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第三十七章『パレット部への質問若葉姫乃後編』
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放課後、パレット部室でパレット部員達はみんなのプロフィールを作成するためにくじ引き順に質問をしていた、今回は若葉姫乃からの質問後編をお届けします。
姫乃「次は藍原さん」
早織「相手を浮かびながら差し入れの好みを見抜くことが出来るわ」
姫乃「まぁ、どんな差し入れかしら?」
早織「そう思ってみんなに差し入れを持ってきました」
早織がみんなに沢山の差し入れを持ってきた。
裕子「わぁーい! 綿飴味のクッキーだ!」
万紀「よくそんなのあったな……まっソース味のクッキーありがとな」
優梨子「王林味のクッキーだ、ありがとう」
千晶「ほぅ、なるほど、パチパチのキャンディー味か、やりおる」
伶奈「黒胡椒が効くぜ!」
希美「わぁーい、チーズ味のクッキーなの~」
えり菜「このクッキーは! 山椒が効きますね!」
姫乃「まぁ、紅茶のクッキーご馳走様です」
一歌「このクッキーはもってのほか味じゃない!? まっ、褒めてあげるわ」
咲子「美味しいっす! 紅生姜味っす!」
亜弥「トマト味のクッキーだ~」
史「ノーマルの味、なるほど」
七美「小豆味のクッキー! 幸せです!」
みのり「このクッキー、卵味が強いですね」
久乃「ひじき味のクッキー初めてだわ」
奈々央「おっ! ツナ味のクッキーだ!」
凛「魚味のクッキー、よくあったわね、まぁ、ブルーベリー味のクッキーありがとう」
三保「あら、これはカモミール味のクッキーだわ、お花のクッキーだなんて美味しいわ」
映美「柳葉魚味のクッキーありがとな」
早織「えへへ、有名なクッキー屋さんに行ってきたんだ~、ちなみに私はキウイ味のクッキーを買ったよ」
姫乃「あっという間に皆さんが笑顔になりましたね、次は清水さん」
えり菜「私は三分で文章を書きまとめることが出来ます」
姫乃「まぁ、そういえばいつも一番で終わってしまいますね」
えり菜「そうですね、せっかくなのでお題をください」
姫乃「じゃあ、パレット部をお願いします」
えり菜「分かりました、書きますね」
するとえり菜は紙とペンを取り出し、素早く書き始めた、文章を描きまとめて三分後……。
えり菜「出来ました!」
姫乃「まぁ、ぴったり三分で終わりました」
えり菜「どうでしょうか!?」
姫乃「どれどれ……」
『パレット部について
パレット部は新しく出来た部活である、いろんな色を彩るように思いを込めた部活である。
内容はボランティア活動をメインで余韻活動は色の事について調べたり、絵を描いたりする活動である、また活動要素について追加することがあるが、これから活躍する部活である。
現在のメンバーは一年生は六人、二年生は六人、三年生は七人で顧問は一色映美先生がやっている。
まだまだメンバーは変わるかもしれないが、パレット部はさらに加速する!以下略』
姫乃「素晴らしいわ、でも、八枚だなんて読み切れませんわ」
えり菜「すいません……」
姫乃「頭の回転が速いってことですね、次は永緑さん」
久乃「私は本に書いてある知識を乗り込めることですね」
姫乃「まぁ、どんな本でも覚えられるんですか?」
久乃「あくまで本の知識なの、実際やるとなかなか出来ないわ」
奈々央「大変だな」
久乃「教えることしか出来ないわ……」
奈々央「久乃! そんなことない! 助けてもらってるから感謝してるよ」
久乃「そう言われると嬉しいわ」
姫乃「まぁ、仲がいいですわね、次は桃井さん」
優梨子「あの……その……」
姫乃「はい? なんでしょう?」
優梨子「やっぱり分かりません!」
優梨子が恥ずかしがり、パレット部室を飛び出して素早く走り去ってしまった。
映美「おい! 優梨子! 戻ってこい!」
奈々央「私、優梨子を追っかけてくるね!」
姫乃「はい! お願いします!」
奈々央は優梨子を連れ戻すために追いかけた。
万紀「優梨子な、逃げ足が速いんだ」
裕子「本当だよね、一瞬で遠くに行っちゃうんもん」
映美「知ってるなら早く言えよ……」
数分後、奈々央がやっと優梨子を連れ戻すことができた。
奈々央「はぁ……はぁ……足が速い私さえ追いつくのが必死だった……」
優梨子「奈々央先輩ごめんなさい、皆さん、ごめんなさい」
映美「いいんだ、恥ずかしがったんだろ?」
優梨子「はい……」
映美「いい特技だったぞ」
優梨子「?」
姫乃「一番足が速いのは桃井さんってことですね、次は紫垣さん」
三保「そうね、人が喋った事を記憶することかしら?」
姫乃「まぁ、早速ですけど、橙山さんがパレット部室に戻った時の一言を分かります?」
三保「はぁ……はぁ……足が速い私さえ追いつくのが必死だった……でしょ?」
奈々央「すごっ!」
久乃「記憶力がいいんですね」
三保「まぁ、褒めてくれると有難いわ」
姫乃「活躍を期待してますね、次は白鳥さん」
希美「のぞのぞは歌が得意の~」
姫乃「一度聴いたことがありますけど、素晴らしかったですよ」
希美「褒められると嬉しいの~」
姫乃「今度また聴かせて下さいね、次は裕子さん」
裕子「え……これっと言った特技はないな」
映美「裕子、気づいてないと思うが、まとまりがいい」
裕子「え? 本当でしょうか?」
万紀「確かにな、分かりやすいんだよ」
優梨子「ついていきたいぐらいです」
早織「そうだね、まとまってるし」
千晶「やる気のない私にもやれるような」
伶奈「ま……聞いてる方も楽しんだよ」
えり菜「このようなこと私は出来ません、学ばせてください!」
希美「まとまりがよくて分かりやすいの~」
一歌「嫌味がないわ」
咲子「熱意が伝わります!」
亜弥「裕子がいるから部活が楽しいよ!」
史「……自信をもったら?」
七美「一番リーダー性があります」
みのり「そうですよ! 分かりやすいですし」
久乃「聞いてる方も理解が得られるわ」
奈々央「寂しがり屋の私も伝わって、みんながいるようなスピーチがいい!」
凛「裕子さん、興味深いわ……」
三保「なんだか退屈させないわ」
姫乃「そうだわ、自信を持ちなさい、私達が一生ついてきますから」
裕子「みんなありがとう」
みんなの励ましの言葉に裕子は満面の笑みを浮かべた。
姫乃「まとめが良いと気持ちいいですね、次は朱宮さん」
千晶「私はオリジナルキャラクターを即興で作ること」
姫乃「まぁ、早速ですけど花を入れたキャラクターを作ってください」
千晶「りょーかい」
すると千晶は沢山のペンを取り出し、スラスラと描き始めた、数分後。
千晶「どう?」
千晶が描いたキャラクターは花飾りが入っていてピンクの髪をしてロングでふわふわしてる女の子のキャラクターを仕上げた、その女の子の名前は『アルサ・フラワー』。
姫乃「まぁ、凄いです!」
千晶「そのキャラクターの用紙姫乃先輩にあげる」
姫乃「ありがとうございます、次は黄川田さん」
みのり「私は料理ですね、日本料理のほかに外国の料理を出来ます」
姫乃「まぁ、いいですわね」
三保「私と裕子さんが凛さんの家にお邪魔した時はロコモコにステーキにサラダ、アサイボウルにパンケーキがあったわね」
凛「私がリクエストをしたからね」
裕子「とっても美味しかったです! また作ってください!」
みのり「そう言われると嬉しいです」
姫乃「今度私もリクエストをしようかしら? 次はあら?最後は私になってしまいましたわ、私は複数に行なってる物を同時にやりこなすことが出来ますわ」
姫乃の答えにみんなは驚く、どうやら意外だったようだ。
映美「それは凄いな、どうやって習得したんだ?」
姫乃「妹達の面倒を見てたらできるようになりました~」
えり菜「おそるべし、姫乃」
以上若葉姫乃からの質問後編だった、次は橙山奈々央からの質問をお届けいたします。
姫乃「次は藍原さん」
早織「相手を浮かびながら差し入れの好みを見抜くことが出来るわ」
姫乃「まぁ、どんな差し入れかしら?」
早織「そう思ってみんなに差し入れを持ってきました」
早織がみんなに沢山の差し入れを持ってきた。
裕子「わぁーい! 綿飴味のクッキーだ!」
万紀「よくそんなのあったな……まっソース味のクッキーありがとな」
優梨子「王林味のクッキーだ、ありがとう」
千晶「ほぅ、なるほど、パチパチのキャンディー味か、やりおる」
伶奈「黒胡椒が効くぜ!」
希美「わぁーい、チーズ味のクッキーなの~」
えり菜「このクッキーは! 山椒が効きますね!」
姫乃「まぁ、紅茶のクッキーご馳走様です」
一歌「このクッキーはもってのほか味じゃない!? まっ、褒めてあげるわ」
咲子「美味しいっす! 紅生姜味っす!」
亜弥「トマト味のクッキーだ~」
史「ノーマルの味、なるほど」
七美「小豆味のクッキー! 幸せです!」
みのり「このクッキー、卵味が強いですね」
久乃「ひじき味のクッキー初めてだわ」
奈々央「おっ! ツナ味のクッキーだ!」
凛「魚味のクッキー、よくあったわね、まぁ、ブルーベリー味のクッキーありがとう」
三保「あら、これはカモミール味のクッキーだわ、お花のクッキーだなんて美味しいわ」
映美「柳葉魚味のクッキーありがとな」
早織「えへへ、有名なクッキー屋さんに行ってきたんだ~、ちなみに私はキウイ味のクッキーを買ったよ」
姫乃「あっという間に皆さんが笑顔になりましたね、次は清水さん」
えり菜「私は三分で文章を書きまとめることが出来ます」
姫乃「まぁ、そういえばいつも一番で終わってしまいますね」
えり菜「そうですね、せっかくなのでお題をください」
姫乃「じゃあ、パレット部をお願いします」
えり菜「分かりました、書きますね」
するとえり菜は紙とペンを取り出し、素早く書き始めた、文章を描きまとめて三分後……。
えり菜「出来ました!」
姫乃「まぁ、ぴったり三分で終わりました」
えり菜「どうでしょうか!?」
姫乃「どれどれ……」
『パレット部について
パレット部は新しく出来た部活である、いろんな色を彩るように思いを込めた部活である。
内容はボランティア活動をメインで余韻活動は色の事について調べたり、絵を描いたりする活動である、また活動要素について追加することがあるが、これから活躍する部活である。
現在のメンバーは一年生は六人、二年生は六人、三年生は七人で顧問は一色映美先生がやっている。
まだまだメンバーは変わるかもしれないが、パレット部はさらに加速する!以下略』
姫乃「素晴らしいわ、でも、八枚だなんて読み切れませんわ」
えり菜「すいません……」
姫乃「頭の回転が速いってことですね、次は永緑さん」
久乃「私は本に書いてある知識を乗り込めることですね」
姫乃「まぁ、どんな本でも覚えられるんですか?」
久乃「あくまで本の知識なの、実際やるとなかなか出来ないわ」
奈々央「大変だな」
久乃「教えることしか出来ないわ……」
奈々央「久乃! そんなことない! 助けてもらってるから感謝してるよ」
久乃「そう言われると嬉しいわ」
姫乃「まぁ、仲がいいですわね、次は桃井さん」
優梨子「あの……その……」
姫乃「はい? なんでしょう?」
優梨子「やっぱり分かりません!」
優梨子が恥ずかしがり、パレット部室を飛び出して素早く走り去ってしまった。
映美「おい! 優梨子! 戻ってこい!」
奈々央「私、優梨子を追っかけてくるね!」
姫乃「はい! お願いします!」
奈々央は優梨子を連れ戻すために追いかけた。
万紀「優梨子な、逃げ足が速いんだ」
裕子「本当だよね、一瞬で遠くに行っちゃうんもん」
映美「知ってるなら早く言えよ……」
数分後、奈々央がやっと優梨子を連れ戻すことができた。
奈々央「はぁ……はぁ……足が速い私さえ追いつくのが必死だった……」
優梨子「奈々央先輩ごめんなさい、皆さん、ごめんなさい」
映美「いいんだ、恥ずかしがったんだろ?」
優梨子「はい……」
映美「いい特技だったぞ」
優梨子「?」
姫乃「一番足が速いのは桃井さんってことですね、次は紫垣さん」
三保「そうね、人が喋った事を記憶することかしら?」
姫乃「まぁ、早速ですけど、橙山さんがパレット部室に戻った時の一言を分かります?」
三保「はぁ……はぁ……足が速い私さえ追いつくのが必死だった……でしょ?」
奈々央「すごっ!」
久乃「記憶力がいいんですね」
三保「まぁ、褒めてくれると有難いわ」
姫乃「活躍を期待してますね、次は白鳥さん」
希美「のぞのぞは歌が得意の~」
姫乃「一度聴いたことがありますけど、素晴らしかったですよ」
希美「褒められると嬉しいの~」
姫乃「今度また聴かせて下さいね、次は裕子さん」
裕子「え……これっと言った特技はないな」
映美「裕子、気づいてないと思うが、まとまりがいい」
裕子「え? 本当でしょうか?」
万紀「確かにな、分かりやすいんだよ」
優梨子「ついていきたいぐらいです」
早織「そうだね、まとまってるし」
千晶「やる気のない私にもやれるような」
伶奈「ま……聞いてる方も楽しんだよ」
えり菜「このようなこと私は出来ません、学ばせてください!」
希美「まとまりがよくて分かりやすいの~」
一歌「嫌味がないわ」
咲子「熱意が伝わります!」
亜弥「裕子がいるから部活が楽しいよ!」
史「……自信をもったら?」
七美「一番リーダー性があります」
みのり「そうですよ! 分かりやすいですし」
久乃「聞いてる方も理解が得られるわ」
奈々央「寂しがり屋の私も伝わって、みんながいるようなスピーチがいい!」
凛「裕子さん、興味深いわ……」
三保「なんだか退屈させないわ」
姫乃「そうだわ、自信を持ちなさい、私達が一生ついてきますから」
裕子「みんなありがとう」
みんなの励ましの言葉に裕子は満面の笑みを浮かべた。
姫乃「まとめが良いと気持ちいいですね、次は朱宮さん」
千晶「私はオリジナルキャラクターを即興で作ること」
姫乃「まぁ、早速ですけど花を入れたキャラクターを作ってください」
千晶「りょーかい」
すると千晶は沢山のペンを取り出し、スラスラと描き始めた、数分後。
千晶「どう?」
千晶が描いたキャラクターは花飾りが入っていてピンクの髪をしてロングでふわふわしてる女の子のキャラクターを仕上げた、その女の子の名前は『アルサ・フラワー』。
姫乃「まぁ、凄いです!」
千晶「そのキャラクターの用紙姫乃先輩にあげる」
姫乃「ありがとうございます、次は黄川田さん」
みのり「私は料理ですね、日本料理のほかに外国の料理を出来ます」
姫乃「まぁ、いいですわね」
三保「私と裕子さんが凛さんの家にお邪魔した時はロコモコにステーキにサラダ、アサイボウルにパンケーキがあったわね」
凛「私がリクエストをしたからね」
裕子「とっても美味しかったです! また作ってください!」
みのり「そう言われると嬉しいです」
姫乃「今度私もリクエストをしようかしら? 次はあら?最後は私になってしまいましたわ、私は複数に行なってる物を同時にやりこなすことが出来ますわ」
姫乃の答えにみんなは驚く、どうやら意外だったようだ。
映美「それは凄いな、どうやって習得したんだ?」
姫乃「妹達の面倒を見てたらできるようになりました~」
えり菜「おそるべし、姫乃」
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