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美人教師に会いに行こう
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□■□
「却下」
「判断が早いんだよなぁ」
昨晩ラウルにした話を、改めて会議室に集まったカイン、アルベール、アーサーの三人にすると、早々にカインからNGをくらった。即断即決は王子には必要なスキルかもしれんけども。
「魔王とまた二人きりになるなんて、危険だ」
「向こうが許してくれるなら、誰か一緒でもいいんだけど……嫌がりそうなんだよなぁ。俺一人のほうがむしろ安全ていうか」
「悪いがそれは許容できない。次もまた無事に帰って来られる保証はないんだ。頼むから、暫くは大人しくしていてくれ」
懇願するような表情に、俺の方も強くは出られなかった。
なんだってそこまで心配するのか。そんなに信用ないのか、俺は。
「ラウル。ハルトを一人にするなよ」
「承りました」
部下に釘刺すことも忘れない。
ぐう。
暫くはラウルが俺に付きっきりになりそうだ。
いや、今までもそうだったような?
俺は深く考えるのをやめた。
□■□
なんだってカインはああも過保護なのか。
なんとか説得できる方法はないのか。
そもそもダリアンは、いつからああなのか。
頭がこんがらがってきた俺は、情報を整理すべく、書庫に向かった。
「おや、珍しいですね、ハルト様」
「はは……どうも、ミシェル」
書庫の主はふんわりと優しく微笑んだ。
ぐっ、男だとわかっているのに、この美貌。うっかり女神のようだと形容したくなる。俺の性癖を狂わすな。男男男。
「本日はどのようなご用件で?」
「あのさ、ちょっと魔王について教えてほしくて」
目を瞬かせたミシェルに、俺は椅子を引いて書庫内にある席に座った。
閲覧用スペースなのだろう、図書館のようにいくつか大きな机が置いてある。
長話の姿勢を察して、ミシェルも向かいに腰掛けた。
「魔王って、昔はもっとワルだったんだよな?」
「ワル」
「ああえっと、昔は魔物とかいっぱいいて、人を襲ってたって」
「ああ、それは先代魔王の時代ですね」
「えっダリアンの話じゃねーの!?」
てっきりダリアンが更生したのだとばかり思っていた。
だから、そのきっかけがわかれば、と思ってミシェルに会いに来たのだが。
「現魔王ダリアンが王位に就いたのは、およそ二百年ほど前ですね。先代魔王が勇者に討たれたので、代わりとして彼が継いだようです。魔族の指標はわかりやすく、強さが全てでしたから。ダリアンに敵う者は誰もおらず、異を唱えることもなかった……というか、できなかったようです」
ぴえ。あいつマジで最強だったのか。よく生きてた、俺。
でもそうか、先代がいたってことなら、あの台詞は納得だ。俺以外に、一人だけダリアンの魔力に対抗できた奴がいたって言ってたもんな。多分それが先代で、勇者が倒したから今はダリアンに勝てる奴がいないってことか。それで俺に興味を示したと。
「ですが、全くもめなかったというわけでもないらしく。このあたりは、当時の記録も曖昧なのですが」
「何? なんかあったの?」
言葉を濁したミシェルの横に、ぴょこりとふわふわの金色が現れた。
「魔王ダリアンは、勇者と恋仲だったのでは、という説があるんだよ」
「カロ」
「こんにちは、ハルト」
にこっとあどけない顔で笑ったのは、第三王子のカロだった。
うーん天使の微笑み。可愛らしいお顔をしていらっしゃる。
「悪い、ミシェルに用事か? なら俺の話は後でも」
「ううん、本を返しに来たら二人の会話が聞こえたから。せっかくだし混ぜてもらおうかなって」
言いながら、カロはミシェルの隣の席に腰掛けた。
まぁ聞かれて困る話でもないし、いいか。
……いや、いいのか? 少年に魔王の性癖の話なんか聞かせて。
でも恋仲云々と言い出したのはカロだしな。正直先が気になる。
「勇者と恋仲って、どういうことだ?」
「言葉の通りだよ。現魔王は勇者と恋人同士で、共謀して先代魔王を討伐したんじゃないかって噂があるんだ」
「えっ!? そんなの有りなの!?」
目を丸くした俺に、ミシェルが言葉を引き継いだ。
「あくまで噂ですよ。ですが、実際代替わりしてから魔族は大きな変革を強いられることになりました。まるで人間に寄り添うような在り方に、不満を持つ魔族も多かったようです。それらが勇者の入れ知恵なのではないかと」
「なーるほど……」
恋人色に染められちゃったのではないかと。気持ちはわからんでもないな。
「反発はあれど、魔王を玉座から引きずり下ろせるほど力のある者は現れませんでした。結局従うしかなく、魔族たちは国を造り、長い年月をかけて今の形に落ち着いたのです」
それは人間からしたら勇者グッジョブというやつだろう。
しかしいくらでも深読みができそうなゴシップだな。
勇者は人間のために自分を使ってダリアンをたらしこんだのか、それとも純粋に恋人になって、結果的にダリアンが勇者のために尽くしたのか。
非常に真相が気になるところだが、今も尚はっきりしないということは、ダリアンが真実を語っていないということだろう。
本人が言いたくないことを無理に聞くわけにもいくまい。気になるけど。
「兄様から聞いたよ。ハルトは魔王から求婚を受けたんでしょ?」
「何言ってくれちゃってんのあいつ!?」
いたいけな少年になんてこと! ただの情報共有かもしれないけど! 居たたまれない!!
「勇者も異世界から来た人間だったらしいから。もしかしたら、少し似ているのかもしれないね」
「へ。勇者って異世界人なの?」
「マベルデ王国に伝わるのは『聖女召喚』ではなく、厳密には『異世界の救世主召喚』なのですよ。今回は解呪のために聖女が必要だったので聖女を召喚し、当時は魔王討伐のために勇者が必要だったので勇者を召喚しました。対象はその時国が何を必要としているかで変わるので、人間であるかどうかも問いません」
「へー……」
ミシェルの説明に、それ俺も勇者じゃダメだったの? と思ってはみたものの、能力が聖女方面らしいからそこは甘んじて聖女と呼ばれよう。実際勇者とかで呼ばれたら敵前逃亡待ったなし。戦闘とか絶対無理だもん。
「ちなみにその勇者って、男……だよな?」
「ええ、男性でした」
「ですよねー」
ということは、女が嫌いだから男が好きになったわけではなく、元々男が恋愛対象なのか。女が嫌いになった原因は、魔王になってから寄ってきた奴らのはずだもんな。
元々そのきらいがあったのかもしれないが、少なくとも呪いをかけるきっかけはその辺のはずだ。じゃなきゃ魔王になった時点で呪いをかけまくってるはず。……だよな?
「呪いをかけ始めたのっていつから?」
「十年ほど前からですね」
「割と最近だった」
魔王なりたての頃は色々大変だったらしいし、女が寄ってくるようになったのも最近、ってことかな。推測の域を出ないけど。
腕を組んで唸る俺に、カロが無邪気に笑いかける。
「昔の勇者みたいに、ハルトも魔王と恋仲になったら、世界が救えるかもね」
「冗談じゃないが!?」
「カロ殿下。おふざけが過ぎますよ」
「ごめんなさい。ハルトの反応おもしろいから、ちょっとからかってみたくなっちゃって」
てへ、と笑う顔は子どもらしいのに、何故か小悪魔という言葉がちらついた。
カロ……恐ろしい子。
「恋仲は論外としても、やっぱ魔王と話はしたいよなぁ。カインにどうしたら許可してもらえるか」
「ラウルと一緒じゃダメなの?」
「それは魔王の方が嫌がって話どころじゃない気が。でも俺一人ってーのは……自分でも無茶言ってるとは思うんだよなぁ……」
ぽん、とミシェルが思いついたように両手を叩いた。
「なら、転移魔法用の魔石を携帯すればどうでしょう」
「えっ何それ」
「魔石に力を込めれば、対応する魔石のある場所へすぐに転移できる魔法道具です。距離の制限はありますが、魔王城の近くに対の魔石を持たせたラウルを待機させておけば、十分範囲内ですよ。何かあればすぐにラウルの元へ転移できますし、異変を感じればラウルがハルト様の元へ転移することも可能です」
「ミシェル天才! それでいこう!」
俺はミシェルの手を取ってぶんぶんと上下に振った。
やっとカインと交渉する足がかりが見つかった! このまま良い方向に進みますように!
「却下」
「判断が早いんだよなぁ」
昨晩ラウルにした話を、改めて会議室に集まったカイン、アルベール、アーサーの三人にすると、早々にカインからNGをくらった。即断即決は王子には必要なスキルかもしれんけども。
「魔王とまた二人きりになるなんて、危険だ」
「向こうが許してくれるなら、誰か一緒でもいいんだけど……嫌がりそうなんだよなぁ。俺一人のほうがむしろ安全ていうか」
「悪いがそれは許容できない。次もまた無事に帰って来られる保証はないんだ。頼むから、暫くは大人しくしていてくれ」
懇願するような表情に、俺の方も強くは出られなかった。
なんだってそこまで心配するのか。そんなに信用ないのか、俺は。
「ラウル。ハルトを一人にするなよ」
「承りました」
部下に釘刺すことも忘れない。
ぐう。
暫くはラウルが俺に付きっきりになりそうだ。
いや、今までもそうだったような?
俺は深く考えるのをやめた。
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なんだってカインはああも過保護なのか。
なんとか説得できる方法はないのか。
そもそもダリアンは、いつからああなのか。
頭がこんがらがってきた俺は、情報を整理すべく、書庫に向かった。
「おや、珍しいですね、ハルト様」
「はは……どうも、ミシェル」
書庫の主はふんわりと優しく微笑んだ。
ぐっ、男だとわかっているのに、この美貌。うっかり女神のようだと形容したくなる。俺の性癖を狂わすな。男男男。
「本日はどのようなご用件で?」
「あのさ、ちょっと魔王について教えてほしくて」
目を瞬かせたミシェルに、俺は椅子を引いて書庫内にある席に座った。
閲覧用スペースなのだろう、図書館のようにいくつか大きな机が置いてある。
長話の姿勢を察して、ミシェルも向かいに腰掛けた。
「魔王って、昔はもっとワルだったんだよな?」
「ワル」
「ああえっと、昔は魔物とかいっぱいいて、人を襲ってたって」
「ああ、それは先代魔王の時代ですね」
「えっダリアンの話じゃねーの!?」
てっきりダリアンが更生したのだとばかり思っていた。
だから、そのきっかけがわかれば、と思ってミシェルに会いに来たのだが。
「現魔王ダリアンが王位に就いたのは、およそ二百年ほど前ですね。先代魔王が勇者に討たれたので、代わりとして彼が継いだようです。魔族の指標はわかりやすく、強さが全てでしたから。ダリアンに敵う者は誰もおらず、異を唱えることもなかった……というか、できなかったようです」
ぴえ。あいつマジで最強だったのか。よく生きてた、俺。
でもそうか、先代がいたってことなら、あの台詞は納得だ。俺以外に、一人だけダリアンの魔力に対抗できた奴がいたって言ってたもんな。多分それが先代で、勇者が倒したから今はダリアンに勝てる奴がいないってことか。それで俺に興味を示したと。
「ですが、全くもめなかったというわけでもないらしく。このあたりは、当時の記録も曖昧なのですが」
「何? なんかあったの?」
言葉を濁したミシェルの横に、ぴょこりとふわふわの金色が現れた。
「魔王ダリアンは、勇者と恋仲だったのでは、という説があるんだよ」
「カロ」
「こんにちは、ハルト」
にこっとあどけない顔で笑ったのは、第三王子のカロだった。
うーん天使の微笑み。可愛らしいお顔をしていらっしゃる。
「悪い、ミシェルに用事か? なら俺の話は後でも」
「ううん、本を返しに来たら二人の会話が聞こえたから。せっかくだし混ぜてもらおうかなって」
言いながら、カロはミシェルの隣の席に腰掛けた。
まぁ聞かれて困る話でもないし、いいか。
……いや、いいのか? 少年に魔王の性癖の話なんか聞かせて。
でも恋仲云々と言い出したのはカロだしな。正直先が気になる。
「勇者と恋仲って、どういうことだ?」
「言葉の通りだよ。現魔王は勇者と恋人同士で、共謀して先代魔王を討伐したんじゃないかって噂があるんだ」
「えっ!? そんなの有りなの!?」
目を丸くした俺に、ミシェルが言葉を引き継いだ。
「あくまで噂ですよ。ですが、実際代替わりしてから魔族は大きな変革を強いられることになりました。まるで人間に寄り添うような在り方に、不満を持つ魔族も多かったようです。それらが勇者の入れ知恵なのではないかと」
「なーるほど……」
恋人色に染められちゃったのではないかと。気持ちはわからんでもないな。
「反発はあれど、魔王を玉座から引きずり下ろせるほど力のある者は現れませんでした。結局従うしかなく、魔族たちは国を造り、長い年月をかけて今の形に落ち着いたのです」
それは人間からしたら勇者グッジョブというやつだろう。
しかしいくらでも深読みができそうなゴシップだな。
勇者は人間のために自分を使ってダリアンをたらしこんだのか、それとも純粋に恋人になって、結果的にダリアンが勇者のために尽くしたのか。
非常に真相が気になるところだが、今も尚はっきりしないということは、ダリアンが真実を語っていないということだろう。
本人が言いたくないことを無理に聞くわけにもいくまい。気になるけど。
「兄様から聞いたよ。ハルトは魔王から求婚を受けたんでしょ?」
「何言ってくれちゃってんのあいつ!?」
いたいけな少年になんてこと! ただの情報共有かもしれないけど! 居たたまれない!!
「勇者も異世界から来た人間だったらしいから。もしかしたら、少し似ているのかもしれないね」
「へ。勇者って異世界人なの?」
「マベルデ王国に伝わるのは『聖女召喚』ではなく、厳密には『異世界の救世主召喚』なのですよ。今回は解呪のために聖女が必要だったので聖女を召喚し、当時は魔王討伐のために勇者が必要だったので勇者を召喚しました。対象はその時国が何を必要としているかで変わるので、人間であるかどうかも問いません」
「へー……」
ミシェルの説明に、それ俺も勇者じゃダメだったの? と思ってはみたものの、能力が聖女方面らしいからそこは甘んじて聖女と呼ばれよう。実際勇者とかで呼ばれたら敵前逃亡待ったなし。戦闘とか絶対無理だもん。
「ちなみにその勇者って、男……だよな?」
「ええ、男性でした」
「ですよねー」
ということは、女が嫌いだから男が好きになったわけではなく、元々男が恋愛対象なのか。女が嫌いになった原因は、魔王になってから寄ってきた奴らのはずだもんな。
元々そのきらいがあったのかもしれないが、少なくとも呪いをかけるきっかけはその辺のはずだ。じゃなきゃ魔王になった時点で呪いをかけまくってるはず。……だよな?
「呪いをかけ始めたのっていつから?」
「十年ほど前からですね」
「割と最近だった」
魔王なりたての頃は色々大変だったらしいし、女が寄ってくるようになったのも最近、ってことかな。推測の域を出ないけど。
腕を組んで唸る俺に、カロが無邪気に笑いかける。
「昔の勇者みたいに、ハルトも魔王と恋仲になったら、世界が救えるかもね」
「冗談じゃないが!?」
「カロ殿下。おふざけが過ぎますよ」
「ごめんなさい。ハルトの反応おもしろいから、ちょっとからかってみたくなっちゃって」
てへ、と笑う顔は子どもらしいのに、何故か小悪魔という言葉がちらついた。
カロ……恐ろしい子。
「恋仲は論外としても、やっぱ魔王と話はしたいよなぁ。カインにどうしたら許可してもらえるか」
「ラウルと一緒じゃダメなの?」
「それは魔王の方が嫌がって話どころじゃない気が。でも俺一人ってーのは……自分でも無茶言ってるとは思うんだよなぁ……」
ぽん、とミシェルが思いついたように両手を叩いた。
「なら、転移魔法用の魔石を携帯すればどうでしょう」
「えっ何それ」
「魔石に力を込めれば、対応する魔石のある場所へすぐに転移できる魔法道具です。距離の制限はありますが、魔王城の近くに対の魔石を持たせたラウルを待機させておけば、十分範囲内ですよ。何かあればすぐにラウルの元へ転移できますし、異変を感じればラウルがハルト様の元へ転移することも可能です」
「ミシェル天才! それでいこう!」
俺はミシェルの手を取ってぶんぶんと上下に振った。
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