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魅惑の果実。
その 3
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「ただいまー!」
玄関から葵の声が聞こえてきた。
「神代さーん居るでしょー?ちょっと手伝ってー!」
「どうかしたのか?」
玄関へと行くと野菜や肉と言った食材が詰め込んである白い袋が4つと共に葵が玄関に座り込んでいた。
「どうしたんだ?この大量の食料品はなんだ?」
「へへへ、ごめんね。今晩の夕飯は何にしようかなー?って冷蔵庫空けたら空っぽだったから買い物に行ってたの。」
「そうなのか…。」
「うん、鳥モモ肉安かったから、今夜は鍋にしようよ!パイタン鍋!私得意だからさ!」
「それは構わない。」
「期待してて待っててね!」
葵はとっとっと俺の横を過ぎていく。
少し歩いてからくるっと振り向き。
「あれ?そう言えば神代さん早いね?もう少し遅くなると思っていたけど。」
「あぁ…仕事は出来なかった…こういう日もあるさ…。」
「ふぅん…。」
「さっ、そんなことより具材を冷蔵庫へ入れてしまおう。」
「うん、そうだね。」
葵が冷蔵庫を開けるとそこには白い紙箱。
「あれ?これなぁに?」
「あぁ、お前のために買ったのだが…。」
「わぁ!ケーキだ!やったー私甘いの大好き!」
正確にはタルトだが…葵が喜んでくれたのでよしとする。
「あー…でも、こんなには食べれないかな?」
「鍋の具材は多いのか?」
「それもあるけど…鍋だからお米も多く炊いたんだよ。」
葵は袋の中からよいしょと箱を取り出す。
『土鍋』が出てきた。確かに土鍋はうちには無かったが…まさか土鍋も買ってくるとは…。
まぁいいか…食に関しては葵に任せているから特に言うことは無い。
「葵は鍋のラストは雑炊派か…。」
「神代さんはうどん派?」
「俺に派閥はないから大丈夫だ…。」
それにしても2人で食べるには量が多いな…。
「そうだ…。」
「ん?どうしたの?」
「俺の仲間を呼んでもいいか?」
「神代さんのお仲間さん?」
「あぁ、今回の反省会も兼ねて葵を仲間に紹介したい。」
「私を?」
「そうだ、アイツらはたまにこの家に来るから、その時に葵とばったり会って混乱しなくていいようにな。」
「う~ん……。」
「だめか?」
葵は首を少し捻って唸る。
「うん、いいよ!神代さんの仲間なら良い人達でしょ!」
「信頼出来る仲間だからな。」
「うん、なら私は鍋の仕込み始めるよ。楽しみにしててね!」
テキパキと鍋の準備を進める葵。
今のところ俺の出番は無さそうだからグループメッセージを送る。
『家で今回の反省会として鍋なんてどうだ?』
メッセージを送ると秒で既読がつく。
ピロッ。
夜『何鍋?』
流石に返信が早いな。
『パイタン鍋らしい。』
ピロッ
夜『OK! 私お酒持ってくね!』
ピロッ
水夏『僕パス。』
ピロッ
冬馬『水夏は俺が連れてくから問題ないぜ!』
ピロッ
水夏『やだ。』
ピロッ
冬馬『はいはい。場所は桜華ちゃんの家だよな?俺も適当に何か買ってくわ!』
連絡はこれで良いだろう。
よし、俺は時間まで帳簿でもつけるか…売上は先月より多少の落ち込みってとこだろう。
ジャケットを脱ぐとなにやら違和感が…。
「あ…。」
忘れていた落ちていたスマホをそのまま持ってきてしまった。
交番に届けるか別の場所に捨てるかをしておけば良かったな。
…捨てるのは良くないな…。
後で交番に届けよう。
俺は適当な場所に拾ったスマホを置いてパソコンへと向かう。
「そうだ。」
パソコンを開く前に水夏に電話をする。
コール音が数回鳴ったあとテンションの低い水夏の声が聞こえる。
「神代~…僕は部屋から出たくないから鍋なら持ってきてよ~…美味しく頂くからさ~…。」
「よし、解った…しっかり準備して待ってる。」
「え~……。」
「そんなことより、彼奴らにはちゃんと売買のルールは伝えてるハズだよな?」
「英文が理解出来なかったのかな?」
「次から『信頼重視』と大きく示しておくべきか?」
「小学生じゃないんだから…何かしらの工夫はしておくよ。」
「任せたぞ、水夏。」
「はーい!」
通話終了。
さて、5000万の損失な訳だが…。
いや、商品の引渡しはしていないから損はしていないのか…。
奴等との連絡はあと一回…さて、どう出てくるか…。
パソコンを開くと新規メッセージと表示させる。
水夏からのメッセージで、 内容は…。
『さぁ今日も1日元気よく~3・2・1…Hai!Hai!』
今日も1日元気よく…なるほど…確かストックはまだあるハズ…。
在庫表を画面に出して個数と値段を確認。
鍵の部屋へ行き現物を確認。
『了解した、各2000万だ。必要個数は?』
『2つ、あとドラゴンフルーツってあと何個あるっけ?』
ドラゴンフルーツ…やれやれ、あれは希少だからストックはもう僅かだったような…。
在庫表と現物を照らし合わせるイチイチその2つを照らし合わせなければならないのが手間だが…それも仕事だ。
『今回のが売れていたら後3つだ。そろそろ補充を考えなければならないな。どうした?注文か?』
『今回のお客がなかなか渋っていてね…金額が高すぎる!って。』
『此方は、びた一文まけるつもりはない、5000万だ。嫌なら諦めてもらえ。』
『そのつもりだよ!!』
パソコン画面のブルーライトで眼が疲れてくる。
引き出しを開けてサンテの目薬を取り出すが中身がない。
「しまった…先週使いきったんだ、忘れてた。」
キッチンへ向かうと葵が鼻唄を歌いながら材料を切っている。なかなかの手際の良さだ。
「葵」
「ん?なぁに神代さん。」
「材料を切ったら後は鍋にいれるだけじゃないのか?」
葵はちっちっちと指を振る。
「私ぐらいになるとスープの出汁から作るんだよ!」
「ほう。」
「大丈夫、皆が来るまでには出来上がってるから期待してて!過度な期待でも大丈夫だよ!私は受け止めれるよ!」
自信たっぷりに胸を張る葵。
そこまで言うなら…。
「よし、なら期待している。俺はちょっと薬局へ行ってくるから任せていいか?」
「薬局へ?どこか具合が悪いの?」
「いや、目薬が切れたから買いにな。」
「あっ目薬なら私も欲しい!」
「お前もか?」
「私ドライアイだから…さっきついでに買おうか迷ったんだけど…結局忘れちゃって。」
「なるほど、解った適当なモノでいいか?」
「神代さんと同じものでいいよ。」
「了解した。」
「あっ、神代さん。」
「ん?」
「薬局いくならウコンとかも必要にならないかな?今夜お酒も飲むでしょ?」
深酒をするつもりもないが、いいアイデアだ。
「なるほどウコンも買ってこよう。」
「うん…必要ないかも知れないけど一応ね。」
「いや、備えあればってやつだ。では行ってくる。」
ジャケットを羽織ると玄関まで葵が着いてきた。
「なんだ?」
「え?お見送り!」
「そうか。」
「うん、気をつけてね。」
「…解ったよ。」
「行ってらっしゃい。」
手を降ってくる葵。
ーーーーーーー………。
神代を見送った葵は火を付けっぱなしな鍋を思い出してキッチンへと小走りする。
「あれ?」
この家では見ない、見慣れているものがそこに置いてあった。
「あの時に失くしたと思ったのに、どうして私のスマホが…?」
画面が明るくなった、見るとギリギリバッテリーが残っている状態。
手馴れた手つきで4桁ロックを解除をすると着信が99件と表示されていた。
「きゃーー!!」
思わずスマホを床に落とし自身もその場に崩れ落ちた。
心拍数が上がり頭のなかは「なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?」と埋め尽くされ次第に目の前が真っ白になっていった。
「……か、かみ、し、さん……。」
………………………
……………………
……………
……
…。
ドアがガチャっと音を立てて開いていく。
「ただいま。」
玄関から葵の声が聞こえてきた。
「神代さーん居るでしょー?ちょっと手伝ってー!」
「どうかしたのか?」
玄関へと行くと野菜や肉と言った食材が詰め込んである白い袋が4つと共に葵が玄関に座り込んでいた。
「どうしたんだ?この大量の食料品はなんだ?」
「へへへ、ごめんね。今晩の夕飯は何にしようかなー?って冷蔵庫空けたら空っぽだったから買い物に行ってたの。」
「そうなのか…。」
「うん、鳥モモ肉安かったから、今夜は鍋にしようよ!パイタン鍋!私得意だからさ!」
「それは構わない。」
「期待してて待っててね!」
葵はとっとっと俺の横を過ぎていく。
少し歩いてからくるっと振り向き。
「あれ?そう言えば神代さん早いね?もう少し遅くなると思っていたけど。」
「あぁ…仕事は出来なかった…こういう日もあるさ…。」
「ふぅん…。」
「さっ、そんなことより具材を冷蔵庫へ入れてしまおう。」
「うん、そうだね。」
葵が冷蔵庫を開けるとそこには白い紙箱。
「あれ?これなぁに?」
「あぁ、お前のために買ったのだが…。」
「わぁ!ケーキだ!やったー私甘いの大好き!」
正確にはタルトだが…葵が喜んでくれたのでよしとする。
「あー…でも、こんなには食べれないかな?」
「鍋の具材は多いのか?」
「それもあるけど…鍋だからお米も多く炊いたんだよ。」
葵は袋の中からよいしょと箱を取り出す。
『土鍋』が出てきた。確かに土鍋はうちには無かったが…まさか土鍋も買ってくるとは…。
まぁいいか…食に関しては葵に任せているから特に言うことは無い。
「葵は鍋のラストは雑炊派か…。」
「神代さんはうどん派?」
「俺に派閥はないから大丈夫だ…。」
それにしても2人で食べるには量が多いな…。
「そうだ…。」
「ん?どうしたの?」
「俺の仲間を呼んでもいいか?」
「神代さんのお仲間さん?」
「あぁ、今回の反省会も兼ねて葵を仲間に紹介したい。」
「私を?」
「そうだ、アイツらはたまにこの家に来るから、その時に葵とばったり会って混乱しなくていいようにな。」
「う~ん……。」
「だめか?」
葵は首を少し捻って唸る。
「うん、いいよ!神代さんの仲間なら良い人達でしょ!」
「信頼出来る仲間だからな。」
「うん、なら私は鍋の仕込み始めるよ。楽しみにしててね!」
テキパキと鍋の準備を進める葵。
今のところ俺の出番は無さそうだからグループメッセージを送る。
『家で今回の反省会として鍋なんてどうだ?』
メッセージを送ると秒で既読がつく。
ピロッ。
夜『何鍋?』
流石に返信が早いな。
『パイタン鍋らしい。』
ピロッ
夜『OK! 私お酒持ってくね!』
ピロッ
水夏『僕パス。』
ピロッ
冬馬『水夏は俺が連れてくから問題ないぜ!』
ピロッ
水夏『やだ。』
ピロッ
冬馬『はいはい。場所は桜華ちゃんの家だよな?俺も適当に何か買ってくわ!』
連絡はこれで良いだろう。
よし、俺は時間まで帳簿でもつけるか…売上は先月より多少の落ち込みってとこだろう。
ジャケットを脱ぐとなにやら違和感が…。
「あ…。」
忘れていた落ちていたスマホをそのまま持ってきてしまった。
交番に届けるか別の場所に捨てるかをしておけば良かったな。
…捨てるのは良くないな…。
後で交番に届けよう。
俺は適当な場所に拾ったスマホを置いてパソコンへと向かう。
「そうだ。」
パソコンを開く前に水夏に電話をする。
コール音が数回鳴ったあとテンションの低い水夏の声が聞こえる。
「神代~…僕は部屋から出たくないから鍋なら持ってきてよ~…美味しく頂くからさ~…。」
「よし、解った…しっかり準備して待ってる。」
「え~……。」
「そんなことより、彼奴らにはちゃんと売買のルールは伝えてるハズだよな?」
「英文が理解出来なかったのかな?」
「次から『信頼重視』と大きく示しておくべきか?」
「小学生じゃないんだから…何かしらの工夫はしておくよ。」
「任せたぞ、水夏。」
「はーい!」
通話終了。
さて、5000万の損失な訳だが…。
いや、商品の引渡しはしていないから損はしていないのか…。
奴等との連絡はあと一回…さて、どう出てくるか…。
パソコンを開くと新規メッセージと表示させる。
水夏からのメッセージで、 内容は…。
『さぁ今日も1日元気よく~3・2・1…Hai!Hai!』
今日も1日元気よく…なるほど…確かストックはまだあるハズ…。
在庫表を画面に出して個数と値段を確認。
鍵の部屋へ行き現物を確認。
『了解した、各2000万だ。必要個数は?』
『2つ、あとドラゴンフルーツってあと何個あるっけ?』
ドラゴンフルーツ…やれやれ、あれは希少だからストックはもう僅かだったような…。
在庫表と現物を照らし合わせるイチイチその2つを照らし合わせなければならないのが手間だが…それも仕事だ。
『今回のが売れていたら後3つだ。そろそろ補充を考えなければならないな。どうした?注文か?』
『今回のお客がなかなか渋っていてね…金額が高すぎる!って。』
『此方は、びた一文まけるつもりはない、5000万だ。嫌なら諦めてもらえ。』
『そのつもりだよ!!』
パソコン画面のブルーライトで眼が疲れてくる。
引き出しを開けてサンテの目薬を取り出すが中身がない。
「しまった…先週使いきったんだ、忘れてた。」
キッチンへ向かうと葵が鼻唄を歌いながら材料を切っている。なかなかの手際の良さだ。
「葵」
「ん?なぁに神代さん。」
「材料を切ったら後は鍋にいれるだけじゃないのか?」
葵はちっちっちと指を振る。
「私ぐらいになるとスープの出汁から作るんだよ!」
「ほう。」
「大丈夫、皆が来るまでには出来上がってるから期待してて!過度な期待でも大丈夫だよ!私は受け止めれるよ!」
自信たっぷりに胸を張る葵。
そこまで言うなら…。
「よし、なら期待している。俺はちょっと薬局へ行ってくるから任せていいか?」
「薬局へ?どこか具合が悪いの?」
「いや、目薬が切れたから買いにな。」
「あっ目薬なら私も欲しい!」
「お前もか?」
「私ドライアイだから…さっきついでに買おうか迷ったんだけど…結局忘れちゃって。」
「なるほど、解った適当なモノでいいか?」
「神代さんと同じものでいいよ。」
「了解した。」
「あっ、神代さん。」
「ん?」
「薬局いくならウコンとかも必要にならないかな?今夜お酒も飲むでしょ?」
深酒をするつもりもないが、いいアイデアだ。
「なるほどウコンも買ってこよう。」
「うん…必要ないかも知れないけど一応ね。」
「いや、備えあればってやつだ。では行ってくる。」
ジャケットを羽織ると玄関まで葵が着いてきた。
「なんだ?」
「え?お見送り!」
「そうか。」
「うん、気をつけてね。」
「…解ったよ。」
「行ってらっしゃい。」
手を降ってくる葵。
ーーーーーーー………。
神代を見送った葵は火を付けっぱなしな鍋を思い出してキッチンへと小走りする。
「あれ?」
この家では見ない、見慣れているものがそこに置いてあった。
「あの時に失くしたと思ったのに、どうして私のスマホが…?」
画面が明るくなった、見るとギリギリバッテリーが残っている状態。
手馴れた手つきで4桁ロックを解除をすると着信が99件と表示されていた。
「きゃーー!!」
思わずスマホを床に落とし自身もその場に崩れ落ちた。
心拍数が上がり頭のなかは「なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?」と埋め尽くされ次第に目の前が真っ白になっていった。
「……か、かみ、し、さん……。」
………………………
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……………
……
…。
ドアがガチャっと音を立てて開いていく。
「ただいま。」
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