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ノッティラ・ノーフォーク・ノートリーヒ
ジルヴィの正体
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ノッティラ・ノーフォーク・ノートリーヒ。
もう何十年と学会に君臨し続ける魔術研究会の権威だという。齢を重ねた面貌には叡智と苦悩が深く刻まれ、翡翠の瞳はそのものの本質を見抜く力を持つと言われていた。既に髪も髭も白く染まり、組紐で幾房にも結い分けている ――そんな、絵本の中の魔術師を体現したような人物だと噂されていた。
つまり、とジルヴィは思う。
目の前にいる『少女』は、ノートリーヒではない。
「あ。ごめんなさい。間違えました」
「え。あ、そうですか。お気になさらず」
なぜか二人は互いに頭を下げあい、何事もなかったかのように距離を取った。
「いやいやいやいや!」
突っ込まずにはいられなかったのはダナウだ。彼はさり気なく逃げようとするその人物のローブを鷲掴みにした。
『少女』は危なく転倒しかけ、何をするんだとダナウを睨み付ける。
「放してください、この変態っ」
「逃がすか! やっと見つけたんだ、大人しくしてもらうぞ」
「ま、待ってよ、ダナウ! 女の子に乱暴はよくないって!」
慌てて止めに入るジルヴィ。とりあえず暴力をふるっておくリルー。ダナウはリルーに突かれながら、真っ赤になって怒鳴り付けた。
「アホ! こいつがノッティラ・ノーフォーク・ノートリーヒなんだよ!」
一同、動きを止める。
ジルヴィとリルーは顔を見合わせ、それから少女の方を向いた。少女も同じように何もない空間へ視線を逸らす。ジルヴィは言った。
「まさかぁ」
「噓じゃねえ。こいつからはオッサンの臭いがする」
即座にジルヴィが距離を取る。リルーに至っては部屋の端まで飛んで逃げた。少女(?)は心底傷付いた顔で自身の服の臭いを確かめている。
「えっ、えっ、嘘ですよね? そんな加齢臭とか、すっごいショックなんですけど」
声は可愛らしいソプラノで。身に纏うたっぷりとしたローブから体型や性別を推し量ることはできないけれど、眠たげな大きな瞳と薄く紅の差した頬、滑らかな白い肌は女性特有のものに見えた。
顔立ちは幼いながらも時折大人びた表情を見せるから、外見年齢は十八前後。ジルヴィより少し上くらいだろう。何より特徴的なのは、腰まで届く白金色の長い髪。ふわふわと緩いウェーブを帯び、頭頂部から見事な三角形に広がっている。
それが男性だとダナウは言うのだ。
「ねえ、キミ。嘘でしょう? 嘘だって言ってくださいぃ。ボクはまだそんな歳じゃないっていうか、普段から美容にはすっごく気を遣って――」
ノッティラ・ノーフォーク・ノートリーヒは必死になってダナウに迫る。ダナウはギョッとしてそれを振り払い、さり気なくジルヴィの方に後退した。
ノートリーヒの外見上の性別か、半狼の嗅覚およびこの見苦しい振舞いのどちらが判断基準として正しいかと問われれば、哀しいかな、後者を選ばざるを得ない。ぎこちない笑みで理解を示すジルヴィに対し、ダナウは露骨な嫌悪を顔に浮かべていた。
「ええい、うるさい。ほとんど香水で隠せてるから大丈夫だよ! 纏わりつくな、気色悪い!」
「気色悪い?」
ノートリーヒは大いに憤慨した。
「ボクの外見をキミにとやかく言う資格はないと思いますね。キミだって尻尾生やしてるじゃないですか。なに? 仮装? 仮装が趣味なの?」
これは痛い反撃。ダナウはしょげかえって戦意喪失してしまった。見かねたジルヴィがようやく取り成しに入る。
「あの、ごめんなさい、ノ、ノノ……」
「ノートリーヒ」
「ノートリーヒさん。僕たちはあなたを捜してたんだ。助けてほしいことがあるの。少し僕の話を聞いてもらえないかな?」
「ボクの助け、ですか?」
ノートリーヒは丸眼鏡の向こうで目を細めている。翡翠色の瞳は油断なく、急な訪問者たちの真意を見抜こうとしているようだった。
「ボクにできることがあるとは思えませんけどねぇ……キミたち、魔物でしょう? ボクに何を助けてほしいんです?」
さすがは魔術研究家、いや、魔術師。彼は二人が人間でないと気付いていてなお、この落ち着きっぷりなのである。今の彼は加齢臭云々の時とは雲泥の差。それらしい威厳を取り戻しており、瞳には噂に聞く叡智の光が宿っていた。
「待て。先に聞かせてくれ」
ダナウが進み出る。
「近頃パリを騒がせている、ライカンスロ―プ(人狼)のことは知っているな? あれはあんたが造り出したのか?」
「ライカンスロープ?」
ノートリーヒは怪訝そうに顔を顰め、それから合点がいったように頷いた。
「なるほど。それでボクは異端審問局に目を付けられてしまったんですね――それこそ人違いです。ボクは魔術研究家であって、魔術師ではありません。人狼なんて造れるわけありませんよ」
返答を聞いた二人の反応は複雑であった。ダナウは安堵と失望のうち、失望がより多く表情に現れていた。ジルヴィは安堵が勝っているものの、それでも彼の望みは叶いそうにないという事実に落胆を隠せない。
「あれ。ボクが人狼事件の犯人だった方がよかったですか?」
「ううん。ただ……」
ジルヴィは気遣うようにダナウを見やる。
「俺はライカンスロープに襲われ、半狼にされたんだ。人間に戻る方法を探している。もしあんたが人狼事件の黒幕だったら、半狼化を元に戻す術を知ってるんじゃないかと期待していたんだ」
だが、とダナウは失望を顔に浮かべる。その悲哀に満ちた様子に心を打たれたのか、ノートリーヒも表情を曇らせた。
「お察しします。それは大変な想いをされましたね……生憎ですが、ボクではキミを助けてはあげられないようです」
ダナウは何も言わなかった。ただ、黙って頷きを返すだけ。ノートリーヒはジルヴィに向き直った。
「キミも同じようなご用件でしたか? いえ――」
彼はグッと身を乗り出してジルヴィの顔を覗き込んだ。翡翠の瞳には学者らしい好奇心がギラギラと渦巻いている。漏れる声は囁きに近かった。
「――キミはそもそも、なんなんだ?」
「さあ? 僕、何もわからないの」
その答えにノートリーヒは呆気に取られる。
説明するよりも見せてしまった方が手っ取り早い。ジルヴィはダナウにしてみせたように、ノートリーヒの目の前で擬態を解いた。無垢な少年の姿から、不定形の怪物へ。硫黄の臭いを放つ彼に、ノッティラ・ノーフォーク・ノートリーヒの目は釘付けになった。
「僕はジルヴィ。僕は、僕が何者なのか教えてほしくて来たんだよ」
「……なるほど、なるほど」
彼は「失礼」と断りを入れ、肉塊化したジルヴィの周囲を回り始めた。眼鏡を押し上げてじっくりと観察する彼の眼差しは興奮に満ちている。数分間それを続け、ようやく満足した彼は、改めて口を開いた。
「確かに、ボクはキミたちの願いを叶えてはあげられません。ですが、別の方法で助けになることはできるでしょう」
「えっ」
驚いて目を開く二人。二人とも、期待せざるを得ない気持ちと、失望したくないという思いがせめぎ合っていた。
ノートリーヒは咳払いをし、顔に掛かる髪を払い除けた。
「魔術研究家、それはボクの表の顔にすぎません。ボクの本当の姿は――錬金術師です」
「錬金術師?」
ダナウとジルヴィが顔を見合わせる。
「……それって魔術師とは違うのか?」
「もちろん、違います」
二人は揃って首を傾げた。
「魔術師の源流を祈祷師や呪い師とするのなら、錬金術師の祖は古の哲学者たちです。どちらも同じく神秘を扱いますが、魔術師は邪で利己的な目的に使います。一方、ボクたち錬金術師は、神秘をただ叡智へと至る探求の足掛かりとしてのみ、扱うのです」
そう語るノートリーヒの顔は誇りに満ちている。二人にはいまいち違いがわからなかったが、ここは黙っている方が賢明だと判断した。
「そうしたことも含めて、キミたちに魔術と錬金術について、ボクの知っていることを教えてあげましょう。ここにはボクがこれまで蒐集し、研究してきた膨大な量の品々が収蔵されています。もしかすると、この中にキミたちが求める答えに繋がるものが見つかるかもしれませんよ?」
「本当?」
ジルヴィが目を輝かせる。どんな形であれ、前進は前進だ。たった一歩でも、この無知の恐怖から抜け出すことができるなら。
「ただし、条件はありますよ?」
「それはなんだ?」
訊ねるダナウの声には警戒が滲んでいる。ノートリーヒはにこやかに言った。
「ジルヴィくんのことを調べさせてください。錬金術としてのボクの見立てでは、ジルヴィくん、キミはホムンクルス(人造人間)です。それも、〈賢者の石〉を体内に埋め込んだ」
もう何十年と学会に君臨し続ける魔術研究会の権威だという。齢を重ねた面貌には叡智と苦悩が深く刻まれ、翡翠の瞳はそのものの本質を見抜く力を持つと言われていた。既に髪も髭も白く染まり、組紐で幾房にも結い分けている ――そんな、絵本の中の魔術師を体現したような人物だと噂されていた。
つまり、とジルヴィは思う。
目の前にいる『少女』は、ノートリーヒではない。
「あ。ごめんなさい。間違えました」
「え。あ、そうですか。お気になさらず」
なぜか二人は互いに頭を下げあい、何事もなかったかのように距離を取った。
「いやいやいやいや!」
突っ込まずにはいられなかったのはダナウだ。彼はさり気なく逃げようとするその人物のローブを鷲掴みにした。
『少女』は危なく転倒しかけ、何をするんだとダナウを睨み付ける。
「放してください、この変態っ」
「逃がすか! やっと見つけたんだ、大人しくしてもらうぞ」
「ま、待ってよ、ダナウ! 女の子に乱暴はよくないって!」
慌てて止めに入るジルヴィ。とりあえず暴力をふるっておくリルー。ダナウはリルーに突かれながら、真っ赤になって怒鳴り付けた。
「アホ! こいつがノッティラ・ノーフォーク・ノートリーヒなんだよ!」
一同、動きを止める。
ジルヴィとリルーは顔を見合わせ、それから少女の方を向いた。少女も同じように何もない空間へ視線を逸らす。ジルヴィは言った。
「まさかぁ」
「噓じゃねえ。こいつからはオッサンの臭いがする」
即座にジルヴィが距離を取る。リルーに至っては部屋の端まで飛んで逃げた。少女(?)は心底傷付いた顔で自身の服の臭いを確かめている。
「えっ、えっ、嘘ですよね? そんな加齢臭とか、すっごいショックなんですけど」
声は可愛らしいソプラノで。身に纏うたっぷりとしたローブから体型や性別を推し量ることはできないけれど、眠たげな大きな瞳と薄く紅の差した頬、滑らかな白い肌は女性特有のものに見えた。
顔立ちは幼いながらも時折大人びた表情を見せるから、外見年齢は十八前後。ジルヴィより少し上くらいだろう。何より特徴的なのは、腰まで届く白金色の長い髪。ふわふわと緩いウェーブを帯び、頭頂部から見事な三角形に広がっている。
それが男性だとダナウは言うのだ。
「ねえ、キミ。嘘でしょう? 嘘だって言ってくださいぃ。ボクはまだそんな歳じゃないっていうか、普段から美容にはすっごく気を遣って――」
ノッティラ・ノーフォーク・ノートリーヒは必死になってダナウに迫る。ダナウはギョッとしてそれを振り払い、さり気なくジルヴィの方に後退した。
ノートリーヒの外見上の性別か、半狼の嗅覚およびこの見苦しい振舞いのどちらが判断基準として正しいかと問われれば、哀しいかな、後者を選ばざるを得ない。ぎこちない笑みで理解を示すジルヴィに対し、ダナウは露骨な嫌悪を顔に浮かべていた。
「ええい、うるさい。ほとんど香水で隠せてるから大丈夫だよ! 纏わりつくな、気色悪い!」
「気色悪い?」
ノートリーヒは大いに憤慨した。
「ボクの外見をキミにとやかく言う資格はないと思いますね。キミだって尻尾生やしてるじゃないですか。なに? 仮装? 仮装が趣味なの?」
これは痛い反撃。ダナウはしょげかえって戦意喪失してしまった。見かねたジルヴィがようやく取り成しに入る。
「あの、ごめんなさい、ノ、ノノ……」
「ノートリーヒ」
「ノートリーヒさん。僕たちはあなたを捜してたんだ。助けてほしいことがあるの。少し僕の話を聞いてもらえないかな?」
「ボクの助け、ですか?」
ノートリーヒは丸眼鏡の向こうで目を細めている。翡翠色の瞳は油断なく、急な訪問者たちの真意を見抜こうとしているようだった。
「ボクにできることがあるとは思えませんけどねぇ……キミたち、魔物でしょう? ボクに何を助けてほしいんです?」
さすがは魔術研究家、いや、魔術師。彼は二人が人間でないと気付いていてなお、この落ち着きっぷりなのである。今の彼は加齢臭云々の時とは雲泥の差。それらしい威厳を取り戻しており、瞳には噂に聞く叡智の光が宿っていた。
「待て。先に聞かせてくれ」
ダナウが進み出る。
「近頃パリを騒がせている、ライカンスロ―プ(人狼)のことは知っているな? あれはあんたが造り出したのか?」
「ライカンスロープ?」
ノートリーヒは怪訝そうに顔を顰め、それから合点がいったように頷いた。
「なるほど。それでボクは異端審問局に目を付けられてしまったんですね――それこそ人違いです。ボクは魔術研究家であって、魔術師ではありません。人狼なんて造れるわけありませんよ」
返答を聞いた二人の反応は複雑であった。ダナウは安堵と失望のうち、失望がより多く表情に現れていた。ジルヴィは安堵が勝っているものの、それでも彼の望みは叶いそうにないという事実に落胆を隠せない。
「あれ。ボクが人狼事件の犯人だった方がよかったですか?」
「ううん。ただ……」
ジルヴィは気遣うようにダナウを見やる。
「俺はライカンスロープに襲われ、半狼にされたんだ。人間に戻る方法を探している。もしあんたが人狼事件の黒幕だったら、半狼化を元に戻す術を知ってるんじゃないかと期待していたんだ」
だが、とダナウは失望を顔に浮かべる。その悲哀に満ちた様子に心を打たれたのか、ノートリーヒも表情を曇らせた。
「お察しします。それは大変な想いをされましたね……生憎ですが、ボクではキミを助けてはあげられないようです」
ダナウは何も言わなかった。ただ、黙って頷きを返すだけ。ノートリーヒはジルヴィに向き直った。
「キミも同じようなご用件でしたか? いえ――」
彼はグッと身を乗り出してジルヴィの顔を覗き込んだ。翡翠の瞳には学者らしい好奇心がギラギラと渦巻いている。漏れる声は囁きに近かった。
「――キミはそもそも、なんなんだ?」
「さあ? 僕、何もわからないの」
その答えにノートリーヒは呆気に取られる。
説明するよりも見せてしまった方が手っ取り早い。ジルヴィはダナウにしてみせたように、ノートリーヒの目の前で擬態を解いた。無垢な少年の姿から、不定形の怪物へ。硫黄の臭いを放つ彼に、ノッティラ・ノーフォーク・ノートリーヒの目は釘付けになった。
「僕はジルヴィ。僕は、僕が何者なのか教えてほしくて来たんだよ」
「……なるほど、なるほど」
彼は「失礼」と断りを入れ、肉塊化したジルヴィの周囲を回り始めた。眼鏡を押し上げてじっくりと観察する彼の眼差しは興奮に満ちている。数分間それを続け、ようやく満足した彼は、改めて口を開いた。
「確かに、ボクはキミたちの願いを叶えてはあげられません。ですが、別の方法で助けになることはできるでしょう」
「えっ」
驚いて目を開く二人。二人とも、期待せざるを得ない気持ちと、失望したくないという思いがせめぎ合っていた。
ノートリーヒは咳払いをし、顔に掛かる髪を払い除けた。
「魔術研究家、それはボクの表の顔にすぎません。ボクの本当の姿は――錬金術師です」
「錬金術師?」
ダナウとジルヴィが顔を見合わせる。
「……それって魔術師とは違うのか?」
「もちろん、違います」
二人は揃って首を傾げた。
「魔術師の源流を祈祷師や呪い師とするのなら、錬金術師の祖は古の哲学者たちです。どちらも同じく神秘を扱いますが、魔術師は邪で利己的な目的に使います。一方、ボクたち錬金術師は、神秘をただ叡智へと至る探求の足掛かりとしてのみ、扱うのです」
そう語るノートリーヒの顔は誇りに満ちている。二人にはいまいち違いがわからなかったが、ここは黙っている方が賢明だと判断した。
「そうしたことも含めて、キミたちに魔術と錬金術について、ボクの知っていることを教えてあげましょう。ここにはボクがこれまで蒐集し、研究してきた膨大な量の品々が収蔵されています。もしかすると、この中にキミたちが求める答えに繋がるものが見つかるかもしれませんよ?」
「本当?」
ジルヴィが目を輝かせる。どんな形であれ、前進は前進だ。たった一歩でも、この無知の恐怖から抜け出すことができるなら。
「ただし、条件はありますよ?」
「それはなんだ?」
訊ねるダナウの声には警戒が滲んでいる。ノートリーヒはにこやかに言った。
「ジルヴィくんのことを調べさせてください。錬金術としてのボクの見立てでは、ジルヴィくん、キミはホムンクルス(人造人間)です。それも、〈賢者の石〉を体内に埋め込んだ」
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