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「その肩本当に痛くないのかね?」
「あっはい痛くは無いです重いけど」
ライチはオロオロしてる所を向こうの護衛に囲まれてった
「驚いた。そのワシは私以外に懐かなかったから」
「そーなんですか?」
その間もグイグイ顔に擦り寄られてるけど
「君には不思議な魅力があるようだね」
「そ、そうかなぁ」
そんな事を言われると悪い気にはならない
「私は今身分を隠して滞在しております故、名を名乗れないのです、それでも良ければ貴方の名を尋ねても良いだろか」
うん忍んでそうだもんね
こんな派手な見た目のワシ使いすぐに身バレしそうだけどな大丈夫そ?
「俺はサイハラハルマです。サイハラが家名でハルマが名前」
「もしや異世界召喚者なのですか?」
「はい、グレープ君はそれが分かったんですかね?」
「他の者にも会った事があるがこんな事態は無かったのであなたの何かに惹かれたのでは無いかと思います」
顔を撫でようと手を伸ばすとその手に頬ずりされる
「ハハ、本当に懐かれたみたい。可愛いな~グレープ」
『クルル~』と返事までしてくれた
するとおもむろにイケメンはフードを脱いだ
プラチナの髪があらわになった
イケメンすぎてハリウッドスターかよ
「私の名はクラン=コンコードです」
「クラン=コンコード様」
「はい」
「名乗って良かったんですか?」
「マズイですね護衛に怒られてしまいます」
「笑ってそんな事言って」
「はい」
「おっとライチを取り囲んでた護衛達がフード外したのに気付いてこっちにやって来ましたが」
「またお会い出来る機会があると思いますので今回はこちらで失礼させて頂きます」
これは大変だとイタズラに笑うイケメンはグレープを呼び戻しフードを被り直して蹄を返した
振り返って会釈をする姿が気品に溢れてる
「あれはスターか王子様だ」
きっとそう
「さあね、知りません!!」
護衛に囲まれてたのが解放されてどっと疲れた様子のライチ
「護衛に何されてたんだ?」
何やら一定の距離感はあったので乱暴はされてないハズだけど
「本日は隠密なので極秘だって言われました」
「何を黙っとくんだ?」
「何をですかね!?極秘なんで!!」
「お、おう」
なにやらプンスカしてる
まあごつい護衛に囲まれたら嫌だわな
「大変だったな、ライチ」
「ハルマ様のばか!すぐそーやって!とうとう動物にも懐かれて!」
「とうとうってなんの事か知らないけど強いて言えば最初懐いた動物はライチじゃないか?」
俺の言葉にライチは頬を膨らませた
俺からすれば大型犬だけど?
「あっはい痛くは無いです重いけど」
ライチはオロオロしてる所を向こうの護衛に囲まれてった
「驚いた。そのワシは私以外に懐かなかったから」
「そーなんですか?」
その間もグイグイ顔に擦り寄られてるけど
「君には不思議な魅力があるようだね」
「そ、そうかなぁ」
そんな事を言われると悪い気にはならない
「私は今身分を隠して滞在しております故、名を名乗れないのです、それでも良ければ貴方の名を尋ねても良いだろか」
うん忍んでそうだもんね
こんな派手な見た目のワシ使いすぐに身バレしそうだけどな大丈夫そ?
「俺はサイハラハルマです。サイハラが家名でハルマが名前」
「もしや異世界召喚者なのですか?」
「はい、グレープ君はそれが分かったんですかね?」
「他の者にも会った事があるがこんな事態は無かったのであなたの何かに惹かれたのでは無いかと思います」
顔を撫でようと手を伸ばすとその手に頬ずりされる
「ハハ、本当に懐かれたみたい。可愛いな~グレープ」
『クルル~』と返事までしてくれた
するとおもむろにイケメンはフードを脱いだ
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「クラン=コンコード様」
「はい」
「名乗って良かったんですか?」
「マズイですね護衛に怒られてしまいます」
「笑ってそんな事言って」
「はい」
「おっとライチを取り囲んでた護衛達がフード外したのに気付いてこっちにやって来ましたが」
「またお会い出来る機会があると思いますので今回はこちらで失礼させて頂きます」
これは大変だとイタズラに笑うイケメンはグレープを呼び戻しフードを被り直して蹄を返した
振り返って会釈をする姿が気品に溢れてる
「あれはスターか王子様だ」
きっとそう
「さあね、知りません!!」
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「大変だったな、ライチ」
「ハルマ様のばか!すぐそーやって!とうとう動物にも懐かれて!」
「とうとうってなんの事か知らないけど強いて言えば最初懐いた動物はライチじゃないか?」
俺の言葉にライチは頬を膨らませた
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