狸と猫と子犬と子猫

猫と狸の同居生活

さて、二人で彼の住むアパートに越してきて。

いわゆる一間のアパートですが。

そこに私がお邪魔することになったわけで。

一緒の布団で寝ようよーとも言われましたが、わたしもお布団を買わせていただきまして…

おそろいの食器、追加の寝具。

猫は申し訳ないのですが職歴ゼロのすねかじりというやつだったので、せめて家事はきっちりすることにしました。

家賃はカラダで支払うわ☆ですね。ハイ。二重の意味ですね。

そういうわけなので、台所用品も購入をお願いしました。お鍋とかフライパンなんかを。ピーラーとかね。

結構楽しいもんなんですね。実家暮らしで結局一人暮らしが無かったので、こう基礎部分からそろえるという体験が無かったので、楽しかった。

朝一緒に起きて、朝ごはん作って、ご飯を一緒に食べて。

彼の職場は近かったので、一緒に歩いていきまして、会社近くで別れていってらっしゃーいと。

猫はその際、現地妻…ならぬ現地猫をゲットしました。地域猫さんなのかしら。丁度彼と別れるあたりでよく会うので、その辺で飼われているのか、その辺が縄張りなのかな。

なんとなく、仲良くなりました。食い物で釣ったことは一切ありませんよ！

愛情ならたくさんあげますよ～。

そのうち、向こうのほうから声を掛けられるまでに！猫好きとしてはうれしい限り。

まぁ猫でも犬でも好きですよ。犬とかにも好意が駄々もれているのか、よく遊んでもらえます。

顔なめられようが押し倒されようがオッケーさー！

河川敷を彼と歩いていて、いつもの猫さんが対岸にいて、向こうから「なぁーおぅー」って声かけられたときはうれしかったなー。

「ごめんねー、今日はもう帰るよ～」

って伝えたけど伝わってたならいいなぁ。もう九年前くらいだから、さすがにあの子はもう生きていないかな…元気に生きてくれてたらいいんだけど。

野良ちゃんはあまり長生きできませんからね…

そのころ、職場では「たぬきの彼女が猫とうへうへ楽しそうにやってたよ」なんて報告がたぬきさんにあがってたとか。悪かったな猫馬鹿で。

そりゃ猫を地面に転がして「ここがええのか～ええのんか～？」なんて言ってたらそりゃ変態ですけど。いいじゃん。

たぬきさんの職場はアットホーム？なのかな、わりと地域密着型で。

皆さんの間で、面白い賭けが行われていたとか。

「たぬきさんを含めた独身男性三人の誰が一番早く結婚するか」なーんてくだらない賭けをしていたそうです。

後々結婚する報告をした際に、「俺はお前が最初に結婚するとは思わなかったよ～賭けに負けたよ～」っていわれたとかなんとか。「しらんがな」とはたぬきさんの言。

彼は性格上、白黒はっきりつけるタイプです。上司であろうと、納得できないことにははっきり言います。そのため、嫌われることも多々あるようですが。有限実行タイプではあるので、どちらかというと上のかたがたにええように使われている感も…

損な役割って感じですけど、本人はちゃんと自覚はしていますからねえ。

だからこそ、難あり物件だった猫を実家からひっぺがして来たわけですし。

行動力があるタイプですねー。