ストリップショー

ぽんたろう

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初日

剥がされていく浴衣と下着

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「で、できません。」

亜希の弱々しい抗議は、むしろ香織の攻撃性を刺激するものだった。そのまま亜希の浴衣を荒っぽく掴み、左肩をはだけさせる。

「じゃ、剥ぎ取るしかないわね。」

ずっと帰宅部で華奢な亜希に対して、香織はインカレの実績もある、バリバリの体育会系だ。おまけに取巻きの数名もその意を汲んで動く。

亜希の抵抗は弱々しいもので、上半身の浴衣を完全に剥がされる。
桃色の刺繍の入った可愛らしいブラジャーを露出させ、俯いた亜希に対して、香織は更に追い討ちをかける。

「外しなさいよ、それ」

集団というのは、その場の逆らえない雰囲気をさらに加速させる。周囲の圧力に負け、亜希は震える手でブラジャーのホックに手をかける。緊張からか恐怖からかその手は震え、なかなか外せない。

「もったいぶってた割には普通の下着ね。」
「いるよね~、ああいうお高くとまった子。」

周囲の無遠慮な侮辱の声と刺すような香織の視線にますます亜希は萎縮する。

「早く規則に従ってもらおうかしら?」
ホックは外れブラジャーは本来の胸を支える役割を果たしてはいない。かろうじて桃色の先端部を保護しているだけで、亜希の整った胸の形がはっきりとわかる。混乱する亜希に周囲は容赦がない。

「脱ーげ、脱ーげ」

手を前に下ろし、亜希の上半身が遂に完全に露わになる。すぐに近くにいた取巻きが、そのブラジャーを拾い上げる。

「亜希ちゃん、ブラはDの65で~す!結構巨乳~」
女子の1人が公表すると、囃し立てる声が飛ぶ。

「アタシよりデカいのに垂れてないし!」
「アンタはカレシに揉まれ過ぎだから」
「この子、乳首勃ってんだけど、マジありえないし」

ほとんど他人に見られたことのない胸をこれだけの人数の前で晒している。この奇妙な状況に彼女の理解は追いつかない。

しかしこれが長い羞恥の夜のほんの始まりに過ぎなかった事を、亜希はまだ知るよしもなかった。
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