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新たな仲間
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クロードは事あるごとに女の見舞いに行った。いそいそと出かけるクロードを、仲間のロックが冷やかした。
「おう、デートかい?色男」
「ちげぇよ、バカ!」
「照れんなよ。彼女、美人だもんな?」
クロードは、そんなんじゃねぇよ。と返してから宿を出た。仲間のロックにも悪いとは思っている。早く次の依頼に出かけなければいけないのに、クロードは彼女の事が心配でならなかった。
新たな旅に出る前に、一目彼女の笑顔を見たかった。クロードが女の病室に行くと、彼女はいなかった。不安に思い近くにいた看護師に彼女の居場所を聞くと、看護師は驚いた顔で言った。
「彼女、すごいですよ!」
クロードが看護師に案内された場所は、治療室だった。そこには探していた女がいた。女はベッドに横たわったケガ人の側に立っていた。彼女がケガ人の傷に手をそえると、光り出した。治癒魔法だ。
女の治癒魔法によりケガはたちどころに治った。ケガ人だった男は、女に礼を言って退出した。間髪いれず、次のケガ人が運ばれて来る。女はひっきりなしに治癒魔法を使い続けていた。
クロードは不安な気持ちで彼女を見つめていた。しばらくしてクロードの不安が的中した。女は、最後のケガ人を治癒し終えると、ばたりと倒れてしまった。
魔力切れだ。クロードは慌てて女を抱き上げて、病室のベッドに運んだ。クロードはため息をつきながら言った。
「なんて無茶な魔力の使い方をするんだ」
クロードの苦言に彼女は黙っていた。いつもこれだ。クロードは彼女になにくれと話しかけるが、いつも会話にならない。今日、彼女に別れを告げるつもりだった。もう二度と会う事もないだろう。
せめて最後に彼女の笑顔を見たかった。できれば名前も知りたかった。クロードは女が聞いてくれなくてもいいと思い、口を開いた。
「今日、この町を出る。元気でな。なぁ、最後に君の名前を教えてもらえないか?」
女はベッドに横になると、クルリのクロードに背中を向けていた。そんな彼女の背中がピクリと動いた。小さな声が聞こえた。
「なまえ、」
「え?」
「人に名前を聞くときは、まず自分から名乗るものでしょ?」
クロードは、彼女の鈴の鳴るような声を、ぼんやりと聞いていた。遅れて会話をしてくれている事に気づいた。
「俺は、クロード。それで、あのでっかい奴はロックって言うんだ」
女はゆっくりとベッドから起き上がると、ジッとクロードを見つめた。そして、小さく口を開いた。
「私は、モニカ」
モニカ。なんていい名前なんだろう。美しい彼女にピッタリだ。クロードは嬉しくなって、思わず口ばしった。
「なぁ、モニカ。冒険者になって俺たちと旅をしないか?」
モニカは驚いた顔でクロードを見つめた。しまった、クロードは内心舌打ちした。モニカに名前を教えてもらえた事で、嬉しくてつい言ってしまった。出会ったばかりの女性を旅に誘うなんて、警戒されて当然だ。
モニカはいぶかしむような視線を向けてから、小さくため息をついて言った。
「まぁ、貴方みたいに治癒魔法がヘタだと、すぐ死んじゃうかもしれないものね。仕方ないから私がついて行ってあげる」
クロードはポカンとモニカを見つめた。モニカはクロードのあけすけな視線に眉をしかめた。クロードは慌てて言った。
「よし、そうと決まればモニカが退院したら出発だ!これからよろしく!」
クロードは右手を服のすそでふいてから、モニカの目の前に差し出した。モニカはクロードの剣だこだらけの手を握ってくれた。
「よろしく、クロード」
モニカは控えめに微笑んだ。とても美しい笑顔だった。
「おう、デートかい?色男」
「ちげぇよ、バカ!」
「照れんなよ。彼女、美人だもんな?」
クロードは、そんなんじゃねぇよ。と返してから宿を出た。仲間のロックにも悪いとは思っている。早く次の依頼に出かけなければいけないのに、クロードは彼女の事が心配でならなかった。
新たな旅に出る前に、一目彼女の笑顔を見たかった。クロードが女の病室に行くと、彼女はいなかった。不安に思い近くにいた看護師に彼女の居場所を聞くと、看護師は驚いた顔で言った。
「彼女、すごいですよ!」
クロードが看護師に案内された場所は、治療室だった。そこには探していた女がいた。女はベッドに横たわったケガ人の側に立っていた。彼女がケガ人の傷に手をそえると、光り出した。治癒魔法だ。
女の治癒魔法によりケガはたちどころに治った。ケガ人だった男は、女に礼を言って退出した。間髪いれず、次のケガ人が運ばれて来る。女はひっきりなしに治癒魔法を使い続けていた。
クロードは不安な気持ちで彼女を見つめていた。しばらくしてクロードの不安が的中した。女は、最後のケガ人を治癒し終えると、ばたりと倒れてしまった。
魔力切れだ。クロードは慌てて女を抱き上げて、病室のベッドに運んだ。クロードはため息をつきながら言った。
「なんて無茶な魔力の使い方をするんだ」
クロードの苦言に彼女は黙っていた。いつもこれだ。クロードは彼女になにくれと話しかけるが、いつも会話にならない。今日、彼女に別れを告げるつもりだった。もう二度と会う事もないだろう。
せめて最後に彼女の笑顔を見たかった。できれば名前も知りたかった。クロードは女が聞いてくれなくてもいいと思い、口を開いた。
「今日、この町を出る。元気でな。なぁ、最後に君の名前を教えてもらえないか?」
女はベッドに横になると、クルリのクロードに背中を向けていた。そんな彼女の背中がピクリと動いた。小さな声が聞こえた。
「なまえ、」
「え?」
「人に名前を聞くときは、まず自分から名乗るものでしょ?」
クロードは、彼女の鈴の鳴るような声を、ぼんやりと聞いていた。遅れて会話をしてくれている事に気づいた。
「俺は、クロード。それで、あのでっかい奴はロックって言うんだ」
女はゆっくりとベッドから起き上がると、ジッとクロードを見つめた。そして、小さく口を開いた。
「私は、モニカ」
モニカ。なんていい名前なんだろう。美しい彼女にピッタリだ。クロードは嬉しくなって、思わず口ばしった。
「なぁ、モニカ。冒険者になって俺たちと旅をしないか?」
モニカは驚いた顔でクロードを見つめた。しまった、クロードは内心舌打ちした。モニカに名前を教えてもらえた事で、嬉しくてつい言ってしまった。出会ったばかりの女性を旅に誘うなんて、警戒されて当然だ。
モニカはいぶかしむような視線を向けてから、小さくため息をついて言った。
「まぁ、貴方みたいに治癒魔法がヘタだと、すぐ死んじゃうかもしれないものね。仕方ないから私がついて行ってあげる」
クロードはポカンとモニカを見つめた。モニカはクロードのあけすけな視線に眉をしかめた。クロードは慌てて言った。
「よし、そうと決まればモニカが退院したら出発だ!これからよろしく!」
クロードは右手を服のすそでふいてから、モニカの目の前に差し出した。モニカはクロードの剣だこだらけの手を握ってくれた。
「よろしく、クロード」
モニカは控えめに微笑んだ。とても美しい笑顔だった。
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