71 / 84
第六十五章『EEEその三』
しおりを挟む
ユニーバのレッスン室の前で彰が立っていた。
彰「なんだか気まずいよ~」
???「何が気まずい?」
彰「その声は!」
彰が後ろを振り返ると黒髪で長身の男性がやってきた。
彰「かなだーーん」
???「ひっつくんじゃねぇ!」
彼の名は指輪奏太(さしわかなた)EEEのメンバーだ。
奏太「何があったんだよ」
彰「レッスン室を見てみてよ」
奏太「ん?」
奏太がレッスン室の扉の隙間から覗くと楽しそうな康平と裕子の姿が。
奏太「その女子高生は誰だ?」
彰「えっと色彩学園の生徒の大無田裕子だよ」
奏太「そうか、ったくどこで好かれたか」
するとレッスン着に着た男二人が来た。
???「どうしたんだ?」
???「なんか入りづらい状況を作ってしまってるのか?」
彰「てるーー! れっちゃーーん!」
奏太「馬鹿、声がでけぇって」
彰「ぐへぇ!」
まだしも奏太が彰のお腹に攻撃する、二人の名は蓮見礼朗(はすみれお)、輝平大補(てるひらだいすけ)EEEのメンバーだ。
大補「レッスン室、入りづらいね」
礼朗「確かに」
二人もレッスン室のドアを除くと楽しそうな康平と裕子の姿が。
大補「楽しそうだな」
礼朗「うん」
奏太「どうするんだよ? レッスン入りづらいじゃないか」
咲羅「何が入りづらいのよ?」
四人の後ろに咲羅と希美がやってきた、そこで咲羅がレッスン室のドアを覗く。
咲羅「ほんとだ、完全に射止められたみたいね」
奏太「どういうこと?」
咲羅「康平は飾らない事と一生懸命頑張る人が好きだよね?」
奏太「そうだね」
咲羅「それが射止められたんじゃない」
大補「羨ましい」
礼朗「俺だって恋人を持ちたいぜ」
彰「俺も俺も!」
咲羅「だったらレッスンを頑張りなさいよ!」
大補.礼朗.彰「はい」
三人揃って返事をする。
奏太「やれやれ、呆れたぜ」
レッスン室の前でそんな会話をしていたのだった。
その一方、康平と裕子は楽しくお話ししていた。
康平「今日はレッスンだけだから午後三時からは完全に空く、だから咲羅と行くと思うけど」
裕子「そうですね、咲羅先輩に頼まれましたから咲羅先輩と行かないとまずいです」
康平「そうだな、確かにな」
康平は流石に周りの事を考えてるようだ。
裕子「康平さんは何が好きですか?」
康平「俺はラップが好きだ、ラップは俺にとって生き甲斐だ、裕子は?」
裕子「私は色が好きでいろんな色を見るのが好きなんです」
康平「へぇーー、だから俺の銀髪が素敵だって言ったんだな」
裕子「はい」
康平「実は初めて言われたよ、ありがとう」
裕子「そうだったんですか!?」
康平の髪の色を褒められるのが裕子で初めてらしい。
康平「そういや、まだ高校一年生だろ?」
裕子「はい」
康平は裕子に近づけて裕子の頭の上に大きな右手に乗せた、かなり暖かい。
康平「五年後、待ってやるから付き合おう」
裕子「え? 私でいいですか?」
流石の裕子も頬が赤く染まる。
康平「あぁ、構わねえ、こんな人は初めてだからな、裕子の色を応援してやるから俺のラップを応援してよな?」
裕子「はい、分かりました」
康平「ありがとう、嬉しいぜ」
どうやら、裕子と康平はそのまま付き合うことになり、カップルを成立したようだ。
康平「そういや、他のメンバーは遅えな」
裕子「そうですね」
その瞬間、他のメンバーが入ってきた。
希美「こうゆ! もしかして付き合っちゃったの!?」
裕子「うん」
希美「羨ましいの~」
咲羅「康平、まさか裕子に付き合うなんて」
康平「いいじゃねぇか!? ってまさか……」
彰「康平のお話し全部聞きました~」
奏太「おめでとう」
大補「羨ましいぜ」
礼朗「いいな~」
康平は他のメンバーに聞かれて顔が真っ赤に染まった、恥ずかしかったようだ。
康平「ざけんなよ! 盗み聞きすんじゃねぇ!」
裕子「えぇ!? 今の話全部聞いたの!?」
裕子も流石に恥ずかしがる。
希美「こうゆ~ごめんなの~」
咲羅「こうゆうことだよ、裕子」
裕子「えぇ!」
裕子は顔まで赤く染まりながらもEEEのレッスンを始まろうとしていた。
彰「なんだか気まずいよ~」
???「何が気まずい?」
彰「その声は!」
彰が後ろを振り返ると黒髪で長身の男性がやってきた。
彰「かなだーーん」
???「ひっつくんじゃねぇ!」
彼の名は指輪奏太(さしわかなた)EEEのメンバーだ。
奏太「何があったんだよ」
彰「レッスン室を見てみてよ」
奏太「ん?」
奏太がレッスン室の扉の隙間から覗くと楽しそうな康平と裕子の姿が。
奏太「その女子高生は誰だ?」
彰「えっと色彩学園の生徒の大無田裕子だよ」
奏太「そうか、ったくどこで好かれたか」
するとレッスン着に着た男二人が来た。
???「どうしたんだ?」
???「なんか入りづらい状況を作ってしまってるのか?」
彰「てるーー! れっちゃーーん!」
奏太「馬鹿、声がでけぇって」
彰「ぐへぇ!」
まだしも奏太が彰のお腹に攻撃する、二人の名は蓮見礼朗(はすみれお)、輝平大補(てるひらだいすけ)EEEのメンバーだ。
大補「レッスン室、入りづらいね」
礼朗「確かに」
二人もレッスン室のドアを除くと楽しそうな康平と裕子の姿が。
大補「楽しそうだな」
礼朗「うん」
奏太「どうするんだよ? レッスン入りづらいじゃないか」
咲羅「何が入りづらいのよ?」
四人の後ろに咲羅と希美がやってきた、そこで咲羅がレッスン室のドアを覗く。
咲羅「ほんとだ、完全に射止められたみたいね」
奏太「どういうこと?」
咲羅「康平は飾らない事と一生懸命頑張る人が好きだよね?」
奏太「そうだね」
咲羅「それが射止められたんじゃない」
大補「羨ましい」
礼朗「俺だって恋人を持ちたいぜ」
彰「俺も俺も!」
咲羅「だったらレッスンを頑張りなさいよ!」
大補.礼朗.彰「はい」
三人揃って返事をする。
奏太「やれやれ、呆れたぜ」
レッスン室の前でそんな会話をしていたのだった。
その一方、康平と裕子は楽しくお話ししていた。
康平「今日はレッスンだけだから午後三時からは完全に空く、だから咲羅と行くと思うけど」
裕子「そうですね、咲羅先輩に頼まれましたから咲羅先輩と行かないとまずいです」
康平「そうだな、確かにな」
康平は流石に周りの事を考えてるようだ。
裕子「康平さんは何が好きですか?」
康平「俺はラップが好きだ、ラップは俺にとって生き甲斐だ、裕子は?」
裕子「私は色が好きでいろんな色を見るのが好きなんです」
康平「へぇーー、だから俺の銀髪が素敵だって言ったんだな」
裕子「はい」
康平「実は初めて言われたよ、ありがとう」
裕子「そうだったんですか!?」
康平の髪の色を褒められるのが裕子で初めてらしい。
康平「そういや、まだ高校一年生だろ?」
裕子「はい」
康平は裕子に近づけて裕子の頭の上に大きな右手に乗せた、かなり暖かい。
康平「五年後、待ってやるから付き合おう」
裕子「え? 私でいいですか?」
流石の裕子も頬が赤く染まる。
康平「あぁ、構わねえ、こんな人は初めてだからな、裕子の色を応援してやるから俺のラップを応援してよな?」
裕子「はい、分かりました」
康平「ありがとう、嬉しいぜ」
どうやら、裕子と康平はそのまま付き合うことになり、カップルを成立したようだ。
康平「そういや、他のメンバーは遅えな」
裕子「そうですね」
その瞬間、他のメンバーが入ってきた。
希美「こうゆ! もしかして付き合っちゃったの!?」
裕子「うん」
希美「羨ましいの~」
咲羅「康平、まさか裕子に付き合うなんて」
康平「いいじゃねぇか!? ってまさか……」
彰「康平のお話し全部聞きました~」
奏太「おめでとう」
大補「羨ましいぜ」
礼朗「いいな~」
康平は他のメンバーに聞かれて顔が真っ赤に染まった、恥ずかしかったようだ。
康平「ざけんなよ! 盗み聞きすんじゃねぇ!」
裕子「えぇ!? 今の話全部聞いたの!?」
裕子も流石に恥ずかしがる。
希美「こうゆ~ごめんなの~」
咲羅「こうゆうことだよ、裕子」
裕子「えぇ!」
裕子は顔まで赤く染まりながらもEEEのレッスンを始まろうとしていた。
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説
百合系サキュバス達に一目惚れされた
釧路太郎
キャラ文芸
名門零楼館高校はもともと女子高であったのだが、様々な要因で共学になって数年が経つ。
文武両道を掲げる零楼館高校はスポーツ分野だけではなく進学実績も全国レベルで見ても上位に食い込んでいるのであった。
そんな零楼館高校の歴史において今まで誰一人として選ばれたことのない“特別指名推薦”に選ばれたのが工藤珠希なのである。
工藤珠希は身長こそ平均を超えていたが、運動や学力はいたって平均クラスであり性格の良さはあるものの特筆すべき才能も無いように見られていた。
むしろ、彼女の幼馴染である工藤太郎は様々な部活の助っ人として活躍し、中学生でありながら様々な競技のプロ団体からスカウトが来るほどであった。更に、学力面においても優秀であり国内のみならず海外への進学も不可能ではないと言われるほどであった。
“特別指名推薦”の話が学校に来た時は誰もが相手を間違えているのではないかと疑ったほどであったが、零楼館高校関係者は工藤珠希で間違いないという。
工藤珠希と工藤太郎は血縁関係はなく、複雑な家庭環境であった工藤太郎が幼いころに両親を亡くしたこともあって彼は工藤家の養子として迎えられていた。
兄妹同然に育った二人ではあったが、お互いが相手の事を守ろうとする良き関係であり、恋人ではないがそれ以上に信頼しあっている。二人の関係性は苗字が同じという事もあって夫婦と揶揄されることも多々あったのだ。
工藤太郎は県外にあるスポーツ名門校からの推薦も来ていてほぼ内定していたのだが、工藤珠希が零楼館高校に入学することを決めたことを受けて彼も零楼館高校を受験することとなった。
スポーツ分野でも名をはせている零楼館高校に工藤太郎が入学すること自体は何の違和感もないのだが、本来入学する予定であった高校関係者は落胆の声をあげていたのだ。だが、彼の出自も相まって彼の意志を否定する者は誰もいなかったのである。
二人が入学する零楼館高校には外に出ていない秘密があるのだ。
零楼館高校に通う生徒のみならず、教員職員運営者の多くがサキュバスでありそのサキュバスも一般的に知られているサキュバスと違い女性を対象とした変異種なのである。
かつては“秘密の花園”と呼ばれた零楼館女子高等学校もそういった意味を持っていたのだった。
ちなみに、工藤珠希は工藤太郎の事を好きなのだが、それは誰にも言えない秘密なのである。
この作品は「小説家になろう」「カクヨム」「ノベルアッププラス」「ノベルバ」「ノベルピア」にも掲載しております。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
AV研は今日もハレンチ
楠富 つかさ
キャラ文芸
あなたが好きなAVはAudioVisual? それともAdultVideo?
AV研はオーディオヴィジュアル研究会の略称で、音楽や動画などメディア媒体の歴史を研究する集まり……というのは建前で、実はとんでもないものを研究していて――
薄暗い過去をちょっとショッキングなピンクで塗りつぶしていくネジの足りない群像劇、ここに開演!!
大嫌いな歯科医は変態ドS眼鏡!
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
……歯が痛い。
でも、歯医者は嫌いで痛み止めを飲んで我慢してた。
けれど虫歯は歯医者に行かなきゃ治らない。
同僚の勧めで痛みの少ない治療をすると評判の歯科医に行ったけれど……。
そこにいたのは変態ドS眼鏡の歯科医だった!?
パーフェクトアンドロイド
ことは
キャラ文芸
アンドロイドが通うレアリティ学園。この学園の生徒たちは、インフィニティブレイン社の実験的試みによって開発されたアンドロイドだ。
だが俺、伏木真人(ふしぎまひと)は、この学園のアンドロイドたちとは決定的に違う。
俺はインフィニティブレイン社との契約で、モニターとしてこの学園に入学した。他の生徒たちを観察し、定期的に校長に報告することになっている。
レアリティ学園の新入生は100名。
そのうちアンドロイドは99名。
つまり俺は、生身の人間だ。
▶︎credit
表紙イラスト おーい
THE INNOCENT MANIAC
冬瓜咲ナガ
キャラ文芸
権力者の悪行によって、脅かされる市民の安全を確保するために派遣されたスパイチーム4人の成長と熱い友情物語。
「スパイってもっとかっこいいことするんじゃないんすか?」
おちゃらけた素早さ重視の隊員。
「私は戦闘しか教えられないからパス」
効率重視、戦闘要員の隊員。
「私人を撃ったことなんてないので…」
自分を過小評価、透視能力と機械に強い隊員。
「僕にできることなんてこれぐらいですから」
優しい獣、嗅覚と体力、持久力を兼ね備えた隊員。
この4人が織りなすスパイミッションストーリー。
この4人が苦しんだ過去、幸せだった過去、そしてこれから歩む未来を見届けるのは貴方。
百合系サキュバスにモテてしまっていると言う話
釧路太郎
キャラ文芸
名門零楼館高校はもともと女子高であったのだが、様々な要因で共学になって数年が経つ。
文武両道を掲げる零楼館高校はスポーツ分野だけではなく進学実績も全国レベルで見ても上位に食い込んでいるのであった。
そんな零楼館高校の歴史において今まで誰一人として選ばれたことのない“特別指名推薦”に選ばれたのが工藤珠希なのである。
工藤珠希は身長こそ平均を超えていたが、運動や学力はいたって平均クラスであり性格の良さはあるものの特筆すべき才能も無いように見られていた。
むしろ、彼女の幼馴染である工藤太郎は様々な部活の助っ人として活躍し、中学生でありながら様々な競技のプロ団体からスカウトが来るほどであった。更に、学力面においても優秀であり国内のみならず海外への進学も不可能ではないと言われるほどであった。
“特別指名推薦”の話が学校に来た時は誰もが相手を間違えているのではないかと疑ったほどであったが、零楼館高校関係者は工藤珠希で間違いないという。
工藤珠希と工藤太郎は血縁関係はなく、複雑な家庭環境であった工藤太郎が幼いころに両親を亡くしたこともあって彼は工藤家の養子として迎えられていた。
兄妹同然に育った二人ではあったが、お互いが相手の事を守ろうとする良き関係であり、恋人ではないがそれ以上に信頼しあっている。二人の関係性は苗字が同じという事もあって夫婦と揶揄されることも多々あったのだ。
工藤太郎は県外にあるスポーツ名門校からの推薦も来ていてほぼ内定していたのだが、工藤珠希が零楼館高校に入学することを決めたことを受けて彼も零楼館高校を受験することとなった。
スポーツ分野でも名をはせている零楼館高校に工藤太郎が入学すること自体は何の違和感もないのだが、本来入学する予定であった高校関係者は落胆の声をあげていたのだ。だが、彼の出自も相まって彼の意志を否定する者は誰もいなかったのである。
二人が入学する零楼館高校には外に出ていない秘密があるのだ。
零楼館高校に通う生徒のみならず、教員職員運営者の多くがサキュバスでありそのサキュバスも一般的に知られているサキュバスと違い女性を対象とした変異種なのである。
かつては“秘密の花園”と呼ばれた零楼館女子高等学校もそういった意味を持っていたのだった。
ちなみに、工藤珠希は工藤太郎の事を好きなのだが、それは誰にも言えない秘密なのである。
この作品は「小説家になろう」「カクヨム」「ノベルアッププラス」「ノベルバ」「ノベルピア」にも掲載しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる