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火剣の掃除屋の信念2
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火剣の掃除屋はしばらくパティとマックスたちを見つめてから言った。
「娘。お前はすごい魔法の持ち主だ。お前はこの世を構成するすべてのエレメント、火、土、風、水を使いこなす事ができる。この世の中全てを牛耳る事ができる魔法だ。お前は自身の魔法をどう使うのだ?」
火剣の掃除屋の質問に、パティは固まってしまった。これまでそんな事を考えた事もなかったからだ。パティは考えをまとめる事ができずにぼんやりと答えた。
「・・・。正しい事に使います」
「正しいとは何か?善悪など、コインの表と裏のようなものだ。その時の時代、権力者によって正義と悪など簡単にひっくりかえってしまう」
パティはしばらく考えた。火剣の掃除屋は、自身の魔法を見つめ、魔法を使う覚悟を持っているのだ。パティにはそれが無い。パティは、自分を一心に見つめるマックスたちを見つめ返した。
パティの大切な友達。パティには愛する家族がいる。ジョナサン神父にチコリおばあさん。トグサたちに、デイジーとマイラ。パティは愛する者たちのために魔法を使いたい。
パティが家族や友人を愛するように、パティが出会った事のないすべての人たちには愛する家族や友人たちがいるのだ。パティはこれから出会う人たちと親しい友人になれるかもしれないのだ。パティの考えはまとまった。パティはホッと息をはいてから口を開いた。
「火剣の掃除屋さん、貴方の質問に答えられているのかはわからないわ。だけど自分なりにまとめた答えを言うわ。私には大切は人たちがいるの。私を育ててくれた神父さまとチコリおばあちゃん。そして、私が旅に出て、私の事を家族だといってくれる人たちができたわ。それに、私にはマックス、チャーミー、ピンキー、アクアというずっと側にいてくれる大切な友達がいるの。私はその大切な人たちを守りたい。私がこれから出会う人たちにも、きっと大切な人たちがいるはずよ?私はその人たちの力にもなりたいの」
「うむ。お前の愛する者を守るのは良い事だ。だが世の中には悪い人間も山ほどいるぞ?お前の魔法を手に入れるために、お前をだます人間もいるかもしれん。そんな時、お前はどうするのだ?」
火剣の掃除屋のさらなる問いに、パティは黙った。確かにその通りなのだ。パティはまだかけだしの冒険者で、ほんの子供だ。表面上は親切でも、本心は悪い事を考えているかもしれない。パティは相手の表面だけを信用して、いいように利用されてしまうかもしれない。
パティはしばらく考えてから答えた。
「私はまだまだ若輩者です。もしかするも悪い人間に騙されて、悪い事に魔法を使ってしまうかもしれません。だけど、私は自分とマックスたちを信じて道を進むしかないんです。私が魔法を使う時、いつも自分の心に質問して答えを出します。私が魔法を使う事によって、良い事が起こるかもしれない。もしかすると悪い事が起こるかもしれない。だけど、それはすべて私の責任なんです。良い事も悪い事も、全部私が背負っていきます」
パティの返答に、火剣の掃除屋は驚いたような雰囲気だった。しばらくして掃除屋はゲラゲラと笑った。
「娘。お前はすごい魔法の持ち主だ。お前はこの世を構成するすべてのエレメント、火、土、風、水を使いこなす事ができる。この世の中全てを牛耳る事ができる魔法だ。お前は自身の魔法をどう使うのだ?」
火剣の掃除屋の質問に、パティは固まってしまった。これまでそんな事を考えた事もなかったからだ。パティは考えをまとめる事ができずにぼんやりと答えた。
「・・・。正しい事に使います」
「正しいとは何か?善悪など、コインの表と裏のようなものだ。その時の時代、権力者によって正義と悪など簡単にひっくりかえってしまう」
パティはしばらく考えた。火剣の掃除屋は、自身の魔法を見つめ、魔法を使う覚悟を持っているのだ。パティにはそれが無い。パティは、自分を一心に見つめるマックスたちを見つめ返した。
パティの大切な友達。パティには愛する家族がいる。ジョナサン神父にチコリおばあさん。トグサたちに、デイジーとマイラ。パティは愛する者たちのために魔法を使いたい。
パティが家族や友人を愛するように、パティが出会った事のないすべての人たちには愛する家族や友人たちがいるのだ。パティはこれから出会う人たちと親しい友人になれるかもしれないのだ。パティの考えはまとまった。パティはホッと息をはいてから口を開いた。
「火剣の掃除屋さん、貴方の質問に答えられているのかはわからないわ。だけど自分なりにまとめた答えを言うわ。私には大切は人たちがいるの。私を育ててくれた神父さまとチコリおばあちゃん。そして、私が旅に出て、私の事を家族だといってくれる人たちができたわ。それに、私にはマックス、チャーミー、ピンキー、アクアというずっと側にいてくれる大切な友達がいるの。私はその大切な人たちを守りたい。私がこれから出会う人たちにも、きっと大切な人たちがいるはずよ?私はその人たちの力にもなりたいの」
「うむ。お前の愛する者を守るのは良い事だ。だが世の中には悪い人間も山ほどいるぞ?お前の魔法を手に入れるために、お前をだます人間もいるかもしれん。そんな時、お前はどうするのだ?」
火剣の掃除屋のさらなる問いに、パティは黙った。確かにその通りなのだ。パティはまだかけだしの冒険者で、ほんの子供だ。表面上は親切でも、本心は悪い事を考えているかもしれない。パティは相手の表面だけを信用して、いいように利用されてしまうかもしれない。
パティはしばらく考えてから答えた。
「私はまだまだ若輩者です。もしかするも悪い人間に騙されて、悪い事に魔法を使ってしまうかもしれません。だけど、私は自分とマックスたちを信じて道を進むしかないんです。私が魔法を使う時、いつも自分の心に質問して答えを出します。私が魔法を使う事によって、良い事が起こるかもしれない。もしかすると悪い事が起こるかもしれない。だけど、それはすべて私の責任なんです。良い事も悪い事も、全部私が背負っていきます」
パティの返答に、火剣の掃除屋は驚いたような雰囲気だった。しばらくして掃除屋はゲラゲラと笑った。
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