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SS
SS、森の宝石のジャムとウィンディーネ 前編
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俺とアクアリーテが、森の宝石を採りに行ってひと騒動起きた翌日のこと。
最近寝不足だった俺がぐっすりと眠っていると、ゆさゆさと誰かが体を揺さぶった。
「ん……んん。なんだ?」
ゆっくりと目を開けると、アクリアーテが水の精霊を抱きかかえてそわそわとしながら俺を見つめている。
「おはよう、アクアリーテ。どうしたんだ?」
「えへへ、おはようジーク。あのね、アデラが今からパンを作るんだって! だからジークを起こしてきなさいって」
「へえ! 久しぶりだな、この小屋でパンを作るなんて」
俺がそう言うとアクアリーテは嬉しそうに大きく頷いた。
「昨日、アデラが森の宝石でジャムを作ってくれたでしょ? だから美味しいパンを焼いて、ジャムを塗って食べようって」
「それは美味そうだな!」
昨日俺たちは、エルフの森にしか実らない特別な苺を採ってきたのだが、ちょっとしたトラブルがあって少し潰れちまったんだよな。
苺自体は最高の味だったし、それをアデラがジャムにしてくれたんだ。
鍋に入れてジャムをつくるアデラを、アクアリーテが目を輝かせて見ていたのを思い出す。
そうこうしている内にアデラが俺を呼びにきた。
「ジーク! 何やってるんだい、早く来な。働かざる者食うべからずだよ。アクアリーテを連れて、外の泉で顔と手を洗ってきな。後は水汲みとミルクも絞ってもらわなきゃね」
銀髪を靡かせて、そう言ったアデラはまるで俺たちの母親のようだ。
ハイエルフ特有の美貌と煌めく銀髪が、朝日に照らし出されて美しい。
小屋には牛を一頭飼える小さな牛舎があって、そこにはここでの生活の為にアデラが牛を一頭連れてきている。
いつも新鮮なミルクが手に入るのはありがたいものだ。
「分かったよ、アデラ! 腹減ってるんだ、朝飯抜きは勘弁してくれよ」
そう俺が泣き言を言うと、アデラとアクアリーテは顔を見合わせて笑う。
俺はアクアリーテを連れて外に出ると、小屋のすぐ傍にある綺麗な湧き水で出来た泉に向かった。
アクアリーテが手を洗おうとすると、その拍子に腕に抱きかかえていた水の精霊がぴょんと泉の中へとダイブする。
「あ! 精霊さん!!」
泉と同化してしまったかのように水の精霊が姿を消してしまうと、アクアリーテはしょんぼりと項垂れる。
「ジーク……精霊さん、いなくなっちゃった」
「そうでもないみたいだぞ、見ろよアクアリーテ」
俺の言葉に再び顔を上げた彼女は、泉の中央で輝く光を見つめている。
「ふあ! ジーク、あれ見て!!」
「ああ、どうやら俺たちの為に、美味い水を湧き出させてくれてるみたいだな」
その光を中心に、水が勢い良く湧きだし泉を煌めかせていく。
そしてそれが終わると、また泉からぴょんとアクアリーテの傍に精霊が飛び出してきた。
「精霊さん!」
「はは、パン作りをするからってこいつも張り切ってるみたいだな」
「うん! ジーク」
俺たちは手を清めると、泉の水を桶にくむ。
そして、牛舎に行って新鮮なミルクを絞った。
「牛さんありがとう!」
「ウモ~!!」
アクアリーテのお礼に牛は鳴き声で応える。
俺もその頭を撫でた。
「いつもありがとな!」
新鮮なミルクの礼を言った後、俺たちは水が入った桶とミルクが入った入れ物をそれぞれ小屋の中へと運ぶ。
「アデラ、水とミルク持ってきたよ」
「ああ、こっちも準備は出来てるよ。始めるとするか」
小屋の中では、アデラが待っていて俺たちからミルクを受け取ると、卵やバターを用意してパンの生地を作り始める。
「いい匂い!」
バターの香りが小屋の中に漂っている。
まるでパン工房のような匂いにアクアリーテは嬉しそうにそう言った。
俺とアデラで生地を練り上げて、発酵させる。
丸めた生地の表面に膜は艶やかで、発酵すると中にガスが溜まってぷっくりと膨らんできた。
それを見て、アクアリーテはアデラを見上げて嬉しそうに笑う。
「おっきくなってきたね!」
「ああ、アクアリーテ」
水の精霊は膨らんだ生地を真似るようにアクアリーテの腕の中で丸くなっている。
アデラはそれを眺めながら言った。
「飽きたら泉に戻るかと思ったら、すっかりアクアリーテが気に入ったみたいだね」
そして、少し考えこむと提案した。
「アクアリーテ、あんたがよければこの精霊と契約してみるかい? ずっと一緒にいたそうだからね」
「ほんとに!? アデラ、私、この子とずっと一緒にいたい!」
「そうかい、生地がしっかり発酵するまでまだ少し時間があるし、その間にやってみるとするか」
「うん!!」
アデラはいつものようにアクアリーテに魔法の術式を教えていく。
難しそうな顔で頷きながら、アクアリーテはアデラが描く魔法陣を真似ていった。
「えっと……えっと、これで大丈夫だよね」
まだ文字を覚えて日が浅い彼女が描く魔法陣は少し不格好だが、でも心を込めて描いてたのが分かる。
アデラはアクアリーテに言った。
「その魔法陣の中央に精霊を置いてご覧。そして、この子の名前を聞くんだ。契約するためには、名前を打ち明けてもらう必要があるからね。しっかりとその声を聞き取るんだ」
「うん! アデラ、やってみる」
アクアリーテは頷くと、精霊を大事そうに魔法陣の中央に置くと撫でた。
そして、尋ねる。
「精霊さん、私に名前を教えて」
何かを伝えようとしているのか、ぷるぷると震える精霊の姿。
アクアリーテは集中して目を閉じると、手を精霊の体に添えて必死にそれを聞き取ろうとしている。
暫くするとアクアリーテは目を開けて嬉しそうにアデラに告げた。
「アデラ! この子、ウィンディーネって言うんだって」
「よくやったね。さあ、契約を結ぶんだ」
「うん!」
アクアリーテは精霊に問いかける。
「精霊さん。ううん、ウィンディーネ! 私と契約して。ずっと一緒にいたいの!」
その瞬間、膨大な魔力がアクアリーテの体から溢れると魔法陣を青く輝かせる。
俺とアデラは思わず目を大きく見開いた。
「これは……」
「ああ、アデラ!」
まるでアクアリーテの魔力が導くように、水の精霊は強く輝く。
そして、その力を覚醒させるかのように姿が変っていくのを俺たちは見つめていた。
─────
いつもご覧頂きましてありがとうございます!
今日から新連載作品を掲載することにしました。
タイトルは【ダブル魔眼の最強術師! ~前世は散々でしたが、せっかく転生したので今度は最高の人生を目指します!~】になります。
下のリンクから作品ページに飛べるようにしてありますので、良かったらご覧くださいね!
ずっと以前に書いた作品なのですが古いパソコンを触っていたら見つけて、当時こんな作品を書いてたんだって自分でも思い出してどうせなら皆さんにも見て頂こうかなと思いまして。
少しだけ手直しをして今回公開させて頂きます。
先程8話程度公開しておきましたので楽しくご覧頂ければ嬉しいです!
それでは今後ともよろしくお願いします!
最近寝不足だった俺がぐっすりと眠っていると、ゆさゆさと誰かが体を揺さぶった。
「ん……んん。なんだ?」
ゆっくりと目を開けると、アクリアーテが水の精霊を抱きかかえてそわそわとしながら俺を見つめている。
「おはよう、アクアリーテ。どうしたんだ?」
「えへへ、おはようジーク。あのね、アデラが今からパンを作るんだって! だからジークを起こしてきなさいって」
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俺がそう言うとアクアリーテは嬉しそうに大きく頷いた。
「昨日、アデラが森の宝石でジャムを作ってくれたでしょ? だから美味しいパンを焼いて、ジャムを塗って食べようって」
「それは美味そうだな!」
昨日俺たちは、エルフの森にしか実らない特別な苺を採ってきたのだが、ちょっとしたトラブルがあって少し潰れちまったんだよな。
苺自体は最高の味だったし、それをアデラがジャムにしてくれたんだ。
鍋に入れてジャムをつくるアデラを、アクアリーテが目を輝かせて見ていたのを思い出す。
そうこうしている内にアデラが俺を呼びにきた。
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銀髪を靡かせて、そう言ったアデラはまるで俺たちの母親のようだ。
ハイエルフ特有の美貌と煌めく銀髪が、朝日に照らし出されて美しい。
小屋には牛を一頭飼える小さな牛舎があって、そこにはここでの生活の為にアデラが牛を一頭連れてきている。
いつも新鮮なミルクが手に入るのはありがたいものだ。
「分かったよ、アデラ! 腹減ってるんだ、朝飯抜きは勘弁してくれよ」
そう俺が泣き言を言うと、アデラとアクアリーテは顔を見合わせて笑う。
俺はアクアリーテを連れて外に出ると、小屋のすぐ傍にある綺麗な湧き水で出来た泉に向かった。
アクアリーテが手を洗おうとすると、その拍子に腕に抱きかかえていた水の精霊がぴょんと泉の中へとダイブする。
「あ! 精霊さん!!」
泉と同化してしまったかのように水の精霊が姿を消してしまうと、アクアリーテはしょんぼりと項垂れる。
「ジーク……精霊さん、いなくなっちゃった」
「そうでもないみたいだぞ、見ろよアクアリーテ」
俺の言葉に再び顔を上げた彼女は、泉の中央で輝く光を見つめている。
「ふあ! ジーク、あれ見て!!」
「ああ、どうやら俺たちの為に、美味い水を湧き出させてくれてるみたいだな」
その光を中心に、水が勢い良く湧きだし泉を煌めかせていく。
そしてそれが終わると、また泉からぴょんとアクアリーテの傍に精霊が飛び出してきた。
「精霊さん!」
「はは、パン作りをするからってこいつも張り切ってるみたいだな」
「うん! ジーク」
俺たちは手を清めると、泉の水を桶にくむ。
そして、牛舎に行って新鮮なミルクを絞った。
「牛さんありがとう!」
「ウモ~!!」
アクアリーテのお礼に牛は鳴き声で応える。
俺もその頭を撫でた。
「いつもありがとな!」
新鮮なミルクの礼を言った後、俺たちは水が入った桶とミルクが入った入れ物をそれぞれ小屋の中へと運ぶ。
「アデラ、水とミルク持ってきたよ」
「ああ、こっちも準備は出来てるよ。始めるとするか」
小屋の中では、アデラが待っていて俺たちからミルクを受け取ると、卵やバターを用意してパンの生地を作り始める。
「いい匂い!」
バターの香りが小屋の中に漂っている。
まるでパン工房のような匂いにアクアリーテは嬉しそうにそう言った。
俺とアデラで生地を練り上げて、発酵させる。
丸めた生地の表面に膜は艶やかで、発酵すると中にガスが溜まってぷっくりと膨らんできた。
それを見て、アクアリーテはアデラを見上げて嬉しそうに笑う。
「おっきくなってきたね!」
「ああ、アクアリーテ」
水の精霊は膨らんだ生地を真似るようにアクアリーテの腕の中で丸くなっている。
アデラはそれを眺めながら言った。
「飽きたら泉に戻るかと思ったら、すっかりアクアリーテが気に入ったみたいだね」
そして、少し考えこむと提案した。
「アクアリーテ、あんたがよければこの精霊と契約してみるかい? ずっと一緒にいたそうだからね」
「ほんとに!? アデラ、私、この子とずっと一緒にいたい!」
「そうかい、生地がしっかり発酵するまでまだ少し時間があるし、その間にやってみるとするか」
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アデラはいつものようにアクアリーテに魔法の術式を教えていく。
難しそうな顔で頷きながら、アクアリーテはアデラが描く魔法陣を真似ていった。
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「うん! アデラ、やってみる」
アクアリーテは頷くと、精霊を大事そうに魔法陣の中央に置くと撫でた。
そして、尋ねる。
「精霊さん、私に名前を教えて」
何かを伝えようとしているのか、ぷるぷると震える精霊の姿。
アクアリーテは集中して目を閉じると、手を精霊の体に添えて必死にそれを聞き取ろうとしている。
暫くするとアクアリーテは目を開けて嬉しそうにアデラに告げた。
「アデラ! この子、ウィンディーネって言うんだって」
「よくやったね。さあ、契約を結ぶんだ」
「うん!」
アクアリーテは精霊に問いかける。
「精霊さん。ううん、ウィンディーネ! 私と契約して。ずっと一緒にいたいの!」
その瞬間、膨大な魔力がアクアリーテの体から溢れると魔法陣を青く輝かせる。
俺とアデラは思わず目を大きく見開いた。
「これは……」
「ああ、アデラ!」
まるでアクアリーテの魔力が導くように、水の精霊は強く輝く。
そして、その力を覚醒させるかのように姿が変っていくのを俺たちは見つめていた。
─────
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