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2巻

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 1、プロローグ


 アルディエントれき一八七六年、一人の若者がこの地に現れた。
 その男の名はルオ・ファルーディア。
 魔力すら持たぬとされる第五等魔法格として生まれ、公爵家こうしゃくけ嫡男ちゃくなんでありながらも無能なクズだと言われ、家を追われた少年だ。
 だが、彼はただの少年ではなかった。
 前世では日本人であり、優れた才能を持つ若き数学者だったのである。
 彼は十年の時をついやして、己の中に眠る、強大だが常人には決して使いこなすことが出来ない力――劣等魔力の謎を解き明かした。そして、魔導と前世の教養を組み合わせた数学的魔導術式『神言語しんげんご』によって、それを制御するに至る。
 ルオはその後、騎士爵家きししゃくけ令嬢れいじょうフレアと協力して素性すじょうを偽り、士官学校に入学する為の実戦式戦闘術試験に挑み、次々と強敵を打ち破っていった。魔法格が全てと言われるアルディエントの常識をくつがえし、国を手に入れる為に。
 そんな中、同じように魔法格による支配に疑問を持ち、彼に手を貸したのは美しい王女エミリアである。
 彼女たちの協力を得てついにルオは、この国で最強の英雄であり、彼に無能の烙印らくいんを押した父ゼギウスとの決戦にのぞむ。
 その戦いで、かつてこの地を蹂躙じゅうりんしたという、魔神まじんデュランスベインの力を宿す闇の神具しんぐさえも打ち砕いたルオ。
 それは、傲慢ごうまんな国王や高位貴族たちによる絶対的な支配をも崩した瞬間であった。
 人々は若き英雄の誕生にき立ち、彼は英雄帝レヴィンの再来と呼ばれ、大国アルディエントの新しき王となる。
 それから程なく──


 アルディエント西方せいほう、ヴァルフェント公爵領。

「ふざけるな! 何が新国王だ、俺は認めぬぞ。ルオ・ファルーディアだと? 奴は十年前、魔力もない無能者だと父親にさえ見捨てられたゴミクズではないか!?」

 西方の大領主であるヴァルフェント公爵は、怒りを込めてそう声を上げた。
 一万もの私兵を集め、その先頭で大剣を手に取ると天にかざす。

「第五等魔法格のクズが、第一等魔法格に生まれた者に逆らうなど決して許されぬ愚行ぐこうだと、教えてやらねばならぬ。神具とも呼べるこの大剣バルベオスにかけて!」

 ヴァルフェント公爵のその声に、傍にいる側近の一人が怯えたように声をかける。

「し、しかし、公爵閣下かっか。新王ルオ・ファルーディアはあのゼギウスを倒したとか。三英雄の筆頭、この国最強の男を……」

 その瞬間──

「馬鹿めが!!」

 ヴァルフェント公爵の怒声と共に、側近の首はねられた。
 兵士たちは公爵の体から立ち上る強大な魔力と怒気どきに息をのむ。
 そして、ヴァルフェントは嘲笑あざわらった。

怖気おじけづきおって! 臆病者には用はない。三英雄だと? 俺がその気になれば、とうに三英雄になどなれておったわ。ゼギウスが敗れ去ったのは、結局奴はうつわではなかったということよ」

 肥大化ひだいかした自尊心じそんしんと傲慢さが溢れた額に、ある印が浮かび上がった。
 聖印せいいんと呼ばれる第三の瞳だ。魔導の奥義おうぎの一つである。
 それは漆黒に染まっていくと、手にした大剣にも黒い炎が宿っていく。
 強い属性を帯びた聖印は色を得て、魔聖眼ませいがんという名のさらに恐るべき力に変化するのだ。

「見よ、この魔剣バルベオスを! 数々の英雄を輩出はいしゅつした名高なだかきヴァルフェント家の秘宝よ。いずれ機を見てゼギウスの寝首をかいてやろうと思っていたが、奴が死んだのであれば丁度いい。国王の座を簒奪さんだつしたルオ・ファルーディアをめっし、この我こそがアルディエントの王となってくれるわ!」

 兵士たちはヴァルフェントの強大な魔力に怯えながら、その後に続く。
 すると、目の前に村が見えてきた。小さな農村だ。
 ヴァルフェントの傍に仕える騎士の一人が主に尋ねる。

「公爵閣下、どうやら進軍先に村があるようです。迂回うかいいたしましょう」

 騎士の言葉にヴァルフェントは笑いながら答える。

「何故だ?」
「は? な、何故だとは……」

 このまま進めば、村の田畑を踏み荒らすことになり、幼子おさなごや老人がいる家は逃げ遅れ、死人が出るだろう。
 だが、ヴァルフェントはそれを意に介する様子もない。

「平民など我らに尽くす為のクズどもではないか? そんなことも分からんのか。俺が王となる尊き進軍を邪魔するものは、踏みつぶし焼き払えば良いのだ。逆らうのであれば、貴様も先程の愚か者のようになるぞ。ふは! ふははは!!」

 ヴァルフェントの言葉に、騎士は先程の首を刎ねられた男のことを思い出し、身を震わせる。
 そして、声を上げた。

「そ、そのまま進軍せよ! あの村を焼き払え! 公爵閣下がそうお望みだ」

 側近の騎士の声に、兵士たちは村に先行すると、進軍の妨げにならぬよう家に魔法で火を放ち始める。

「そうだ。クズどもなどいくら死んでもどうということはない。尊いのはこの俺のような選ばれし者だけなのだ」

 逃げ惑う村人たちの姿を満足げに眺めながら笑うヴァルフェント。
 その視線の先に、幼い子を抱いて逃げ遅れた親子の姿があった。
 母親は娘を抱いて、必死に周囲の兵士に懇願こんがんする。

「ど、どうかお助けください。せめてこの子だけでも!」

 大きな獣耳と尻尾が特徴的なその姿は、獣人族だ。
 一年ほど前、彼らの王国であるルディーリアが戦火にい、その避難民たちがこのアルディエントにも小さな集落を作って暮らしていた。
 腕に抱いた娘はまだ五歳にも満たないだろう。
 母親は必死に娘を守ろうとしている。
 それを見てヴァルフェントは残忍な顔で笑った。

「何かと思えば、ケダモノどもの村ではないか。くくく、気が変わった……殺せ」
「は?」

 兵士たちは思わず問い返す。

「聞こえなかったのか? 皆殺しにせよと言っている。これから始まる戦いのいい景気づけになるというものよ」

 あまりの言葉に兵士たちも一瞬、動揺の色を隠せなかったが、逆らえばどうなるのかは、先程首を刎ねられた男が示している。
 ヴァルフェントは笑いながら命じた。

「どうした? やれと言っておる、聞こえぬのか!?」

 兵士たちは剣を抜くと、怯える獣人の母娘に切っ先を向けた。
 幼い少女は泣き始める。

「うえ、うぇえええん! ママぁ」
「ああ、エマ……」
(神よ、私はどうなってもかまいません。どうかこの子だけは、エマだけはお救いください!)

 母親はしっかりと娘を抱きしめながら天に祈った。
 助けなど来るはずもない。
 自分たちに訪れるのは、逃れることの出来ない死だと分かっていながら。
 その時──
 一体どこから現れたのだろうか。
 気が付くと、エマと母親の前には一人の少年が立っていた。
 美しいブロンドの髪をなびかせ、たたずんでいる。
 その瞳に宿るのは、まるで氷のように青く燃え上がる炎。
 幼子を抱く母親は、自分たちに突き立てられるはずだった兵士の剣先が、地面に落ちていくのを見た。まるで何者かに切り落とされたかのように。
 だが、目の前の少年は腰に提げた剣を抜いてはいない。
 彼を前に兵士たちは後ずさり、ヴァルフェントは叫んだ。

「き、貴様何者だ!?」

 青い目をした少年は静かに答える。

「貴様のような外道げどうに名乗る名などない」

 それを聞いてヴァルフェントの目は怒りに血走っていく。
 そしてまるで獣のようにえた。

「おのれ、貴様! この俺を誰だと思っている! 尊いこの俺によくもそのような口を! 殺せ、この下郎げろうを今すぐに焼き尽くせ!!」

 ヴァルフェントの凄まじい怒気に押されるように、一万の大軍勢の前列から一斉に火炎魔法が放たれた。
 恐ろしいほどの数の火炎が、一斉に少年と母娘に襲い掛かる。
 ヴァルフェントは哄笑した。

「ふは! ふははは! 愚か者めが。何者かは知らぬが、獣どもと共に灰となるが良い」

 無数の紅蓮ぐれんの炎が彼らを焼き尽くすと思われたその時──
 少年はこともなげに、指先を炎に向ける。
 と、同時に兵士たちは、放った火炎がことごとく何かに貫かれて凍り付いていくのを見た。
 それをなしたのは、少年が放った無数の氷のやいばである。
 あり得ない光景だ。
 数千にも及ぶ火炎が、それと同数の氷の刃に貫かれ、青く凍り付き、砕け散っていく。その中をゆっくりと歩く少年。


「その男と共に地獄に行きたい者は前に出ろ。そうでなければ、道を空けることだ」

 少年の瞳はヴァルフェントを射抜いており、額には青く輝く聖印が浮かび上がっていく。
 それを見て、兵士たちは思わず後ずさる。
 そして、怯えたように口を開いた。

「青く燃え上がる炎、氷と炎の魔聖眼を持つ男……ま、まさか!」

 兵たちが、一人の男を恐れるようにして道を空けていく。男とヴァルフェントが一直線に結ばれる。
 その間を悠然と進む少年の姿を、獣人の母娘は見つめていた。
 そんな母娘の傍に一人の少女が駆け寄る。
 まるで赤い薔薇ばらのようにあでやかな髪を靡かせた少女だ。

「もう大丈夫よ!」

 彼女は母娘を守るように前に立つと剣を構えた。
 さらに、村から立ち上る煙の中から、白い鎧を身にまとった騎士団が現れる。
 先頭にいるのは、美しい女エルフだ。

「どうやら間に合ったようだね。まったく、一万の軍勢の真っただ中に一人で先行するなんて、相変わらず大胆なことをする坊やだ。いいかい、みんなよく聞きな! 村人を守りながら全軍臨戦態勢に入れ」

 彼女は、敵の軍勢に対峙しながら、村民を守る配置を命ずる。
 そしてヴァルフェントに言い放つ。

「ヴァルフェント公爵。観念かんねんすることだね。この周囲はもう王国の騎士団が固めてある。王国の守護天使の名にけて、お前のような奴を許すわけにはいかないんだよ!」

 そう言って鮮やかに剣を構えるエルフの女騎士の姿に、ヴァルフェント軍の兵士たちは動揺の声を上げる。

「あれはディアナ・フェルローゼ!」
「王国の守護天使だと」

 そして、改めてヴァルフェントの前にやってくる少年を見つめた。

「では、このお方は……」
「ああ、間違いない。新王ルオ・ファルーディア陛下へいかだ!」

 幼い子供さえ首を刎ねよと命じた主と、その幼子を守ろうとした少年を見比べる兵士たち。
 どちらに従うべきか、戸惑いのどよめきが広がっていく。
 その光景に、ヴァルフェントは怒りの咆哮ほうこうを上げた。

「おのれ! この役立たずどもが!!」

 ヴァルフェントが手にした魔剣バルベオスに、凄まじい魔力が集まっていく。
 黒い炎に包まれていく大剣のおぞましさに、兵士たちは後ずさる。
 それでもなお、自分に向かって進んでくるルオをヴァルフェントは嘲笑した。

「この力が分からんとはな。やはり貴様など第五等魔法格のクズに過ぎん! ゼギウスなど、俺がその気になればこの神具――魔剣バルベオスで一刀両断しておったわ!!」

 ルオはヴァルフェントの前に立つと、静かに口を開いた。

「神具だと? やってみろ。貴様などゼギウスの小指ほどの力もない」
「な! なんだと小僧! この馬鹿が、死ねぇええい!!」

 怒りに満ちた叫びと共に、凄まじい勢いで魔剣バルベオスが振り下ろされた。
 そこに込められた魔力は何者をも焼き尽くし、両断するだろう。
 勝利を確信したヴァルフェントの傲慢な顔。
 だが──
 そこにいる兵士たちは皆見惚みとれた。
 振り下ろされたヴァルフェントの大剣の上に立つ、少年王の姿に。
 あの斬撃をどうやってかわしたのか、それに、剣の上にまるで羽根のように身を乗せるなどあり得ない。
 まさに神技だ。
 魔剣バルベオスがまとう黒い炎は凍り付き、いつの間にか抜かれたルオの剣が、ヴァルフェントの額の漆黒の魔聖眼に突き付けられていた。

「馬鹿な! こんな馬鹿な!?」
「言ったはずだぞ。お前が行くのは地獄だとな」

 まるで絶対零度ぜったいれいどおりに封じられるがごとく、ゆっくりとヴァルフェントは凍り付いていく。

「終わりだ。ヴァルフェント」
「おのれ! おのれぇえええ!!」

 怒りに満ちた断末魔だんまつまを残してその氷は砕け散った。
 魔剣バルベオスは地面に転がり、辺りには静寂が広がっていく。
 ディアナがヴァルフェントの軍勢に向かって宣告する。

「あんたたちは、どうするんだい? 選ぶんだね。坊やに従うか、それとも死んだ主の後を追うかを」

 王国の守護天使の言葉に、彼らは一人、また一人とその武器を地面に投げ捨てていく。
 もはや彼らの顔に戦意などない。
 無慈悲むじひなヴァルフェントの姿を見て、どちらに従うべきかをとうに悟っていたのだ。

「お、俺は嫌だ! 女や幼子にまで手をかけるなど」
「ああ、そうだ……そのようなこと、人がすることではない」

 兵士たちは次々にルオの前に膝をついた。

「陛下、どうか愚かな我らをお許しくださいませ」
「我らは、ルオ様に従います」

 ルオは頷くと、きびすを返した。
 そして、我が子を守る為に必死に身をていした獣人の母親を見つめる。

「安心するがいい。貴方達は、俺が王として責任を持って保護しよう」

 思いがけないルオの言葉に彼女は涙した。
 獣人であることで彼女たちは、この領地で差別を受け続けていたからだ。
 滅んだ国の民として、行先さえ定まらずに転々としながら。

「ありがとうございます! ありがとうございます! 陛下、私はミレーヌ。この子はエマと申します」

 エマは自分と母を救ってくれた少年を見つめる。
 先程まで戦っていた時とはまるで別人のような優しい笑顔に、小さな手を差し伸べた。
 彼女の愛らしく大きな瞳と獣耳に、二人を守りながら傍にいたフレアも思わず笑みを浮かべる。
 そしてルオに言った。

「ルオ、村人やこの子たちを連れて、一度公爵領との境にある騎士団の駐留地に戻りましょう。エミリア様もきっと心配しておられるわ」
「そうだな、そうするとしよう」

 ルオはフレアに答えると、村人たちを保護した後、全軍に撤退を命じた。
 騎士団とルオに投降した兵士たちが次第にその場を去っていく。
 後に残されたのはルオとフレア、そしてディアナだ。
 ディアナは、ヴァルフェントが残した魔剣バルベオスを拾い上げる。
 それから呟いた。

「魔剣バルベオスか。ヴァルフェントはこれを神具などと言っていたが、とてもゼギウスが使っていた闇の神具デュランスベインとは比較にならないね。あの時のゼギウスの言葉、あれはただのたわごとだったのか、それとも……」

 真剣な表情になっていくディアナを見て、ルオが声をかける。

「どうしたディアナ? 行くぞ」
「あ、ああ、そうだね坊や。いや、ルオ陛下」

 不安を誤魔化すかのようにそう言ったディアナに対して、ルオは肩をすくめる。

「好きに呼べばいい。その方があんたらしいからな」

 それを聞いてディアナは笑う。

「坊やのそういうところが好きなのさ。ふふ、存外年下も悪くないね」

 わざとしなを作ってルオに身を寄せてみせるディアナ。鎧の上からでも分かる大きな胸がルオの腕に押し当てられる。
 それをフレアが横目で睨んだ。

「はぁ? まったく、このエロエルフは。ルオから離れなさいよ!」
「失礼だね。いいじゃないか。好きな男にアタックするのは自由だろ?」

 そして、フレアの胸を見ると笑みを浮かべる。

「それとも成長しない胸が気になって、あんたはアタック出来ないのかい?」
「はぁあああ!? こ、殺すわよ!!」

 剣を抜きかけそうなフレアと彼女をからかうディアナを尻目に、ルオは歩き始める。
 彼が口笛を吹くと、少し離れた場所で待っていた見事な白馬が駆け寄り、それに騎乗した。

「やれやれだな。先に行くぞ」

 その後を、赤毛の馬に飛び乗ってフレアが追う。

「ちょ! 待ちなさいよルオ。あんた今、私の胸とディアナのを見比べたでしょ?」
「さあな」
「さあなって何よ! 待ちなさいって言ってるでしょ」

 ディアナは若い二人の背中を眺めながら笑みを浮かべる。
 そして、もう一度手にした魔剣を見つめた。

「神具を持つ者が他にもいるというゼギウスのあの言葉。もしも本当であれば、捨ておけない話だ。私の取り越し苦労ならいいんだけどね」

 ディアナはそう呟くと、肩をすくめて二人の後を追った。


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