君を愛さず、君に恋する

人と話そうとしてこなかった利子倉りりは、唯一無二の友達、古川とよりの秘密を知ってしまう。その秘密とは、古川とよりが恋をした事で、それが百合であることだった。
元々、想像力豊かだったりりにとってとよりの話は世界で一番美しく、なによりも純粋に見えていた。いつしかりりは、その恋を自分のノートに書き記すことを始める。
その習慣は長く、それでいて儚く一時の感情として起伏する。
りりは自分の書き記してきたノートを見て、幸福感をもっと欲するようになり、とよりの恋に、自分の書き記した物語に堕ちていく……。

とよりの恋に悶々としていく中で、色々な感情が交錯していくラブストーリー。
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