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第三十三章『部員達のプロフィール作成』

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   放課後、パレット部室でパレット部員達はプロフィール作成について説明をしていた。
裕子「プロフィール作成について説明します!   まず、くじ引きで順番を決めます!    次に質問を書きます、質問の一覧にくじ引き順に並べます、そこで質問を書いた人は待って、くじ引き順に発表します、もし、質問が被ってしまっても喧嘩しないようにするためくじ引き順になります」
三保「なるほどね、それでくじ引きの箱を作ったの?」
裕子「はい!   作りました」
   裕子が作ったくじ引きは割り箸の先端に数字を書き、それを下にして箱の中に入る定番のくじ引きだ、しかし、箱は相変わらずボロボロ。
凛「箱がボロボロなんだけど……」
裕子「うう……そんなこと言わないで早くくじ引き引こうよ」
万紀「意外と傷ついてるな」
   裕子の言葉にみんなは早速くじ引きを引いた。
早織「私は十四番だったよ」
万紀「あたしは九番だぜ」
優梨子「私は十七番です」
千晶「一番、まじか……」
伶奈「私は十一番!」
映美「私は五番だった」
早織「って映美先生も参加してたんですね」
万紀「じゃねぇと話にならねーだろ」
映美「せっかくだから私もプロフィール作成をしないとな」
希美「のぞのぞは十九番だから寝る……あれ?    寝れないの?」
えり菜「当たり前でしょ!?    質問を答えるんだから!?    あっ、私は十五番でした」
姫乃「私は三番でした」
一歌「はぁ……八番だったわよ」
咲子「私は六番でした」
亜弥「十番だったよ~」
史「……十二番」
七美「やだ……十三番でしたぁぁあ」
史「そんなことを叫んでも仕方ないでしょ?」
七美「だって、十三番は不幸の数字じゃないですか!?」
史「気にしない方が身のためよ」
七美「ふえ~」
みのり「私は二番でした」
奈々央「私は四番だった」
久乃「私は十六番だったわ」
凛「ごめんなさいね、七番だったわ」
三保「謝る必要ないでしょ?   私は十八番だったけど……」
   これでパレット部員の質問する順番を決めるくじ引きが終わったのだが……
裕子「……」
映美「どうした?    裕子?」
裕子「私は二十番だった」
早織「え?」
万紀「そういや、部員と先生を合わせんと二十だしな」
優梨子「裕子ちゃんが一番最後だってこと?」
千晶「裕子ドンマイ」
伶奈「気の毒だな……」
希美「こうゆ~気にしないで欲しいの~」
えり菜「自分から自分にやられたんですか」
姫乃「まぁ……可哀想に」
一歌「ははは!   自分でやっときながら最後だってね」
咲子「一歌さん!   失礼ですよ!」
亜弥「そうだよ!   そんな日だってあるし」
史「よっぽど気にする人なの?    意外ね」
七美「私にならないでくださ~い」
みのり「いい日があれば悪い日もありますよ」
久乃「決まった事は仕方ないでしょ?」
奈々央「裕子、大丈夫か?」
凛「自分でやっときながら最後だなんて、裕子さん、興味深いわ」
三保「それは運がないだけだから仕方ないわよ!」
映美「みんなの言う通りなのか分からないが、こういう事で引きずるな、私だってくじ引きで順番を決めた時は最後を引いたことがあるからな」
万紀「それフォローになってんか?」
   裕子がみんなから励ましの言葉を受けると笑顔を取り戻した
裕子「みんな、ありがとう、落ち込んだわけじゃなくびっくりして固まっただけ、でも励ましの言葉を受けたら元気が出たよ」
映美「ならよかった、裕子、驚かせるんじゃない」
裕子「はーい、ごめんなさい」
希美「こうゆは笑顔が一番似合うの~」
裕子「希美先輩、ありがとうございます、プロフィール作成を企画したのは私だから、私が最後までやるし、みんなの質問はくじ引き順番に書いとくから私がまとめるね」
万紀「流石裕子、こうでなきゃな」
一歌「あぁー!   心配して損した!」
亜弥「裕子のこと心配してないでしょ!?」
一歌「な……内心は心配してたわよ!」
咲子「本当ですかね……」
   質問する順番は千晶、みのり、姫乃、奈々央、映美先生、咲子、凛、一歌、万紀、亜弥、伶奈、史、七美、早織、えり菜、久乃、優梨子、三保、希美、裕子ということになる、こうして、パレット部員達と先生のプロフィール作成を始めるのだった……
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