3 / 19
一章
その男、ヒモにつき(2)
しおりを挟む
大学生になると実家を出て、ひとりでアパートに住み始めた。親の干渉も姉の小言もなくなり、明楽の振る舞いにはますます拍車がかかった。
社会人となった彼女は明楽に貢いでくれたので、明楽はアルバイトの必要がなかった。生活費は親からの仕送りがある。
授業のレポートは同じ学科の女子に頼めばやってくれたし、必要最低限の出席日数さえ確保していれば、卒業は難しくなかった。
問題は就職だ。大学を卒業すれば、嫌でも就活にぶち当たる。
人から誘われた楽しそうな仕事を除いて、ろくにアルバイトすらしてこなかった明楽は、働く気が全くなかった。
一応エントリーシートを書いてみたり、面接の対策などをしてみたものの、自分が毎日決まった時間に起きて、満員電車に揺られながら出社し、嫌な人間と顔を合わせながら楽しくもない業務をして、という想像が全くできなかった。
自由気ままに楽して生きたかった。けれど仕送りは、卒業すればなくなってしまう。
「うあ~」
現在の恋人である真菜のマンションで、明楽は対策本を放り投げながら情けない声を上げて転がった。それを見てくすくすと笑みを零しながら、真菜が手料理を持ってくる。
「就活大変?」
「大変。もーぜんっぜん決まんないし」
「お疲れさま。これ食べて元気出して」
何時間も煮込んでほろほろになった牛肉が入ったビーフシチュー。
真菜はホワイトな大企業に勤めている社会人で、比較的時間に余裕がある。料理は真菜の趣味でもあった。
シチューを口に運んで、明楽はとろけたように相好を崩した。
「美味しい! やっぱ真菜の手料理は最高だよ。もー真菜の料理がないと生きらんない」
「大げさだよ」
「大げさじゃないって。はー、就職したら、真菜とこうやってご飯食べることもなくなっちゃうのか」
「食べに来てくれないの?」
「だって、新社会人ってめちゃくちゃ忙しいじゃん。何時に帰ってこれるかもわかんないし、少なくとも今みたいには会えなくなるでしょ。寂しいな」
しゅん、と犬の耳が垂れたような顔をしてみせる。もちろんわかってやっている。
「でも、せっかく真菜がこうやって応援してくれてるんだし、頑張んないとな! いつもありがと」
無邪気に笑って見せると、真菜も照れたように微笑んだ。
食事が終わると、明楽が食器を洗う。作ってもらっているからと、洗い物は明楽が自発的にやっている。
シンクの前に立っている明楽の腰を、後ろから真菜が抱き締めた。
「どしたの?」
「んー……こうやって、洗い物してる背中を見るのも、減っちゃうのかなって」
「そうかもね。溜めといてくれたら、やるけど」
「そんなに長いこと放っておかないよ」
冗談を笑い飛ばして、真菜がぎゅっと抱きつく力を強めた。
「私、明楽とはずっとこうやって一緒にご飯食べたいな」
「俺も。できることなら、真菜とずーっと一緒にいたいけど」
手を拭いて、明楽は真菜と向き合うと、肩口に顔を埋めた。
「俺も大人にならないとね。真菜に甘えてばっかいらんないよ」
「……甘えてくれるのは、別にいいんだけど」
「なら、今甘えてもいい?」
「……バカ」
キスをねだる仕草をして、答えた真菜が唇を重ねる。
こうなれば後はお決まりのコース。
体に溺れるのは男だけじゃない。むしろ女の方が多い。
男はつっこめれば誰が相手でもある程度快楽は得られるし、いい女を抱きたければ金を払えばそれで済む。
けれど女は、相手の技量が低ければ不満を抱え続けるしかない。大半の女は妊娠や病気を警戒して、不特定多数との行為を好まない。
つまり、パートナーとセックスの相性がいい、というのは極めて貴重で重要なことなのである。
そうなると、手放すのが惜しくなる。例え他に多少の難があっても。
だから明楽は、セックスには絶対に手を抜かない。特に相手が自分を世話してくれる対象である時は。
「……もう行っちゃうの?」
朝早くに支度をして家を出ようとした明楽に、シャツを羽織っただけの真菜が玄関まで見送りに来た。
「今日面接なんだ。早めに行かないと」
「そっか……頑張ってね」
「頑張れるように、応援してくれる?」
手を広げた明楽に、真菜が抱きついてキスを贈る。
「次はいつ会える?」
「あー……暫く就活詰まってて、来週かも」
「そっか……」
しゅんとした真菜が何かを言いたそうにしているが、聞き出そうとはせずに明楽は背を向けた。
「それじゃ、また」
「ま、待って!」
真菜が明楽のスーツの裾を掴む。
「ん?」
不安そうな顔をした真菜に、柔らかく微笑む。
「……行ってらっしゃい」
「行ってきます」
ドアを閉めて、息を吐く。仕込みは上々。
本当はこんな早朝から出なければならない面接はない。明日から就活が忙しいというのも嘘だ。やるにはやるが、そこまで詰まってはいない。
これはひどく単純な予行練習なのだ。
(俺が就職したら、思うように俺と会えないぞ、と)
真菜の稼ぎは知っている。大企業に就職して、実家も太い。
けれど真菜の好みは、ぐずぐずなダメ男ではない。頑張り屋さんだけど要領が悪くてうまくいかない、くらいが好きなのだ。自分が手を貸してやらないと、と思わせる弱さ。
だから明楽は真菜の前では料理をしない。本当はかなりできる。けれど真菜の家に入り浸っている明楽は、料理以外の家事をほぼこなしている。
ここで料理まで明楽がやってしまうと、真菜が明楽にしてやる楽しみを奪ってしまう。金を出すだけではない、自分が直接世話をしてやる楽しみ。
手料理を振る舞うことに幸せを感じる女は多い。だからそういう相手には、わざと料理ができないふりをしてみせる。
あなたが世話をしてくれなければ死んでしまう生き物ですよ、と甘えて見せるのだ。
そして一週間。明楽は真菜からの連絡をほとんどスルーして、時間が経ってから「寂しい」「会いたい」などの言葉を含めて短く返した。
たかが一週間。けれど、真菜にはきちんと効果があった。
やつれた様子で姿を見せた明楽に、真菜は心配そうに眉を下げて抱きついた。
腹を鳴らした明楽は、ろくに食事をとっていなかったという。実際には前日に食事を抜いたくらいだが。
真菜の手料理を食べながら、途中で一度だけ涙を零した明楽を見て。
真菜が「就活なんて、もうやめちゃいなよ」と言い出すのに時間はかからなかった。
涙を武器にできるのは女だけではない。特に男は簡単には泣かないものだ、という思い込みがある。ここぞで使えばかなり効く。
こうして明楽は、ヒモとしての人生を歩み始めたのである。
社会人となった彼女は明楽に貢いでくれたので、明楽はアルバイトの必要がなかった。生活費は親からの仕送りがある。
授業のレポートは同じ学科の女子に頼めばやってくれたし、必要最低限の出席日数さえ確保していれば、卒業は難しくなかった。
問題は就職だ。大学を卒業すれば、嫌でも就活にぶち当たる。
人から誘われた楽しそうな仕事を除いて、ろくにアルバイトすらしてこなかった明楽は、働く気が全くなかった。
一応エントリーシートを書いてみたり、面接の対策などをしてみたものの、自分が毎日決まった時間に起きて、満員電車に揺られながら出社し、嫌な人間と顔を合わせながら楽しくもない業務をして、という想像が全くできなかった。
自由気ままに楽して生きたかった。けれど仕送りは、卒業すればなくなってしまう。
「うあ~」
現在の恋人である真菜のマンションで、明楽は対策本を放り投げながら情けない声を上げて転がった。それを見てくすくすと笑みを零しながら、真菜が手料理を持ってくる。
「就活大変?」
「大変。もーぜんっぜん決まんないし」
「お疲れさま。これ食べて元気出して」
何時間も煮込んでほろほろになった牛肉が入ったビーフシチュー。
真菜はホワイトな大企業に勤めている社会人で、比較的時間に余裕がある。料理は真菜の趣味でもあった。
シチューを口に運んで、明楽はとろけたように相好を崩した。
「美味しい! やっぱ真菜の手料理は最高だよ。もー真菜の料理がないと生きらんない」
「大げさだよ」
「大げさじゃないって。はー、就職したら、真菜とこうやってご飯食べることもなくなっちゃうのか」
「食べに来てくれないの?」
「だって、新社会人ってめちゃくちゃ忙しいじゃん。何時に帰ってこれるかもわかんないし、少なくとも今みたいには会えなくなるでしょ。寂しいな」
しゅん、と犬の耳が垂れたような顔をしてみせる。もちろんわかってやっている。
「でも、せっかく真菜がこうやって応援してくれてるんだし、頑張んないとな! いつもありがと」
無邪気に笑って見せると、真菜も照れたように微笑んだ。
食事が終わると、明楽が食器を洗う。作ってもらっているからと、洗い物は明楽が自発的にやっている。
シンクの前に立っている明楽の腰を、後ろから真菜が抱き締めた。
「どしたの?」
「んー……こうやって、洗い物してる背中を見るのも、減っちゃうのかなって」
「そうかもね。溜めといてくれたら、やるけど」
「そんなに長いこと放っておかないよ」
冗談を笑い飛ばして、真菜がぎゅっと抱きつく力を強めた。
「私、明楽とはずっとこうやって一緒にご飯食べたいな」
「俺も。できることなら、真菜とずーっと一緒にいたいけど」
手を拭いて、明楽は真菜と向き合うと、肩口に顔を埋めた。
「俺も大人にならないとね。真菜に甘えてばっかいらんないよ」
「……甘えてくれるのは、別にいいんだけど」
「なら、今甘えてもいい?」
「……バカ」
キスをねだる仕草をして、答えた真菜が唇を重ねる。
こうなれば後はお決まりのコース。
体に溺れるのは男だけじゃない。むしろ女の方が多い。
男はつっこめれば誰が相手でもある程度快楽は得られるし、いい女を抱きたければ金を払えばそれで済む。
けれど女は、相手の技量が低ければ不満を抱え続けるしかない。大半の女は妊娠や病気を警戒して、不特定多数との行為を好まない。
つまり、パートナーとセックスの相性がいい、というのは極めて貴重で重要なことなのである。
そうなると、手放すのが惜しくなる。例え他に多少の難があっても。
だから明楽は、セックスには絶対に手を抜かない。特に相手が自分を世話してくれる対象である時は。
「……もう行っちゃうの?」
朝早くに支度をして家を出ようとした明楽に、シャツを羽織っただけの真菜が玄関まで見送りに来た。
「今日面接なんだ。早めに行かないと」
「そっか……頑張ってね」
「頑張れるように、応援してくれる?」
手を広げた明楽に、真菜が抱きついてキスを贈る。
「次はいつ会える?」
「あー……暫く就活詰まってて、来週かも」
「そっか……」
しゅんとした真菜が何かを言いたそうにしているが、聞き出そうとはせずに明楽は背を向けた。
「それじゃ、また」
「ま、待って!」
真菜が明楽のスーツの裾を掴む。
「ん?」
不安そうな顔をした真菜に、柔らかく微笑む。
「……行ってらっしゃい」
「行ってきます」
ドアを閉めて、息を吐く。仕込みは上々。
本当はこんな早朝から出なければならない面接はない。明日から就活が忙しいというのも嘘だ。やるにはやるが、そこまで詰まってはいない。
これはひどく単純な予行練習なのだ。
(俺が就職したら、思うように俺と会えないぞ、と)
真菜の稼ぎは知っている。大企業に就職して、実家も太い。
けれど真菜の好みは、ぐずぐずなダメ男ではない。頑張り屋さんだけど要領が悪くてうまくいかない、くらいが好きなのだ。自分が手を貸してやらないと、と思わせる弱さ。
だから明楽は真菜の前では料理をしない。本当はかなりできる。けれど真菜の家に入り浸っている明楽は、料理以外の家事をほぼこなしている。
ここで料理まで明楽がやってしまうと、真菜が明楽にしてやる楽しみを奪ってしまう。金を出すだけではない、自分が直接世話をしてやる楽しみ。
手料理を振る舞うことに幸せを感じる女は多い。だからそういう相手には、わざと料理ができないふりをしてみせる。
あなたが世話をしてくれなければ死んでしまう生き物ですよ、と甘えて見せるのだ。
そして一週間。明楽は真菜からの連絡をほとんどスルーして、時間が経ってから「寂しい」「会いたい」などの言葉を含めて短く返した。
たかが一週間。けれど、真菜にはきちんと効果があった。
やつれた様子で姿を見せた明楽に、真菜は心配そうに眉を下げて抱きついた。
腹を鳴らした明楽は、ろくに食事をとっていなかったという。実際には前日に食事を抜いたくらいだが。
真菜の手料理を食べながら、途中で一度だけ涙を零した明楽を見て。
真菜が「就活なんて、もうやめちゃいなよ」と言い出すのに時間はかからなかった。
涙を武器にできるのは女だけではない。特に男は簡単には泣かないものだ、という思い込みがある。ここぞで使えばかなり効く。
こうして明楽は、ヒモとしての人生を歩み始めたのである。
0
お気に入りに追加
5
あなたにおすすめの小説

高身長お姉さん達に囲まれてると思ったらここは貞操逆転世界でした。〜どうやら元の世界には帰れないので、今を謳歌しようと思います〜
水国 水
恋愛
ある日、阿宮 海(あみや かい)はバイト先から自転車で家へ帰っていた。
その時、快晴で雲一つ無い空が急変し、突如、周囲に濃い霧に包まれる。
危険を感じた阿宮は自転車を押して帰ることにした。そして徒歩で歩き、喉も乾いてきた時、運良く喫茶店の看板を発見する。
彼は霧が晴れるまでそこで休憩しようと思い、扉を開く。そこには女性の店員が一人居るだけだった。
初めは男装だと考えていた女性の店員、阿宮と会話していくうちに彼が男性だということに気がついた。そして同時に阿宮も世界の常識がおかしいことに気がつく。
そして話していくうちに貞操逆転世界へ転移してしまったことを知る。
警察へ連れて行かれ、戸籍がないことも発覚し、家もない状況。先が不安ではあるが、戻れないだろうと考え新たな世界で生きていくことを決意した。
これはひょんなことから貞操逆転世界に転移してしまった阿宮が高身長女子と関わり、関係を深めながら貞操逆転世界を謳歌する話。

男女比が1対100だったり貞操概念が逆転した世界にいますが会社員してます
neru
ファンタジー
30を過ぎた松田 茂人(まつだ しげひと )は男女比が1対100だったり貞操概念が逆転した世界にひょんなことから転移してしまう。
松本は新しい世界で会社員となり働くこととなる。
ちなみに、新しい世界の女性は全員高身長、美形だ。
PS.2月27日から4月まで投稿頻度が減ることを許して下さい。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

男女比の狂った世界で愛を振りまく
キョウキョウ
恋愛
男女比が1:10という、男性の数が少ない世界に転生した主人公の七沢直人(ななさわなおと)。
その世界の男性は無気力な人が多くて、異性その恋愛にも消極的。逆に、女性たちは恋愛に飢え続けていた。どうにかして男性と仲良くなりたい。イチャイチャしたい。
直人は他の男性たちと違って、欲求を強く感じていた。女性とイチャイチャしたいし、楽しく過ごしたい。
生まれた瞬間から愛され続けてきた七沢直人は、その愛を周りの女性に返そうと思った。
デートしたり、手料理を振る舞ったり、一緒に趣味を楽しんだりする。その他にも、色々と。
本作品は、男女比の異なる世界の女性たちと積極的に触れ合っていく様子を描く物語です。
※カクヨムにも掲載中の作品です。
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』

貞操逆転世界に無職20歳男で転生したので自由に生きます!
やまいし
ファンタジー
自分が書きたいことを詰めこみました。掲示板あり
目覚めると20歳無職だった主人公。
転生したのは男女の貞操観念が逆転&男女比が1:100の可笑しな世界だった。
”好きなことをしよう”と思ったは良いものの無一文。
これではまともな生活ができない。
――そうだ!えちえち自撮りでお金を稼ごう!
こうして彼の転生生活が幕を開けた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる