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35、最高の味
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レイラが飢え死にしそうな顔で、木桶を覗き込むと俺に言う。
「でも、ユウキ本当にこれ食べられるの? 長くてにょろにょろしててまるで蛇みたいだけど……」
「ああ、レイラ。これは鰻さ、凄く美味いんだぜ」
俺の言葉にカレンさんも大きく頷く。
「我らの聖域であるこの白狼の滝でとれるものは特に美味でな。白狼滝の黄金鰻と呼ばれておるのじゃ」
確かに、良く脂がのっていてその体に日の光が当たると黄金に煌めいている。
食の求道者になったからよく分かるが、これほどの鰻は元の世界ではお目にかかれないだろう。
俺は、木桶から鰻を取り出すとまな板の上で目打ちをして一気に捌く。
白狼族の料理人たちから声が上がった。
「お見事!」
「見事な包丁捌きですな! 鰻を扱い慣れた我らもこれほど見事には捌けませんぞ」
食の求道者とシーカーがカンストしているお蔭で、料理スキルとナイフ技が共にSSランクだからな。
自分でも驚くほどの程の腕の冴えだ。
無駄なく、食材をまったく痛めることなく次々と捌いていく。
そして、捌いた鰻の身を串打ちすると。
「熟成!!」
特殊魔法の熟成をかけた。
これをかけると、ドリルホーンの肉もとんでもない美味さになったからな。
ただでさえ最高の鰻の身が熟成によって、旨味を増していく。
鰻用にカスタマイズされた簡易厨房の焼き場に炭を用意して、準備が出来たところで串打ちした鰻を炭火で焼いていく。
ジュウ!!
と音がして次第に香ばしい匂いが辺りに漂っていく。
「美味しそう!」
レイラが目を輝かせる。
さてと、白狼族の皆は白焼きで食べるみたいだけど、俺が作るのはそうじゃないからな。
俺は日本で食べた鰻の味を思い出す。
ちょっとした祝いの時に、家族みんなで鰻の名店に行ったんだよな。
日本にいた時の俺なら、食べた味を再現することなんて出来るはずもないが、今の俺なら出来る。
ドリルホーンのステーキソースを作った時のように俺は意識を集中した。
醤油にみりん、そして酒に隠し味のはちみつ……それから
俺の頭の中で、完全にあの時の味が再現され更にそれを俺なりにアレンジする。
良く熟成された最高の黄金鰻によく合うように。
料理人の時よりも自分の食への探求心が強くなっているのが分かる。
完全に調和した味が頭の中に思い浮かんだ瞬間、俺は叫んだ。
「金の匙!!」
俺は金の匙を使う。
現れた黄金の匙を見て、ナナとククルが目を丸くした。
「裕樹、何それ!」
「おっきいのです! 金色のお鍋です」
それを聞いて俺は笑った。
「ちょっと自信がなかったけど上手くいったな! 釜めしの時もでっかい匙を作ったけど、それならもっと大きな金の匙だって作れると思ってさ」
出来なければタレは刷毛で塗るつもりだったけど、これなら串打ちした鰻の身をさっと浸すことが出来る。
金の匙というよりは、金の大鍋みたいにデカい匙を俺は調理台に置く。
そして、その中に現れた俺の秘伝のタレに鰻の身を浸してまた焼いていく。
聖域の滝の黄金鰻の身の脂とタレが混ざり合って、それが炭火にあぶられてとんでもなくいい香りが辺りに漂っていく。
「はぁああわわ……何なのこの匂い」
腹ペコ狼の可愛い口元から涎が垂れている。
おいレイラ、ケモナー歓喜の美少女が台無しだぞ。
ナナやククル、そしてカレンさんたちもほぅっと溜め息をついた。
俺は何度かタレにつけ直しながら、丹念に鰻を焼き上げていく。
パリッとした皮の焼け目と、ふんわりとした鰻の身とそこから零れだす脂。
「さあ、仕上げだ!!」
俺は厨房から運ばれてきた、炊き上げられた神秘米を漆塗りのお重に入れる。
お重は簡易厨房で一緒に俺が作り出した物だ。
鰻と言えばやっぱり、入れ物はこれが好きなんだよな。
そして、焼きあがった鰻をそこに載せる。
「うな~!!!」
まるで猫のような叫び声をあげたレイラは、もう我慢が限界のようだ。
「はいよ! レイラ、こいつがうな重ってやつだ。熟成させた聖域の黄金鰻と俺の故郷の秘伝の味を召し上がれ」
レイラは俺からうな重を受け取ると、ごくんと唾を飲み込んで箸を握ると大きな口を開けて鰻と艶々とした神秘米を一緒に口に入れる。
どんな味がするのか、そこにいるみんなは一斉にレイラを見つめた。
レイラはゆっくりとそれを味わうと、こくんと飲み込んだ。
そして、尻尾を振るわせてぴんと立たせた後、全身を震わせた。
「はわ……はわわ。なんなのこれ……美味しい! 美味しすぎる!!」
魂が抜けたような顔をするレイラ。
少し行儀は悪いけどレイラのうな重から俺も箸で一口味見した。
そして俺も思わず声を上げる。
「うま!! これ、美味すぎるんだけど……」
日本でも食べたことがないような美味さだ。
聖域の鰻の美味さと熟成の力だろうか。
いやあのタレの調合具合も相当なものだ。
料理人の時は出せなかった僅かな、味の違いを感じる。
食の求道者、恐るべしだな。
パリッとした皮と、蕩けるような柔らかい身がタレと一体になってもの凄い破壊力である。
こんなものが店で売っていたら、とんでもない程の行列になるレベルだ。
ナナとククル、それにカレンさんが俺にせがむ。
「裕樹ずるいわ二人だけ!」
「ククルも食べたいのです!」
「いけずなことをするおのこじゃ! わらわにもはやく食べさせてくりゃれ」
「はは、ごめんごめん」
俺は次々に鰻を焼き上げると、特製うな重を作って皆の前に用意する。
ナナとククルはいただきますと手を合わせてそれを口にした。
「美味しい!」
「ふぁああ! ククル幸せなのです!!」
カレンさんも頬を染めてほぅっと吐息を吐いた。
「とろけるような味わいじゃ」
そういってスタイル抜群な体を俺にピタッと寄せる。
「悪いおのこじゃ。わらわをこんなに夢中にさせるおのこは久しぶりじゃ。わらわの為に、毎日そなたの料理をつくってたもれ」
そう言って妖艶な顔で悪戯っぽく笑う。
それを見て、ナナとレイラがまた左右から俺の腕をギュッと抱きしめた。
「駄目!」
「そうよ、ユウキは私たちと一緒に暮らすの! それにうな重おかわり!」
「は……はは」
おいレイラ、もう食べたのかよ。
俺は苦笑しながらレイラにおかわりを作る。
「はぁああ! もうユウキ大好き!」
まあこんなに、喜んで食べてくれるレイラは可愛いよな。
もちろんナナやククルも。
白狼族の皆にも作ると喜んでくれた。
カレンさんは愉快そうに笑い、ゆっくりとうな重を味わった後、俺に言った。
「見事じゃ、ユウキ! 白狼族の長として、これほどの料理を振舞ってくれた料理人にはそれに相応しい礼をせねばならぬ。なんなりと言ってみるが良い。わらわに出来ることならば、全て叶えると約束しよう」
巫女姿のカレンさんは、美しい鈴の音のような声で俺にそう宣言した。
「でも、ユウキ本当にこれ食べられるの? 長くてにょろにょろしててまるで蛇みたいだけど……」
「ああ、レイラ。これは鰻さ、凄く美味いんだぜ」
俺の言葉にカレンさんも大きく頷く。
「我らの聖域であるこの白狼の滝でとれるものは特に美味でな。白狼滝の黄金鰻と呼ばれておるのじゃ」
確かに、良く脂がのっていてその体に日の光が当たると黄金に煌めいている。
食の求道者になったからよく分かるが、これほどの鰻は元の世界ではお目にかかれないだろう。
俺は、木桶から鰻を取り出すとまな板の上で目打ちをして一気に捌く。
白狼族の料理人たちから声が上がった。
「お見事!」
「見事な包丁捌きですな! 鰻を扱い慣れた我らもこれほど見事には捌けませんぞ」
食の求道者とシーカーがカンストしているお蔭で、料理スキルとナイフ技が共にSSランクだからな。
自分でも驚くほどの程の腕の冴えだ。
無駄なく、食材をまったく痛めることなく次々と捌いていく。
そして、捌いた鰻の身を串打ちすると。
「熟成!!」
特殊魔法の熟成をかけた。
これをかけると、ドリルホーンの肉もとんでもない美味さになったからな。
ただでさえ最高の鰻の身が熟成によって、旨味を増していく。
鰻用にカスタマイズされた簡易厨房の焼き場に炭を用意して、準備が出来たところで串打ちした鰻を炭火で焼いていく。
ジュウ!!
と音がして次第に香ばしい匂いが辺りに漂っていく。
「美味しそう!」
レイラが目を輝かせる。
さてと、白狼族の皆は白焼きで食べるみたいだけど、俺が作るのはそうじゃないからな。
俺は日本で食べた鰻の味を思い出す。
ちょっとした祝いの時に、家族みんなで鰻の名店に行ったんだよな。
日本にいた時の俺なら、食べた味を再現することなんて出来るはずもないが、今の俺なら出来る。
ドリルホーンのステーキソースを作った時のように俺は意識を集中した。
醤油にみりん、そして酒に隠し味のはちみつ……それから
俺の頭の中で、完全にあの時の味が再現され更にそれを俺なりにアレンジする。
良く熟成された最高の黄金鰻によく合うように。
料理人の時よりも自分の食への探求心が強くなっているのが分かる。
完全に調和した味が頭の中に思い浮かんだ瞬間、俺は叫んだ。
「金の匙!!」
俺は金の匙を使う。
現れた黄金の匙を見て、ナナとククルが目を丸くした。
「裕樹、何それ!」
「おっきいのです! 金色のお鍋です」
それを聞いて俺は笑った。
「ちょっと自信がなかったけど上手くいったな! 釜めしの時もでっかい匙を作ったけど、それならもっと大きな金の匙だって作れると思ってさ」
出来なければタレは刷毛で塗るつもりだったけど、これなら串打ちした鰻の身をさっと浸すことが出来る。
金の匙というよりは、金の大鍋みたいにデカい匙を俺は調理台に置く。
そして、その中に現れた俺の秘伝のタレに鰻の身を浸してまた焼いていく。
聖域の滝の黄金鰻の身の脂とタレが混ざり合って、それが炭火にあぶられてとんでもなくいい香りが辺りに漂っていく。
「はぁああわわ……何なのこの匂い」
腹ペコ狼の可愛い口元から涎が垂れている。
おいレイラ、ケモナー歓喜の美少女が台無しだぞ。
ナナやククル、そしてカレンさんたちもほぅっと溜め息をついた。
俺は何度かタレにつけ直しながら、丹念に鰻を焼き上げていく。
パリッとした皮の焼け目と、ふんわりとした鰻の身とそこから零れだす脂。
「さあ、仕上げだ!!」
俺は厨房から運ばれてきた、炊き上げられた神秘米を漆塗りのお重に入れる。
お重は簡易厨房で一緒に俺が作り出した物だ。
鰻と言えばやっぱり、入れ物はこれが好きなんだよな。
そして、焼きあがった鰻をそこに載せる。
「うな~!!!」
まるで猫のような叫び声をあげたレイラは、もう我慢が限界のようだ。
「はいよ! レイラ、こいつがうな重ってやつだ。熟成させた聖域の黄金鰻と俺の故郷の秘伝の味を召し上がれ」
レイラは俺からうな重を受け取ると、ごくんと唾を飲み込んで箸を握ると大きな口を開けて鰻と艶々とした神秘米を一緒に口に入れる。
どんな味がするのか、そこにいるみんなは一斉にレイラを見つめた。
レイラはゆっくりとそれを味わうと、こくんと飲み込んだ。
そして、尻尾を振るわせてぴんと立たせた後、全身を震わせた。
「はわ……はわわ。なんなのこれ……美味しい! 美味しすぎる!!」
魂が抜けたような顔をするレイラ。
少し行儀は悪いけどレイラのうな重から俺も箸で一口味見した。
そして俺も思わず声を上げる。
「うま!! これ、美味すぎるんだけど……」
日本でも食べたことがないような美味さだ。
聖域の鰻の美味さと熟成の力だろうか。
いやあのタレの調合具合も相当なものだ。
料理人の時は出せなかった僅かな、味の違いを感じる。
食の求道者、恐るべしだな。
パリッとした皮と、蕩けるような柔らかい身がタレと一体になってもの凄い破壊力である。
こんなものが店で売っていたら、とんでもない程の行列になるレベルだ。
ナナとククル、それにカレンさんが俺にせがむ。
「裕樹ずるいわ二人だけ!」
「ククルも食べたいのです!」
「いけずなことをするおのこじゃ! わらわにもはやく食べさせてくりゃれ」
「はは、ごめんごめん」
俺は次々に鰻を焼き上げると、特製うな重を作って皆の前に用意する。
ナナとククルはいただきますと手を合わせてそれを口にした。
「美味しい!」
「ふぁああ! ククル幸せなのです!!」
カレンさんも頬を染めてほぅっと吐息を吐いた。
「とろけるような味わいじゃ」
そういってスタイル抜群な体を俺にピタッと寄せる。
「悪いおのこじゃ。わらわをこんなに夢中にさせるおのこは久しぶりじゃ。わらわの為に、毎日そなたの料理をつくってたもれ」
そう言って妖艶な顔で悪戯っぽく笑う。
それを見て、ナナとレイラがまた左右から俺の腕をギュッと抱きしめた。
「駄目!」
「そうよ、ユウキは私たちと一緒に暮らすの! それにうな重おかわり!」
「は……はは」
おいレイラ、もう食べたのかよ。
俺は苦笑しながらレイラにおかわりを作る。
「はぁああ! もうユウキ大好き!」
まあこんなに、喜んで食べてくれるレイラは可愛いよな。
もちろんナナやククルも。
白狼族の皆にも作ると喜んでくれた。
カレンさんは愉快そうに笑い、ゆっくりとうな重を味わった後、俺に言った。
「見事じゃ、ユウキ! 白狼族の長として、これほどの料理を振舞ってくれた料理人にはそれに相応しい礼をせねばならぬ。なんなりと言ってみるが良い。わらわに出来ることならば、全て叶えると約束しよう」
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