狸と猫と子犬と子猫

ねこセンサー

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猫の親戚は個性的

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姉が飛び降りてなくなった。その事実を深く受け止めた両親は、つなぎとして、父方の祖母の家に身を寄せた。実の息子である父があまり寄り付かなかった事実から、いかに父が実家を避けていたかはわかるものだが、娘のために我慢したであろうことは想像に難くない。

なぜかというと、強烈な個性の持ち主がたくさんいたからだ。

父方の祖母は、精神を病んだ実の娘を勘当し、娘の子供たち、つまり孫を引き取り、実の子のようにそだてた。結果、私のいとこである彼らは、実の母を憎み、祖母を母として慕うようになったという。

いとこには長らくあってないので判断するのは尚早だが、後日伯母に会ったが、その方は普通に慎ましやかな方でした。なんだかなー。

しばらく身を寄せていたが、一週間ほどででていくことになった。


父が祖母や伯母に対し激怒したからだ。


父は長男扱いだが、実は次男だ。長男であった方が夭折したから。末っ子である。父の上に、伯母が三人存在する。長女である伯母は、父と今でも多少なりとも交流はあるが、次女、三女は話に聞くのみ。

その三女の伯母がかなり強烈な方だった。

私が高校のとき、伯母が店を出したというので顔を出した。開口一番に言われたのが、

「私あんたが嫌いだったのよね」

何を気に入らずに嫌われたのかはよくわからなかったが、とにかく変わった人だとは思った。

私は男には負けない!男には頼らずいきるの!などとおっしゃっていたのは記憶しているが、彼氏は切らしていなかったと風の噂には聞いたので、

「なんだ、男なしには生きていけてないじゃん」

なんて思ったのは秘密だ。ある意味負けてるよね。

良い子は深い意味を考えてはいけません。紳士、淑女の方々は、口には出さず妄想で補完なさっては如何でしょう。をほほ。あらやだわたくしとしたことがはしたない。むぐぐ。

そんな祖母、三女の伯母と父が話していた際、爆弾発言が飛び出したそうな。


「誰が◯◯◯ちゃんを殺したの!」


…ろくに姉にあってもいなかったあなたがそれいう?でありますね。

父は躾として拳骨をすることはあれど、妻である母に物理的暴力を振るうことは皆無だった。そんな父が、祖母たちに拳を振り上げて殴りかかろうとしたらしい。母は必死になって父を羽交い締めにして、止めたそうだ。


祖母らは「怖い!警察呼んで!」

なんて騒いでいたらしい。

次の日には家を出ました。一番上の伯母にも手伝ってもらって。

仕方ないのでマンションに戻りましたが、すぐに借家を借りて引っ越しました。

…あんな強烈なお姉様やご母堂いらっしゃったら、そりゃ女嫌いになるね。ほんとによく母と結婚できたねぇ。

まあ結局は離婚してないだけで夫婦仲は最悪なんですがね今も。

私の周りの親戚は激情型な方が多くて、話すのわりと疲れます。エネルギッシュで、なんか押されちゃうんですよね。気に当てられるというか。相手するだけで疲れちゃうんですよねぇ。
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