69 / 114
連載
184、沙織さんからのメール
しおりを挟む
「さあ、そろそろ上がるか。沙織さんに早速連絡しておきたいからな」
「はいです! パパ」
みんなで温泉に入れたのが楽しかったのだろう、すっかり笑顔のメイ。
女性陣が着替える前に、俺が脱衣所に入って着替えをすます。
着替えの前に、沙織さんにメールを送っておいた。
店が閉まった後、みんなでそちらにいってもいいかどうかの確認だ。
それぞれがどんなシャンプーが欲しいのかも聞いているからな。
それも併せてメールで送る。
「沙織さんには、また世話になっちまうな」
俺が着替えを済ませて廊下に出ると、端末に返事がきていた。
<了解したわ! シャンプーぐらいお安い御用よ。用意して待ってるわね>
沙織さんらしい返事に、俺は胸を撫でおろす。
連絡がつかなかったらアンジェリカがシャンプーシャンプーうるさいだろうからな。
そうこうしていると女性陣が着替えて、脱衣所からこちらにやってくる。
パトリシアとリンダが俺に腕に抱きつくと、端末を覗き込む。
「勇者殿! 沙織殿とは連絡がついたのか?」
「おっちゃん? 行ってもええって」
「おいおい、そんなに抱きつくなって」
マスターの店のこととなると、この二人は夢中になるからな。
可愛いものなのだが、いつもと違ってシャンプーの匂いがする。
サラサラとした髪が俺の腕に触れた。
リンダが俺を見てニッと笑うと。
「なんや、うちらがええ香りがするから照れとるんか?」
「たく。誰が照れてるんだ、誰が」
パトリシアが、クルリと回って見せる。
美しい銀色の髪が、遠心力で綺麗に広がっていく様子は美しい。
「こうすると、いい香りが辺りに広がる」
そう言って大きな狼耳をピコピコさせて、尻尾を左右に振るパトリシア。
「はは、相変わらずパトリシアは可愛いよな」
「ゆ、勇者殿! 可愛いなどと……皆が見ている」
……だからそういう意味じゃないぞ。
まあ、ご機嫌な様子だからないいとしよう。
アンジェリカは一人ぶすっとした顔で髪を撫でている。
「もう! パトリシアったら、満足そうな顔しちゃって。私のお蔭なんだからね!」
そのままでも十分すぎるほど綺麗なブロンドなのだが、シャンプーが出来なかったのが余程不満なのだろう。
俺はアンジェリカの鼻の頭をつつくと端末を見せた。
すると、その顔がぱあっと明るくなる。
「このメッセージ沙織のマークよね? ね、カズヤどうだった?」
「ああ、沙織さんが買っておいてくれるってよ」
「やったぁ!!」
そう言ってはしゃぐ姿は、少し王女らしからぬが可愛らしい。
ナビ子がうんうんと頷くと。
「最初の頃の憎たらしさから比べると、アンジェリカさんもずいぶん可愛げが出てきましたよね」
「まったくだな」
「……何よ。最初は可愛げがなかったとでもいうの?」
平和の為にノーコメントにしておこう。
少し頬を膨らますアンジェリカだが、新しいシャンプーやリンスが手に入ると聞いてご機嫌な様子だ。
「ねえ! 直ぐにでも行きましょうよ」
「はは、待てよアンジェリカ。そうしたいところだが、今はちょっとまずいな」
結局、マスターの店が閉店を迎えるまで、俺は総司令としての仕事をした。
エルフの都を監視する新しい体制の説明をクリスティーナやシルヴィアから聞いたり、それに合わせてアルーティア側の編成も少し変えたりと忙しかったが、パトリシアやリンダが上手く調整をしていく。
中でも、リンダは物資の在庫まできっちり管理をしているため重宝だ。
端末を使って、的確に各部隊へとパトリシアの命令を伝えていく。
エルはエルで、城内を勝手に飛び回っている。
辺境伯にもエルのことは報告したので別に構わないのだが、流石に侍女たちはそんなエルの姿を見て目を丸くしていた。
まったく、自由奔放である。
セレスリーナは、俺を見つめて少しうずうずしたような眼差しで言う。
「うふふ、そういえば、いよいよ私もとんかつ定食を食べられるんですね。楽しみですわ、勇者様!」
「ああ、そうか。セレスリーナは初めてだったよな。そういえば、前に一緒に食べに行くって約束してたっけ」
俺の言葉にセレスリーナは少し拗ねたふりをする。
「ええ、勇者様ったら忘れていらっしゃるのかと思いましたわ」
「はは、そんなことないって」
シルヴィアは、オルフェレントの兵士たちにメールを打ちながら肩をすくめた。
「申し上げておきますが、セレスリーナ陛下。とんかつだなんて、カレーを食べないとあの店の良さは分からないですわよ」
それに対してアンジェリカが異を唱える。
「馬鹿ね、最高なのはクリームコロッケに決まってるでしょ?」
「あら、お言葉ですけど断じてカレーですわね!」
好物をめぐって譲らない二人。
「おいおい、喧嘩するなって」
俺が呆れながら二人を眺めていると、沙織さんから俺にメールが届いた。
<かずくん、さっき最後のお客さんが店を出たから、もう来てもいいわよ>
どうやら準備が出来たようだ。
アンジェリカがそれを覗き込む。
「沙織のマークだわ!」
それを聞いて、メイやエイリスも目を輝かせる。
アンジェリカが散々料理の話をするから、すっかりお腹が減っているようだ。
俺は皆に言った。
「さてと、それじゃあみんな。行くとするか!」
「ふふ、そうですわね」
クリスティーナがそう言って微笑む。
するべき仕事はこなし、念のためにいつでも俺の端末に連絡が入るようにしてみんなで食べ歩きを使った。
部屋の扉を抜けるとそこは、もうあの店である。
俺と手を繋いで店に入ったメイは目を丸くする。
「はう! お城の中じゃないです」
「そうね、変わったお店だわ」
エイリスも驚いたように辺りを見渡した。
マスターと沙織さんがこちらを見て、呆れたように言った。
「おいおい、カズヤ。今度は天使までつれて来たのか?」
「ほんとだわね。翼が生えてるわ」
エルを見て目を丸くする二人。
当然だよな。
暫し皆を紹介した後、沙織さんはメイの話を聞いて俺に囁いた。
「かずくん、結婚もしてないのに子供ができちゃったわね」
「はは、何ていったらいいのかな」
「ふふ、でもきちんと子供用のシャンプーも買ってきたわよ。はい、メイちゃん」
言葉は通じないが、沙織さんが自分に話しかけているのは分かったのだろう。
メイは恥ずかしいのか、一度俺の後ろに隠れたがそのボトルを見て目を輝かせた。
「うわぁあ! 可愛いです!!」
可愛らしいキャラクターが描かれたボトルを見てはしゃぐメイ。
そして、沙織さんにお辞儀をする。
「ありがとです! とっても嬉しいです!」
「メイがとっても嬉しいってさ、沙織さん」
「まあ、何て可愛いの! ふふ、偉いのねお礼が言えて」
言葉は分からないが気持ちは伝わるものだ。
沙織さんはメイを見つめて微笑む。
「えへへ」
照れくさそうに笑うメイ。
アンジェリカは早速自分のシャンプーに手を伸ばして、その横に置かれたものを見て首を傾げた。
「あら。ねえ、カズヤこれは何かしら?」
──────
いつも、ご覧頂きましてありがとうございます!
もしよろしければ、新しい連載作品もご覧下さいね。
画面の下のリンクから作品ページにいけるようになっています。
「はいです! パパ」
みんなで温泉に入れたのが楽しかったのだろう、すっかり笑顔のメイ。
女性陣が着替える前に、俺が脱衣所に入って着替えをすます。
着替えの前に、沙織さんにメールを送っておいた。
店が閉まった後、みんなでそちらにいってもいいかどうかの確認だ。
それぞれがどんなシャンプーが欲しいのかも聞いているからな。
それも併せてメールで送る。
「沙織さんには、また世話になっちまうな」
俺が着替えを済ませて廊下に出ると、端末に返事がきていた。
<了解したわ! シャンプーぐらいお安い御用よ。用意して待ってるわね>
沙織さんらしい返事に、俺は胸を撫でおろす。
連絡がつかなかったらアンジェリカがシャンプーシャンプーうるさいだろうからな。
そうこうしていると女性陣が着替えて、脱衣所からこちらにやってくる。
パトリシアとリンダが俺に腕に抱きつくと、端末を覗き込む。
「勇者殿! 沙織殿とは連絡がついたのか?」
「おっちゃん? 行ってもええって」
「おいおい、そんなに抱きつくなって」
マスターの店のこととなると、この二人は夢中になるからな。
可愛いものなのだが、いつもと違ってシャンプーの匂いがする。
サラサラとした髪が俺の腕に触れた。
リンダが俺を見てニッと笑うと。
「なんや、うちらがええ香りがするから照れとるんか?」
「たく。誰が照れてるんだ、誰が」
パトリシアが、クルリと回って見せる。
美しい銀色の髪が、遠心力で綺麗に広がっていく様子は美しい。
「こうすると、いい香りが辺りに広がる」
そう言って大きな狼耳をピコピコさせて、尻尾を左右に振るパトリシア。
「はは、相変わらずパトリシアは可愛いよな」
「ゆ、勇者殿! 可愛いなどと……皆が見ている」
……だからそういう意味じゃないぞ。
まあ、ご機嫌な様子だからないいとしよう。
アンジェリカは一人ぶすっとした顔で髪を撫でている。
「もう! パトリシアったら、満足そうな顔しちゃって。私のお蔭なんだからね!」
そのままでも十分すぎるほど綺麗なブロンドなのだが、シャンプーが出来なかったのが余程不満なのだろう。
俺はアンジェリカの鼻の頭をつつくと端末を見せた。
すると、その顔がぱあっと明るくなる。
「このメッセージ沙織のマークよね? ね、カズヤどうだった?」
「ああ、沙織さんが買っておいてくれるってよ」
「やったぁ!!」
そう言ってはしゃぐ姿は、少し王女らしからぬが可愛らしい。
ナビ子がうんうんと頷くと。
「最初の頃の憎たらしさから比べると、アンジェリカさんもずいぶん可愛げが出てきましたよね」
「まったくだな」
「……何よ。最初は可愛げがなかったとでもいうの?」
平和の為にノーコメントにしておこう。
少し頬を膨らますアンジェリカだが、新しいシャンプーやリンスが手に入ると聞いてご機嫌な様子だ。
「ねえ! 直ぐにでも行きましょうよ」
「はは、待てよアンジェリカ。そうしたいところだが、今はちょっとまずいな」
結局、マスターの店が閉店を迎えるまで、俺は総司令としての仕事をした。
エルフの都を監視する新しい体制の説明をクリスティーナやシルヴィアから聞いたり、それに合わせてアルーティア側の編成も少し変えたりと忙しかったが、パトリシアやリンダが上手く調整をしていく。
中でも、リンダは物資の在庫まできっちり管理をしているため重宝だ。
端末を使って、的確に各部隊へとパトリシアの命令を伝えていく。
エルはエルで、城内を勝手に飛び回っている。
辺境伯にもエルのことは報告したので別に構わないのだが、流石に侍女たちはそんなエルの姿を見て目を丸くしていた。
まったく、自由奔放である。
セレスリーナは、俺を見つめて少しうずうずしたような眼差しで言う。
「うふふ、そういえば、いよいよ私もとんかつ定食を食べられるんですね。楽しみですわ、勇者様!」
「ああ、そうか。セレスリーナは初めてだったよな。そういえば、前に一緒に食べに行くって約束してたっけ」
俺の言葉にセレスリーナは少し拗ねたふりをする。
「ええ、勇者様ったら忘れていらっしゃるのかと思いましたわ」
「はは、そんなことないって」
シルヴィアは、オルフェレントの兵士たちにメールを打ちながら肩をすくめた。
「申し上げておきますが、セレスリーナ陛下。とんかつだなんて、カレーを食べないとあの店の良さは分からないですわよ」
それに対してアンジェリカが異を唱える。
「馬鹿ね、最高なのはクリームコロッケに決まってるでしょ?」
「あら、お言葉ですけど断じてカレーですわね!」
好物をめぐって譲らない二人。
「おいおい、喧嘩するなって」
俺が呆れながら二人を眺めていると、沙織さんから俺にメールが届いた。
<かずくん、さっき最後のお客さんが店を出たから、もう来てもいいわよ>
どうやら準備が出来たようだ。
アンジェリカがそれを覗き込む。
「沙織のマークだわ!」
それを聞いて、メイやエイリスも目を輝かせる。
アンジェリカが散々料理の話をするから、すっかりお腹が減っているようだ。
俺は皆に言った。
「さてと、それじゃあみんな。行くとするか!」
「ふふ、そうですわね」
クリスティーナがそう言って微笑む。
するべき仕事はこなし、念のためにいつでも俺の端末に連絡が入るようにしてみんなで食べ歩きを使った。
部屋の扉を抜けるとそこは、もうあの店である。
俺と手を繋いで店に入ったメイは目を丸くする。
「はう! お城の中じゃないです」
「そうね、変わったお店だわ」
エイリスも驚いたように辺りを見渡した。
マスターと沙織さんがこちらを見て、呆れたように言った。
「おいおい、カズヤ。今度は天使までつれて来たのか?」
「ほんとだわね。翼が生えてるわ」
エルを見て目を丸くする二人。
当然だよな。
暫し皆を紹介した後、沙織さんはメイの話を聞いて俺に囁いた。
「かずくん、結婚もしてないのに子供ができちゃったわね」
「はは、何ていったらいいのかな」
「ふふ、でもきちんと子供用のシャンプーも買ってきたわよ。はい、メイちゃん」
言葉は通じないが、沙織さんが自分に話しかけているのは分かったのだろう。
メイは恥ずかしいのか、一度俺の後ろに隠れたがそのボトルを見て目を輝かせた。
「うわぁあ! 可愛いです!!」
可愛らしいキャラクターが描かれたボトルを見てはしゃぐメイ。
そして、沙織さんにお辞儀をする。
「ありがとです! とっても嬉しいです!」
「メイがとっても嬉しいってさ、沙織さん」
「まあ、何て可愛いの! ふふ、偉いのねお礼が言えて」
言葉は分からないが気持ちは伝わるものだ。
沙織さんはメイを見つめて微笑む。
「えへへ」
照れくさそうに笑うメイ。
アンジェリカは早速自分のシャンプーに手を伸ばして、その横に置かれたものを見て首を傾げた。
「あら。ねえ、カズヤこれは何かしら?」
──────
いつも、ご覧頂きましてありがとうございます!
もしよろしければ、新しい連載作品もご覧下さいね。
画面の下のリンクから作品ページにいけるようになっています。
0
お気に入りに追加
5,646
あなたにおすすめの小説
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
実力を隠し「例え長男でも無能に家は継がせん。他家に養子に出す」と親父殿に言われたところまでは計算通りだったが、まさかハーレム生活になるとは
竹井ゴールド
ライト文芸
日本国内トップ5に入る異能力者の名家、東条院。
その宗家本流の嫡子に生まれた東条院青夜は子供の頃に実母に「16歳までに東条院の家を出ないと命を落とす事になる」と予言され、無能を演じ続け、父親や後妻、異母弟や異母妹、親族や許嫁に馬鹿にされながらも、念願適って中学卒業の春休みに東条院家から田中家に養子に出された。
青夜は4月が誕生日なのでギリギリ16歳までに家を出た訳だが。
その後がよろしくない。
青夜を引き取った田中家の義父、一狼は53歳ながら若い妻を持ち、4人の娘の父親でもあったからだ。
妻、21歳、一狼の8人目の妻、愛。
長女、25歳、皇宮警察の異能力部隊所属、弥生。
次女、22歳、田中流空手道場の師範代、葉月。
三女、19歳、離婚したフランス系アメリカ人の3人目の妻が産んだハーフ、アンジェリカ。
四女、17歳、死別した4人目の妻が産んだ中国系ハーフ、シャンリー。
この5人とも青夜は家族となり、
・・・何これ? 少し想定外なんだけど。
【2023/3/23、24hポイント26万4600pt突破】
【2023/7/11、累計ポイント550万pt突破】
【2023/6/5、お気に入り数2130突破】
【アルファポリスのみの投稿です】
【第6回ライト文芸大賞、22万7046pt、2位】
【2023/6/30、メールが来て出版申請、8/1、慰めメール】
【未完】
神速の成長チート! ~無能だと追い出されましたが、逆転レベルアップで最強異世界ライフ始めました~
雪華慧太
ファンタジー
高校生の裕樹はある日、意地の悪いクラスメートたちと異世界に勇者として召喚された。勇者に相応しい力を与えられたクラスメートとは違い、裕樹が持っていたのは自分のレベルを一つ下げるという使えないにも程があるスキル。皆に嘲笑われ、さらには国王の命令で命を狙われる。絶体絶命の状況の中、唯一のスキルを使った裕樹はなんとレベル1からレベル0に。絶望する裕樹だったが、実はそれがあり得ない程の神速成長チートの始まりだった! その力を使って裕樹は様々な職業を極め、異世界最強に上り詰めると共に、極めた生産職で快適な異世界ライフを目指していく。
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
性的に襲われそうだったので、男であることを隠していたのに、女性の本能か男であることがバレたんですが。
狼狼3
ファンタジー
男女比1:1000という男が極端に少ない魔物や魔法のある異世界に、彼は転生してしまう。
街中を歩くのは女性、女性、女性、女性。街中を歩く男は滅多に居ない。森へ冒険に行こうとしても、襲われるのは魔物ではなく女性。女性は男が居ないか、いつも目を光らせている。
彼はそんな世界な為、男であることを隠して女として生きる。(フラグ)
神の宝物庫〜すごいスキルで楽しい人生を〜
月風レイ
ファンタジー
グロービル伯爵家に転生したカインは、転生後憧れの魔法を使おうとするも、魔法を発動することができなかった。そして、自分が魔法が使えないのであれば、剣を磨こうとしたところ、驚くべきことを告げられる。
それは、この世界では誰でも6歳にならないと、魔法が使えないということだ。この世界には神から与えられる、恩恵いわばギフトというものがかって、それをもらうことで初めて魔法やスキルを行使できるようになる。
と、カインは自分が無能なのだと思ってたところから、6歳で行う洗礼の儀でその運命が変わった。
洗礼の儀にて、この世界の邪神を除く、12神たちと出会い、12神全員の祝福をもらい、さらには恩恵として神をも凌ぐ、とてつもない能力を入手した。
カインはそのとてつもない能力をもって、周りの人々に支えられながらも、異世界ファンタジーという夢溢れる、憧れの世界を自由気ままに創意工夫しながら、楽しく過ごしていく。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。