3 / 4
第3話
しおりを挟む
翌日、登校してすぐの朝一番。
済んでしまったことは仕方ないと、ポイントカードにスタンプを押してもらおうとした俺は、葉月さんから驚くべき返事をもらう。
「押さないよ?」
「…………え?」
涼しげな顔で当たり前のように言ってきた。
「だってお願いなんてしてないじゃん? 忘れたって言ったらキミが進んで貸してくれたんだよ?」
…………………………。
た・し・か・に…………!
「確かに、そうだな」
「そそ。キミがイヤだなーって思うような時の十回なの」
「なるほどな」
こりゃ一本取られたわ。
とはいえ確認しなかった俺にも落ち度はある。
それにこの十回がなくならない限りは──。
そんな邪な感情は抑えようとしても抑えられるものではなく。言いくるめられているような気がするも、俺にとっては都合が良かった。
だって空白は守られたのだから。
心の中でガッツポーズをした──。
◇
そんな日々が続いたある日、ついにポイントカードにスタンプがひとつ、押されてしまう事態に直面した──。
昼休みの校舎裏。
葉月さんは珍しく人目を気にしていた。そして、とんでもないお願いをされてしまう──。
「そのお願いはさすがに聞けないよ」
「そっか。じゃあもう、ポイントカードなんてあっても意味ないね。それ返して。おしまいにしよっか」
それは思いもよらない言葉だった。
でも確かに、断るんじゃポイントカードの意味なんてない。でも、だからって──。
「わ、わかったよ! やるよ。やればいいんだろ? どうなっても知らないからな!」
「キミは本当にわかりやすいね。じゃあ、お願いします!」
ニコッと笑うその笑顔からはどこかいじらしさを感じた。
いったいなにがわかりやすいのか。考えると小っ恥ずかしくなる。
俺が大切に守っているポイントカードは、いずれおパンツ購入券に化けるものだから──。
☆
葉月さんからのお願いとは、恋人のフリをすることだった。
クールビューティな葉月さん。
その近寄り難い雰囲気から、話し掛ける人なんて殆どいない。隣の席の俺が挨拶すらできないほどに、分厚いを壁を感じずには居られない存在だった。
イケメン・陽キャ・パリピの三銃士でさえも敬遠するほどに。
しかし、ここ最近。
隣の席の俺と談笑しているためか、男子たちが近付いてくるようになった。
体育の授業で葉月さんが俺の体操服を着ていたことも、一部で変な噂が立つなど……。
その結果、訪れたのは告白の嵐!
人によっては二度三度告白しに来る者まで現れ、葉月さんは度々困り顔を見せるようになった。
責任は俺にある。……の、だが。
こんなお願いをハイそれと聞けるわけもなく。スタンプを引き換えに承諾する形となった。
ただ、その日を境にスタンプが押される機会は増えていった。
◇ ◇
「こ、恋人同士ならキスくらいできるだろ!」
昼休み。俺と葉月さんがご飯を食べていると、パリピがこんなことを言ってきた。
まさかにも、こんな子供じみたことを言う奴が居たのには驚きだが、それくらい俺が葉月さんと付き合うことは、現実味に欠けるのだろう。
当然俺はこんな要望を承諾できるわけもなく、またひとつ、スタンプが押されてしまった。
頬へのファーストキスとともに、大切なスタンプの空白が埋まる。
それはまるで、終わりへのカウントダウンのようにも思えた。
◇ ◇
それからも、スタンプはどんどん押されていった。
──林間学校。
夜中に二人で抜け出し夜空を見に行った。
──文化祭。
校内ベストカップルに選ばれた。
──夏の夜。
二人でした手持ち花火大会。
いろんなことがあった。
あくまで付き合っているフリという大前提がある以上、本当の恋人のような行為をする際はポイントカードに頼らざるを得なかった。
そのたびに、初めてと引き換えにポイントカードの空白は埋まっていった。
嬉しさ半分、切なさ半分。
空白の残りが少なくなるにつれて、そのバランスは崩れていった。
◇ ◇
春が終わり夏が来て。秋、そして冬──。
この頃になると、スタンプカードは九つ目まで埋まってしまい、俺は葉月さんを避けるようになっていた。
次が最後──。
そう思うと物怖じしてしまい、まともに話すことさえもできなくなっていた。
スタンプカードで繋ぎ止めていた関係はいつの間にか、最初の頃に戻っていた。
まだひとつ、空白が残っているのに──。
俺が守りたかったものはなんだったのか。ポイントカードの空白なのか、それとも──。
◇
そうしてついに、終わりの日は訪れる。
「お願いがあるの」
それはふいに、放課後の静かな階段隅で言われた。
頑なに言わせまいとしていた言葉はあっさりと、彼女の口から飛び出してしまった。
「えっと、俺……。このあと用事あるから」
「うん。すぐ終わるから大丈夫」
「す、凄まじく急ぎの用事で……。すぐにでも走り出さないと間に合いそうもないんだ! あぁもうやばい! 時間がない!」
こんなのは大嘘だ。
走り出したい気持は本心だけど、違う……。
全てが予め決まっていたかのように、
今日、この場所で終わらせるかのように、
葉月さんはたじろむ俺に、容赦なくお願いを突きつけた。
「ぎゅっとして」
今までとは違う、異質なお願いに「え……」と驚くも、最後のお願いを言われてしまった。
断れば帰ってくる言葉は決まっている。
何度も言われてきたからわかっている。
わかっているけど──。
断らずには居られない──。
「だ、ダメだろ。だって俺ら恋人のフリしてるだけだし……。お、俺、もう行くから」
逃げるように立ち去ろうとした瞬間、腕を掴まれた──。
「なら、ポイントカード出して。意味ないから」
葉月さんの言葉は素っ気ないものだった。
当たり前だ。ここ最近はろくに会話もしていない。ずっと逃げて来たんだから。
ポイントカードの意味なんて、もう……。
それでも──。
出せるはずがなかった。
スタンプは既に九つ押されている。残る空白はひとつだけ。
いつだって、俺たちの間にはポイントカードがあった。
いくつもの季節をポイントカードとともに、過ごしてきた。
これが無くなれば、もう……。俺と葉月さんを繋ぎ止めるものは、なにもない。
今こうして話している時間さえも、なくなる。
でも俺は、思ってしまったんだ──。
今ここで、抱きしめなかったら壊れてしまうんじゃないかって。
それは、なくなるよりも、きっと……悲しい。
だから俺は抱きしめた。
これが最後と知りながら。
違う。最後だから、こそ……。
笑顔で──。良い思い出に、するために──。
「どうしてキミが泣くのかな?」
ほとんど無意識だった。
溢れだす涙をとめることができない。
「どうしてかな。あれ……わかんないや……」
嘘だ。
全部わかってる。俺はもっと、この関係を続けたかった。
「そっか。キミは本当に、不器用な人だね」
そう言うと優しく抱きしめ頭を撫でてくれた。
俺は、葉月さんの胸の中で──。
涙が枯れるまで泣き続けた。
伝えたい言葉をなにひとつ言えずに──。
☆
かくして、スタンプカードには十個目のスタンプが押された。
願わずにも図らずに──。
2000円でパンツとブラが買える権利を、GETした。
済んでしまったことは仕方ないと、ポイントカードにスタンプを押してもらおうとした俺は、葉月さんから驚くべき返事をもらう。
「押さないよ?」
「…………え?」
涼しげな顔で当たり前のように言ってきた。
「だってお願いなんてしてないじゃん? 忘れたって言ったらキミが進んで貸してくれたんだよ?」
…………………………。
た・し・か・に…………!
「確かに、そうだな」
「そそ。キミがイヤだなーって思うような時の十回なの」
「なるほどな」
こりゃ一本取られたわ。
とはいえ確認しなかった俺にも落ち度はある。
それにこの十回がなくならない限りは──。
そんな邪な感情は抑えようとしても抑えられるものではなく。言いくるめられているような気がするも、俺にとっては都合が良かった。
だって空白は守られたのだから。
心の中でガッツポーズをした──。
◇
そんな日々が続いたある日、ついにポイントカードにスタンプがひとつ、押されてしまう事態に直面した──。
昼休みの校舎裏。
葉月さんは珍しく人目を気にしていた。そして、とんでもないお願いをされてしまう──。
「そのお願いはさすがに聞けないよ」
「そっか。じゃあもう、ポイントカードなんてあっても意味ないね。それ返して。おしまいにしよっか」
それは思いもよらない言葉だった。
でも確かに、断るんじゃポイントカードの意味なんてない。でも、だからって──。
「わ、わかったよ! やるよ。やればいいんだろ? どうなっても知らないからな!」
「キミは本当にわかりやすいね。じゃあ、お願いします!」
ニコッと笑うその笑顔からはどこかいじらしさを感じた。
いったいなにがわかりやすいのか。考えると小っ恥ずかしくなる。
俺が大切に守っているポイントカードは、いずれおパンツ購入券に化けるものだから──。
☆
葉月さんからのお願いとは、恋人のフリをすることだった。
クールビューティな葉月さん。
その近寄り難い雰囲気から、話し掛ける人なんて殆どいない。隣の席の俺が挨拶すらできないほどに、分厚いを壁を感じずには居られない存在だった。
イケメン・陽キャ・パリピの三銃士でさえも敬遠するほどに。
しかし、ここ最近。
隣の席の俺と談笑しているためか、男子たちが近付いてくるようになった。
体育の授業で葉月さんが俺の体操服を着ていたことも、一部で変な噂が立つなど……。
その結果、訪れたのは告白の嵐!
人によっては二度三度告白しに来る者まで現れ、葉月さんは度々困り顔を見せるようになった。
責任は俺にある。……の、だが。
こんなお願いをハイそれと聞けるわけもなく。スタンプを引き換えに承諾する形となった。
ただ、その日を境にスタンプが押される機会は増えていった。
◇ ◇
「こ、恋人同士ならキスくらいできるだろ!」
昼休み。俺と葉月さんがご飯を食べていると、パリピがこんなことを言ってきた。
まさかにも、こんな子供じみたことを言う奴が居たのには驚きだが、それくらい俺が葉月さんと付き合うことは、現実味に欠けるのだろう。
当然俺はこんな要望を承諾できるわけもなく、またひとつ、スタンプが押されてしまった。
頬へのファーストキスとともに、大切なスタンプの空白が埋まる。
それはまるで、終わりへのカウントダウンのようにも思えた。
◇ ◇
それからも、スタンプはどんどん押されていった。
──林間学校。
夜中に二人で抜け出し夜空を見に行った。
──文化祭。
校内ベストカップルに選ばれた。
──夏の夜。
二人でした手持ち花火大会。
いろんなことがあった。
あくまで付き合っているフリという大前提がある以上、本当の恋人のような行為をする際はポイントカードに頼らざるを得なかった。
そのたびに、初めてと引き換えにポイントカードの空白は埋まっていった。
嬉しさ半分、切なさ半分。
空白の残りが少なくなるにつれて、そのバランスは崩れていった。
◇ ◇
春が終わり夏が来て。秋、そして冬──。
この頃になると、スタンプカードは九つ目まで埋まってしまい、俺は葉月さんを避けるようになっていた。
次が最後──。
そう思うと物怖じしてしまい、まともに話すことさえもできなくなっていた。
スタンプカードで繋ぎ止めていた関係はいつの間にか、最初の頃に戻っていた。
まだひとつ、空白が残っているのに──。
俺が守りたかったものはなんだったのか。ポイントカードの空白なのか、それとも──。
◇
そうしてついに、終わりの日は訪れる。
「お願いがあるの」
それはふいに、放課後の静かな階段隅で言われた。
頑なに言わせまいとしていた言葉はあっさりと、彼女の口から飛び出してしまった。
「えっと、俺……。このあと用事あるから」
「うん。すぐ終わるから大丈夫」
「す、凄まじく急ぎの用事で……。すぐにでも走り出さないと間に合いそうもないんだ! あぁもうやばい! 時間がない!」
こんなのは大嘘だ。
走り出したい気持は本心だけど、違う……。
全てが予め決まっていたかのように、
今日、この場所で終わらせるかのように、
葉月さんはたじろむ俺に、容赦なくお願いを突きつけた。
「ぎゅっとして」
今までとは違う、異質なお願いに「え……」と驚くも、最後のお願いを言われてしまった。
断れば帰ってくる言葉は決まっている。
何度も言われてきたからわかっている。
わかっているけど──。
断らずには居られない──。
「だ、ダメだろ。だって俺ら恋人のフリしてるだけだし……。お、俺、もう行くから」
逃げるように立ち去ろうとした瞬間、腕を掴まれた──。
「なら、ポイントカード出して。意味ないから」
葉月さんの言葉は素っ気ないものだった。
当たり前だ。ここ最近はろくに会話もしていない。ずっと逃げて来たんだから。
ポイントカードの意味なんて、もう……。
それでも──。
出せるはずがなかった。
スタンプは既に九つ押されている。残る空白はひとつだけ。
いつだって、俺たちの間にはポイントカードがあった。
いくつもの季節をポイントカードとともに、過ごしてきた。
これが無くなれば、もう……。俺と葉月さんを繋ぎ止めるものは、なにもない。
今こうして話している時間さえも、なくなる。
でも俺は、思ってしまったんだ──。
今ここで、抱きしめなかったら壊れてしまうんじゃないかって。
それは、なくなるよりも、きっと……悲しい。
だから俺は抱きしめた。
これが最後と知りながら。
違う。最後だから、こそ……。
笑顔で──。良い思い出に、するために──。
「どうしてキミが泣くのかな?」
ほとんど無意識だった。
溢れだす涙をとめることができない。
「どうしてかな。あれ……わかんないや……」
嘘だ。
全部わかってる。俺はもっと、この関係を続けたかった。
「そっか。キミは本当に、不器用な人だね」
そう言うと優しく抱きしめ頭を撫でてくれた。
俺は、葉月さんの胸の中で──。
涙が枯れるまで泣き続けた。
伝えたい言葉をなにひとつ言えずに──。
☆
かくして、スタンプカードには十個目のスタンプが押された。
願わずにも図らずに──。
2000円でパンツとブラが買える権利を、GETした。
0
お気に入りに追加
3
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
アルバートの屈辱
プラネットプラント
恋愛
妻の姉に恋をして妻を蔑ろにするアルバートとそんな夫を愛するのを諦めてしまった妻の話。
『詰んでる不憫系悪役令嬢はチャラ男騎士として生活しています』の10年ほど前の話ですが、ほぼ無関係なので単体で読めます。
王妃の仕事なんて知りません、今から逃げます!
gacchi
恋愛
側妃を迎えるって、え?聞いてないよ?
王妃の仕事が大変でも頑張ってたのは、レオルドが好きだから。
国への責任感?そんなの無いよ。もういい。私、逃げるから!
12/16加筆修正したものをカクヨムに投稿しました。
母娘丼W
Zu-Y
恋愛
外資系木工メーカー、ドライアド・ジャパンに新入社員として入社した新卒の俺、ジョージは、入居した社宅の両隣に挨拶に行き、運命的な出会いを果たす。
左隣りには、金髪碧眼のジェニファーさんとアリスちゃん母娘、右隣には銀髪紅眼のニコルさんとプリシラちゃん母娘が住んでいた。
社宅ではぼさぼさ頭にすっぴんのスウェット姿で、休日は寝だめの日と豪語する残念ママのジェニファーさんとニコルさんは、会社ではスタイリッシュにびしっと決めてきびきび仕事をこなす会社の二枚看板エースだったのだ。
残業続きのママを支える健気で素直な天使のアリスちゃんとプリシラちゃんとの、ほのぼのとした交流から始まって、両母娘との親密度は鰻登りにどんどんと増して行く。
休日は残念ママ、平日は会社の二枚看板エースのジェニファーさんとニコルさんを秘かに狙いつつも、しっかり者の娘たちアリスちゃんとプリシラちゃんに懐かれ、慕われて、ついにはフィアンセ認定されてしまう。こんな楽しく充実した日々を過していた。
しかし子供はあっという間に育つもの。ママたちを狙っていたはずなのに、JS、JC、JKと、日々成長しながら、急激に子供から女性へと変貌して行く天使たちにも、いつしか心は奪われていた。
両母娘といい関係を築いていた日常を乱す奴らも現れる。
大学卒業直前に、俺よりハイスペックな男を見付けたと言って、あっさりと俺を振って去って行った元カノや、ママたちとの復縁を狙っている天使たちの父親が、ウザ絡みをして来て、日々の平穏な生活をかき乱す始末。
ママたちのどちらかを口説き落とすのか?天使たちのどちらかとくっつくのか?まさか、まさかの元カノと元サヤ…いやいや、それだけは絶対にないな。
婚約破棄寸前の悪役令嬢に転生したはずなのに!?
もふきゅな
恋愛
現代日本の普通一般人だった主人公は、突然異世界の豪華なベッドで目を覚ます。鏡に映るのは見たこともない美しい少女、アリシア・フォン・ルーベンス。悪役令嬢として知られるアリシアは、王子レオンハルトとの婚約破棄寸前にあるという。彼女は、王子の恋人に嫌がらせをしたとされていた。
王子との初対面で冷たく婚約破棄を告げられるが、美咲はアリシアとして無実を訴える。彼女の誠実な態度に次第に心を開くレオンハルト
悪役令嬢としてのレッテルを払拭し、彼と共に幸せな日々を歩もうと試みるアリシア。
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
マッサージ
えぼりゅういち
恋愛
いつからか疎遠になっていた女友達が、ある日突然僕の家にやってきた。
背中のマッサージをするように言われ、大人しく従うものの、しばらく見ないうちにすっかり成長していたからだに触れて、興奮が止まらなくなってしまう。
僕たちはただの友達……。そう思いながらも、彼女の身体の感触が、冷静になることを許さない。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる