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ニスヒ

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プロローグ『始まりの色』

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   春の真っ最中、暖かい日差しが私達を降り注ぎ、私達が住む街にある沢山の桜が満開で散りばめてる。なんて暖かい色だ。淡いピンク色が私達を優しく包み込んでくれる。
    新しい通学路で学生達が登校してる。男子生徒の中には学ランを着てて、女子生徒の中には私と同じ服、青い襟に赤いリボン、白い服に青いスカート、そして白い靴下と決まったセーラー服で着て登校している。
   新しい出会いがあるから楽しみもあるが不安もある。誰だってそういう気持ちだ。
   黒髪でセミロングに飾らない、彼女の名は大無田裕子(おおむだゆうこ)。彼女にとって新しい学校、色彩学園に入学する。
    歩いていくうちに色彩学園に着いた。今日は入学式だ。沢山の入学生が色彩学園に入っていく。中には両親を連れて行く学生達もいるが、裕子の両親は仕事で来れない。ちょっぴり寂しい気持ちになった裕子。それでも新たな一歩を踏み出さなきゃいけない。裕子は前を向きながら色彩学園に入っていくのであった……
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