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三十一話 兄上とジョルジュと私 ①
しおりを挟むセントバーナルside
婚約式が無事に終わって、エンヴェリカを部屋まで送り、また明日と言って私は自室に戻った。
私が自室に戻ってすぐ、ジョルジュがやってきた。
今日ジョルジュと会ってお互い報告することになっている。
婚約式の日にと思われるかもしれないが、事件のこともあり今私もジョルジュも忙しい毎日を送っている。
そうでなくともジョルジュが仕事で王宮にくることはほとんどない。
ジョルジュの主な仕事はタベンサードル領と国境が面しているシュバルツダイン帝国に対する防衛と、主に王族以外の瞳の継承者の女性や瞳の継承者の伴侶の護衛、そして王族他瞳の継承者に関する事件の捜査などである。
タベンサードルの国境にあるシュバルツダイン帝国はこの世界の4分の1の国土を有する巨大帝国で、我が国の脅威であることは間違いないが近年は多数の国の民の血が混じり合ったからだと言われているが、魔力を有する子が生まれにくくなり、帝国で魔力を持つ人間が四割ほどであると言われており、我が国だけでなく他国と比べても極端に少ない。
それに耐えず内紛が起こっているようで、国力が落ちてきていて以前ほど我が国を脅かす存在ではなくなってきている。
しかし他国より圧倒的な国土と国民の数は脅威であることは間違いない。
そして魔力を有する子が自国で生まれにくくなっているからこそ帝国は我が国を狙っている。
そのことは今だ脅威となっている。
帝国は我が国の魔力を持っている民を狙っている。
特に瞳の継承者の女性は常に狙われている。
瞳の継承者の女性からは同じ瞳の色をして必ず膨大な魔力を持った子が生まれる。
そして属性魔法も複数持つなど優秀な子が必ず生まれる。
なので瞳の継承者の女性が狙われる確率が高く、王族以外の瞳の継承者の女性には黒の瞳の継承者も常にではないが影となり守っている。
今瞳の継承者の女性は王族は私の妹のアマリア、黒の瞳の継承者は紫の瞳の継承者の後継者のクリスと結婚したヴァネッサ。
そして赤の瞳の継承者の後継者スザンヌとその息女のフロディーテだ。
王族はこの国のどこよりも強固な結界が張られた王宮、国の優秀な魔術師、騎士たちがおり、そして王族の他赤と紫の瞳の継承者が王宮に出仕してきているので一番安全と言われているから、黒の瞳の継承者たちが直接守らなくても大丈夫ということなのだ。
赤の瞳の継承者のスザンヌとフロディーテ、黒の瞳の後継者で今は紫の瞳の継承者の伴侶ヴァネッサ、それぞれが瞳の継承者の女性を守っているが、二重に守って警戒している。
そして最後が王族並び瞳の継承者が関係する事件。
今回のエンヴェリカの事件である。
エンヴェリカは瞳の継承者ではないが、私の伴侶となる女性だ。
婚約者となる前から私は決めていた。
瞳の継承者の女性と同じくらいに瞳の継承者の伴侶となる女性は守られる存在だ。
それは瞳の継承者の男性は伴侶を失うと生きていけないと言えるくらい伴侶を愛しているからである。
昔、目の前で愛する伴侶を殺された瞳の継承者が一気に魔力を暴走させて自分の命と引き換えに周辺を吹っ飛ばすという痛ましい事件があった。
私もエンヴェリカと出会った今ならその瞳の継承者の絶望がわかる。
今はエンヴェリカの事件が起こっているからジョルジュはかなり多忙である。
あちこち飛び回っている時なので婚約式なら仕事も兼ねて王宮にやってくるからあえてこの時にしたのだ。
「ジョルジュ、すまないね」
「いえ構いません、お気になさらず」
ストレンダーがお茶を用意してくれたのでジョルジュをソファに促す。
「あの女来ていましたね」
私がメリルのことを口に出すと。
「ええ、参加しないことも考えられましたが、参加してくれたことは結果的に良かったです」
ジョルジュが少し目が座った感じがした。
「と、いうことは何か掴んだということですか?」
「ええ、まあそうですね。
以前私が幼い頃に王宮内ですれ違った時に違う魔力の揺らぎを感じたと言いましたけど、やはり今日も感じました」
ジョルジュの話に私はやはりかと思った。
「そうですか、でそれは闇属性だったのですか?」
「いえ、それが1つはメリル自身が持っている水属性でした。
もう1つは確かに違う魔力を感じたのですが、それが火属性だったのです。
それともう1つありましたね。
もう1つも火属性でした。
合計3つ別々の魔力の揺らぎを感じました。
もう1つは以前はなかったと思います」
「えっ?闇属性ではない?
それと合計3つの魔力を感じたということですか?
それも以前とは違う?」
私はそれに驚く。
3つもの魔力がメリルの中に存在するということなのか。
この国の民はほとんどの者が属性魔法を持って生まれる。
微量の魔力しかなく生活魔法くらいしか使えない平民でも属性魔法を持って生まれてくる。
各々が持つ属性魔法の魔力が体内を流れているのだ。
魔力の揺らぎを感じれる者は、その者が持つ魔力を感じるということだ。
魔力の揺らぎを感じれるのは相手より自分の方が多く魔力を持っていれば感じることが出来る。
だが、いくら魔力が多くても属性魔法までわかる者はそうはいない。
それに今まで事例がなかったが、1人の人間から複数の魔力の揺らぎを確認出来るものもそういないと思う。
瞳の継承者でもみなが属性魔法までわかる訳ではない。
探知魔法を使えば、生きている人間の魔力、属性、スキルなどを探知することは出来る。
それも各々の能力によるものだ。
その探知魔法を使える者も少ないのだが。
しかし王宮内では許可なく魔法は使えない。
ましてパーティーや夜会が行なわれる会場ではいくら瞳の継承者でも魔法を使うことを許されていない。
瞳の継承者以外の者は魔法を使おうとしても使うことが出来ないだろう。
会場にはそれくらい強力な結界が張られている。
なので、あの婚約式では魔力の揺らぎを細かく感じることが出来る瞳の継承者のスペンサー殿やジョルジュの存在は大きい。
「そうなんです。
確かにメリルとは別の魔力を感じたんですが、闇属性ではありませんでした。
2つとも火属性です」
「どういうことなのでしょう?
そういえば、兄上も探ってくれると言ってました。
兄上ももう少ししたら来ると思うので、兄上の意見も聞かなければなりませんね」
ジョルジュが頷く。
「そうですね、王太子殿下はスキル『感知』を持っておられるので、殿下だと私よりもっと細かくわかるかもしれません」
兄上はスキル『感知』を持っている。
そのスキルは自分を中心に50メートル周辺にいる人間の一人に照準を合わせるとその人間の魔力、属性魔法、スキルまでを感知出来るというものだ。
さすがのジョルジュでも探知魔法を使わないとわからないところまで兄上は知ることが出来る。
「ああ、私は事件以降王宮の図書室で闇属性に関する文献を片っ端から読んだのですけど、魅了が禁術となるきっかけの事件が気になるんです」
王宮の図書室とは許可があれば貴族であれば入館出来る王宮内の図書館とは違って、王族と瞳の継承者しか閲覧出来ない門外不出の書物が置いてあるところだ。
「今から約750年程前のジライヤ・ピートバンズ侯爵令嬢の事件ですね」
ジョルジュももちろん知っている。
あまりにも有名な事件であるのと、瞳の継承者の間では周知されていることである。
「そう、ジライヤが魅了を悪用して起こした事件です。
それが今から758年前です。
それ以降魅了は禁術となった。
それから属性判定で闇属性判定された者はすぐに魅了を封じられるようになりました。
中には属性判定を受けていない者で闇属性を持っていた者がいたかもしれませんが、あの事件以降魅了に関しての事件は起こっていないようです」
私の言ったことがどういうことか?とジョルジュが首を傾げる。
「セントバーナル様はどうお考えで?」
「ええ、兄上から最近気になることを聞いたんです」
「王太子殿下からですか?」
ジョルジュが興味深そうな顔をする。
エンヴェリカは魔術魔法のことに目がないくらい興味を示すが、ジョルジュもそうで天才であるだけでなくその探究心は目を見張るものがある。
「兄上が義姉上に事件のことは言わず、一人の人間から違う人間の魔力を感じる事があると思う?と聞いたそうなんです。
そしたら義姉上が『もし違う人間の魂がその人間に入り込んでしまったらどうなのかしら?』と言ったそうなんです」
ジョルジュは私の言葉に目を見開く。
「そんなことがあるのでしょうか?
聞いたことがありませんが」
「ええ、俄には信じられないことです。
そういう事例は今までありません。
しかしもしそういうことがメリルに起こったのだとしたらと思ったのです」
ふむぅとジョルジュが唸る。
確かに義姉上の発想は私たちにはなかったものだった。
「なるほど、だからセントバーナル様はジライヤの案件を話したんですね」
「ええ、先程言いましたがジライヤの事件以降魅了に関する事件は起きていません。
もし何らかの小さい出来事でもジライヤの事件以降、みな魅了には敏感になっていたはずです。
魅了はとても脅威にもなるものです。
だからどれだけ小さい出来事でも文献として残すのではないかと思うのです。
しかしそういうことはなかった。
それ以降、属性判定後闇属性を持っている者は魅了を封じられますし、ほとんどいない稀な属性でもあります。
属性判定を受けていない者の中に闇属性を持っていた者がいたかもしれませんが、あの事件以降属性判定の義務化はもっと進んだと言われています。
なので貴族が属性判定を受けていないとは普通は考えにくい。
それにまず平民で闇属性を持つ者が生まれることはもっと稀だと思うんです。
可能性がなくはないですが、もし平民が闇属性を持っていて属性判定を受けていなかったとしても、今のようにまだ学院で魔術魔法を学べない時代です。
禁術になって使っている者がほとんどいない魅了をそう簡単に扱える者がいるとは思えません。
平民であれば尚更です」
そう、平民も属性魔法を持って生まれてくる者がほとんどだが、貴族に比べて魔力が少なく生活魔法を使える程度だからというのもある。
それくらいの魔力では属性魔法を使いこなせないはずだ。
稀に魔力が多い平民が生まれることがあるが、それでもちゃんと教育を受けていなければ、属性魔法は使えないだろう。
魔力暴走を起こしてしまうはずだ。
「セントバーナル様はメリルにジライヤの魂が入ったのではないかと考えているということですか?」
私はジョルジュの質問に頷く。
「ええ、以前のスペンサー殿とジョルジュの報告で、ジャスティンに使用された毒物が通常の薬では考えられない闇属性の解毒魔法が使われた可能性があると聞いて、それに義姉上の話を組み合わせるとその可能性が大いにあると思うのです。
それとあの統率力というか周りの者のあまりの抜け目のなさが普通ではありません。
メリルが闇属性の魅了を巧みに使い周りの者たちを操っているのであれば、魅了のことをよく知っているのでは?と思ったのです。
メリル一人で何の知識もなく魅了を扱えるようになるのか?とも思ったのです。
でもメリルのもう1つの魔力に闇属性はなかったんですよね…」
私は顎に手をやりどういうことか考える。
その時にノックの音が聞こえて兄上が入ってきた。
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