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プロローグ
トリアージ
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今日は随分と楽そうになった顔つきで、お嬢様はマグカップの葛湯を飲んでいる。
さっき測ったら38度4分まで下がっていた。さすが現代日本の解熱剤。ここまで下がる解熱剤はこの世界には無い。
この調子なら明日にはお粥ぐらい食べることができそう。
「そう、やっぱりノラ死んじゃってたのね」
葛湯を飲みながら事情を聞いていたお嬢様の第一声。ンー、もうちょいこう、泣かれる、みたいな覚悟してたのに、意外とあっさりだな。
よほど腑に落ちないという顔をしていたのか、「覚悟していたわ」とこともなげに言う。
「あの子が息が止めるのを確認したのは、誰だと思っているの」
ノラの記憶を探れば、隣に誰が居て、ずっと手を握っていたような記憶がある。そのせいか、思ったよりも怖く無かったようだと告げると、そうと一言言い、お嬢様は布団を被った。
今日も水枕を作り、布団に包まるお嬢様の頭の下に差し込む。ちらっと視線を寄越すと素っ気なくありがとうと告げる。
目の前で妹分が亡くなり、それが同じ顔で中身が別人になってるなんて悪夢だよね……。泣き喚いて悪魔め!って罵られても仕方ないのに、お礼を言えるお嬢様凄いな。
まあ、泣き喚くだけの体力が無いだけかも知れないけど。
キッチンに行き、冷凍庫していた食パンを取り出して解凍する。その間に使いかけの玉ねぎとウインナーを薄く切って、解凍できたパンにケチャップとマヨネーズを塗って玉ねぎとウインナーを乗せた。
その上から溶けるチーズを一枚乗せ、魚焼きグリルで焼いていく。ピーマンも入れたかったけど、無いもんな……。
その間にお湯を沸かす。電気ポット買おうか迷ってるうちにコッチ来ちゃったんだよ。買っておけば良かった。
インスタントのポタージュをマグカップに入れ、できたお湯を注ぎ入れる。ピザトーストも出来上がり、行儀が悪いが立ったままキッチンで食べ始める。
こう、トロッと溶けたチーズが伸びるのがたまらん。
しかし――。
「ケーキ、食べたな」
バターたっぷりのズッシリしたヤツ。
ガトーショコラでもいい。アップルパイのサクサクを堪能したいし、季節のタルトも恋しい。……店長、そろそろ甘夏のタルトとか出そうか、なんて言ってたな。
先輩、パイナップルとココナッツのタルトを試作してたけど、美味しくできたかな……。
はっ!ネガティヴはいかん。ケーキ食べるためにも頑張るぞ!オーっ!(一人気合入れ)
ご飯を食べたし、どうするかな……。
グラノーラバーでも作るか。行動食行動食っと。
最初にオーブンを百八十度に予熱する。
キッチンスケールにボウルを置いて、朝食用に買っておいたオートミールで作ったナッツやドライフルーツの入った自家製グラノーラの入れる。はちみつを入れて混ぜ、そこに溶かした無塩バターも混ぜ混ぜ。
クッキングシートを広げたバットの上に入れたら、ぐいぐい押し固めていく。予熱が終わったオーブンに入れて十分。
あと、行動食として使えるのは、ドライフルーツぐらいかな。
逃げ出すにしても、どうしよう。中途半端に逃げても、あの父に捕獲されて嫁コースに乗せられそうだ。
娘が心配だからじゃなく、今まで投資してきた金を回収するためってのがクソだけど。
名前をどうにかしたら、王都にでも行こう。このサリバン領。領地はデカいくせに辺境に接してるのは黒の森って森だけだから。
森ってか、樹海だから森越えなんて私一人では無理だしね。……いや、行けるか……無理だな。多少の護身術くらいは習っていたけど、魔物とか倒したこと無いし、土魔法も石礫ぐらいしか使えない。
魔力の吹き溜まりに形成されるダンジョンとは違い、黒の森は森全体に薄ら瘴気が漂う特殊な場所らしい。濃淡はなく全体に薄ら瘴気が漂う場所なため、入っていて不快と言うシンプルな理由から瘴気耐性のある魔物だけしか住めないと言われている。魔物はそれなりに強いが、定期的間引きさえ行っておけば魔物暴走などの問題のない場所である。
サリバン領主はその間引きを行う一族だ。
お嬢様も、本来なら黒の森の管理者となったはず。
でも、忌小屋に入れられた時点で後継者としての資格はないと思われたのだろう。
忌小屋とは、病室では無い。死ぬために隔離された場所だ。
食事を持ってくるのは出来るだけ、怨みつらみを残させないため。怨みつらみを残して死んだ魂は天には登らず、瘴気を吸収してゴーストやリッチなどの魔物に変化する。
その可能性を低くするために、病気の人でも食事や水を与えるのが習わしだ。
ある程度食事を貰えるのは良いが、食べる気力があるかはどうかは別問題だけど。
小屋に残した二人は順調にと言うとあれだが、体調はどんどん悪くなっている。
水を飲ませることしできないこと対して、罪悪感がある。私には関係ない人で、ノアにとっても沢山いる先輩でしかなくて、病気になる前には殆ど喋ったこともない。
でも、多少面倒を見たお嬢様が回復しているのを見ると、何かできたんじゃないかって傲慢にも思ってしまう。
まあ、どうしようもないけど。
ポタージュを作った時に余ったお湯を洗ったマグカップの中に入れて、ほうじ茶のティーバックを放り込む。
マグカップを持って隅に寄せたままのローテーブルに近づき、テーブルの上にあるパソコンの電源を入れて起動させた。
次々、新しいパソコンを買い替える兄から安く買った物だ。
カタカタと小さく音を立ててパソコンが動く。レシピを見たり、メモしたり、You○ubeを見るぐらいしか使ってないが動いているパソコンを見ると僅かでも日本に繋がっているよう嬉しい。
ほうじ茶のティーバッグをゴミ箱に捨てて見慣れた画面から、インターネットのブラウザを選択する。
起動はしたがブラウザの画面は真っ白で、何処かに繋がる様子はない。
「ダメかー」
半ば予想していたが突きつけられるとがっかりする。ほうじ茶を飲みながら、音楽ソフトを立ち上げた。
こっちはどうやら、ダウンロードした分は聞けそうだ。寂しくなったらコレ聞こう。
「気にすること無いわ」
寝たと思っていた人に背後から声をかけられ、驚いてビクッと体が動いてしまった。
「ジャックとヘレンのことが気になっているのでしょう」
その言葉に、視線を彷徨かせる。
ジャックはともかく、ヘレンは助かる見込みがあったんじゃ無いかって思う。
「致死率が元々高い病気なの。貴方は一番体力がありそうで助かる見込みのある私を選んだだけ」
トリアージだ。震災の時にも傷害者は区分され、状態によっては切り捨てられた人もいると言う。
ステータスで色分けされてたものを、私は切り捨てたんだ。
「小屋自体、死ぬために用意されたものよ」
呆れたように、お嬢様はこちらを見る。
「勇者もそうだけど、異世界の人間ってそんなにお人好しなの?」
「……お人好しってか、教育の問題?うちの国ではさ、お天道様が見てるって言われて育つの」
「お天道様?」
「うちの国は太陽神が主神って言えば良いのかな?太陽であるお天道様が良いことも、悪いことも見てるぞ!ってね。だから、まあ、自分のできる範囲で良いことしようって人は少なくないかな」
良い人ばかりじゃ無いけど、具合が悪くて座り込んでいる人がいれば救急車を呼ぶくらいする人は多い国民性。
日本人の殆どが幼稚園や小学校ぐらいに人に親切にしましょう、と言われて育つ。
救急車を呼ぶかどうかは置いておき、具合が悪い人たちを気にかけることはする。
「ふぅん。変な国民ね。でもここでは自分の命が最優先ってこと覚えておきなさい。ここには魔物も盗賊も居るんだから」
そうね、と小さく呟くと、すみれ色の瞳がジッとこちらを見てきた。
「言い換えるわ。二人を見捨てたんじゃ無いの。貴方は私を助けたの」
お嬢様を助けた、か……。
助けられてるのかなー、コレー。
さっき測ったら38度4分まで下がっていた。さすが現代日本の解熱剤。ここまで下がる解熱剤はこの世界には無い。
この調子なら明日にはお粥ぐらい食べることができそう。
「そう、やっぱりノラ死んじゃってたのね」
葛湯を飲みながら事情を聞いていたお嬢様の第一声。ンー、もうちょいこう、泣かれる、みたいな覚悟してたのに、意外とあっさりだな。
よほど腑に落ちないという顔をしていたのか、「覚悟していたわ」とこともなげに言う。
「あの子が息が止めるのを確認したのは、誰だと思っているの」
ノラの記憶を探れば、隣に誰が居て、ずっと手を握っていたような記憶がある。そのせいか、思ったよりも怖く無かったようだと告げると、そうと一言言い、お嬢様は布団を被った。
今日も水枕を作り、布団に包まるお嬢様の頭の下に差し込む。ちらっと視線を寄越すと素っ気なくありがとうと告げる。
目の前で妹分が亡くなり、それが同じ顔で中身が別人になってるなんて悪夢だよね……。泣き喚いて悪魔め!って罵られても仕方ないのに、お礼を言えるお嬢様凄いな。
まあ、泣き喚くだけの体力が無いだけかも知れないけど。
キッチンに行き、冷凍庫していた食パンを取り出して解凍する。その間に使いかけの玉ねぎとウインナーを薄く切って、解凍できたパンにケチャップとマヨネーズを塗って玉ねぎとウインナーを乗せた。
その上から溶けるチーズを一枚乗せ、魚焼きグリルで焼いていく。ピーマンも入れたかったけど、無いもんな……。
その間にお湯を沸かす。電気ポット買おうか迷ってるうちにコッチ来ちゃったんだよ。買っておけば良かった。
インスタントのポタージュをマグカップに入れ、できたお湯を注ぎ入れる。ピザトーストも出来上がり、行儀が悪いが立ったままキッチンで食べ始める。
こう、トロッと溶けたチーズが伸びるのがたまらん。
しかし――。
「ケーキ、食べたな」
バターたっぷりのズッシリしたヤツ。
ガトーショコラでもいい。アップルパイのサクサクを堪能したいし、季節のタルトも恋しい。……店長、そろそろ甘夏のタルトとか出そうか、なんて言ってたな。
先輩、パイナップルとココナッツのタルトを試作してたけど、美味しくできたかな……。
はっ!ネガティヴはいかん。ケーキ食べるためにも頑張るぞ!オーっ!(一人気合入れ)
ご飯を食べたし、どうするかな……。
グラノーラバーでも作るか。行動食行動食っと。
最初にオーブンを百八十度に予熱する。
キッチンスケールにボウルを置いて、朝食用に買っておいたオートミールで作ったナッツやドライフルーツの入った自家製グラノーラの入れる。はちみつを入れて混ぜ、そこに溶かした無塩バターも混ぜ混ぜ。
クッキングシートを広げたバットの上に入れたら、ぐいぐい押し固めていく。予熱が終わったオーブンに入れて十分。
あと、行動食として使えるのは、ドライフルーツぐらいかな。
逃げ出すにしても、どうしよう。中途半端に逃げても、あの父に捕獲されて嫁コースに乗せられそうだ。
娘が心配だからじゃなく、今まで投資してきた金を回収するためってのがクソだけど。
名前をどうにかしたら、王都にでも行こう。このサリバン領。領地はデカいくせに辺境に接してるのは黒の森って森だけだから。
森ってか、樹海だから森越えなんて私一人では無理だしね。……いや、行けるか……無理だな。多少の護身術くらいは習っていたけど、魔物とか倒したこと無いし、土魔法も石礫ぐらいしか使えない。
魔力の吹き溜まりに形成されるダンジョンとは違い、黒の森は森全体に薄ら瘴気が漂う特殊な場所らしい。濃淡はなく全体に薄ら瘴気が漂う場所なため、入っていて不快と言うシンプルな理由から瘴気耐性のある魔物だけしか住めないと言われている。魔物はそれなりに強いが、定期的間引きさえ行っておけば魔物暴走などの問題のない場所である。
サリバン領主はその間引きを行う一族だ。
お嬢様も、本来なら黒の森の管理者となったはず。
でも、忌小屋に入れられた時点で後継者としての資格はないと思われたのだろう。
忌小屋とは、病室では無い。死ぬために隔離された場所だ。
食事を持ってくるのは出来るだけ、怨みつらみを残させないため。怨みつらみを残して死んだ魂は天には登らず、瘴気を吸収してゴーストやリッチなどの魔物に変化する。
その可能性を低くするために、病気の人でも食事や水を与えるのが習わしだ。
ある程度食事を貰えるのは良いが、食べる気力があるかはどうかは別問題だけど。
小屋に残した二人は順調にと言うとあれだが、体調はどんどん悪くなっている。
水を飲ませることしできないこと対して、罪悪感がある。私には関係ない人で、ノアにとっても沢山いる先輩でしかなくて、病気になる前には殆ど喋ったこともない。
でも、多少面倒を見たお嬢様が回復しているのを見ると、何かできたんじゃないかって傲慢にも思ってしまう。
まあ、どうしようもないけど。
ポタージュを作った時に余ったお湯を洗ったマグカップの中に入れて、ほうじ茶のティーバックを放り込む。
マグカップを持って隅に寄せたままのローテーブルに近づき、テーブルの上にあるパソコンの電源を入れて起動させた。
次々、新しいパソコンを買い替える兄から安く買った物だ。
カタカタと小さく音を立ててパソコンが動く。レシピを見たり、メモしたり、You○ubeを見るぐらいしか使ってないが動いているパソコンを見ると僅かでも日本に繋がっているよう嬉しい。
ほうじ茶のティーバッグをゴミ箱に捨てて見慣れた画面から、インターネットのブラウザを選択する。
起動はしたがブラウザの画面は真っ白で、何処かに繋がる様子はない。
「ダメかー」
半ば予想していたが突きつけられるとがっかりする。ほうじ茶を飲みながら、音楽ソフトを立ち上げた。
こっちはどうやら、ダウンロードした分は聞けそうだ。寂しくなったらコレ聞こう。
「気にすること無いわ」
寝たと思っていた人に背後から声をかけられ、驚いてビクッと体が動いてしまった。
「ジャックとヘレンのことが気になっているのでしょう」
その言葉に、視線を彷徨かせる。
ジャックはともかく、ヘレンは助かる見込みがあったんじゃ無いかって思う。
「致死率が元々高い病気なの。貴方は一番体力がありそうで助かる見込みのある私を選んだだけ」
トリアージだ。震災の時にも傷害者は区分され、状態によっては切り捨てられた人もいると言う。
ステータスで色分けされてたものを、私は切り捨てたんだ。
「小屋自体、死ぬために用意されたものよ」
呆れたように、お嬢様はこちらを見る。
「勇者もそうだけど、異世界の人間ってそんなにお人好しなの?」
「……お人好しってか、教育の問題?うちの国ではさ、お天道様が見てるって言われて育つの」
「お天道様?」
「うちの国は太陽神が主神って言えば良いのかな?太陽であるお天道様が良いことも、悪いことも見てるぞ!ってね。だから、まあ、自分のできる範囲で良いことしようって人は少なくないかな」
良い人ばかりじゃ無いけど、具合が悪くて座り込んでいる人がいれば救急車を呼ぶくらいする人は多い国民性。
日本人の殆どが幼稚園や小学校ぐらいに人に親切にしましょう、と言われて育つ。
救急車を呼ぶかどうかは置いておき、具合が悪い人たちを気にかけることはする。
「ふぅん。変な国民ね。でもここでは自分の命が最優先ってこと覚えておきなさい。ここには魔物も盗賊も居るんだから」
そうね、と小さく呟くと、すみれ色の瞳がジッとこちらを見てきた。
「言い換えるわ。二人を見捨てたんじゃ無いの。貴方は私を助けたの」
お嬢様を助けた、か……。
助けられてるのかなー、コレー。
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