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クレアの気持ち
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クレアはベッドで幸せそうに眠るメロディの顔を見ていた。メロディは、慣れないお菓子作りで疲れたのか、よく眠っている。
メロディはクレアにいつもお世話になっているから贈り物がしたかったのだと言っていた。
お礼を言いたいのはクレアの方だ。クレアは何度メロディに助けられた事か。どんな困難な事があっても、メロディはいつもクレアの側にいてくれた。
クレアが不安に思って後ろを振り返ると、メロディがクレアの背中に手を置いて、強くうなずいてくれるのだ。
メロディが一緒にいてくれる。それがどれほど心強い事か。
クレアはスヤスヤと眠るメロディに、小さな声でつぶやいた。
「お礼を言うのは私の方よ?メロディ。いつも側にいてくれて本当にありがとう」
クレアの声に、ベッドの足元で丸くなっていたドラゴンのウェントゥスが顔をあげた。クレアは笑ってウェントゥスに言った。
「ウェンもいつも私たちと一緒にいてくれてありがとう。これからも、ずっと一緒よ?」
ウェントゥスは小さくピィと鳴いた。当然だと言っているようだった。
クレアは枕元のチェストの上にあるランプの火を消した。
明日の朝はメロディの好きなパンケーキを焼いてあげようと思った。
メロディはクレアにいつもお世話になっているから贈り物がしたかったのだと言っていた。
お礼を言いたいのはクレアの方だ。クレアは何度メロディに助けられた事か。どんな困難な事があっても、メロディはいつもクレアの側にいてくれた。
クレアが不安に思って後ろを振り返ると、メロディがクレアの背中に手を置いて、強くうなずいてくれるのだ。
メロディが一緒にいてくれる。それがどれほど心強い事か。
クレアはスヤスヤと眠るメロディに、小さな声でつぶやいた。
「お礼を言うのは私の方よ?メロディ。いつも側にいてくれて本当にありがとう」
クレアの声に、ベッドの足元で丸くなっていたドラゴンのウェントゥスが顔をあげた。クレアは笑ってウェントゥスに言った。
「ウェンもいつも私たちと一緒にいてくれてありがとう。これからも、ずっと一緒よ?」
ウェントゥスは小さくピィと鳴いた。当然だと言っているようだった。
クレアは枕元のチェストの上にあるランプの火を消した。
明日の朝はメロディの好きなパンケーキを焼いてあげようと思った。
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メロディのお人好しは誰に対しても、素で話ができる所ですね。その分、クレアが色々と尻ぬぐいをして大変だなと思いました。
二人のコンビはバランスがいいと思います。
タイトルの守護者のドラゴンの所から、ファイヤードラゴンがファイャードラゴンになってます。
次のファイヤードラゴンも同じになってます。
スカイさま
感想ありがとうございます。ご指摘ありがとうございました、訂正させていただきます。毎日投稿する予定ですので、最後まで読んでいただければ嬉しいです。