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77、勇敢なる心
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「裕樹!!」
「ユウキ!!」
俺の背後で心配そうに声を上げるナナとレイラの声を聞きながら、俺は目を閉じる。
ジュリアの炎舞の鍛冶。
竜人族、それも炎竜の血を引くジュリアだからこそ出来る鍛冶だ。
ブレスを吐き、その炎をまるで自分の体の一部のように感じ取ることが出来る。
そして、その燃え上がるような闘気と白狼族の巫女たちの霊気で刻まれていく刃文はとても美しかった。
普通の鍛冶職人ならただそれに圧倒されるだろう。
でも、俺は鍛冶の求道者だ。
ジュリアのあの見事な仕事を見て、寧ろ強く心を掻き立てられる。
俺も、あんな見事な剣を作りたいと。
それも、ジュリアの真似事ではなく俺のやり方で。
「はぁああああああ!!」
俺は気合を込めて、槌を鋼に振り下ろす。
槌技の高さと、鍛冶の技量の高さのお蔭で目の前の金床の上にある鋼はみるみるうちに一本の剣の形をとっていく。
食の求道者の力も並みの料理人とは全く違ったが、鍛冶の求道者の力も凄い。
自分でも驚くほど的確に鋼を鍛え上げることが出来るのが分かる。
俺の仕事ぶりを見て鍛冶職人たちが声を上げた。
「おお! ユウキ殿も負けてはおらぬ!」
「あ、ああ、これほどの鍛冶の腕前を持っているとは!」
「しかし……ジュリア様の炎舞の鍛冶の前では流石に」
職人たちの言う通りだ。
鍛冶の求道者になっている自分が一番よく分かる。
彼女の鍛冶は異次元のレベルだ。
ジュリアは俺を横目で見ながら言った。
「やるじゃないか、ユウキ! 少しはあたしを楽しませてくれそうだね! ならこちらも本気を出すよ!!」
彼女は大槌を大きく振り上げる。
その瞬間──
ジュリアの胸に、またあの紅蓮の紋章が浮かび上がった。
巫女たちが思わず声を上げる。
「あれは、ドラゴンハート!」
「竜人族の猛き心、ジュリア様の魂の輝きだわ」
竜の血を引く彼女の誇りに満ちた横顔が、美しい笑みを浮かべている。
「ここからがあたしの本当の鍛冶さ!」
炉の中の炎が彼女の胸の紋章に反応するかのように大きく揺れて、輝きを増した。
ジュリアが手に持つ大槌が真紅の輝きに包まれ、剣に刻まれていく刃文がさらに鮮やかに色づいていく。
彼女の周りを炎のような闘気が鮮やかに渦を巻く。
ククルがジュリアのその姿を見て声を上げた。
「はううう! 凄いのです……お兄ちゃん負けちゃうのです」
しょんぼりとするククルのその姿を見てナナもレイラもしょげかえる。
まるで炎を纏った大槌を振るっているようなジュリアの鍛冶姿は、それ程迫力ある光景だ。
俺は再び目を閉じた。
俺が作りたい剣はもう決まっている。
その姿を俺は頭の中で想像しながら目を開けた。
集中力を極限まで高める。
「鋼の心!!」
その瞬間、俺に目には金床の上にある鋼の姿がより鮮やかに映った。
まるで、その心が俺に伝わって来るかのようだ。
どこを打てと言っているかのように。
そして、俺はカレンさんとククルに申し出る。
「カレンさん! ククル! 俺に力を貸してくれ!! 霊気でこの剣に刃文を刻みたいんだ!!」
それを聞いてカレンさんは大きく頷いた。
「決めたのじゃなユウキ! どんな剣を作り上げるのか」
「ええ!!」
俺は彼女に頷く。
「うむ! ユウキ、良い顔をしておる。そなたの為にわらわは舞おう!」
「ククルも踊るのです!」
すると、カレンさんは巫女の中でも一際艶やかに見事な舞を踊り始める。
その姿は幻想的で高まっていく霊気は美しい。
そして、ククルもカレンさんを真似るようにその後ろを踊っている。
その足はたどたどしいが、俺を思って一生懸命自分の霊気を高めているのが分かる。
そして、傍にいるナナやレイラたちも祈るようにこちらを見つめていた。
「ユウキ!!」
「裕樹、頑張って!!」
そんな仲間たちの姿を俺は眺める。
この世界にやって来た時は、とんでもない目にあって俺は元の世界に戻りたい一心だった。
でも、ナナに、レイラやククルに、そしてカレンさんたちに出会ってとても楽しい気持ちになった。
平凡な日常から抜け出して、こんな冒険を一度してみたかった。
きっと誰でも、そんなことを一度は夢見るんじゃないかな。
気の合う仲間たちと一緒に、見たこともない世界を旅する。
風のように自由に。
あいつらに命を狙われて死ぬはずだった俺に、そんな勇気をナナたちはくれた。
この世界に召喚されたあの時は、訳も分からずに戦うのは御免だと思った。
でも、今なら俺はきっと戦うだろう。
もし、魔王が復活して俺の仲間が住むこの世界を壊そうとするなら、命を懸けてでも。
その瞬間──
胸の奥に強烈な炎のような力が宿るのを感じた。
俺は、右手に槌を握り締める。
そして、叫んだ。
「ブレイブハート!!」
それは、ジュリアとの戦いで目覚めた俺の新しいユニークスキルだ。
逆境の中でこそ輝く勇気の証。
その瞬間、心に宿ったその力は俺の胸から拳に伝わる。
そして、カレンさんやククルの霊気がそこに宿ると俺の右手は強烈な光を放った。
「ユウキ!!」
俺の背後で心配そうに声を上げるナナとレイラの声を聞きながら、俺は目を閉じる。
ジュリアの炎舞の鍛冶。
竜人族、それも炎竜の血を引くジュリアだからこそ出来る鍛冶だ。
ブレスを吐き、その炎をまるで自分の体の一部のように感じ取ることが出来る。
そして、その燃え上がるような闘気と白狼族の巫女たちの霊気で刻まれていく刃文はとても美しかった。
普通の鍛冶職人ならただそれに圧倒されるだろう。
でも、俺は鍛冶の求道者だ。
ジュリアのあの見事な仕事を見て、寧ろ強く心を掻き立てられる。
俺も、あんな見事な剣を作りたいと。
それも、ジュリアの真似事ではなく俺のやり方で。
「はぁああああああ!!」
俺は気合を込めて、槌を鋼に振り下ろす。
槌技の高さと、鍛冶の技量の高さのお蔭で目の前の金床の上にある鋼はみるみるうちに一本の剣の形をとっていく。
食の求道者の力も並みの料理人とは全く違ったが、鍛冶の求道者の力も凄い。
自分でも驚くほど的確に鋼を鍛え上げることが出来るのが分かる。
俺の仕事ぶりを見て鍛冶職人たちが声を上げた。
「おお! ユウキ殿も負けてはおらぬ!」
「あ、ああ、これほどの鍛冶の腕前を持っているとは!」
「しかし……ジュリア様の炎舞の鍛冶の前では流石に」
職人たちの言う通りだ。
鍛冶の求道者になっている自分が一番よく分かる。
彼女の鍛冶は異次元のレベルだ。
ジュリアは俺を横目で見ながら言った。
「やるじゃないか、ユウキ! 少しはあたしを楽しませてくれそうだね! ならこちらも本気を出すよ!!」
彼女は大槌を大きく振り上げる。
その瞬間──
ジュリアの胸に、またあの紅蓮の紋章が浮かび上がった。
巫女たちが思わず声を上げる。
「あれは、ドラゴンハート!」
「竜人族の猛き心、ジュリア様の魂の輝きだわ」
竜の血を引く彼女の誇りに満ちた横顔が、美しい笑みを浮かべている。
「ここからがあたしの本当の鍛冶さ!」
炉の中の炎が彼女の胸の紋章に反応するかのように大きく揺れて、輝きを増した。
ジュリアが手に持つ大槌が真紅の輝きに包まれ、剣に刻まれていく刃文がさらに鮮やかに色づいていく。
彼女の周りを炎のような闘気が鮮やかに渦を巻く。
ククルがジュリアのその姿を見て声を上げた。
「はううう! 凄いのです……お兄ちゃん負けちゃうのです」
しょんぼりとするククルのその姿を見てナナもレイラもしょげかえる。
まるで炎を纏った大槌を振るっているようなジュリアの鍛冶姿は、それ程迫力ある光景だ。
俺は再び目を閉じた。
俺が作りたい剣はもう決まっている。
その姿を俺は頭の中で想像しながら目を開けた。
集中力を極限まで高める。
「鋼の心!!」
その瞬間、俺に目には金床の上にある鋼の姿がより鮮やかに映った。
まるで、その心が俺に伝わって来るかのようだ。
どこを打てと言っているかのように。
そして、俺はカレンさんとククルに申し出る。
「カレンさん! ククル! 俺に力を貸してくれ!! 霊気でこの剣に刃文を刻みたいんだ!!」
それを聞いてカレンさんは大きく頷いた。
「決めたのじゃなユウキ! どんな剣を作り上げるのか」
「ええ!!」
俺は彼女に頷く。
「うむ! ユウキ、良い顔をしておる。そなたの為にわらわは舞おう!」
「ククルも踊るのです!」
すると、カレンさんは巫女の中でも一際艶やかに見事な舞を踊り始める。
その姿は幻想的で高まっていく霊気は美しい。
そして、ククルもカレンさんを真似るようにその後ろを踊っている。
その足はたどたどしいが、俺を思って一生懸命自分の霊気を高めているのが分かる。
そして、傍にいるナナやレイラたちも祈るようにこちらを見つめていた。
「ユウキ!!」
「裕樹、頑張って!!」
そんな仲間たちの姿を俺は眺める。
この世界にやって来た時は、とんでもない目にあって俺は元の世界に戻りたい一心だった。
でも、ナナに、レイラやククルに、そしてカレンさんたちに出会ってとても楽しい気持ちになった。
平凡な日常から抜け出して、こんな冒険を一度してみたかった。
きっと誰でも、そんなことを一度は夢見るんじゃないかな。
気の合う仲間たちと一緒に、見たこともない世界を旅する。
風のように自由に。
あいつらに命を狙われて死ぬはずだった俺に、そんな勇気をナナたちはくれた。
この世界に召喚されたあの時は、訳も分からずに戦うのは御免だと思った。
でも、今なら俺はきっと戦うだろう。
もし、魔王が復活して俺の仲間が住むこの世界を壊そうとするなら、命を懸けてでも。
その瞬間──
胸の奥に強烈な炎のような力が宿るのを感じた。
俺は、右手に槌を握り締める。
そして、叫んだ。
「ブレイブハート!!」
それは、ジュリアとの戦いで目覚めた俺の新しいユニークスキルだ。
逆境の中でこそ輝く勇気の証。
その瞬間、心に宿ったその力は俺の胸から拳に伝わる。
そして、カレンさんやククルの霊気がそこに宿ると俺の右手は強烈な光を放った。
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