不幸体質っすけど役に立って、大好きなボス達とずっと一緒にいられるよう頑張るっす!


 ボスは悲しく一人閉じ込められていた俺を助け、たくさんの仲間達に出会わせてくれた俺の大切な人だ。
自分だけでなく、他者にまでその不幸を撒き散らすような体質を持つ厄病神な俺を、みんな側に置いてくれて仲間だと笑顔を向けてくれる。とても毎日が楽しい。ずっとずっとみんなと一緒にいたい。
――だから俺はそれ以上を求めない。不幸は幸せが好きだから。この幸せが崩れてしまわないためにも。

 そうやって俺は今日も仲間達――家族達の、そして大好きなボスの役に立てるように――

「頑張るっす!! ……から置いてかないで下さいっす!! 寂しいっすよ!!」

「無理。邪魔」

「ガーン!」

 とした日常の中で俺達は美少年君を助けた。


「……その子、生きてるっすか?」


「……ああ」



◆◆◆

溺愛攻め
 ×
明るいが不幸体質を持つが故に想いを受け入れることが怖く、役に立てなければ捨てられるかもと内心怯えている受け
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