ストリップショー

ぽんたろう

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初日

他人の手で引き出される快感

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「じゃあ、亜希さんには何をしてもらおうかしら?」

香織が嗜虐的な笑みを浮かべながら、周囲に尋ねる。

「せっかくだから、みんなと親睦を深めてもらいましょう。そうねぇ、ここは女同士もっと本当の顔を見せてもらいたいわね。」

本当の顔と言っても、亜希は化粧も落としているし、ましてや上半身裸である。腰に絡みつくように残っている浴衣からは下着の縁がのぞいている。

「確か、ビンゴゲームの景品に買っておいたモノがあったわね。誰か出してきて」

運ばれてきた物の中から、棒状の包みを出す。

「亜希さんには、彼氏いるのかしら?」

女子ばかりの中で目立たずに暮らしてきた亜希に交際相手などいるはずもない。そんな質問1つで恥ずかしさから顔を赤らめて俯く。

「いないみたいね。じゃあ、こんな物も知らないかしら」

包みから出てきたのは、電動のマッサージ機である。もちろん、肩の凝りをほぐす使い方など、香織は考えていない。

亜希の正面に座り、整った胸の膨らみを下から押し上げるように当てる。何が起きるのかわからない亜希は怯えた表情で香織に懇願するような視線を向ける。

「じゃあ、スイッチを入れるわよ。あなたはどんな声を出すかしら…」

スイッチが押され、亜希の胸の下で振動が始まった。乳房を這い回る刺激は全く未知の感覚ではあったが、同性の手による愛撫はすぐに亜希の性感帯を探りだす。

「あぁ…」

初めて味わう性の快感に声を抑えられない亜希に、香織は容赦がない。薄桃色の乳首の周りを執拗に刺激し、最も敏感な先端部に当てるか当てないかのように動かす。亜希も背中を丸めて必死に口を抑える。

「お楽しみはこれからよ」

香織は空いた方の手を使い、正面から下半身を隠す浴衣を左右にまくり、ブラジャーとお揃いのショーツを露出させると、そのままショーツの中に手を入れ、最も敏感な部分を刺激し始めた。

「ちょっと湿ってるってところね。真面目なフリしてても、ちゃんと反応してるわ。」

マッサージ機を取り巻きの1人に引き継がせ、割れ目の中の指を動かし始めると、堪えられなくなった亜希から声が漏れるようになる。

「いやらしい」
「あの子、エロかったんだ~」

周囲の冷たい視線に晒され、容赦なく浴びせられる批難にも、亜希はただ耐えるしかなかった。
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