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SS
SS、エルフの森の赤い宝石 前編
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俺がアデラとエルフの森で暮らし始めて少し経った頃、魔法が使えないことで仲間たちにいじめられていたアクアリーテに森で出会った。
両親を亡くし森で一人で暮らしていたアクアリーテと俺たちは一緒に暮らし始めた。
俺が十三歳、アクアリーテがまだ十一歳の頃の話だ。
「いいかい、アクアリーテ。ここの文字はこう読むんだ」
「えっと……うん! アデラ」
俺の修行の為に使っていた森にある小屋の中で、アクアリーテは大きな目でじっとアデラが書いたエルフの魔法言語を見つめながら頷く。
「じゃあ、次は同じようにこの紙に書いてみな」
「うん!」
そして、アデラが書いたのと同じように文字を紙に描いた。
まだたどたどしいが、アクアリーテが頑張って書いたのが分かる。
普段使う言葉とは違って魔法言語は難しいからな。
それは小さな魔法陣になっていて、アクアリーテが描き切ると青い光を帯びた。
「ふわ!!」
自分が描いた文字が青く輝くのを見て、思わず驚きの声を上げるアクアリーテ。
彼女が描いた魔法陣の上には、いつの間に現れたのか小さなスライムのような生き物が乗っている。
アデラはそれを見て少し驚いたようにアクアリーテを見た。
「こいつは驚いたね。確かにこれは精霊召喚の魔法陣だけど、アクアリーテの魔力に反応して勝手に精霊が出てくるなんてね」
俺はアデラに尋ねる。
「精霊? 小さなスライムみたいだけどこいつは精霊なのか、アデラ」
「ああ、水の精霊さ。この小屋の外に小さな泉があるだろう? 多分そこに住んでる精霊だろうね。水の精霊にしては小さいが、成長したら高位精霊になるものもいるぐらいさ。舐めちゃいけないよ」
確かに小屋の外には澄んだ水を湛えた小さな泉がある。
「水の精霊か、凄いぞアクアリーテ!」
俺がそう言うとアクアリーテは嬉しそうに笑った。
「えへへ」
アデラはアクアリーテの頭を撫でながら言った。
「アクアリーテ、あんたには才能がある。特に水の魔法については天賦の才があるようだ。昨日までに教えた魔法も、水魔法については教えた日に使いこなせるようになっていたからね」
「てんぷのさい?」
そう言って首を傾げるアクアリーテの傍で、水の精霊もぷるんと揺れた。
アデラはそれを見て笑いながら答える。
「頑張れば、凄い魔法使いになれるってことさ」
それを聞いて、アクアリーテは目を輝かせる。
「ほんとに? でも、私、みんなに魔法が使えない役立たずだって……」
俺がアクアリーテと出会った時、悪ガキどもがそう言って彼女をいじめていた。
それを思い出したのだろう。
今度はしょんぼりとうなだれて大きな瞳に涙を浮かべる。
俺はアクアリーテに言った。
「そんなこと、あいつらが勝手に言ってたことだろう。アクアリーテには才能がある。アデラがそう言うんだから間違いないさ!」
アクアリーテは魔法を学ぶ機会がなかっただけだ。
あいつらが見たらきっと驚くだろう。
俺の言葉にアクアリーテは水の精霊をギュッと胸に抱きしめて嬉しそうに笑った。
「うん! ジーク、私頑張る。アデラ、ありがとう!」
幸せそうなアクアリーテの姿に、俺とアデラは顔を見合わせて笑顔になった。
アクアリーテは俺たちに言う。
「アクアも頑張ってジークと一緒に倒魔人になるの!」
「はは、頼もしいねアクアリーテ。でも、それにはもっと修行を積まないとね。それから考えればいいことさ」
「うん! アデラ」
嬉しそうなアクアリーテの周りを、彼女の腕からぷよんと床へとおりた水の精霊がぴょんぴょんと飛び跳ねている。
「さてと、ジーク。私は少し仕事で出かけてくるからね。夕方には帰れると思うけど、それまでアクアリーテを頼んだよ。それから森での修行もさぼらないようにね」
「ああ、分かってるさ。アデラ」
そういえば、昨日、小屋に人が来てアデラと話をしていた。
倒魔人としての仕事の依頼だろう。
身支度をするアデラを心配そうに見つめるアクアリーテ。
「アデラ……気を付けてね」
「ああ、心配しないでジークと留守番を頼んだよ」
そんなアデラにアクアリーテは頷く。
「アデラも早く帰ってきてね」
「分かってるさ。近くの街に行くからね。仕事を終えたら美味しいものをたっぷりと買って来るさ。夕方には帰るつもりだよ」
アデラはそう言うと、小屋を出る。
「いってらっしゃい!」
「アデラ、気をつけてな」
「ああ!!」
俺たちはアデラを見送りながら手を振った。
「心配するなアクアリーテ。アデラは強いからな」
「うん!」
「さてと、俺はいつも通り森に修行に行くよ。アデラからもさぼるなって言われたからな。アクアリーテも一緒に来るか?」
俺の言葉にアクアリーテは嬉しそうに頷いた。
「一緒に行く! 待ってて、準備してくるから」
「準備?」
アクアリーテは小屋の中に入って、小さな布袋を手に取ると外に戻ってくる。
そして、俺に言った。
「森の宝石を採るの。この間、少し赤くなってるのを見たんだ。きっともう真っ赤になってると思うから」
「森の宝石? ああ、そうかそういえば……」
アデラも言ってたっけ、この時期になるとエルフの森には特別美味しい食べ物が実るって。
エルフの森の赤い宝石って呼ばれている野生の苺だ。
俺はまだ食べたことがないけど、凄く美味しいらしい。
アクアリーテは自分に懐いている水の精霊を大事にその袋にいれると、手にもって俺に微笑む。
「ジークに食べて欲しいの! ジークは私を助けてくれたから、そのお礼がしたくて」
あの悪ガキたちから助けた時のことを言っているのだろう。
「そっか、楽しみだな!」
「うん!」
俺の言葉に嬉しくなったのか、早く森に行こうと駆けだすアクアリーテを俺は追いかける。
アクアリーテが手にしている袋から水の妖精がひょこんと頭を出しているのが見えた。
アデラが言うようにアクアリーテには水の魔法の才能があるのだろう。
すっかり懐いているようだ。
「ジーク! 早く早く」
「はは、分かってるって」
俺が修行に使っているのは、エルフの森でも一番の大樹がある場所だ。
アデラがこの森で最初に連れてきてくれたのもここだからな。
ここで精神を統一しているとまるで森と一体になったかのように、研ぎ澄まされた感覚になるのが分かる。
最近では周囲の生き物たちの気配さえ、はっきりと感じられるようになった。
アクアリーテは、俺が修行している間、布袋を持って周囲の茂みの奥を眺めていた。
そして暫くするとしょんぼりして、俺の傍へとやってくる。
俺はがっかりした様子のアクアリーテに尋ねた。
「どうした? アクアリーテ。そんな顔して」
「うん……あのね、森の宝石が見つからないの。この間はこの辺りで見つけたのに。もう誰かが摘んでいったみたい」
うなだれるアクアリーテを袋の中から見上げて、水の精霊もしょんぼりしたようにぺたんとなっている。
俺はアクアリーテの頭を撫でると答えた。
「そうか、探してくれてありがとな。なあ、アクアリーテ。俺の修行が終わったら、もう少しだけ森の奥まで入って探してみよう。一緒に探せばきっと見つかるさ!」
「ほんとに!? ジーク大好き!」
すっかりしょんぼりしていた顔が、ぱあっと明るくなってアクアリーテは俺に抱きついた。
水の精霊もぴょこんと袋から飛び出して俺たちの周りを跳ね回る。
一緒に探すという俺の言葉に安心したのか、それからアクアリーテは俺の傍で水の精霊と遊び始めた。
その無邪気な様子に俺も大きく背伸びをして再び修行を開始する。
アデラには内緒で夜は剣術の修行を続けている。
それもあってか少し眠気が襲ってきた。
早く倒魔人になって、父親であるレディンを見返してやりたいという気持ちがやはり俺の中にはあった。
国を出る時に自らの剣で俺の首を刎ねようとしたあの男のことを。
そんなことを思い出しながら大地の上に座っていると、俺はいつの間にか深い眠りに落ちていた。
─────
ご覧頂きましてありがとうございます。
SSの後編は明日掲載出来るように今準備していますのでお待ちくださいね。
両親を亡くし森で一人で暮らしていたアクアリーテと俺たちは一緒に暮らし始めた。
俺が十三歳、アクアリーテがまだ十一歳の頃の話だ。
「いいかい、アクアリーテ。ここの文字はこう読むんだ」
「えっと……うん! アデラ」
俺の修行の為に使っていた森にある小屋の中で、アクアリーテは大きな目でじっとアデラが書いたエルフの魔法言語を見つめながら頷く。
「じゃあ、次は同じようにこの紙に書いてみな」
「うん!」
そして、アデラが書いたのと同じように文字を紙に描いた。
まだたどたどしいが、アクアリーテが頑張って書いたのが分かる。
普段使う言葉とは違って魔法言語は難しいからな。
それは小さな魔法陣になっていて、アクアリーテが描き切ると青い光を帯びた。
「ふわ!!」
自分が描いた文字が青く輝くのを見て、思わず驚きの声を上げるアクアリーテ。
彼女が描いた魔法陣の上には、いつの間に現れたのか小さなスライムのような生き物が乗っている。
アデラはそれを見て少し驚いたようにアクアリーテを見た。
「こいつは驚いたね。確かにこれは精霊召喚の魔法陣だけど、アクアリーテの魔力に反応して勝手に精霊が出てくるなんてね」
俺はアデラに尋ねる。
「精霊? 小さなスライムみたいだけどこいつは精霊なのか、アデラ」
「ああ、水の精霊さ。この小屋の外に小さな泉があるだろう? 多分そこに住んでる精霊だろうね。水の精霊にしては小さいが、成長したら高位精霊になるものもいるぐらいさ。舐めちゃいけないよ」
確かに小屋の外には澄んだ水を湛えた小さな泉がある。
「水の精霊か、凄いぞアクアリーテ!」
俺がそう言うとアクアリーテは嬉しそうに笑った。
「えへへ」
アデラはアクアリーテの頭を撫でながら言った。
「アクアリーテ、あんたには才能がある。特に水の魔法については天賦の才があるようだ。昨日までに教えた魔法も、水魔法については教えた日に使いこなせるようになっていたからね」
「てんぷのさい?」
そう言って首を傾げるアクアリーテの傍で、水の精霊もぷるんと揺れた。
アデラはそれを見て笑いながら答える。
「頑張れば、凄い魔法使いになれるってことさ」
それを聞いて、アクアリーテは目を輝かせる。
「ほんとに? でも、私、みんなに魔法が使えない役立たずだって……」
俺がアクアリーテと出会った時、悪ガキどもがそう言って彼女をいじめていた。
それを思い出したのだろう。
今度はしょんぼりとうなだれて大きな瞳に涙を浮かべる。
俺はアクアリーテに言った。
「そんなこと、あいつらが勝手に言ってたことだろう。アクアリーテには才能がある。アデラがそう言うんだから間違いないさ!」
アクアリーテは魔法を学ぶ機会がなかっただけだ。
あいつらが見たらきっと驚くだろう。
俺の言葉にアクアリーテは水の精霊をギュッと胸に抱きしめて嬉しそうに笑った。
「うん! ジーク、私頑張る。アデラ、ありがとう!」
幸せそうなアクアリーテの姿に、俺とアデラは顔を見合わせて笑顔になった。
アクアリーテは俺たちに言う。
「アクアも頑張ってジークと一緒に倒魔人になるの!」
「はは、頼もしいねアクアリーテ。でも、それにはもっと修行を積まないとね。それから考えればいいことさ」
「うん! アデラ」
嬉しそうなアクアリーテの周りを、彼女の腕からぷよんと床へとおりた水の精霊がぴょんぴょんと飛び跳ねている。
「さてと、ジーク。私は少し仕事で出かけてくるからね。夕方には帰れると思うけど、それまでアクアリーテを頼んだよ。それから森での修行もさぼらないようにね」
「ああ、分かってるさ。アデラ」
そういえば、昨日、小屋に人が来てアデラと話をしていた。
倒魔人としての仕事の依頼だろう。
身支度をするアデラを心配そうに見つめるアクアリーテ。
「アデラ……気を付けてね」
「ああ、心配しないでジークと留守番を頼んだよ」
そんなアデラにアクアリーテは頷く。
「アデラも早く帰ってきてね」
「分かってるさ。近くの街に行くからね。仕事を終えたら美味しいものをたっぷりと買って来るさ。夕方には帰るつもりだよ」
アデラはそう言うと、小屋を出る。
「いってらっしゃい!」
「アデラ、気をつけてな」
「ああ!!」
俺たちはアデラを見送りながら手を振った。
「心配するなアクアリーテ。アデラは強いからな」
「うん!」
「さてと、俺はいつも通り森に修行に行くよ。アデラからもさぼるなって言われたからな。アクアリーテも一緒に来るか?」
俺の言葉にアクアリーテは嬉しそうに頷いた。
「一緒に行く! 待ってて、準備してくるから」
「準備?」
アクアリーテは小屋の中に入って、小さな布袋を手に取ると外に戻ってくる。
そして、俺に言った。
「森の宝石を採るの。この間、少し赤くなってるのを見たんだ。きっともう真っ赤になってると思うから」
「森の宝石? ああ、そうかそういえば……」
アデラも言ってたっけ、この時期になるとエルフの森には特別美味しい食べ物が実るって。
エルフの森の赤い宝石って呼ばれている野生の苺だ。
俺はまだ食べたことがないけど、凄く美味しいらしい。
アクアリーテは自分に懐いている水の精霊を大事にその袋にいれると、手にもって俺に微笑む。
「ジークに食べて欲しいの! ジークは私を助けてくれたから、そのお礼がしたくて」
あの悪ガキたちから助けた時のことを言っているのだろう。
「そっか、楽しみだな!」
「うん!」
俺の言葉に嬉しくなったのか、早く森に行こうと駆けだすアクアリーテを俺は追いかける。
アクアリーテが手にしている袋から水の妖精がひょこんと頭を出しているのが見えた。
アデラが言うようにアクアリーテには水の魔法の才能があるのだろう。
すっかり懐いているようだ。
「ジーク! 早く早く」
「はは、分かってるって」
俺が修行に使っているのは、エルフの森でも一番の大樹がある場所だ。
アデラがこの森で最初に連れてきてくれたのもここだからな。
ここで精神を統一しているとまるで森と一体になったかのように、研ぎ澄まされた感覚になるのが分かる。
最近では周囲の生き物たちの気配さえ、はっきりと感じられるようになった。
アクアリーテは、俺が修行している間、布袋を持って周囲の茂みの奥を眺めていた。
そして暫くするとしょんぼりして、俺の傍へとやってくる。
俺はがっかりした様子のアクアリーテに尋ねた。
「どうした? アクアリーテ。そんな顔して」
「うん……あのね、森の宝石が見つからないの。この間はこの辺りで見つけたのに。もう誰かが摘んでいったみたい」
うなだれるアクアリーテを袋の中から見上げて、水の精霊もしょんぼりしたようにぺたんとなっている。
俺はアクアリーテの頭を撫でると答えた。
「そうか、探してくれてありがとな。なあ、アクアリーテ。俺の修行が終わったら、もう少しだけ森の奥まで入って探してみよう。一緒に探せばきっと見つかるさ!」
「ほんとに!? ジーク大好き!」
すっかりしょんぼりしていた顔が、ぱあっと明るくなってアクアリーテは俺に抱きついた。
水の精霊もぴょこんと袋から飛び出して俺たちの周りを跳ね回る。
一緒に探すという俺の言葉に安心したのか、それからアクアリーテは俺の傍で水の精霊と遊び始めた。
その無邪気な様子に俺も大きく背伸びをして再び修行を開始する。
アデラには内緒で夜は剣術の修行を続けている。
それもあってか少し眠気が襲ってきた。
早く倒魔人になって、父親であるレディンを見返してやりたいという気持ちがやはり俺の中にはあった。
国を出る時に自らの剣で俺の首を刎ねようとしたあの男のことを。
そんなことを思い出しながら大地の上に座っていると、俺はいつの間にか深い眠りに落ちていた。
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