6 / 14
世界はとても残酷で(特にご飯が)
スーパーまるやま
しおりを挟む
ふんふん前世で気に入っていた曲を鼻歌で歌っちゃう。
柔らかいピンクのスカートを翻して踊っちゃう。子どもってなんで訳わかんない動きするんだろーねー。
男装の方が良いかと思ったんだけど、このディストピア世界は男の子でも誘拐されることがあるから、むしろ女の子の格好で視線を集めた方が安全らしい。…シンプルに怖い…。
「行きますよー」
「はぁい」
靴を履いてハンカチとティッシュとキッズケータイの入ったポシェットを身につけて、ツインテールを揺らして透子さんの手を握る。
一階に降りればロビーには五十代くらいのダンディなおじさまと、二十代前半くらいのヤンチャそうなお兄さん。
「おはようございます。今日、護衛を務める羽瀬と後藤です」
「おはようございます。よろしくお願いします」
「おはよーございます」
頭を下げる透子さんの横で挨拶したら、二十代の後藤さんがギョッとしたようにこちらをみて、横腹を羽瀬さんに殴られた。
そっと見ないフリをする。
女性の前であからさまに感情を出すなってことかな…?
「それでは、行きましょうか」
案内されたのは、マンションの前に着けられた車。車名とかわかんないしベンツとまでは言わないけど、国産車の立派なヤツだな…。
記憶が戻って今世初の乗車をする…透子さんに抱っこされて、チャイルドシートに乗せられしっかりシートベルトを装着させられる。…そうね…。幼女、着用年齢ね…。
記憶と感覚の違いにしんみりしていると、車が動き出す。
外ばかり見ていると、やっぱり違和感が大きくなる。
やっぱり視界に映るのが、ほとんど男性。都会のはずだが、人類のほぼ半分がいないせいか前世の様な都会特有のごちゃごちゃ感がなく、歩きやすそうではあるもの寂しく感じた。
車で走り出して十分もかからず、スーパーマーケットに到着した。
スーパーまるやまと看板に大きく描かれている。
中に入れば、至って普通のスーパーに見えるもののやっぱり店員は男性で、ギョッとした様にこちらに視線を向けていた。
一通り見て回れば、食糧品のスペースが小さい。前世のスーパーでは半分以上占めていた物がなくなり、生活雑貨がその分多く売られている。
三分の一ほどが食糧。シリアルバー・パワーバー・野菜や肉のペースト・おかゆ系のレトルト・サプリメントが、各種揃っていた。
…惣菜売り場は?併設されたパン屋は?
無いよね…知ってた。
食品コーナーの片隅に、僅かばかりの生鮮食品が売っている。コレよ!ヒャッホーウ!!肉魚野菜ー!!!
走らない様に気をつけながら生鮮食品のところへ向かう。
野菜はカレーが作れそうなラインナップに、僅かなキノコや葉物野菜、魚は鮭の切り身を中心に数種類、肉なら牛豚鳥が揃っているが、内臓系のものはなく塊肉だけがどんと売られていた。
ひき肉や食肉加工食品はない。
こ、コレはソーセージやハムは手作りしろってこと…!?
お菓子販売員さんは作るのも割と好きだったから、ざっくりとした作り方はわかる。けど、羊の腸とか手に入るの…?
皮なしソーセージってレシピもあるけど…え、待って、この世界、スモークチップとかあるの?
塩と砂糖はあるのは確認したけど、胡椒は?ハーブは?
最悪、自分で育てる必要がある…。
胡椒って育てられたっけ?
ルーも香辛料もないから、カレーも絶望的…。
あまりに遠い美味しいご飯の道に愕然としていると、すっと隣に誰か来て自然に葉物野菜を手に取ると籠に入れた。
「ったく、年々高くなってるね…」
小さく呟くのが聞こえた。
パッと顔が明るくなったのが自分でもわかる。
その人のシャツをがしっと掴む。驚いてこちらを見るその人に、思わずキラキラした視線を向けた。
「おばあちゃま、コロッケって知ってますか?!」
「え、え!?女、女の子?!!久しぶりに見た…じゃなくて、あんたどこの子だい?保護者は!?」
「お嬢様!?申し訳ございません。見知らぬ方に話かけるとは思わず…。お嬢様、離しましょうね」
「や。おばあちゃま、コロッケ!知ってますか?!」
「こ、コロッケぇ…?」
ごめんね、見知らぬおばあちゃま!
私のハッピーご飯計画のためには、ここで貴女を逃すわけにはいかないの!
スーパーの一角に設けられた休憩スペースに、見知らぬおばあちゃま、私、透子さんが座って、護衛二人は立ったままこちらを見守る。
「それで、コロッケだっけ?」
「そう!おばあちゃま、コロッケってどんなの?美味しい?」
「茹でたじゃがいも、潰してパン粉つけて揚げたものだよ」
「茹でたじゃがいもって美味しい?」
「バターでもつけりゃ美味いけどね。そのまま食うもんじゃないよ」
「でも、コロッケわかんないから、茹でたじゃがいもでだきょーしなきゃ」
「妥協って難しい言葉知ってるね…。よし、ばーちゃんがレシピ書いてやるから、ねーちゃんに作ってもらいな」
やった!
「しかし、今時良くコロッケなんて知ってたね」
「11匹のニャンコ、コロッケ屋さんやってるんだよ!」
「ああ…あれか…私も息子に読んだ覚えがあるわ」
「あとねー、ぐりとぐらのカステラとー、カラスのパンも気になる!」
「あー…息子もぐりとぐらのヤツは食べたいって駄々捏ねてたね。作ったような気がする」
「いいなー。みのりも食べたい」
「あんた、みのりちゃんっていうのかい」
「そう、とうどうみのり五歳です!おばあちゃまは?」
「ここの近くに住んでる葛木だよ。気になる物があって好奇心旺盛なのはいいけど、変なのに声かけるんじゃないよ」
「みのりそこまでおばかさんじゃ無いよ!おばあちゃまだから声かけたの」
六十代後半ぐらいに見える葛木さんは、年齢の割に姿勢が良く暗い雰囲気もない。
変な人でも護衛がいるから大丈夫だろって、楽観的な考えもあったけど。
「実ちゃんは料理に興味あるの?」
「料理はわかんないけど、美味しいの食べたい!」
「あんた、シリアルバーで育ってるだろうに良く料理に興味持ったね」
「絵本やつ美味しそう。一番食べたいのはぐりとぐらのヤツ」
「なかなか食いしん坊の素質があるね。んー、ぐりとぐらのレシピは難しいけどパンケーキのレシピも教えてやる」
やったぁぁぁぁ!料理の道が開けたぞぉぉぉぉ!!
「透子さん!透子さん作ってね!」
「が、がんばります」
「と言うか、作れるだけの調理器具持ってる?」
「鍋とヤカンはあります」
「足りないね。わかった。器具選びも手伝ってやるよ」
「ありがとうございます!」
苦労をかけてごめんね、透子さん。
でも、幼女そろそろシリアルバーとペーストとサプリメント生活から脱出したいの…。
柔らかいピンクのスカートを翻して踊っちゃう。子どもってなんで訳わかんない動きするんだろーねー。
男装の方が良いかと思ったんだけど、このディストピア世界は男の子でも誘拐されることがあるから、むしろ女の子の格好で視線を集めた方が安全らしい。…シンプルに怖い…。
「行きますよー」
「はぁい」
靴を履いてハンカチとティッシュとキッズケータイの入ったポシェットを身につけて、ツインテールを揺らして透子さんの手を握る。
一階に降りればロビーには五十代くらいのダンディなおじさまと、二十代前半くらいのヤンチャそうなお兄さん。
「おはようございます。今日、護衛を務める羽瀬と後藤です」
「おはようございます。よろしくお願いします」
「おはよーございます」
頭を下げる透子さんの横で挨拶したら、二十代の後藤さんがギョッとしたようにこちらをみて、横腹を羽瀬さんに殴られた。
そっと見ないフリをする。
女性の前であからさまに感情を出すなってことかな…?
「それでは、行きましょうか」
案内されたのは、マンションの前に着けられた車。車名とかわかんないしベンツとまでは言わないけど、国産車の立派なヤツだな…。
記憶が戻って今世初の乗車をする…透子さんに抱っこされて、チャイルドシートに乗せられしっかりシートベルトを装着させられる。…そうね…。幼女、着用年齢ね…。
記憶と感覚の違いにしんみりしていると、車が動き出す。
外ばかり見ていると、やっぱり違和感が大きくなる。
やっぱり視界に映るのが、ほとんど男性。都会のはずだが、人類のほぼ半分がいないせいか前世の様な都会特有のごちゃごちゃ感がなく、歩きやすそうではあるもの寂しく感じた。
車で走り出して十分もかからず、スーパーマーケットに到着した。
スーパーまるやまと看板に大きく描かれている。
中に入れば、至って普通のスーパーに見えるもののやっぱり店員は男性で、ギョッとした様にこちらに視線を向けていた。
一通り見て回れば、食糧品のスペースが小さい。前世のスーパーでは半分以上占めていた物がなくなり、生活雑貨がその分多く売られている。
三分の一ほどが食糧。シリアルバー・パワーバー・野菜や肉のペースト・おかゆ系のレトルト・サプリメントが、各種揃っていた。
…惣菜売り場は?併設されたパン屋は?
無いよね…知ってた。
食品コーナーの片隅に、僅かばかりの生鮮食品が売っている。コレよ!ヒャッホーウ!!肉魚野菜ー!!!
走らない様に気をつけながら生鮮食品のところへ向かう。
野菜はカレーが作れそうなラインナップに、僅かなキノコや葉物野菜、魚は鮭の切り身を中心に数種類、肉なら牛豚鳥が揃っているが、内臓系のものはなく塊肉だけがどんと売られていた。
ひき肉や食肉加工食品はない。
こ、コレはソーセージやハムは手作りしろってこと…!?
お菓子販売員さんは作るのも割と好きだったから、ざっくりとした作り方はわかる。けど、羊の腸とか手に入るの…?
皮なしソーセージってレシピもあるけど…え、待って、この世界、スモークチップとかあるの?
塩と砂糖はあるのは確認したけど、胡椒は?ハーブは?
最悪、自分で育てる必要がある…。
胡椒って育てられたっけ?
ルーも香辛料もないから、カレーも絶望的…。
あまりに遠い美味しいご飯の道に愕然としていると、すっと隣に誰か来て自然に葉物野菜を手に取ると籠に入れた。
「ったく、年々高くなってるね…」
小さく呟くのが聞こえた。
パッと顔が明るくなったのが自分でもわかる。
その人のシャツをがしっと掴む。驚いてこちらを見るその人に、思わずキラキラした視線を向けた。
「おばあちゃま、コロッケって知ってますか?!」
「え、え!?女、女の子?!!久しぶりに見た…じゃなくて、あんたどこの子だい?保護者は!?」
「お嬢様!?申し訳ございません。見知らぬ方に話かけるとは思わず…。お嬢様、離しましょうね」
「や。おばあちゃま、コロッケ!知ってますか?!」
「こ、コロッケぇ…?」
ごめんね、見知らぬおばあちゃま!
私のハッピーご飯計画のためには、ここで貴女を逃すわけにはいかないの!
スーパーの一角に設けられた休憩スペースに、見知らぬおばあちゃま、私、透子さんが座って、護衛二人は立ったままこちらを見守る。
「それで、コロッケだっけ?」
「そう!おばあちゃま、コロッケってどんなの?美味しい?」
「茹でたじゃがいも、潰してパン粉つけて揚げたものだよ」
「茹でたじゃがいもって美味しい?」
「バターでもつけりゃ美味いけどね。そのまま食うもんじゃないよ」
「でも、コロッケわかんないから、茹でたじゃがいもでだきょーしなきゃ」
「妥協って難しい言葉知ってるね…。よし、ばーちゃんがレシピ書いてやるから、ねーちゃんに作ってもらいな」
やった!
「しかし、今時良くコロッケなんて知ってたね」
「11匹のニャンコ、コロッケ屋さんやってるんだよ!」
「ああ…あれか…私も息子に読んだ覚えがあるわ」
「あとねー、ぐりとぐらのカステラとー、カラスのパンも気になる!」
「あー…息子もぐりとぐらのヤツは食べたいって駄々捏ねてたね。作ったような気がする」
「いいなー。みのりも食べたい」
「あんた、みのりちゃんっていうのかい」
「そう、とうどうみのり五歳です!おばあちゃまは?」
「ここの近くに住んでる葛木だよ。気になる物があって好奇心旺盛なのはいいけど、変なのに声かけるんじゃないよ」
「みのりそこまでおばかさんじゃ無いよ!おばあちゃまだから声かけたの」
六十代後半ぐらいに見える葛木さんは、年齢の割に姿勢が良く暗い雰囲気もない。
変な人でも護衛がいるから大丈夫だろって、楽観的な考えもあったけど。
「実ちゃんは料理に興味あるの?」
「料理はわかんないけど、美味しいの食べたい!」
「あんた、シリアルバーで育ってるだろうに良く料理に興味持ったね」
「絵本やつ美味しそう。一番食べたいのはぐりとぐらのヤツ」
「なかなか食いしん坊の素質があるね。んー、ぐりとぐらのレシピは難しいけどパンケーキのレシピも教えてやる」
やったぁぁぁぁ!料理の道が開けたぞぉぉぉぉ!!
「透子さん!透子さん作ってね!」
「が、がんばります」
「と言うか、作れるだけの調理器具持ってる?」
「鍋とヤカンはあります」
「足りないね。わかった。器具選びも手伝ってやるよ」
「ありがとうございます!」
苦労をかけてごめんね、透子さん。
でも、幼女そろそろシリアルバーとペーストとサプリメント生活から脱出したいの…。
25
お気に入りに追加
83
あなたにおすすめの小説
イッシンジョウノツゴウニヨリ ~逆ハーレムを築いていますが身を守るためであって本意ではありません!~
やなぎ怜
恋愛
さる名家の美少女編入生を前にしてレンは気づいた。突然異世界からやってきてイケメン逆ハーレム(ふたりしかいないが)を築いている平凡な自分ってざまぁされる人間の特徴に当てはまっているのでは――と。
なんらかの因果によって突如異世界へ迷い込んでしまったオタク大学生のレン。三時間でクビになったバイトくらいしか社会経験もスキルもないレンは、心優しい保護者の経営するハイスクールでこの世界について学べばいいという勧めに異論はなかった。
しかしこの世界では男女比のバランスが崩壊して久しく、女性は複数の男性を侍らせるのが当たり前。数少ない女子生徒たちももれなく逆ハーレムを築いている。当初は逆ハーレムなんて自分とは関係ないと思っていたレンだが、貴重な女というだけで男に迫られる迫られる! 貞操の危機に晒されたレンは、気心知れた男友達の提案で彼を逆ハーレムの成員ということにして、なりゆきで助けた先輩も表向きはレンの恋人のひとりというフリをしてもらうことに……。これで万事解決! と思いきや、なぜか男友達や先輩が本気になってしまって――?!
※舞台設定と展開の都合上、同性愛の話題がほんの少しだけ登場します。ざまぁの予兆までが遠い上、ざまぁ(というか成敗)されるのは編入生の親です。
転生したら美醜逆転世界だったので、人生イージーモードです
狼蝶
恋愛
転生したらそこは、美醜が逆転していて顔が良ければ待遇最高の世界だった!?侯爵令嬢と婚約し人生イージーモードじゃんと思っていたら、人生はそれほど甘くはない・・・・?
学校に入ったら、ここはまさかの美醜逆転世界の乙女ゲームの中だということがわかり、さらに自分の婚約者はなんとそのゲームの悪役令嬢で!!!?
転生したので猫被ってたら気がつけば逆ハーレムを築いてました
市森 唯
恋愛
前世では極々平凡ながらも良くも悪くもそれなりな人生を送っていた私。
……しかしある日突然キラキラとしたファンタジー要素満載の異世界へ転生してしまう。
それも平凡とは程遠い美少女に!!しかも貴族?!私中身は超絶平凡な一般人ですけど?!
上手くやっていけるわけ……あれ?意外と上手く猫被れてる?
このままやっていけるんじゃ……へ?婚約者?社交界?いや、やっぱり無理です!!
※小説家になろう様でも投稿しています
この世界に転生したらいろんな人に溺愛されちゃいました!
めーめー
恋愛
前世は不慮の事故で死んだ(主人公)公爵令嬢ニコ・オリヴィアは最近前世の記憶を思い出す。
だが彼女は人生を楽しむことができなっかたので今世は幸せな人生を送ることを決意する。
「前世は不慮の事故で死んだのだから今世は楽しんで幸せな人生を送るぞ!」
そこから彼女は義理の弟、王太子、公爵令息、伯爵令息、執事に出会い彼女は彼らに愛されていく。
作者のめーめーです!
この作品は私の初めての小説なのでおかしいところがあると思いますが優しい目で見ていただけると嬉しいです!
投稿は2日に1回23時投稿で行きたいと思います!!
男女比1:10000の貞操逆転世界に転生したんだが、俺だけ前の世界のインターネットにアクセスできるようなので美少女配信者グループを作る
電脳ピエロ
恋愛
男女比1:10000の世界で生きる主人公、新田 純。
女性に襲われる恐怖から引きこもっていた彼はあるとき思い出す。自分が転生者であり、ここが貞操の逆転した世界だということを。
「そうだ……俺は女神様からもらったチートで前にいた世界のネットにアクセスできるはず」
純は彼が元いた世界のインターネットにアクセスできる能力を授かったことを思い出す。そのとき純はあることを閃いた。
「もしも、この世界の美少女たちで配信者グループを作って、俺が元いた世界のネットで配信をしたら……」
推しの幼なじみになったら、いつの間にか巻き込まれていた
凪ルナ
恋愛
3歳の時、幼稚園で机に頭をぶつけて前世の記憶を思い出した私は、それと同時に幼なじみの心配そうな顔を見て、幼なじみは攻略対象者(しかも前世の推し)でここが乙女ゲームの世界(私はモブだ)だということに気づく。
そして、私の幼なじみ(推し)と乙女ゲームで幼なじみ設定だったこれまた推し(サブキャラ)と出会う。彼らは腐女子にはたまらない二人で、もう二人がくっつけばいいんじゃないかな!?と思うような二人だった。かく言う私も腐女子じゃないけどそう思った。
乙女ゲームに巻き込まれたくない。私はひっそりと傍観していたいんだ!
しかし、容赦なく私を乙女ゲームに巻き込もうとする幼なじみの推し達。
「え?なんで私に構おうとするかな!?頼むからヒロインとイチャイチャして!それか、腐女子サービスで二人でイチャイチャしてよ!だから、私に構わないでくださいー!」
これは、そんな私と私の推し達の物語である。
─────
小説家になろう様、ノベリズム様にも同作品名で投稿しています。
面倒くさがりやの異世界人〜微妙な美醜逆転世界で〜
波間柏
恋愛
仕事帰り電車で寝ていた雅は、目が覚めたら満天の夜空が広がる場所にいた。目の前には、やたら美形な青年が騒いでいる。どうしたもんか。面倒くさいが口癖の主人公の異世界生活。
短編ではありませんが短めです。
別視点あり
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる