉を素直に受け取ることができない。何だか息苦しくなるような不快な感情が小波のように押し寄せる。いつもそうだ、こうして私になにかあるとすぐに駆け付けて、何食わぬ顔をして私の隣にいるのだ。周りのことばかり考えてるくせに自分のことはほったらかしだ。

 沸々とシュウに対し怒りが湧いてきて、彼の頬を思いっきり抓った。赤くなって爪の跡が残るほどに。彼は驚きの表情とともに私の手をすぐに捕まえて引っ張った。想像以上に力強く引っ張られ体制を崩し、足で踏ん張ろうとしたところ床が抜けた。後は重力に従って彼の方に倒れるようにふたりとも無様に床に落ちた。


 互いの顔は吐息が掛かるほどの体制になってしまった。鼓動が聞こえるがどちらかわからないほどに。
 大量の土埃があたりを舞い、私たちは固まったまま目を合わす。互いの言葉にできない表情、そして土埃が私たちの体へと降り注ぐ。どれほどの時が流れたのだろう。それは一瞬だったかもしれないし、あるいは永遠のような長さだった。


 ふたりの間に蝶がひらひらと舞い降りた。それはあの墓で見た紫色の蝶だった。まるで現実世界へと呼び戻すように。


 蝶は私たちの間を漂い、優雅に窓の方へと出て行った。私たちは我に返り、互いに気まずさを感じながらも気を取り直して立ち上がった。私はここに来るまで柄にもなくあらゆることを逡巡してきた。しかしそれは堂々巡りで、現実では何一つ変わらない。それどころか大人になればなるほど感情は複雑になり、絡み合って雁字搦めになる。そして私は解くことをせず、あらゆる面倒ごとから逃げてきた。だからシュウの顔を見ると、胸がギュッと締め付けられるのだ。生き続けることは面倒ごとの連続のように思う。


 もう太陽が沈み始め、あたりは赤に近い夕焼けがあった。私たちはゆっくりと来た道を歩き始めた。隣を歩くシュウの顔を直視できない。彼が今どんな表情なのか分からない。心の中では様々な感情が沸き上がり、喉まで出かかるが、生来のひねくれ者の私は何も言えず、黙って歩く他なかった。


 ザザザ、、突然茂みから音がした。心臓がヒュッとなる。何がいると聞くと、「何も見えなかった」とあたりを見回しながら彼は答えった。2人とも立ち止まって静かにあたりの様子を伺う。先ほどとはまた違う緊張感が漂う。猪か熊か、私たちは全くの無防備で守るすべがない。置かれた状況に全身の血流が泡立ち沸騰する。


 そしてまたガサ、ガサガサと音はさらに大きく近づいてきた。理性の糸が切れた。2人で
 「ギャーーーーーーーーーーー」
 「わぁーーーーー」

 腹の底から悲鳴をあげて走った。そこからは無我夢中にお互いの手を取り合って、狂ったように走った。途中転んで膝を擦りむいたが、そんなのどうだっていい。すぐに彼の大きな手が私の手をとって引き上げる。そしてまた走り出す。全身の筋肉が動きだし、足は悲鳴を上げる。肺は足りない空気を求めて暴れだす。それでも足を止めなかった。頭は真っ白で、ひたすら前だけをみて進んだ。私の左手だけは彼の手でしっかりと握られ、私の心を現実に結び留めた。



 山頂までくると足が悲鳴を上げて力尽きた。ふたりで倒れるように寝っ転がる。荒い息だけがきこえる。私たちはお互いの顔をみた。ホッとしてか、彼の赤く染まった頬をみたらなんだか笑えてきて、ゲラゲラと笑った。それは彼も同じだったのか、私の顔をみて笑った。腹の底から笑いあった。もう何が面白いのかもわからないが、笑いを止められず。腹が痙攣するほど笑い狂った。腹を抱えたまま彼をみた。




 



 そこには自分ととてもよく似た目があった。そして、その大きくて黒い瞳の中には私がいた。




 俺はお前だと彼は私の頬を触れた。それはすごく自然で、私の心の奥深く魂に触れたような、まるで魂の片割れが磁石のようにくっ付いてしまったかのような心地良いものだった。私も続いて彼の大きくて節くれた手に触れた。その手は暖かく、全てをひとつにしてしまうようだった。




 頬にぬくもりを感じながら、お前のその瞳を通してなら私の存在を、そしてこの世界で生きる意味を見出すことが出来るかもしれない、、、、そう希望を抱かせた。










   ーーー終わりーーー
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