狸と猫と子犬と子猫

猫は県をまたぎ通います（バスで）

週末のデートが楽しければ楽しいほど、平日の暮らしが陰鬱に感じてしまう。

サザエさん症候群みたいなもんなのか…二週間ほど無言生活を満喫した後、猫は適当なタイミングを見て声を戻しました。

まぁタイミングは見てました。もっと早くに話せていたけど、伸ばしたかった…

ビバ無言生活。さようなら不干渉。

まぁおかげさまで両親には彼氏（はずい）の存在が明らかになりましたし、狸さんが高速バスのチケット手配とかたまにしてくれて、県をまたいで、時折猫は家政婦に行くようになりました。

だって、実家に居ないと食欲戻るんだよ！おかしいでしょ！

実家では雑炊茶碗いっぱいでお腹いっぱいなのに、高速バス降りてコンビニ行ってたら、ガッツリチキン南蛮弁当にデザートつけて買っちゃうんだよ！それ食べて彼氏の部屋掃除したりできちゃうんだもん！愛の力ってすごいね（違う）！！

狸さんは特殊な学校で勉強していたので、パソコンや電気配線なんかにメタクソつよいお人でした。

彼の部屋に上がったときびびった。

何がって、配線の量。ゲームはスクリーンに映してやっているそうです。でけえ。猫もゲームさせてあげるねといって、配線の切り替え方教えてくれましたが結局マスターできなかった。

今でも笑い話ですが、じゃあ彼氏のおうちでご飯作りましょうねってなったとき、お砂糖がない。

ないよー、という猫に、あるじゃん。といって彼が指差したのはコーヒー用のスティックシュガー。

それ砂糖だけど砂糖じゃないし！グラニュー糖だし！お料理用じゃないよ！

シンク下の収納の扉開けてみたら茶色い何かの足のかけらが一本あったり（ひいいいいいい）…

私は黒光りするあいつは嫌いです。

姉が居たころは、きゃあああとおびえる姉を尻目にねーちゃんおびえてんじゃねーよと雑誌丸めてし止めてましたが。

あいつへの恐怖耐性がだいぶ落ちたみたいで、狸さんと出会ってからだいぶだめになった。

俺も弱くなったな・・・（遠い目）。

ちなみに子供二人生んで肝っ玉母ちゃんやってる今は自分から殺りにいきます。

あいつの存在はミリ単位でも認めない。

ブラックキャッ○がお勧めですわよ、皆様。アレおいてから姿を見ません。

…なぜアレの話で盛り上がるのか…自分で言ってましたね。失礼。

実家ではへろへろ、狸さんちでは生き生きお掃除。

マジ通い妻でしたねえ…それでも、まだお泊り許可は下りてなかったの。純粋すぎる。

関係はそれなりにただれてたけど（開き直り）。

何だろう…そのころには、狸さんと一緒に居るときのほうがずうっと自然でしたね。

息ができている、そんな感じ。

敬語は何とか外れました。私は基本的には年長者には敬語です。彼はひとつ年上だったので。

できたら外してほしいってお願いされ、何とかできましたよ。

ちょっと悪ふざけして、「お兄ちゃん」って呼んでたらやめてくださいってお願いされました。むぅ。

兄が居なかったのでちょっとあこがれていたのですが。

…まぁ、兄とやるのはちょっと法律的にあれですもんね。狸さんはわりと真面目でした。

でも彼の好きなゲームとかだと妹キャラは居るよね。そこは違うのか…

私は比較的性的趣向には寛容な方だと思う。自分が悪食だからかな？

狸さんがケモナーでもオーケーさ！