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「はい!ということでぇ~謝罪もお願いも受け取りましたしぃ~一緒にお喋りしましょ~」
皆が真剣にアリスに頭を下げ、真面目な空気が漂っているにも関わらずアリスは一度手を叩くとその場の空気をすぐに胡散させてしまう。
「…お喋りですか?」
「はい!そうですよぉ~」
「私共への罰は…」
「そんなことしませんよぉ~!皆さんイアン様の事大好きだしぃ~たくさんお話ししたいなぁ~と思っていたんですからぁ~イアン様についてぇ朝まで語り合いましょう?」
「「「「「…………」」」」」
アリスの言葉に使用人一同顔を見合わせる。本当にこれでいいのか?確かにイアン至上主義の自分達にとって敬愛する主人への話は尽きないし、その場を提供してくれるというのであればいくらでも語って聞かせる事ができるが…
「それにぃ~皆さんも気になるでしょぉ?私がどうしてこんなに強くてぇイアン様の事が大好きなのか~それも全部話しますよぉ?」
「……5年前の挨拶時の一目惚れだったのでは?」
「んー?そうですけどぉ一目惚れというかぁ…正しくは再確認ですねぇ~」
「再確認?」
「そうですぅ~。本当はもっと前からイアン様ラブですぅ~♪きゃっ言っちゃった///」
「「「「「……」」」」」
照れるアリスに使用人達は困惑する。確かにアリスの強さは異常でその理由を知りたい所でもあった。また5年前どころかもっと前からイアンのことが好きだった?そんなもの初耳だし、イアンも知らない情報なのではないのか?アリスについて謎が多すぎる。
「…どうして我々に話してくれるのですか?」
「だってぇ皆さんわぁ私と同じイアン様を愛し支えようとする言わば同士じゃないですかぁ?だからぁ一度腹を割って皆さんとお話ししてぇ仲を深めておきたいなぁ~って!その方が皆さんもぉ安心できるでしょう~?」
「………そうですね。わかりました」
アリスに聞きたいことは山ほどあるのだ。腹を割り全て話してくれるというのなら断る謂れはないだろう。執事長はそう判断を下すとアリスに言われるがまま人数分の飲み物とお菓子を用意する。
お菓子は「お喋り会なんですからお菓子も用意してみんなで楽しく食べましょう~。今日は無礼講ですぅ~!」とアリスが言ったことで用意された。
そして、それぞれ席につきアリスへと尋ねる。
「それでいつから旦那様の事が好きなので?」
「ふふ♪よくあるありきたりな話なんですけどねぇ~。実はーー」
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