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フラグクラッシャー募集
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□■□
「げえッ!?」
朝になって、俺は鏡で例のものを確認して青ざめた。
キスマークってこんなはっきり残るもんなの!? あいつマジで何してくれてんの!?
「カインには絶対見せらんねぇな……」
俺は支給されている服の中から、なるべく襟の詰まったものを選んで着替えた。
しかし悲しいかな。世の中にはフラグというものが存在する。
「なぁ、カイン。次の休息日こそ、魔王城に行こうと思うんだけど」
俺の申し出に、カインは渋い顔をした。
「執務室まで来て、何を言うかと思えば」
「いや、メイドさんがさ。俺がいればカインが休憩するからちょうどいいーって入れてくれて。あ、もうすぐお茶とお菓子持ってきてくれるって」
「馴染み過ぎじゃないか……」
机で項垂れたカインを見ながら、俺は手前にあるソファーで足をぶらぶらさせていた。
たまに城内の仕事を手伝っているので、実は使用人たちとはそれなりに交流がある。コミュニケーションは得意なわけじゃないが苦手ってほどでもない。やっぱお世話になってる人たちだし、それなりに仲いい方が過ごしやすいもんな。
特にメイドさんは、俺が呪いを解いた人たちが含まれているので、よくしてくれる。
「魔石には問題ないって、アルベールも保証してくれただろ」
「同行者問題が解決していないだろう」
「それなんだよなぁ……。一緒に転移して、一回部屋の外に出て待機してもらうとか?」
「できないことはないだろうが……魔王の方がどうだろうな。それに、魔石で短縮できるのは往路だけだろう。復路は魔王に頼んで、同行者と共にこちらに送ってもらわなくてはならないだろう? 魔王に拒否された場合、馬なしでは帰ってこられない。リスクの方が高い」
「あ、そっか。帰りの問題があったか」
俺はダリアンが帰してくれると思い込んでいたが、確かに向こうの気分一つで帰ってこられないというのは問題がある。
「んじゃ今まで通り馬車で行くからさ。それなら問題ないだろ」
俺の提案にも、カインは渋い顔のままだ。腕輪の件は、そこまで尾を引くようなことだっただろうか。
口を開きかけると、執務室のドアがノックされた。カインの返事を聞いて、メイドさんが入室してくる。
「失礼します」
お、最近新しく入ってきた人だ。俺がいるから、練習にちょうどいいってことかな。
かしこまった場所で失敗したら大変だもんなー。焦らせないように、俺は笑顔で動かずにいた。気をつかったつもりで、下手にテーブルの上のものとか動かされると目測を誤るんだよな。わかる。
クッキーの乗った皿を置いて、温かいカップを置いて。慎重に、慎重にポットの紅茶を注ぐ。よし、一番危険な作業は終了。
俺がほっとしたのと同時に、メイドさんもほっとしていた。
「ハルト様、ミルクはご入用ですか?」
「うん、貰おうかな」
カインはストレート派だけど、俺は気分でまちまち。だからミルクは俺のために用意してくれたのだろう。せっかくだし、と貰っておく。
メイドさんが台車からミルクポットをテーブルに置こうとしたところで。
「きゃっ!」
「おわっ」
(ひっくり返したー!)
俺はものの見事にミルクを被った。全部俺が被ったので、ソファや絨毯が汚れていないことが幸い。牛乳の臭いは落ちにくいもんな。
ミルクはほんのり温められているものの、沸騰までいくと生臭くなるものなので、ぬるい程度で火傷もない。さすがメイドさん、温度管理が完璧。
「すすすすみません! すみません!」
「いや、俺はへーき。拭くものだけ貰える?」
「はい、すぐ拭きますね!」
「いやタオル貰えればってちょっと」
メイドさんは目をぐるぐるさせながら、俺の服をタオルで叩いた。
自分でやるから!
「すみませんこれすぐ洗わないと生臭くなっちゃいますね! 脱いでください!」
「いや俺部屋で着替えだからちょっと落ち着いてー!?」
強引なメイドさんは俺の服の裾を掴んで、そのまま上に引っ張って脱がせた。
バンザーイ。って力強いな!?
服が破けるのが怖くて、俺もあまり暴れられずに、結局大人しくはぎ取られた。
いいけどね……。
洗ってきます、と部屋を出て行ったメイドさんを呆然と見送っていると、押し殺したような笑いが聞こえた。
「カイン……笑ってないで止めてくれよ」
「いや、すまない。怒涛の勢いだったから、口を挟む隙がなくて」
「テンパっちゃってたなー」
まぁ新人というのはどこの世界でも似たようなものだろう。俺だってたかが高校生だし、言えたものではない。
「着替えに戻るか?」
「いや、俺この格好で廊下歩く勇気ないわ。メイドさん戻ってくるまでここで大人しくしてるよ」
下にタンクトップを着ていたので、上裸ではない。それでも人前を堂々と歩くのはちょっと憚られる。長く戻ってこなかったら諦めるしかないが、お茶する間くらいは待っていよう、と俺はクッキーに手を伸ばした。
「カインも休憩したらどうだ? 紅茶は無事だし、冷める前に飲めよ」
「そうだな、そうするか」
立ち上がったカインは自分の上着を脱ぐと、背後から俺の肩にかけた。
「さすがにそのままでは肌寒いだろう」
「お、おう。サンキュ」
王子様……。
こういう仕草が全然嫌味にならない。俺も同じことやったらモテるかな。
いや俺の顔面偏差値だと「キモ」って言われて終わりかな。やめよう、想像で泣きたくなった。
俺の心中など知らないカインは、対面のソファに腰掛けると、俺の様子に首を傾げた。
直後、視線が鋭くなった。
えっなに、俺なんかした?
「ハルト。それはどうした?」
「それ?」
カインの視線を辿って、俺はざっと顔色を変えた。
そういやキスマーク隠すためにあの服着てたんだっけー! 忘れてた!
「む、虫に! 刺されて!」
「ラウルに確認をとっても?」
「ごめんなさい魔石使いました!」
あっさり白状した俺に、カインは眉間の皺を深くした。
くっそこんな形でバレるとは。けどラウルの口から伝わると、また誇張して表現されるかもしれないし。
あれ? というか、ラウル報告してなかったのか。
父さんには夜遊び黙っててくれたんだな……母ちゃんありがと……。
今俺が自分で台無しにしたけど。
「黙って会いに行ったのか」
「だ、だって、さすがに一ヶ月は長いだろ。ちょっと聞きたいこともあったし。けど馬車はさ、カインの許可がないと出せないから。ぱぱっと行って帰ってくれば、大丈夫かなーって……」
言い訳を重ねるごとに、カインの表情がどんどん険しくなっていく。それに比例して、俺の顔もだんだん青くなる。
うう、悪いとは思ってるんだ。
「……説教はラウルから既に受けているので勘弁してください」
「……そうか。ラウルは承知しているんだな」
深々と溜息を吐いて、カインは頭を抱えた。問い詰めたいが、二重に説教をしても意味がないと考えているのだろう。
けれど感情はそう簡単に割り切れるものではない。怒りは甘んじて受けよう。
「ハルトは、魔王のことをどう思っているんだ?」
「え……どう、って。女嫌いの変人?」
「そうではなく。好意があるのか?」
「ラウルと同じこと聞くな。ねーよ。俺は女の子が好きだよ」
「そうか。だったら、こちらの忠告も少しは聞き入れてくれ。意味もなく訪問を禁じていたわけではない。皆君の身を案じている」
「うん……それは、わかってる。ごめん。ただ、魔王が俺に対してはそんなに悪い奴ではないってことも、一応言っておくよ。わかってくれとは言わないけどさ」
魔王としてダリアンが今までどんな振る舞いをしてきたのか、俺は知らない。呪いを受けた人たちからすれば、恨みの対象ですらあるだろう。ただ、あくまで俺に対しては、そう悪い奴じゃないのだ。
だからこそ、俺なら話せる。俺だから交渉できる。その役目を、俺がいる内に果たしたい。
「ちゃんと自覚があるなら、いい。今まで通り馬車で、供の兵とラウルを連れてなら、訪問を許可しよう。だから……黙っていなくなるようなことは、もうしないでくれ。手が届かなくなってから、後悔したくないんだ」
痛切な声に、俺はカロの話を思い出した。いなくなってしまった第二王子、アベル。おそらく彼のことを考えているのだろう。
「勝手したのは、本当にごめん。けどちゃんと戻ってきただろ。約束したじゃん。少しは信用してくれよ」
「……そうだな。約束を、守ってくれてありがとう。ハルト」
礼を言われるのも変な気分で、カインの力無い微笑みに、俺はどんな表情をすればいいかわからなかった。
「ただ、お節介だとは思うが、一つ言わせてくれ」
咳払いをすると、カインは真剣な表情で俺の目を見つめた。
「そんなくっきりキスマークを残すような男は、独占欲と支配欲と執着心がえげつないからやめておけ」
「………………父さん……」
「だから真面目に言ってるんだ!」
いやもう発言が完全に年頃の娘を持つ父親なんよ。
でも俺もちょっと思った。ここまで主張しなくても良くない? みたいな。
ただダリアン、そんな強くしてなかったと思うんだけどな。あれでこんなにつくもんなのか。
俺は自分が女の子とする時は痕を残すのは絶対やめておこう、と心に決めて、冷めてしまった紅茶をすすった。
「げえッ!?」
朝になって、俺は鏡で例のものを確認して青ざめた。
キスマークってこんなはっきり残るもんなの!? あいつマジで何してくれてんの!?
「カインには絶対見せらんねぇな……」
俺は支給されている服の中から、なるべく襟の詰まったものを選んで着替えた。
しかし悲しいかな。世の中にはフラグというものが存在する。
「なぁ、カイン。次の休息日こそ、魔王城に行こうと思うんだけど」
俺の申し出に、カインは渋い顔をした。
「執務室まで来て、何を言うかと思えば」
「いや、メイドさんがさ。俺がいればカインが休憩するからちょうどいいーって入れてくれて。あ、もうすぐお茶とお菓子持ってきてくれるって」
「馴染み過ぎじゃないか……」
机で項垂れたカインを見ながら、俺は手前にあるソファーで足をぶらぶらさせていた。
たまに城内の仕事を手伝っているので、実は使用人たちとはそれなりに交流がある。コミュニケーションは得意なわけじゃないが苦手ってほどでもない。やっぱお世話になってる人たちだし、それなりに仲いい方が過ごしやすいもんな。
特にメイドさんは、俺が呪いを解いた人たちが含まれているので、よくしてくれる。
「魔石には問題ないって、アルベールも保証してくれただろ」
「同行者問題が解決していないだろう」
「それなんだよなぁ……。一緒に転移して、一回部屋の外に出て待機してもらうとか?」
「できないことはないだろうが……魔王の方がどうだろうな。それに、魔石で短縮できるのは往路だけだろう。復路は魔王に頼んで、同行者と共にこちらに送ってもらわなくてはならないだろう? 魔王に拒否された場合、馬なしでは帰ってこられない。リスクの方が高い」
「あ、そっか。帰りの問題があったか」
俺はダリアンが帰してくれると思い込んでいたが、確かに向こうの気分一つで帰ってこられないというのは問題がある。
「んじゃ今まで通り馬車で行くからさ。それなら問題ないだろ」
俺の提案にも、カインは渋い顔のままだ。腕輪の件は、そこまで尾を引くようなことだっただろうか。
口を開きかけると、執務室のドアがノックされた。カインの返事を聞いて、メイドさんが入室してくる。
「失礼します」
お、最近新しく入ってきた人だ。俺がいるから、練習にちょうどいいってことかな。
かしこまった場所で失敗したら大変だもんなー。焦らせないように、俺は笑顔で動かずにいた。気をつかったつもりで、下手にテーブルの上のものとか動かされると目測を誤るんだよな。わかる。
クッキーの乗った皿を置いて、温かいカップを置いて。慎重に、慎重にポットの紅茶を注ぐ。よし、一番危険な作業は終了。
俺がほっとしたのと同時に、メイドさんもほっとしていた。
「ハルト様、ミルクはご入用ですか?」
「うん、貰おうかな」
カインはストレート派だけど、俺は気分でまちまち。だからミルクは俺のために用意してくれたのだろう。せっかくだし、と貰っておく。
メイドさんが台車からミルクポットをテーブルに置こうとしたところで。
「きゃっ!」
「おわっ」
(ひっくり返したー!)
俺はものの見事にミルクを被った。全部俺が被ったので、ソファや絨毯が汚れていないことが幸い。牛乳の臭いは落ちにくいもんな。
ミルクはほんのり温められているものの、沸騰までいくと生臭くなるものなので、ぬるい程度で火傷もない。さすがメイドさん、温度管理が完璧。
「すすすすみません! すみません!」
「いや、俺はへーき。拭くものだけ貰える?」
「はい、すぐ拭きますね!」
「いやタオル貰えればってちょっと」
メイドさんは目をぐるぐるさせながら、俺の服をタオルで叩いた。
自分でやるから!
「すみませんこれすぐ洗わないと生臭くなっちゃいますね! 脱いでください!」
「いや俺部屋で着替えだからちょっと落ち着いてー!?」
強引なメイドさんは俺の服の裾を掴んで、そのまま上に引っ張って脱がせた。
バンザーイ。って力強いな!?
服が破けるのが怖くて、俺もあまり暴れられずに、結局大人しくはぎ取られた。
いいけどね……。
洗ってきます、と部屋を出て行ったメイドさんを呆然と見送っていると、押し殺したような笑いが聞こえた。
「カイン……笑ってないで止めてくれよ」
「いや、すまない。怒涛の勢いだったから、口を挟む隙がなくて」
「テンパっちゃってたなー」
まぁ新人というのはどこの世界でも似たようなものだろう。俺だってたかが高校生だし、言えたものではない。
「着替えに戻るか?」
「いや、俺この格好で廊下歩く勇気ないわ。メイドさん戻ってくるまでここで大人しくしてるよ」
下にタンクトップを着ていたので、上裸ではない。それでも人前を堂々と歩くのはちょっと憚られる。長く戻ってこなかったら諦めるしかないが、お茶する間くらいは待っていよう、と俺はクッキーに手を伸ばした。
「カインも休憩したらどうだ? 紅茶は無事だし、冷める前に飲めよ」
「そうだな、そうするか」
立ち上がったカインは自分の上着を脱ぐと、背後から俺の肩にかけた。
「さすがにそのままでは肌寒いだろう」
「お、おう。サンキュ」
王子様……。
こういう仕草が全然嫌味にならない。俺も同じことやったらモテるかな。
いや俺の顔面偏差値だと「キモ」って言われて終わりかな。やめよう、想像で泣きたくなった。
俺の心中など知らないカインは、対面のソファに腰掛けると、俺の様子に首を傾げた。
直後、視線が鋭くなった。
えっなに、俺なんかした?
「ハルト。それはどうした?」
「それ?」
カインの視線を辿って、俺はざっと顔色を変えた。
そういやキスマーク隠すためにあの服着てたんだっけー! 忘れてた!
「む、虫に! 刺されて!」
「ラウルに確認をとっても?」
「ごめんなさい魔石使いました!」
あっさり白状した俺に、カインは眉間の皺を深くした。
くっそこんな形でバレるとは。けどラウルの口から伝わると、また誇張して表現されるかもしれないし。
あれ? というか、ラウル報告してなかったのか。
父さんには夜遊び黙っててくれたんだな……母ちゃんありがと……。
今俺が自分で台無しにしたけど。
「黙って会いに行ったのか」
「だ、だって、さすがに一ヶ月は長いだろ。ちょっと聞きたいこともあったし。けど馬車はさ、カインの許可がないと出せないから。ぱぱっと行って帰ってくれば、大丈夫かなーって……」
言い訳を重ねるごとに、カインの表情がどんどん険しくなっていく。それに比例して、俺の顔もだんだん青くなる。
うう、悪いとは思ってるんだ。
「……説教はラウルから既に受けているので勘弁してください」
「……そうか。ラウルは承知しているんだな」
深々と溜息を吐いて、カインは頭を抱えた。問い詰めたいが、二重に説教をしても意味がないと考えているのだろう。
けれど感情はそう簡単に割り切れるものではない。怒りは甘んじて受けよう。
「ハルトは、魔王のことをどう思っているんだ?」
「え……どう、って。女嫌いの変人?」
「そうではなく。好意があるのか?」
「ラウルと同じこと聞くな。ねーよ。俺は女の子が好きだよ」
「そうか。だったら、こちらの忠告も少しは聞き入れてくれ。意味もなく訪問を禁じていたわけではない。皆君の身を案じている」
「うん……それは、わかってる。ごめん。ただ、魔王が俺に対してはそんなに悪い奴ではないってことも、一応言っておくよ。わかってくれとは言わないけどさ」
魔王としてダリアンが今までどんな振る舞いをしてきたのか、俺は知らない。呪いを受けた人たちからすれば、恨みの対象ですらあるだろう。ただ、あくまで俺に対しては、そう悪い奴じゃないのだ。
だからこそ、俺なら話せる。俺だから交渉できる。その役目を、俺がいる内に果たしたい。
「ちゃんと自覚があるなら、いい。今まで通り馬車で、供の兵とラウルを連れてなら、訪問を許可しよう。だから……黙っていなくなるようなことは、もうしないでくれ。手が届かなくなってから、後悔したくないんだ」
痛切な声に、俺はカロの話を思い出した。いなくなってしまった第二王子、アベル。おそらく彼のことを考えているのだろう。
「勝手したのは、本当にごめん。けどちゃんと戻ってきただろ。約束したじゃん。少しは信用してくれよ」
「……そうだな。約束を、守ってくれてありがとう。ハルト」
礼を言われるのも変な気分で、カインの力無い微笑みに、俺はどんな表情をすればいいかわからなかった。
「ただ、お節介だとは思うが、一つ言わせてくれ」
咳払いをすると、カインは真剣な表情で俺の目を見つめた。
「そんなくっきりキスマークを残すような男は、独占欲と支配欲と執着心がえげつないからやめておけ」
「………………父さん……」
「だから真面目に言ってるんだ!」
いやもう発言が完全に年頃の娘を持つ父親なんよ。
でも俺もちょっと思った。ここまで主張しなくても良くない? みたいな。
ただダリアン、そんな強くしてなかったと思うんだけどな。あれでこんなにつくもんなのか。
俺は自分が女の子とする時は痕を残すのは絶対やめておこう、と心に決めて、冷めてしまった紅茶をすすった。
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