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320、精霊たちの伝承
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『俺、確かに見たんです。白王と呼ばれる精霊の王と二つの遺物のことを』
エイジは、エリスとメグと一緒に見た光景を事細かく話す。
白く巨大な竜、そして鍵と呼ばれる剣と封印と呼ばれる鞘。
それが一つになった時に現れた大剣。
『鍵と封印が一つになった時に、凄まじい力が放たれたんだ。そして、それを手にした男はその力を白王の力だって』
エイジの言葉に、ファルティーシアは目を見開く。
『白王……白く巨大な竜』
『ええ、何か知りませんか? ファルティーシアさん』
ファルティーシアは暫く考え込むと、エイジに答える。
『エイジ。もしかするとその白く巨大な竜というのは、我ら精霊族の伝承にある精霊王レークスフェルトのことかもしれません』
『レークスフェルト?』
エイジの問いにタイタンが答える。
『エイジ殿、我らの始祖よりの伝承の中にそう呼ばれる存在がいるのだ。雄々しい精霊の王、時にその姿は天翔ける竜のごとき光であったと』
ファルティーシアは、エイジを見つめるとタイタンの言葉に続けた。
『遥か太古には、私など到底及ばない力を持つ高位精霊たちがいたと聞きます。その一人とされているのが精霊王レークスフェルト、伝承によると人間達に知識を与え、精霊たちと共に暮らす楽園の礎を築いたと言われています』
『人間達に知識を?』
エイジの言葉にファルティーシアは頷く。
『あくまでも伝承ですが、彼はこの世界で一人の人間の女性を愛したといいます。二人の間には子が生まれたという、その血を引いた者が最初のルイーナの王となったといいいますが、それが真実なのかまでは分かりません』
『精霊王との子供、それがルイーナの王族ってことですか?』
『ええ、もしかすると白王というのは、彼ら王族が名付けたレークスフェルトへの敬称なのかもしれませんね』
タイタンはファルティーシアの言葉に同意すると。
『そうかもしれませんな。何しろ、滅びの日よりも前の話は、今ではよく分からぬことが多すぎます故』
『滅びの日……俺、昔ルイーナに悪い王様がいたって話を聞いたことがあるんです。もしかするとあいつが』
エイジはミーナから聞いた話を思い出す。
ファルティーシアは首を縦に振ると──
『貴方が見た男というのは、恐らくバルドデオス。ルイーナの最後の王といわれた男です』
『バルドデオス?』
エイジの問いに、ファルティーシアは答えた。
『ええ、傲慢で多くの民や精霊を苦しめたそうですが、それを諫めようとしたレークスフェルトを手にかけてその力を我がものにしたといいます。そして、彼の手によって世界は一度滅びかけたのだと。伝承がどこまで真実なのかは分かりませんが、貴方の話を聞く限りその男がバルドデオスと考えれば全てが納得がいきます』
(確かに、ミーナが言っていた悪い王様の話とも一致する。でも……だとしたら)
エイジは沸き上がって来た疑問をファルティーシアにぶつけた。
『俺、悪い王様の話を聞いたことがあるんですけど、その王様は民の為に立ち上がった英雄に倒されたって。そして再び平和が訪れた、そう聞いたんですけどそれは本当なんですか?』
もしそうなら、一体誰が、そうエイジは思った。
ファルティーシアは首を横に振る。
『さあ、そこまでは……確かに、人間達の間にはそんな神話が残っているとは聞きましたが。何しろその惨劇で、多くの精霊たちは死に絶えましたから。生き残ったのは寧ろ、人間達との関係が浅かった者達ばかりだとききます』
タイタンは言う。
『だが、そのような力を秘めた武器を持ち、さらには精霊王の血をも引いた男を倒したのだとしたら、それはただの人間だとは思えぬ』
(確かに……)
エイジは思う。
メグと見たあの映像。
あんな力とやり合える人間とは一体どんな人物だったのだろうか、と。
『リカルドさん……いや、リカルドは封印と鍵に興味を持っていたって、メグが』
エイジの言葉にタイタンも頷く。
『さもあろうな。自らそのレプリカと称する剣を振るって見せたのだから』
エイジはファルティーシアやタイタンを話して分かったことを、ラエサルたちに伝える。
皆一様に驚いた様子で──
「精霊王レークスフェルト、それが白王と呼ばれる者の正体だと言うのか」
「ええ、ラエサルさん。メグと一緒に見た映像とファルティーシアさんの話を考えると、間違いないかと」
ライアンがすっかり目を丸くして、ファルティーシアを見つめた。
「精霊と人間の子供ってほんとかよ、エイジ。いくらなんでも、おとぎ話だぜそれは。精霊にからかわれてるんじゃねえのか?」
ファルティーシアがムッとした顔をする。
ライアンの思念が分かりやすいのか、どうやらその意図が伝わった様子だ。
気が付くとエイジの首筋に白く美しい手がそっとかけられている。
思わず振り返るエイジ。
そこにいた人物の姿を見て、エイジは驚いた。
「……えっと? もしかしてファルティーシアさん?」
『ええ、そこの半獣人が疑うものですから』
半分エイジに体を預けるようにそこに立っているのは、ファルティーシアだ。
その美しさは変わらないが、精霊というよりは実体に近い。
微かに揺れる輪郭、注意深く見なければ精霊だとは分からないだろう。
そして、ライアンを睨むように見つめながらエイジに体を寄せる。
『力のある精霊ならば、人の姿をとるのも難しい話ではありません。その気になれば子供だってつくれますわ』
そう言ってエイジに体を寄せると、周りの皆にも実体があることを証明して見せる。
エイジと触れ合っているその体は女性特有の柔らかさとしなやかさ体現していた。
(はは、ファルティーシアさんて少し子供っぽいところあるよな)
先程訪ねた時は子供のように悪戯っぽく笑っていたし、とエイジは思う。
これがむしろ精霊らしさなのかもしれない。
特にライアンに見せつけるように、エイジに身を寄せるファルティーシアに苦笑するエイジ。
『あ、あのファルティーシアさん。それぐらいにしてもらえますか』
殺気すら感じさせる目で二人を見ているエリスに気が付いて、ファルティーシアは咳ばらいをするとエイジから離れた。
『何もあんな目で睨まなくても。エイジは、すっかりエリスの尻に敷かれているのですね』
『はは……』
エリスとリアナに強く手を引かれて、ファルティーシアから引き離されるエイジ。
誤解だと説明すると、二人はツンとして言った。
「どうだか!」
「エイジったら、まただらしない顔してたもの!」
タイタンも大きく咳ばらいをすると、ファルティーシアに言った。
『ファルティーシア様もお戯れが過ぎますぞ。エイジ殿、我らが人と子をなすことは今では禁じられておる。深すぎる人間との関係は滅びをもたらす、太古の経験からの戒めだな』
『それはそうですけど、タイタンは頭が固いですね』
そう言って舌を出すファルティーシアは、可愛らしい。
エリスのお蔭ですっかり元気になったようである。
そして、真顔に戻るとエイジに語り掛けた。
『エイジ、役に立つかは分かりませんが。貴方たちに一つ渡したいものがあります』
エイジは、エリスとメグと一緒に見た光景を事細かく話す。
白く巨大な竜、そして鍵と呼ばれる剣と封印と呼ばれる鞘。
それが一つになった時に現れた大剣。
『鍵と封印が一つになった時に、凄まじい力が放たれたんだ。そして、それを手にした男はその力を白王の力だって』
エイジの言葉に、ファルティーシアは目を見開く。
『白王……白く巨大な竜』
『ええ、何か知りませんか? ファルティーシアさん』
ファルティーシアは暫く考え込むと、エイジに答える。
『エイジ。もしかするとその白く巨大な竜というのは、我ら精霊族の伝承にある精霊王レークスフェルトのことかもしれません』
『レークスフェルト?』
エイジの問いにタイタンが答える。
『エイジ殿、我らの始祖よりの伝承の中にそう呼ばれる存在がいるのだ。雄々しい精霊の王、時にその姿は天翔ける竜のごとき光であったと』
ファルティーシアは、エイジを見つめるとタイタンの言葉に続けた。
『遥か太古には、私など到底及ばない力を持つ高位精霊たちがいたと聞きます。その一人とされているのが精霊王レークスフェルト、伝承によると人間達に知識を与え、精霊たちと共に暮らす楽園の礎を築いたと言われています』
『人間達に知識を?』
エイジの言葉にファルティーシアは頷く。
『あくまでも伝承ですが、彼はこの世界で一人の人間の女性を愛したといいます。二人の間には子が生まれたという、その血を引いた者が最初のルイーナの王となったといいいますが、それが真実なのかまでは分かりません』
『精霊王との子供、それがルイーナの王族ってことですか?』
『ええ、もしかすると白王というのは、彼ら王族が名付けたレークスフェルトへの敬称なのかもしれませんね』
タイタンはファルティーシアの言葉に同意すると。
『そうかもしれませんな。何しろ、滅びの日よりも前の話は、今ではよく分からぬことが多すぎます故』
『滅びの日……俺、昔ルイーナに悪い王様がいたって話を聞いたことがあるんです。もしかするとあいつが』
エイジはミーナから聞いた話を思い出す。
ファルティーシアは首を縦に振ると──
『貴方が見た男というのは、恐らくバルドデオス。ルイーナの最後の王といわれた男です』
『バルドデオス?』
エイジの問いに、ファルティーシアは答えた。
『ええ、傲慢で多くの民や精霊を苦しめたそうですが、それを諫めようとしたレークスフェルトを手にかけてその力を我がものにしたといいます。そして、彼の手によって世界は一度滅びかけたのだと。伝承がどこまで真実なのかは分かりませんが、貴方の話を聞く限りその男がバルドデオスと考えれば全てが納得がいきます』
(確かに、ミーナが言っていた悪い王様の話とも一致する。でも……だとしたら)
エイジは沸き上がって来た疑問をファルティーシアにぶつけた。
『俺、悪い王様の話を聞いたことがあるんですけど、その王様は民の為に立ち上がった英雄に倒されたって。そして再び平和が訪れた、そう聞いたんですけどそれは本当なんですか?』
もしそうなら、一体誰が、そうエイジは思った。
ファルティーシアは首を横に振る。
『さあ、そこまでは……確かに、人間達の間にはそんな神話が残っているとは聞きましたが。何しろその惨劇で、多くの精霊たちは死に絶えましたから。生き残ったのは寧ろ、人間達との関係が浅かった者達ばかりだとききます』
タイタンは言う。
『だが、そのような力を秘めた武器を持ち、さらには精霊王の血をも引いた男を倒したのだとしたら、それはただの人間だとは思えぬ』
(確かに……)
エイジは思う。
メグと見たあの映像。
あんな力とやり合える人間とは一体どんな人物だったのだろうか、と。
『リカルドさん……いや、リカルドは封印と鍵に興味を持っていたって、メグが』
エイジの言葉にタイタンも頷く。
『さもあろうな。自らそのレプリカと称する剣を振るって見せたのだから』
エイジはファルティーシアやタイタンを話して分かったことを、ラエサルたちに伝える。
皆一様に驚いた様子で──
「精霊王レークスフェルト、それが白王と呼ばれる者の正体だと言うのか」
「ええ、ラエサルさん。メグと一緒に見た映像とファルティーシアさんの話を考えると、間違いないかと」
ライアンがすっかり目を丸くして、ファルティーシアを見つめた。
「精霊と人間の子供ってほんとかよ、エイジ。いくらなんでも、おとぎ話だぜそれは。精霊にからかわれてるんじゃねえのか?」
ファルティーシアがムッとした顔をする。
ライアンの思念が分かりやすいのか、どうやらその意図が伝わった様子だ。
気が付くとエイジの首筋に白く美しい手がそっとかけられている。
思わず振り返るエイジ。
そこにいた人物の姿を見て、エイジは驚いた。
「……えっと? もしかしてファルティーシアさん?」
『ええ、そこの半獣人が疑うものですから』
半分エイジに体を預けるようにそこに立っているのは、ファルティーシアだ。
その美しさは変わらないが、精霊というよりは実体に近い。
微かに揺れる輪郭、注意深く見なければ精霊だとは分からないだろう。
そして、ライアンを睨むように見つめながらエイジに体を寄せる。
『力のある精霊ならば、人の姿をとるのも難しい話ではありません。その気になれば子供だってつくれますわ』
そう言ってエイジに体を寄せると、周りの皆にも実体があることを証明して見せる。
エイジと触れ合っているその体は女性特有の柔らかさとしなやかさ体現していた。
(はは、ファルティーシアさんて少し子供っぽいところあるよな)
先程訪ねた時は子供のように悪戯っぽく笑っていたし、とエイジは思う。
これがむしろ精霊らしさなのかもしれない。
特にライアンに見せつけるように、エイジに身を寄せるファルティーシアに苦笑するエイジ。
『あ、あのファルティーシアさん。それぐらいにしてもらえますか』
殺気すら感じさせる目で二人を見ているエリスに気が付いて、ファルティーシアは咳ばらいをするとエイジから離れた。
『何もあんな目で睨まなくても。エイジは、すっかりエリスの尻に敷かれているのですね』
『はは……』
エリスとリアナに強く手を引かれて、ファルティーシアから引き離されるエイジ。
誤解だと説明すると、二人はツンとして言った。
「どうだか!」
「エイジったら、まただらしない顔してたもの!」
タイタンも大きく咳ばらいをすると、ファルティーシアに言った。
『ファルティーシア様もお戯れが過ぎますぞ。エイジ殿、我らが人と子をなすことは今では禁じられておる。深すぎる人間との関係は滅びをもたらす、太古の経験からの戒めだな』
『それはそうですけど、タイタンは頭が固いですね』
そう言って舌を出すファルティーシアは、可愛らしい。
エリスのお蔭ですっかり元気になったようである。
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