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修行3
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フィンは武闘の修行を続けていくうちに、少しずつだが身体の使い方がわかってきた。フィンの身体全体が攻撃する武器であり、身を守る盾なのだ。
フィンはバレットから剣の訓練を受けていた時、とてつもない違和感を絶えず感じていた。フィンが持つ剣は、まるで自分の身体になじんでいないのだ。フィンはその違和感をずっと感じながら修行を続けていた。それは剣の師匠であるバレットと約束したからだ。必ず剣の修行をやり続けると。
だが何よりバレット自身が、フィンは剣士としては大勢しない事をわかっていたのだ。バレットはフィンが剣士よりも武闘家に向いていると言ってくれた。フィンは今度こそバレットの期待に応えたかった。
その時フィンはアレックスと一緒に休憩していた。バレットは夕食を作ってくれているのだ。フィンの契約霊獣のブランは木陰で昼寝をしていた。この所、ブランはずっと寝ている。アレックスはフィンの腕にできた傷を見つけて、治癒魔法をしてくれた。フィンはアレックスに礼を言ってから、それまで感じていた事を言った。
「ありがとうアレックス。僕は皆に治癒魔法をしてもらっているけれど、皆治癒魔法が違うんだね?」
アレックスはフィンの言った事の意味がわからなかったのか、少し首をかしげた。フィンは続けて話し出す。
「ブランの治癒魔法はね、お日さまみたいに暖かいんだ。パンターの治癒魔法は何だがおごそかな感じで、バレットの治癒魔法はこんな傷で騒ぐなって感じなんだ」
「バレットの治癒魔法はザツだからなぁ」
フィンの言葉にアレックスがぼやく。フィンはクスクス笑ってから言った。
「アレックスの治癒魔法はね、何だかとっても優しいんだ。どう言ったらいいのかわからないんだけど、胸が締めつけられて涙が出そうなんだ」
アレックスはびっくりした顔をフィンに向けてから、いつもの優しい笑顔で答えた。
「フィンはとても感受性が強いんだなぁ」
フィンはそこで意を決してアレックスに言った。
「アレックス、この前はごめんなさい。奥さんの事無遠慮に聞いちゃって」
アレックスはやわらかく微笑んで答えた。
「そんな事ない。フィン、気づかってくれてありがとう。・・・、俺のこの治癒魔法はララァから受け継いだ魔法なんだ。ララァは俺と同じ戦災孤児だった。ララァはとても強力な治癒魔法の使い手だった。だからララァの元には沢山の病人やケガ人がやってきた。元々病弱だったララァは治癒魔法を沢山使うといつも具合が悪くなった。俺はララァにもうあまり治癒魔法を使わないでくれと頼んだ、だがララァは笑ってこう言ったんだ。自分の力は神様から授かったものだから、神様の喜ぶ事をしなければいけないって。結局ララァは病気になり弱って死んだ、俺に治癒魔法だけ残して」
「アレックスの治癒魔法は、ララァさんがアレックスの事を守ってくれているんだね?」
「ああ。ララァから受け継いだ治癒魔法がなけりゃ、俺みたいなハンパな冒険者はすぐに死んじまう」
フィンはアレックスの悲しそうにゆがむあ顔を見て、やはり後悔の念にかられた。そしてためらいがちに言った。
「アレックス、辛い事話させてごめんなさい」
フィンの言葉に、アレックスは笑ってかぶりを振って答えた。
「フィン、ララァは死んじゃいない。ララァの心は永遠だ。彼女は俺と共にいる」
アレックスは自身の手を胸に当てながら言った。フィンは呟くように言う。
「バレットも同じ事言ってた」
「バレットが?」
「うん。僕がバレットに最初に会った時、バレットはゾラさんとレオリオとシンシアが死んだ事をとても悲しんで、そして怒っていたんだ。だけど、この間バレットがゾラさんたちの事を話していた時、とても穏やかな顔をしていたんだ」
フィンの言葉に、アレックスは一瞬驚いた顔をしてから、泣きそうな笑顔で言った。
「フィン、それはお前のおかげだよ?フィンがバレットの家族になってくれたから、だからバレットはゾラさんたちがバレットを心から愛してくれていた事に気づけたんだ」
「・・・、僕はアレックスやバレットみたいな気持ちにはなれない。もし僕の大切な人たちが急に死んでしまったら、僕は頭がおかしくなりそうだ」
フィンは自分で話していて、恐怖に身体が震えた。フィンは今まで生きてきた中で、沢山の大切な人が増えた。そこにはアレックスもバレットも入っている。その彼らが死んでしまったらと思うと、フィンは我知らずに涙を流していた。フィンは泣きながら同級生のグッチの話をした。アレックスは黙ってフィンの話を聞いてくれた。アレックスはフィンの話を聞き終わると、一つうなずいてから話し出した。
「フィン。俺はグッチという奴の事を知らないからなんとも言えない。だがグッチは自分の意思で道を選べたんだと思う」
フィンはジッとアレックスの言葉を聞いていた。アレックスは言葉を続ける。
「グッチが召喚士になれなかったのもグッチの責任。グッチが霊獣ハンターになったのも、グッチの選んだ事だ。そして魔物と契約した事もグッチは責任を取らなければいけない。俺は、自分の進む道を、自分で決められる事はいい事だと思う」
アレックスは、そこでフィンに寂しそうな笑顔を向けて言葉を続けた。
「俺の両親は、内戦に巻き込まれて死んだ。大きな内戦の中では、個人が自分の道を歩む事は許されない。俺の父親はとても優しい人だった、俺と弟をとても可愛がってくれた。だが父親は旧国王軍に連れて行かれて帰ってこなかった。母親は明るい笑顔をたやさない人だった。だが新国王軍が俺たちの村をじゅうりんしに来た時、母親は俺と弟を逃そうとした。俺は母親から離れたくなくてぐずっていた。だが母親は、とても怖い顔をして俺と小さな弟を家から追い出したんだ。結果的に母親の判断が正しかったんだな、俺と弟は今も生きている。だが俺は母親の笑顔を思い出そうとしても、母親の怒った顔しか思い出せないんだ」
アレックスはそこまで話し終えると、ふと空を見上げた。そして、フィンに視線を戻して言った。
「フィン。お前はグッチの事を可哀想な奴だと思うかもしれない。だが、グッチからしたら余計なお世話だと思うぞ?グッチは自分で決めた道を歩んで、生き抜いて死んだんだ」
フィンはボロボロと涙を流しながらアレックスの話を聞いていた。アレックスは大きな手でフィンの頭を優しく撫でてくれた。それはフィンが泣き止むまで続いた。
フィンはバレットから剣の訓練を受けていた時、とてつもない違和感を絶えず感じていた。フィンが持つ剣は、まるで自分の身体になじんでいないのだ。フィンはその違和感をずっと感じながら修行を続けていた。それは剣の師匠であるバレットと約束したからだ。必ず剣の修行をやり続けると。
だが何よりバレット自身が、フィンは剣士としては大勢しない事をわかっていたのだ。バレットはフィンが剣士よりも武闘家に向いていると言ってくれた。フィンは今度こそバレットの期待に応えたかった。
その時フィンはアレックスと一緒に休憩していた。バレットは夕食を作ってくれているのだ。フィンの契約霊獣のブランは木陰で昼寝をしていた。この所、ブランはずっと寝ている。アレックスはフィンの腕にできた傷を見つけて、治癒魔法をしてくれた。フィンはアレックスに礼を言ってから、それまで感じていた事を言った。
「ありがとうアレックス。僕は皆に治癒魔法をしてもらっているけれど、皆治癒魔法が違うんだね?」
アレックスはフィンの言った事の意味がわからなかったのか、少し首をかしげた。フィンは続けて話し出す。
「ブランの治癒魔法はね、お日さまみたいに暖かいんだ。パンターの治癒魔法は何だがおごそかな感じで、バレットの治癒魔法はこんな傷で騒ぐなって感じなんだ」
「バレットの治癒魔法はザツだからなぁ」
フィンの言葉にアレックスがぼやく。フィンはクスクス笑ってから言った。
「アレックスの治癒魔法はね、何だかとっても優しいんだ。どう言ったらいいのかわからないんだけど、胸が締めつけられて涙が出そうなんだ」
アレックスはびっくりした顔をフィンに向けてから、いつもの優しい笑顔で答えた。
「フィンはとても感受性が強いんだなぁ」
フィンはそこで意を決してアレックスに言った。
「アレックス、この前はごめんなさい。奥さんの事無遠慮に聞いちゃって」
アレックスはやわらかく微笑んで答えた。
「そんな事ない。フィン、気づかってくれてありがとう。・・・、俺のこの治癒魔法はララァから受け継いだ魔法なんだ。ララァは俺と同じ戦災孤児だった。ララァはとても強力な治癒魔法の使い手だった。だからララァの元には沢山の病人やケガ人がやってきた。元々病弱だったララァは治癒魔法を沢山使うといつも具合が悪くなった。俺はララァにもうあまり治癒魔法を使わないでくれと頼んだ、だがララァは笑ってこう言ったんだ。自分の力は神様から授かったものだから、神様の喜ぶ事をしなければいけないって。結局ララァは病気になり弱って死んだ、俺に治癒魔法だけ残して」
「アレックスの治癒魔法は、ララァさんがアレックスの事を守ってくれているんだね?」
「ああ。ララァから受け継いだ治癒魔法がなけりゃ、俺みたいなハンパな冒険者はすぐに死んじまう」
フィンはアレックスの悲しそうにゆがむあ顔を見て、やはり後悔の念にかられた。そしてためらいがちに言った。
「アレックス、辛い事話させてごめんなさい」
フィンの言葉に、アレックスは笑ってかぶりを振って答えた。
「フィン、ララァは死んじゃいない。ララァの心は永遠だ。彼女は俺と共にいる」
アレックスは自身の手を胸に当てながら言った。フィンは呟くように言う。
「バレットも同じ事言ってた」
「バレットが?」
「うん。僕がバレットに最初に会った時、バレットはゾラさんとレオリオとシンシアが死んだ事をとても悲しんで、そして怒っていたんだ。だけど、この間バレットがゾラさんたちの事を話していた時、とても穏やかな顔をしていたんだ」
フィンの言葉に、アレックスは一瞬驚いた顔をしてから、泣きそうな笑顔で言った。
「フィン、それはお前のおかげだよ?フィンがバレットの家族になってくれたから、だからバレットはゾラさんたちがバレットを心から愛してくれていた事に気づけたんだ」
「・・・、僕はアレックスやバレットみたいな気持ちにはなれない。もし僕の大切な人たちが急に死んでしまったら、僕は頭がおかしくなりそうだ」
フィンは自分で話していて、恐怖に身体が震えた。フィンは今まで生きてきた中で、沢山の大切な人が増えた。そこにはアレックスもバレットも入っている。その彼らが死んでしまったらと思うと、フィンは我知らずに涙を流していた。フィンは泣きながら同級生のグッチの話をした。アレックスは黙ってフィンの話を聞いてくれた。アレックスはフィンの話を聞き終わると、一つうなずいてから話し出した。
「フィン。俺はグッチという奴の事を知らないからなんとも言えない。だがグッチは自分の意思で道を選べたんだと思う」
フィンはジッとアレックスの言葉を聞いていた。アレックスは言葉を続ける。
「グッチが召喚士になれなかったのもグッチの責任。グッチが霊獣ハンターになったのも、グッチの選んだ事だ。そして魔物と契約した事もグッチは責任を取らなければいけない。俺は、自分の進む道を、自分で決められる事はいい事だと思う」
アレックスは、そこでフィンに寂しそうな笑顔を向けて言葉を続けた。
「俺の両親は、内戦に巻き込まれて死んだ。大きな内戦の中では、個人が自分の道を歩む事は許されない。俺の父親はとても優しい人だった、俺と弟をとても可愛がってくれた。だが父親は旧国王軍に連れて行かれて帰ってこなかった。母親は明るい笑顔をたやさない人だった。だが新国王軍が俺たちの村をじゅうりんしに来た時、母親は俺と弟を逃そうとした。俺は母親から離れたくなくてぐずっていた。だが母親は、とても怖い顔をして俺と小さな弟を家から追い出したんだ。結果的に母親の判断が正しかったんだな、俺と弟は今も生きている。だが俺は母親の笑顔を思い出そうとしても、母親の怒った顔しか思い出せないんだ」
アレックスはそこまで話し終えると、ふと空を見上げた。そして、フィンに視線を戻して言った。
「フィン。お前はグッチの事を可哀想な奴だと思うかもしれない。だが、グッチからしたら余計なお世話だと思うぞ?グッチは自分で決めた道を歩んで、生き抜いて死んだんだ」
フィンはボロボロと涙を流しながらアレックスの話を聞いていた。アレックスは大きな手でフィンの頭を優しく撫でてくれた。それはフィンが泣き止むまで続いた。
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