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第47話 博打
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赤朱い炎と漆黒の稲妻が天を灼き、渦を巻きながら堕ちていく熱が母なる海を荒立てる。
天地開闢か、それとも審判の日か。 人間の力など到底及ばない凄まじい力がぶつかりあっては大気を揺るがし、その都度に鳴り響く破滅的な爆音が空一面に広がった積乱雲を吹き飛ばす。
互いに相手の優位を潰し合う一進一退の攻防。
その最中、鉄獄蛇の頭蓋の一部が突如吹き飛んだかと思うと、紅蓮の膜を伴って飛び出した鋼の龍が天を仰ぎ、猛々しい咆哮を上げた。
ユートピアに積まれていた資材を使って再生成されたおかげか、先ほどまでズタボロだったそのボディには傷一つ見当たらない。
「ようやく戻ってきたか。 無事でなにより……っておい、リンの反応が見当たらないがどうしたんだ?」
雷槌を自在に振り回して迫ってくる脅威をいなしつつ、ジョンはドラグリヲのコックピットに微細な電流へと変化させた感覚器官を飛ばしながら尋ねる。
それに対して雪兎は沈痛な面持ちのまま黙って握り締めていた刀を見せ付ける形で応えると、全てを察したジョンは器用に十字を切って見せながら首領の死を悼んだ。
「そうか……、奴らの悪意相手では彼女であっても相打ちに持ち込むのが精一杯だったか……」
『ええ、ただ犬死にでなかったことだけは幸いでした。 彼女は可能な限りの希望を遺してくれましたよ』
「なんだと?」
カルマの思わせぶりな言葉に怪訝な表情をして再びジョンが問うと、カルマの背後からグレイスがひょっこりと顔を出し、健康的な白い歯を見せ付けるように笑った。
『久しぶりだねジョン、少し老けたようだが健在でなによりだよ』
「グレイス!? ……そうか、彼女はやっとやり遂げたんだな! 上位存在を騙る犬畜生共に復讐を!」
ある程度事情を知っているのか、ジョンは両手を何度も鳴らしながら心の底から嬉しげな歓声をあげるも、雪兎は鉄獄蛇の動きを目で追いながら口を開く。
「喜んでいる場合じゃないです。 まずはこの状況をどう脱するか考えないと……」
『大丈夫だって雪兎兄ちゃん、ここは俺に任せてくれよ。 カルマにも出来ないとっておきの手品を見せてやる』
嵐を伴いながら暴れ狂う熔岩の蛇に怯む雪兎とは対照的に、陽気な態度を崩さないグレイスは裏でカルマから拡声機能の利用を許可されると、すぐさま体をグロウチウムケーブルと繋ぎ、声の限りに叫んだ。
『星の意思たる世界樹の名において命ず! 根源たる我が手元より零れた愚者共を尽く食い散らせ! 大地の化身たる混沌の蛇よ!』
仰々しい内容のお題目を唱えつつ、グレイスは鉄獄蛇の背中の更に向こう側へ視線を投げ掛ける。
刹那、今まで戦闘行動を続けていた鉄獄蛇は突如としてユーラシアの方角へ針路を取ると、そのまま水平線の向こう側へと姿を消していった。
それに応じて、今まで空を覆っていた積乱雲が急速に晴れ、大海原に再び陽光が満ちる。
そこに先ほどまで引き起こされていた破滅的な光景の残滓は一切無く、澄み切った大気が残るのみである。
「な……、アイツどこへ行くつもりだ!? グレイス、君は一体何を!?」
『世界樹の命令に似た信号を送ってやったんだよ。 命令を逸脱し、過剰なテリトリーの破壊を行った異常個体共を処分しろってね。 少なくともこれで暫くは時間を稼げる。 最も、バレた瞬間に怒って列島に戻ってくると思うけど』
「それじゃ結局何の意味もないじゃないか!!!」
『それを意味を成す時間に変えるのが雪兎兄ちゃん、貴方の仕事だよね?』
「ぐううう、カルマと似たような減らず口を叩きやがって……」
にこやかに笑顔を見せながら気後れせず言い放つグレイスの生意気な態度に、雪兎は思わずその頬を抓りあげようとするが、遙か東の方角から殺意の篭もった数え切れない程の視線を感じたことにより、尋常ではない事態に追い込まれつつあることを改めて悟る。
そして警戒を続けていたジョンもそれを感知したのか、自らが飛来した方角へゆっくちと向き直ると、声色を真剣なものへと切り替えながら語り始めた。
「どうやら戯れは終わりのようだ。 たった今、我が国本来の領土からも害獣の渡りを確認したと連絡が入った。 奴等め、こちらの戦力低下を見越して本格的に潰しに来たな」
「……ジョンさんは急いでN.U.S.A.に帰還を。 きっと皆が貴方の帰還を心待ちにしているはずです」
「ああ、その言葉遠慮無く甘えよう。 君らの無事を心より祈ってる」
雪兎の気遣いにありがたさを感じたのか、ジョンは雪兎に向かって微笑みかけると、飛来した時と同じく雷そのものの姿となって水平線の向こうを目指し瞬時に掻き消える。
仕方ないとはいえ、首領に匹敵する戦力が今消えるのは辛いと、雪兎は声には出さないが無意識のうちに顔に出してしまう。
するとその様子を見ていたグレイスはカルマの方へ顔を向け、恩着せがましく自信ありげに胸を張った。
『カルマ、今こそ俺達が一身となって力を合わせる時じゃないか? このまま奴と戦うにはあまりにも戦力が足りなすぎるだろう』
『いいえグレイス、貴方は首領が保護しておいた人員を列島に連れて帰った後そのまま待機しておいて下さい。 身体の構成物質こそ異なりますが、幸いにも貴方は私と同じ役割を果たすことが出来ます。 故に、万が一の為の保険になって欲しいのです』
『それはそれは、随分君らしくも無く安全策を取るじゃないか』
『生憎、長々と無茶をやる人に付き従っていると嫌でも周りが見えるようになってしまうんですよ。 全く……』
でなければ命がいくつあってに足りないと、カルマは雪兎に横目で冷たい視線を向けながら呟く。
しかしグレイスはカルマの提案に賛同出来ないのか、多少表情を険しいものへと変える。
『君らしくないといったのはそういう意味じゃない。 さっき勝手に君のログを拾わせて貰ったが、首領が保護した連中ってのは碌でもない裏切り者だらけじゃないか。 あんなのを救うために君らを危険に晒すなんて馬鹿げてる』
『……そうですねグレイス、貴方が言うことがきっと正しいでしょう。 しかし今の私には、彼らを捨て置くことが出来ません。 少なくとも首領は彼らに何かを見込んで命を救ったのだと思いますから』
『何を血迷ったことを言ってるんだ!?』
カルマが論理よりも情緒を重視する現実が信じられないのか、グレイスはパニクったように頭を抱えて周囲を見渡すと、神妙な表情で考え込んでいた雪兎へ必死に縋り付いた。
『なぁ雪兎兄ちゃん、アンタからも言ってやってくれ! このままじゃ二人まとめてお陀仏だって! 奴と一騎打ちをしても勝てないってことはアンタが一番良く分かってるはずだろ!』
回収したログの中から鉄獄蛇との戦闘の様子を垣間見たのか、グレイスは余裕だった口調を崩して必死に頼み込むも、対する雪兎はそれに首を横に振って応える。
「……悪いねグレイス、カルマの言うとおり君には生存者の保護をお願いしたい。 君が言う通り僕だって奴等を諸手を上げて信用するわけじゃないけど、レビテイションタンクやオービタルリフターを操縦出来る人材は何としてでも確保しておきたいんだ。 使えるものは片っ端から使い倒していかないと最早僕ら人類は立ちいかないんだよ」
『嫌だね! そもそも君達二人の命を賭けて得られる配当がその程度なんて明らかに帳尻が合わないじゃないか!』
「大丈夫だ、僕にはそのリスクを確実に帳消しに出来る当てが一つだけある」
『当てだって? まだ列島に奴と並び立てる可能性がある戦力が残っているとでもいうのかよ!?』
苛立ちのあまりにボディの下から木材が軋むような嫌な音を立てながら詰問するグレイスだが、先に雪兎の意図を察したカルマが二人の間に割って入ると、彼女は雪兎の顔を見つめながら恐る恐る口を開いた。
『ユーザー、貴方まさか……』
「そのまさかだよ、人智を超えた化け物相手なら同じく人智を超えた化け物をぶつける他ないだろう」
テンパったように何度も瞬きを繰り返し、瞳の中に何十色もの走査線を散らせるカルマ。
そんな彼女を落ち着かせようと小さな身体を抱き上げる雪兎の脳裏に過っていたのは、絶対的強者として旧都に君臨する灼熱と零下のつがい龍の威容。
何度もドラグリヲごと自分を殺す機会を得られたはずが、ドラグリヲの進化を手助けし続けた一対の巨影に一本の蜘蛛糸よりか細い希望を見出し、雪兎は藁にも縋るような思いでドラグリヲを発進させる。
彼ら彼女らが雪兎の目の前で確かに流した赤々とした雫。
それを流す者がケダモノであることを否定する艶やかな深紅の煌めきが、絶望の中で藻掻く雪兎を導くかのように思考の中で揺らめいていた。
天地開闢か、それとも審判の日か。 人間の力など到底及ばない凄まじい力がぶつかりあっては大気を揺るがし、その都度に鳴り響く破滅的な爆音が空一面に広がった積乱雲を吹き飛ばす。
互いに相手の優位を潰し合う一進一退の攻防。
その最中、鉄獄蛇の頭蓋の一部が突如吹き飛んだかと思うと、紅蓮の膜を伴って飛び出した鋼の龍が天を仰ぎ、猛々しい咆哮を上げた。
ユートピアに積まれていた資材を使って再生成されたおかげか、先ほどまでズタボロだったそのボディには傷一つ見当たらない。
「ようやく戻ってきたか。 無事でなにより……っておい、リンの反応が見当たらないがどうしたんだ?」
雷槌を自在に振り回して迫ってくる脅威をいなしつつ、ジョンはドラグリヲのコックピットに微細な電流へと変化させた感覚器官を飛ばしながら尋ねる。
それに対して雪兎は沈痛な面持ちのまま黙って握り締めていた刀を見せ付ける形で応えると、全てを察したジョンは器用に十字を切って見せながら首領の死を悼んだ。
「そうか……、奴らの悪意相手では彼女であっても相打ちに持ち込むのが精一杯だったか……」
『ええ、ただ犬死にでなかったことだけは幸いでした。 彼女は可能な限りの希望を遺してくれましたよ』
「なんだと?」
カルマの思わせぶりな言葉に怪訝な表情をして再びジョンが問うと、カルマの背後からグレイスがひょっこりと顔を出し、健康的な白い歯を見せ付けるように笑った。
『久しぶりだねジョン、少し老けたようだが健在でなによりだよ』
「グレイス!? ……そうか、彼女はやっとやり遂げたんだな! 上位存在を騙る犬畜生共に復讐を!」
ある程度事情を知っているのか、ジョンは両手を何度も鳴らしながら心の底から嬉しげな歓声をあげるも、雪兎は鉄獄蛇の動きを目で追いながら口を開く。
「喜んでいる場合じゃないです。 まずはこの状況をどう脱するか考えないと……」
『大丈夫だって雪兎兄ちゃん、ここは俺に任せてくれよ。 カルマにも出来ないとっておきの手品を見せてやる』
嵐を伴いながら暴れ狂う熔岩の蛇に怯む雪兎とは対照的に、陽気な態度を崩さないグレイスは裏でカルマから拡声機能の利用を許可されると、すぐさま体をグロウチウムケーブルと繋ぎ、声の限りに叫んだ。
『星の意思たる世界樹の名において命ず! 根源たる我が手元より零れた愚者共を尽く食い散らせ! 大地の化身たる混沌の蛇よ!』
仰々しい内容のお題目を唱えつつ、グレイスは鉄獄蛇の背中の更に向こう側へ視線を投げ掛ける。
刹那、今まで戦闘行動を続けていた鉄獄蛇は突如としてユーラシアの方角へ針路を取ると、そのまま水平線の向こう側へと姿を消していった。
それに応じて、今まで空を覆っていた積乱雲が急速に晴れ、大海原に再び陽光が満ちる。
そこに先ほどまで引き起こされていた破滅的な光景の残滓は一切無く、澄み切った大気が残るのみである。
「な……、アイツどこへ行くつもりだ!? グレイス、君は一体何を!?」
『世界樹の命令に似た信号を送ってやったんだよ。 命令を逸脱し、過剰なテリトリーの破壊を行った異常個体共を処分しろってね。 少なくともこれで暫くは時間を稼げる。 最も、バレた瞬間に怒って列島に戻ってくると思うけど』
「それじゃ結局何の意味もないじゃないか!!!」
『それを意味を成す時間に変えるのが雪兎兄ちゃん、貴方の仕事だよね?』
「ぐううう、カルマと似たような減らず口を叩きやがって……」
にこやかに笑顔を見せながら気後れせず言い放つグレイスの生意気な態度に、雪兎は思わずその頬を抓りあげようとするが、遙か東の方角から殺意の篭もった数え切れない程の視線を感じたことにより、尋常ではない事態に追い込まれつつあることを改めて悟る。
そして警戒を続けていたジョンもそれを感知したのか、自らが飛来した方角へゆっくちと向き直ると、声色を真剣なものへと切り替えながら語り始めた。
「どうやら戯れは終わりのようだ。 たった今、我が国本来の領土からも害獣の渡りを確認したと連絡が入った。 奴等め、こちらの戦力低下を見越して本格的に潰しに来たな」
「……ジョンさんは急いでN.U.S.A.に帰還を。 きっと皆が貴方の帰還を心待ちにしているはずです」
「ああ、その言葉遠慮無く甘えよう。 君らの無事を心より祈ってる」
雪兎の気遣いにありがたさを感じたのか、ジョンは雪兎に向かって微笑みかけると、飛来した時と同じく雷そのものの姿となって水平線の向こうを目指し瞬時に掻き消える。
仕方ないとはいえ、首領に匹敵する戦力が今消えるのは辛いと、雪兎は声には出さないが無意識のうちに顔に出してしまう。
するとその様子を見ていたグレイスはカルマの方へ顔を向け、恩着せがましく自信ありげに胸を張った。
『カルマ、今こそ俺達が一身となって力を合わせる時じゃないか? このまま奴と戦うにはあまりにも戦力が足りなすぎるだろう』
『いいえグレイス、貴方は首領が保護しておいた人員を列島に連れて帰った後そのまま待機しておいて下さい。 身体の構成物質こそ異なりますが、幸いにも貴方は私と同じ役割を果たすことが出来ます。 故に、万が一の為の保険になって欲しいのです』
『それはそれは、随分君らしくも無く安全策を取るじゃないか』
『生憎、長々と無茶をやる人に付き従っていると嫌でも周りが見えるようになってしまうんですよ。 全く……』
でなければ命がいくつあってに足りないと、カルマは雪兎に横目で冷たい視線を向けながら呟く。
しかしグレイスはカルマの提案に賛同出来ないのか、多少表情を険しいものへと変える。
『君らしくないといったのはそういう意味じゃない。 さっき勝手に君のログを拾わせて貰ったが、首領が保護した連中ってのは碌でもない裏切り者だらけじゃないか。 あんなのを救うために君らを危険に晒すなんて馬鹿げてる』
『……そうですねグレイス、貴方が言うことがきっと正しいでしょう。 しかし今の私には、彼らを捨て置くことが出来ません。 少なくとも首領は彼らに何かを見込んで命を救ったのだと思いますから』
『何を血迷ったことを言ってるんだ!?』
カルマが論理よりも情緒を重視する現実が信じられないのか、グレイスはパニクったように頭を抱えて周囲を見渡すと、神妙な表情で考え込んでいた雪兎へ必死に縋り付いた。
『なぁ雪兎兄ちゃん、アンタからも言ってやってくれ! このままじゃ二人まとめてお陀仏だって! 奴と一騎打ちをしても勝てないってことはアンタが一番良く分かってるはずだろ!』
回収したログの中から鉄獄蛇との戦闘の様子を垣間見たのか、グレイスは余裕だった口調を崩して必死に頼み込むも、対する雪兎はそれに首を横に振って応える。
「……悪いねグレイス、カルマの言うとおり君には生存者の保護をお願いしたい。 君が言う通り僕だって奴等を諸手を上げて信用するわけじゃないけど、レビテイションタンクやオービタルリフターを操縦出来る人材は何としてでも確保しておきたいんだ。 使えるものは片っ端から使い倒していかないと最早僕ら人類は立ちいかないんだよ」
『嫌だね! そもそも君達二人の命を賭けて得られる配当がその程度なんて明らかに帳尻が合わないじゃないか!』
「大丈夫だ、僕にはそのリスクを確実に帳消しに出来る当てが一つだけある」
『当てだって? まだ列島に奴と並び立てる可能性がある戦力が残っているとでもいうのかよ!?』
苛立ちのあまりにボディの下から木材が軋むような嫌な音を立てながら詰問するグレイスだが、先に雪兎の意図を察したカルマが二人の間に割って入ると、彼女は雪兎の顔を見つめながら恐る恐る口を開いた。
『ユーザー、貴方まさか……』
「そのまさかだよ、人智を超えた化け物相手なら同じく人智を超えた化け物をぶつける他ないだろう」
テンパったように何度も瞬きを繰り返し、瞳の中に何十色もの走査線を散らせるカルマ。
そんな彼女を落ち着かせようと小さな身体を抱き上げる雪兎の脳裏に過っていたのは、絶対的強者として旧都に君臨する灼熱と零下のつがい龍の威容。
何度もドラグリヲごと自分を殺す機会を得られたはずが、ドラグリヲの進化を手助けし続けた一対の巨影に一本の蜘蛛糸よりか細い希望を見出し、雪兎は藁にも縋るような思いでドラグリヲを発進させる。
彼ら彼女らが雪兎の目の前で確かに流した赤々とした雫。
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