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第三十五章『パレット部への質問黄川田みのり編』
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放課後、パレット部室でパレット部員達はみんなのプロフィール作成をするためくじ引き順に質問をしていた、今回は黄川田みのりからの質問をお届けします。
千晶「私の質問は終わったから……」
みのり「次は私ですね」
千晶「って事でみのり先輩よろしくお願いします」
みのり「そうですね……みなさん料理は出来ますか?」
みのりが質問は半数以上が凍りついた。
みのり「あれ? 駄目でした?」
裕子「駄目じゃないです!」
映美「そうだ! 質問は何でもいいからな!」
凛「その質問はみのりさんらしいからいいじゃない?」
みのり「じゃ、大丈夫ですね、まずは姫乃さんから」
姫乃「簡単のであれば少々出来ます」
みのり「例えば!?」
姫乃「おにぎりとか炒め物ぐらいかしら?」
万紀「そんでも充分すげぇわ……」
みのり「よかったです~次は奈々央さん」
奈々央「出来ないよ~運動で忙しいもん」
みのり「え? 体力作りでどれぐらい走ったりするんですか?」
奈々央「朝から晩まで」
三保「それはやり過ぎじゃない?」
奈々央「だって待ってるとうずうずするもん」
みのり「まぁ……料理は出来なくてもちゃんと食べてくださいね」
奈々央「その時は久乃に任せるから」
久乃「もう私がいないと駄目なんだから」
みのり「仲良しですね~次は映美先生」
映美「これでいいのか……私は出来ないな」
みのり「てっきり何でも出来るかと思いました」
映美「中学時代、家庭の授業を受けた時にどんだけ怒られたか……」
みのり「映美先生でもトラウマがあるんですね、次は咲子さん」
咲子「私は食堂のメニューなら作れますよ?」
みのり「食堂でお手伝いをしてるんですか?」
咲子「基本はお父さんを料理に任せてるんですけどお父さんが料理をしてるのを見て覚えました、一人の時は作ってますよ」
裕子「鯖の定食美味しかった~」
伶奈「また来るからさフライドチキン定食を作ってくれ!」
咲子「はい! いつでも来て下さい!」
みのり「ちなみに咲子さんがお手伝いしてる食堂でどんなメニューがありますか?」
咲子「沢山ありすぎて語りきれません」
みのり「そうですよね、また今度にしますね、次はり……」
凛「出来ないわ」
みのりが凛に質問をしようとしたら即答された。
凛「だってその為にみのりさんに頼んでるでしょ?」
みのり「だからって無理矢理連れてこないで下さい!」
凛「もう一度言うけど私不器用だから」
みのり「もう、急じゃなくて事前に頼んでくださいね、次は一歌さん」
一歌「出来るわよ」
全員「……」
一歌の答えに全員が黙り込む。
一歌「な……何よ!?」
亜弥「本当は出来ないよね」
一歌「っ!?」
亜弥の言葉に一歌は固まってしまった。
万紀「図星だな」
みのり「料理は出来ないって事ですね、次は万紀さん」
万紀「家庭の料理なら出来るぜ!」
みのり「それは知らなかったです」
早織「万紀ちゃんの料理美味しかったもん」
裕子「私達、募金活動をしてて、昼休みの時に万紀がお弁当を作って持ってきてくれたの」
みのり「そうだったんですね、万紀さん、得意料理は?」
万紀「よく食卓に出る定番のなら出来るぜ! 揚げ物も出来るしな」
亜弥「万紀が作った唐揚げはサクサクだった~」
みのり「今度私も食べさせてください」
万紀「おぉ、いいぜ?」
みのり「次は亜弥さん」
亜弥「出来ないよ、オムレツを作った時にぐじゃぐじゃに仕上がっちゃうもん」
みのり「見た目はぐじゃぐじゃって事でしょうか?」
亜弥「うんうん、見た目はぐじゃぐじゃでも味は意外と美味しかったよ」
三保「それは奇跡だわ」
みのり「今度オムレツの作り方を教えますね?次は伶奈さん」
伶奈「出来ないな……料理なんてしたことないぜ」
みのり「それはどうしてですか?」
伶奈「曲作りで忙しいからな」
みのり「それはお疲れ様です、次は史さん」
史「パンを一から作ることは出来る」
みのり「それはすごいです!?」
史「私が通ってたパン屋さんがあったけど去年閉店してて、閉店の日に店長が普通のパンの作り方のレシピを貰ったわ、あの日食べた普通のパンが忘れなれないから去年から作ってるわ」
みのり「パンは奥深いですね」
史「今度持ってくるわ」
みのり「ありがとうございます、次は七美さん」
七美「出来ないです」
みのり「出来そうですけど……」
七美「だってガスが爆発したらどうするんですか?包丁で怪我をしたら」
七美のネガティブ発言が始まった。
みのり「なんだかすいません、次は早織さん」
早織「お手伝いぐらいなら出来るわ」
みのり「料理自体はできるんですか?」
早織「お父さんから駄目って言われてるからお手伝いする程度なの」
みのり「家の事情ですね、仕方ないですね、次はえり菜」
えり菜「勉強に集中してるので出来ないですね」
みのり「有名な大学に行かれるんですか?」
えり菜「その為に勉強をしています」
みのり「有名な大学に行けますように祈りますね、次は久乃さん」
久乃「少しなら出来るわ、和食なら」
みのり「和食は充分いいですよ?」
久乃「ですよね~美味しいですよね~」
みのり「今度食べさせてください、次は優梨子さん」
優梨子「あの……その……」
みのり「はい?」
優梨子「料理はやったことがないです」
みのり「そうなんですね」
優梨子「美味しい林檎の料理を教えてください」
みのり「分かりました、今度教えますね、次は三保さん」
三保「やらないわよ」
みのり「出来ないじゃなくて?」
三保「やらないわよ、訳があるから」
みのり「深く調べない方がいいですね、次は希美さん」
希美「のぞのぞは寝ちゃうから出来ないの~」
みのり「寝ながらの調理は危ないですからね」
えり菜「そこですか……」
みのり「次は裕子さん」
裕子「私は出来ないよ、不器用なんだもん」
みのり「箱を見ますと伝わりますね」
裕子「う……」
みのりの発言に裕子がショックを受ける。
みのり「なんだかごめんなさい、次は千晶さん」
千晶「料理は出来るけどめんどくさーからやらない」
みのり「出来るんですか!?」
千晶「お菓子づくりが特に得意、アニメーションを作る時は実際作らないと浮かばないもん」
みのり「何事も体験ですね、あっ最後は私ですね、料理は何でも出来ます」
千晶「そっか、家庭的だから」
凛「また私のシェフになってくれない?」
みのり「それだけは勘弁してくださーい」
以上、黄川田みのりからの質問だった、次は若葉姫乃からの質問をお届けいたします。
千晶「私の質問は終わったから……」
みのり「次は私ですね」
千晶「って事でみのり先輩よろしくお願いします」
みのり「そうですね……みなさん料理は出来ますか?」
みのりが質問は半数以上が凍りついた。
みのり「あれ? 駄目でした?」
裕子「駄目じゃないです!」
映美「そうだ! 質問は何でもいいからな!」
凛「その質問はみのりさんらしいからいいじゃない?」
みのり「じゃ、大丈夫ですね、まずは姫乃さんから」
姫乃「簡単のであれば少々出来ます」
みのり「例えば!?」
姫乃「おにぎりとか炒め物ぐらいかしら?」
万紀「そんでも充分すげぇわ……」
みのり「よかったです~次は奈々央さん」
奈々央「出来ないよ~運動で忙しいもん」
みのり「え? 体力作りでどれぐらい走ったりするんですか?」
奈々央「朝から晩まで」
三保「それはやり過ぎじゃない?」
奈々央「だって待ってるとうずうずするもん」
みのり「まぁ……料理は出来なくてもちゃんと食べてくださいね」
奈々央「その時は久乃に任せるから」
久乃「もう私がいないと駄目なんだから」
みのり「仲良しですね~次は映美先生」
映美「これでいいのか……私は出来ないな」
みのり「てっきり何でも出来るかと思いました」
映美「中学時代、家庭の授業を受けた時にどんだけ怒られたか……」
みのり「映美先生でもトラウマがあるんですね、次は咲子さん」
咲子「私は食堂のメニューなら作れますよ?」
みのり「食堂でお手伝いをしてるんですか?」
咲子「基本はお父さんを料理に任せてるんですけどお父さんが料理をしてるのを見て覚えました、一人の時は作ってますよ」
裕子「鯖の定食美味しかった~」
伶奈「また来るからさフライドチキン定食を作ってくれ!」
咲子「はい! いつでも来て下さい!」
みのり「ちなみに咲子さんがお手伝いしてる食堂でどんなメニューがありますか?」
咲子「沢山ありすぎて語りきれません」
みのり「そうですよね、また今度にしますね、次はり……」
凛「出来ないわ」
みのりが凛に質問をしようとしたら即答された。
凛「だってその為にみのりさんに頼んでるでしょ?」
みのり「だからって無理矢理連れてこないで下さい!」
凛「もう一度言うけど私不器用だから」
みのり「もう、急じゃなくて事前に頼んでくださいね、次は一歌さん」
一歌「出来るわよ」
全員「……」
一歌の答えに全員が黙り込む。
一歌「な……何よ!?」
亜弥「本当は出来ないよね」
一歌「っ!?」
亜弥の言葉に一歌は固まってしまった。
万紀「図星だな」
みのり「料理は出来ないって事ですね、次は万紀さん」
万紀「家庭の料理なら出来るぜ!」
みのり「それは知らなかったです」
早織「万紀ちゃんの料理美味しかったもん」
裕子「私達、募金活動をしてて、昼休みの時に万紀がお弁当を作って持ってきてくれたの」
みのり「そうだったんですね、万紀さん、得意料理は?」
万紀「よく食卓に出る定番のなら出来るぜ! 揚げ物も出来るしな」
亜弥「万紀が作った唐揚げはサクサクだった~」
みのり「今度私も食べさせてください」
万紀「おぉ、いいぜ?」
みのり「次は亜弥さん」
亜弥「出来ないよ、オムレツを作った時にぐじゃぐじゃに仕上がっちゃうもん」
みのり「見た目はぐじゃぐじゃって事でしょうか?」
亜弥「うんうん、見た目はぐじゃぐじゃでも味は意外と美味しかったよ」
三保「それは奇跡だわ」
みのり「今度オムレツの作り方を教えますね?次は伶奈さん」
伶奈「出来ないな……料理なんてしたことないぜ」
みのり「それはどうしてですか?」
伶奈「曲作りで忙しいからな」
みのり「それはお疲れ様です、次は史さん」
史「パンを一から作ることは出来る」
みのり「それはすごいです!?」
史「私が通ってたパン屋さんがあったけど去年閉店してて、閉店の日に店長が普通のパンの作り方のレシピを貰ったわ、あの日食べた普通のパンが忘れなれないから去年から作ってるわ」
みのり「パンは奥深いですね」
史「今度持ってくるわ」
みのり「ありがとうございます、次は七美さん」
七美「出来ないです」
みのり「出来そうですけど……」
七美「だってガスが爆発したらどうするんですか?包丁で怪我をしたら」
七美のネガティブ発言が始まった。
みのり「なんだかすいません、次は早織さん」
早織「お手伝いぐらいなら出来るわ」
みのり「料理自体はできるんですか?」
早織「お父さんから駄目って言われてるからお手伝いする程度なの」
みのり「家の事情ですね、仕方ないですね、次はえり菜」
えり菜「勉強に集中してるので出来ないですね」
みのり「有名な大学に行かれるんですか?」
えり菜「その為に勉強をしています」
みのり「有名な大学に行けますように祈りますね、次は久乃さん」
久乃「少しなら出来るわ、和食なら」
みのり「和食は充分いいですよ?」
久乃「ですよね~美味しいですよね~」
みのり「今度食べさせてください、次は優梨子さん」
優梨子「あの……その……」
みのり「はい?」
優梨子「料理はやったことがないです」
みのり「そうなんですね」
優梨子「美味しい林檎の料理を教えてください」
みのり「分かりました、今度教えますね、次は三保さん」
三保「やらないわよ」
みのり「出来ないじゃなくて?」
三保「やらないわよ、訳があるから」
みのり「深く調べない方がいいですね、次は希美さん」
希美「のぞのぞは寝ちゃうから出来ないの~」
みのり「寝ながらの調理は危ないですからね」
えり菜「そこですか……」
みのり「次は裕子さん」
裕子「私は出来ないよ、不器用なんだもん」
みのり「箱を見ますと伝わりますね」
裕子「う……」
みのりの発言に裕子がショックを受ける。
みのり「なんだかごめんなさい、次は千晶さん」
千晶「料理は出来るけどめんどくさーからやらない」
みのり「出来るんですか!?」
千晶「お菓子づくりが特に得意、アニメーションを作る時は実際作らないと浮かばないもん」
みのり「何事も体験ですね、あっ最後は私ですね、料理は何でも出来ます」
千晶「そっか、家庭的だから」
凛「また私のシェフになってくれない?」
みのり「それだけは勘弁してくださーい」
以上、黄川田みのりからの質問だった、次は若葉姫乃からの質問をお届けいたします。
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