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第四十九章『パレット部への質問藍原早織前編』
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放課後、パレット部室でパレット部員達はみんなのプロフィールを作成するためにくじ引き順に質問をしていた、今回は藍原早織からの質問前編をお届けします。
七美「私の質問は終わりましたので」
早織「次は私だ!」
七美「早織さん、よろしくお願いします!」
早織「前から気になってたけど人にされて困ることは?」
早織の質問は意外だったようだ。
映美「あ~ありそうだな」
裕子「映美先生は山ほどありそうですけど」
映美「裕子」
裕子「私が言ってるのは見た目からじゃなくて性格からですけど……」
映美「なんだ、そういうことか、失礼」
万紀「それで許すんだ……」
早織「よかった、まずはえり菜先輩」
えり菜「私は勉強の邪魔をする人ですね」
希美「のぞのぞは邪魔になってないの?」
希美はじっとえり菜に見つめる。
えり菜「希美は昼休みとかの休み時間で声をかけてくれるからそれは別ですよ? 授業中だったらムカつきますけど」
希美「えりーありがとなの~」
えり菜「家で勉強するとき、父から声をかけまくるんですよ、それから困るようになりました」
早織「家の勉強中なら困る事なのね? 次は久乃先輩」
久乃「そうね、本に向かってつまらないと言う人かな?」
裕子「私は色の本なら時間かけて読みますよ?」
久乃「そうなの? でも本を読むのはいいことね」
奈々央「どうしてだ? 久乃?」
久乃「本ってね、沢山の可能性が広がってるの、勉強をする人や趣味で読む人もいるでしょ? 頑張っている人の姿を無駄にしたらよくないなって、漫画も小説も学ばさせるばかりだわ」
奈々央「久乃って漫画読むの?」
久乃「月に一回は読むわ」
奈々央「流石読書家」
早織「確かに本って無限の可能性が広がってますね、次は優梨子ちゃん」
優梨子「あの……その……」
早織「何? 優梨子ちゃん?」
優梨子「眼鏡を取ろうとする人かな?」
万紀「うちのクラスに優梨子の眼鏡を取ろうとした人がいたよな?」
裕子「あれは男子だよ!?」
伶奈「あれは酷かったな」
千晶「どんだけいたずらっ子だし」
万紀「最終的にはあたしが助けたけどな」
優梨子「万紀ちゃん、ありがとうございます」
伶奈「そんとき初めて万紀が人を殴った瞬間を見た」
千晶「友達思いのヤンキーが意地悪な男子を殴るのはアニメのような展開だし、この後男子は意地悪しなくなったよね」
裕子「優梨子ちゃんの眼鏡を取るのは諦めてくれたけど後が懲りないみたい」
早織「その男子は学校一の問題児だからね」
映美「あれは有様だった……問題児の男子に叱っといたが、いうこと聞かないから転校させるように考えるか」
早織「どこに?」
映美「障害者が通う公立支援高校にな」
七美「一年三組にそんなことがあったなんて」
えり菜「どこも大変ですね」
早織「ちゃんと周りのことを考えられたらいいな、次は三保先輩」
三保「私の謎を解き明かそうとしてる人」
凛に向かって放つ三保。
凛「あら、私はあくまで人の観察をしてるだけで実際はみんなに話してないわ」
三保「そうなの?」
凛「勘違いしないで頂戴、人の観察が好きなだけで分かったことはノートに写すなどしてないわ、こんなの、時間が勿体無いから」
三保「じゃあ、さっき、私を追いかけたのも?」
凛「三保さんの興味が深かっただけ、周りの迷惑になるだけだから心の中に閉まってるわ」
三保「どうやら凛の知らないところを知らなかっただけだったわ」
凛「そうしてもらうと嬉しいわ」
早織「大人の世界に入ったみたい、次は希美先輩」
希美「私のペースを崩されると困るの~」
えり菜「希美のマイペースさ」
希美「でも、みんな早すぎて追いつけないの~誰も教えてくれないの~」
希美が泣き出してしまった、えり菜は流石に困ったのか。
えり菜「分かったから、希美が分かんないところがあったら教えてあげるから泣かないでよ」
希美「本当なの?」
えり菜「うん」
希美「えりーありがとなの~えりーじゃないとのぞのぞは仲良くなれなかったの~」
えり菜「しょうがないな……」
早織「二人とも仲がいいですね、次は裕子ちゃん」
裕子「私は……色については詳しいのに絵はダメなんだねと言う人」
早織「人々個性が違うからそれでいいのに」
映美「意地悪な奴もいるし」
万紀「悪気はねぇ人もいるんだけど」
千晶「それを判断するのが難しいな」
伶奈「裕子は裕子らしくしてればいいんだよ」
優梨子「私は今の裕子ちゃんが好きだよ?」
裕子「みんな、ありがとう」
映美「なんか悩みがあったら他の人に頼れな?分かったか?」
裕子「はい、分かりました」
久乃「なんとなく分かるわ」
咲子「一人で抱え込みがちですからね」
早織「次は千晶ちゃん」
千晶「やる気ない時にやる気あんのと言われたら余計にやりたくなくなる」
咲子「千晶さんが言ってる気持ち分かります」
一歌「お節介な人は嫌よ!」
亜弥「やろうと思ってたくわえてるのに言われたら台無しだよね」
希美「確かにムカつくの~」
えり菜「いるいる」
姫乃「理不尽な人もいますからね」
千晶「理不尽な人は爆発して粉々になれ」
映美「言っとくけど、私は気をつけてる方だからな」
奈々央「言うと思った」
早織「やろうと思ったのにってなるよね~次はみのり先輩」
みのり「作った人前で料理を粗末する人です」
史「分かるわ、美味しいのにわざとこぼす人は嫌だわ」
七美「食べ物の神様きっと怒りますよ」
奈々央「ほんとだぜ」
久乃「でも料理が不味くて残す人は別なの?」
みのり「そうですね、それは仕方ないことですから、私は因みに桃がアレルギー食べれないです」
みのりの告白にみんなは驚く。
凛「桃アレルギーなの!?」
三保「それは知らなかったわ」
みのり「私は桃を食べると蕁麻疹ができてしまったことがあって、桃の料理の時は誰かに食べてもらってます」
裕子「そうだったんですね、私は牛タンが苦手です」
優梨子「私は青い林檎です」
万紀「あたしはアサリが食えねぇな」
千晶「牡蠣が嫌い」
伶奈「麻婆豆腐がダメだぜ」
映美「しらすがどうしても食べれないな」
姫乃「ゆで卵の半熟がダメで」
えり菜「私はタピオカが嫌いです」
希美「のぞのぞはトマトが食べれないの~」
一歌「黄色い苺は不味いわ」
咲子「好き嫌いないっすよ?」
亜弥「羨ましいよ、私は枝豆が食べれないもん」
史「……アールグレイが飲めないわ」
七美「私は餅が食べれないですね」
久乃「ミントが苦手」
奈々央「食パンは嫌だ」
凛「天ぷらは食べれないわ」
三保「私は基本なんでも食べれるわよ」
早織「私はわさびがだめかな……って! 話を逸らさないでよ!」
全員「ごめんごめん」
早織の質問の話題どころがみんなの苦手な食べ物の話題になってしまったようだ、以上藍原早織からの質問前編だった、引き続き後編をお届けいたします。
七美「私の質問は終わりましたので」
早織「次は私だ!」
七美「早織さん、よろしくお願いします!」
早織「前から気になってたけど人にされて困ることは?」
早織の質問は意外だったようだ。
映美「あ~ありそうだな」
裕子「映美先生は山ほどありそうですけど」
映美「裕子」
裕子「私が言ってるのは見た目からじゃなくて性格からですけど……」
映美「なんだ、そういうことか、失礼」
万紀「それで許すんだ……」
早織「よかった、まずはえり菜先輩」
えり菜「私は勉強の邪魔をする人ですね」
希美「のぞのぞは邪魔になってないの?」
希美はじっとえり菜に見つめる。
えり菜「希美は昼休みとかの休み時間で声をかけてくれるからそれは別ですよ? 授業中だったらムカつきますけど」
希美「えりーありがとなの~」
えり菜「家で勉強するとき、父から声をかけまくるんですよ、それから困るようになりました」
早織「家の勉強中なら困る事なのね? 次は久乃先輩」
久乃「そうね、本に向かってつまらないと言う人かな?」
裕子「私は色の本なら時間かけて読みますよ?」
久乃「そうなの? でも本を読むのはいいことね」
奈々央「どうしてだ? 久乃?」
久乃「本ってね、沢山の可能性が広がってるの、勉強をする人や趣味で読む人もいるでしょ? 頑張っている人の姿を無駄にしたらよくないなって、漫画も小説も学ばさせるばかりだわ」
奈々央「久乃って漫画読むの?」
久乃「月に一回は読むわ」
奈々央「流石読書家」
早織「確かに本って無限の可能性が広がってますね、次は優梨子ちゃん」
優梨子「あの……その……」
早織「何? 優梨子ちゃん?」
優梨子「眼鏡を取ろうとする人かな?」
万紀「うちのクラスに優梨子の眼鏡を取ろうとした人がいたよな?」
裕子「あれは男子だよ!?」
伶奈「あれは酷かったな」
千晶「どんだけいたずらっ子だし」
万紀「最終的にはあたしが助けたけどな」
優梨子「万紀ちゃん、ありがとうございます」
伶奈「そんとき初めて万紀が人を殴った瞬間を見た」
千晶「友達思いのヤンキーが意地悪な男子を殴るのはアニメのような展開だし、この後男子は意地悪しなくなったよね」
裕子「優梨子ちゃんの眼鏡を取るのは諦めてくれたけど後が懲りないみたい」
早織「その男子は学校一の問題児だからね」
映美「あれは有様だった……問題児の男子に叱っといたが、いうこと聞かないから転校させるように考えるか」
早織「どこに?」
映美「障害者が通う公立支援高校にな」
七美「一年三組にそんなことがあったなんて」
えり菜「どこも大変ですね」
早織「ちゃんと周りのことを考えられたらいいな、次は三保先輩」
三保「私の謎を解き明かそうとしてる人」
凛に向かって放つ三保。
凛「あら、私はあくまで人の観察をしてるだけで実際はみんなに話してないわ」
三保「そうなの?」
凛「勘違いしないで頂戴、人の観察が好きなだけで分かったことはノートに写すなどしてないわ、こんなの、時間が勿体無いから」
三保「じゃあ、さっき、私を追いかけたのも?」
凛「三保さんの興味が深かっただけ、周りの迷惑になるだけだから心の中に閉まってるわ」
三保「どうやら凛の知らないところを知らなかっただけだったわ」
凛「そうしてもらうと嬉しいわ」
早織「大人の世界に入ったみたい、次は希美先輩」
希美「私のペースを崩されると困るの~」
えり菜「希美のマイペースさ」
希美「でも、みんな早すぎて追いつけないの~誰も教えてくれないの~」
希美が泣き出してしまった、えり菜は流石に困ったのか。
えり菜「分かったから、希美が分かんないところがあったら教えてあげるから泣かないでよ」
希美「本当なの?」
えり菜「うん」
希美「えりーありがとなの~えりーじゃないとのぞのぞは仲良くなれなかったの~」
えり菜「しょうがないな……」
早織「二人とも仲がいいですね、次は裕子ちゃん」
裕子「私は……色については詳しいのに絵はダメなんだねと言う人」
早織「人々個性が違うからそれでいいのに」
映美「意地悪な奴もいるし」
万紀「悪気はねぇ人もいるんだけど」
千晶「それを判断するのが難しいな」
伶奈「裕子は裕子らしくしてればいいんだよ」
優梨子「私は今の裕子ちゃんが好きだよ?」
裕子「みんな、ありがとう」
映美「なんか悩みがあったら他の人に頼れな?分かったか?」
裕子「はい、分かりました」
久乃「なんとなく分かるわ」
咲子「一人で抱え込みがちですからね」
早織「次は千晶ちゃん」
千晶「やる気ない時にやる気あんのと言われたら余計にやりたくなくなる」
咲子「千晶さんが言ってる気持ち分かります」
一歌「お節介な人は嫌よ!」
亜弥「やろうと思ってたくわえてるのに言われたら台無しだよね」
希美「確かにムカつくの~」
えり菜「いるいる」
姫乃「理不尽な人もいますからね」
千晶「理不尽な人は爆発して粉々になれ」
映美「言っとくけど、私は気をつけてる方だからな」
奈々央「言うと思った」
早織「やろうと思ったのにってなるよね~次はみのり先輩」
みのり「作った人前で料理を粗末する人です」
史「分かるわ、美味しいのにわざとこぼす人は嫌だわ」
七美「食べ物の神様きっと怒りますよ」
奈々央「ほんとだぜ」
久乃「でも料理が不味くて残す人は別なの?」
みのり「そうですね、それは仕方ないことですから、私は因みに桃がアレルギー食べれないです」
みのりの告白にみんなは驚く。
凛「桃アレルギーなの!?」
三保「それは知らなかったわ」
みのり「私は桃を食べると蕁麻疹ができてしまったことがあって、桃の料理の時は誰かに食べてもらってます」
裕子「そうだったんですね、私は牛タンが苦手です」
優梨子「私は青い林檎です」
万紀「あたしはアサリが食えねぇな」
千晶「牡蠣が嫌い」
伶奈「麻婆豆腐がダメだぜ」
映美「しらすがどうしても食べれないな」
姫乃「ゆで卵の半熟がダメで」
えり菜「私はタピオカが嫌いです」
希美「のぞのぞはトマトが食べれないの~」
一歌「黄色い苺は不味いわ」
咲子「好き嫌いないっすよ?」
亜弥「羨ましいよ、私は枝豆が食べれないもん」
史「……アールグレイが飲めないわ」
七美「私は餅が食べれないですね」
久乃「ミントが苦手」
奈々央「食パンは嫌だ」
凛「天ぷらは食べれないわ」
三保「私は基本なんでも食べれるわよ」
早織「私はわさびがだめかな……って! 話を逸らさないでよ!」
全員「ごめんごめん」
早織の質問の話題どころがみんなの苦手な食べ物の話題になってしまったようだ、以上藍原早織からの質問前編だった、引き続き後編をお届けいたします。
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