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後編
手紙
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「暁愛羽様。
ご無沙汰しています。
杜田蘭菜さん、丙蓮華さんはあれからどうしていますか?
あの後、七条と龍と頭を下げに行こうと病院の方へ向かったのですが、もう退院されたと聞き一先ず胸を撫で下ろす気持ちでしたが、学校も夏休みということで訪ねることができず困っていた所、このアカウントを見つけ、こうしてメッセージを送らせてもらっています。
その後もみなさんが元気でやってくれているかは毎日気にさせて頂いていました。もちろん七条や龍も同じ気持ちです。
あれから私は毎日泪の病室に足を運んでいます。
晴れた日は車イスに泪を乗せて一緒に散歩をするようにしています。
泪はまだ目覚められませんが看護婦さん曰く、泪の体が反応する頻度が確実に多くなってきているとのことでした。
暁さんがあの時私をここに連れてきてくれていなかったら、私は今も泪とこんな風に一緒にいれていなかったでしょう。
大切なものを台無しにしていたかもしれない。
だから今は、あんな形ではありませんでしたがあなたに出会えて本当によかったと思っております。
これからも長い戦いになるとは思いますが、決して諦めず、泪のことを側で守り一緒に頑張っていくつもりです。
そしていつか必ず元気な泪の姿を取り戻してみせます。
どうか気が向いたら病院にいらして下さい。
大したことはできませんが、私たち一同、心よりおもてなしをさせて頂けたらと思っております。
それから東京連合ですが、それなりの秩序を保つ為に解散はしません。ですがこれからは、元の焔狼のような走り屋のチームを目指してやっていくことにしました。
今度もしよかったら一緒に走りで競えたらいいなと、勝手ですが思ってしまっています。
暁さん。これからもし困ったことがあればなんでも言って下さい。私はあなたやあなたたちに恩を返したい。
雪ノ瀬瞬という1人の人間として、いつか何かの力になれることを今、心から強く思っています。
最後となりますが同じバイク乗りとして事故にはくれぐれも気をつけて下さいね。
おこがましいですが私の番号を記しておきます。
090ー○○○○ー○○○○
焔狼 雪ノ瀬瞬」
『ねぇ!みんな明日空いてるよね!?』
メッセージを読み終えると早速みんなに声をかけた。
『なんだよ。どっか行くんか?』
玲璃はダンスで疲れきっているのでちょっとかったるそうにしている。
『うん。ちょっとね』
『あ?どこ行くんだよ』
『友達んとこ♪』
そう言って愛羽はいつものように笑っていた。
ご無沙汰しています。
杜田蘭菜さん、丙蓮華さんはあれからどうしていますか?
あの後、七条と龍と頭を下げに行こうと病院の方へ向かったのですが、もう退院されたと聞き一先ず胸を撫で下ろす気持ちでしたが、学校も夏休みということで訪ねることができず困っていた所、このアカウントを見つけ、こうしてメッセージを送らせてもらっています。
その後もみなさんが元気でやってくれているかは毎日気にさせて頂いていました。もちろん七条や龍も同じ気持ちです。
あれから私は毎日泪の病室に足を運んでいます。
晴れた日は車イスに泪を乗せて一緒に散歩をするようにしています。
泪はまだ目覚められませんが看護婦さん曰く、泪の体が反応する頻度が確実に多くなってきているとのことでした。
暁さんがあの時私をここに連れてきてくれていなかったら、私は今も泪とこんな風に一緒にいれていなかったでしょう。
大切なものを台無しにしていたかもしれない。
だから今は、あんな形ではありませんでしたがあなたに出会えて本当によかったと思っております。
これからも長い戦いになるとは思いますが、決して諦めず、泪のことを側で守り一緒に頑張っていくつもりです。
そしていつか必ず元気な泪の姿を取り戻してみせます。
どうか気が向いたら病院にいらして下さい。
大したことはできませんが、私たち一同、心よりおもてなしをさせて頂けたらと思っております。
それから東京連合ですが、それなりの秩序を保つ為に解散はしません。ですがこれからは、元の焔狼のような走り屋のチームを目指してやっていくことにしました。
今度もしよかったら一緒に走りで競えたらいいなと、勝手ですが思ってしまっています。
暁さん。これからもし困ったことがあればなんでも言って下さい。私はあなたやあなたたちに恩を返したい。
雪ノ瀬瞬という1人の人間として、いつか何かの力になれることを今、心から強く思っています。
最後となりますが同じバイク乗りとして事故にはくれぐれも気をつけて下さいね。
おこがましいですが私の番号を記しておきます。
090ー○○○○ー○○○○
焔狼 雪ノ瀬瞬」
『ねぇ!みんな明日空いてるよね!?』
メッセージを読み終えると早速みんなに声をかけた。
『なんだよ。どっか行くんか?』
玲璃はダンスで疲れきっているのでちょっとかったるそうにしている。
『うん。ちょっとね』
『あ?どこ行くんだよ』
『友達んとこ♪』
そう言って愛羽はいつものように笑っていた。
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