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戦闘スーツの破壊
次のターゲット・青山
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黄島は、戦闘スーツの中の身体自体に傷を負わされ、気力も持てないほどに追い込まれた。その時、ブレスレットから、野々宮の指示が入った。
「黄島、大丈夫か?」
「の、野々宮?すまねえ。もう、身体が持たねえ。」
黄島が苦戦していることを知った野々宮は、
「お前のブレスレットに、ホログラフィを映すプログラムを送ったから、それを使って逃げるんだ。俺は、玉川上水まで来てるから、そこまで持ち堪えてくれ。」
と、黄島に応戦した。黄島は、男から少々離れ、倒れる素振りを見せた。そして、男は、黄島が着るスーツが爆発する様子を見届けた。
「フッフッフ、まずは一丁上がりだな。」
男は、そう言って、次のターゲット探しに戻った。
黄島は、痛い身体を這って、玉川上水駅を目指した。改札口近くでは、野々宮が待ち構えていた。
「黄島、しっかりしろ。」
「の、野々宮、奴が何者か、知ってるのか?」
黄島が、野々宮に尋ねると、
「サツ(宇宙警察)から、連絡が入ったんだ。犯罪者が、この近くを徘徊してるって。奴は、俺たちが使う戦闘スーツの破壊が目的らしい。」
野々宮は、青山が聞いたものと同じ情報を聞いていたので、そのまま黄島に伝えた。
「そうか…。だから、あの強烈な爪で…。」
「今、青山が作戦を立ててるんだ。黄島への攻撃には、間に合わなかったけど…。」
「いや、俺は大丈夫だ。」
「無理するな。そんな怪我じゃ、勝てるものも負けちまう。」
野々宮と黄島は、互いに会話を交わし、情報を聞き入れた。
その頃、青山は、多摩センターの近くに来ていた。僕と一緒に、ネットカフェを利用して白馬が仕入れた情報を確認した。
「やっぱり。敵は、俺たちの戦闘スーツを破壊すれば、爆発すると誤解してるのか。」
「青山さん、ちょっと危険な敵なんじゃ?」
僕は、ギャングスターの無事を心配した。すると、
「いや、これは、逮捕出来るチャンスだ。奴の誤解を、逆に利用すれば。」
と、青山は、久しぶりにギャングっぽい微笑みを見せた。
一方、黒ずくめの男は、次のターゲットとして、青山の近くまで来ていた。
僕と青山は、調査を終えると、ネットカフェを出て駅へ戻ろうとした。そこへ、男が現れ、僕を人質に匿った。
「ブルーギャングになって、掛かってこい!」
そして、男は、青山を挑発した。青山がブルーギャングになると、男は、僕を離してブルーギャングの戦闘スーツを、イエローと同じように切り裂いていった。
「うっ、くー。」
「早く、爆発しろ!」
そして、男は、スーツのダメージを深くするため、青山をハンマーのようなもので叩きつけた。
「うっ、うわっ!」
青山が着る戦闘スーツも、ズタズタに破壊された。そして、男が青山から離れると、男の目からは、青山が爆発するように見えた。
「黄島、大丈夫か?」
「の、野々宮?すまねえ。もう、身体が持たねえ。」
黄島が苦戦していることを知った野々宮は、
「お前のブレスレットに、ホログラフィを映すプログラムを送ったから、それを使って逃げるんだ。俺は、玉川上水まで来てるから、そこまで持ち堪えてくれ。」
と、黄島に応戦した。黄島は、男から少々離れ、倒れる素振りを見せた。そして、男は、黄島が着るスーツが爆発する様子を見届けた。
「フッフッフ、まずは一丁上がりだな。」
男は、そう言って、次のターゲット探しに戻った。
黄島は、痛い身体を這って、玉川上水駅を目指した。改札口近くでは、野々宮が待ち構えていた。
「黄島、しっかりしろ。」
「の、野々宮、奴が何者か、知ってるのか?」
黄島が、野々宮に尋ねると、
「サツ(宇宙警察)から、連絡が入ったんだ。犯罪者が、この近くを徘徊してるって。奴は、俺たちが使う戦闘スーツの破壊が目的らしい。」
野々宮は、青山が聞いたものと同じ情報を聞いていたので、そのまま黄島に伝えた。
「そうか…。だから、あの強烈な爪で…。」
「今、青山が作戦を立ててるんだ。黄島への攻撃には、間に合わなかったけど…。」
「いや、俺は大丈夫だ。」
「無理するな。そんな怪我じゃ、勝てるものも負けちまう。」
野々宮と黄島は、互いに会話を交わし、情報を聞き入れた。
その頃、青山は、多摩センターの近くに来ていた。僕と一緒に、ネットカフェを利用して白馬が仕入れた情報を確認した。
「やっぱり。敵は、俺たちの戦闘スーツを破壊すれば、爆発すると誤解してるのか。」
「青山さん、ちょっと危険な敵なんじゃ?」
僕は、ギャングスターの無事を心配した。すると、
「いや、これは、逮捕出来るチャンスだ。奴の誤解を、逆に利用すれば。」
と、青山は、久しぶりにギャングっぽい微笑みを見せた。
一方、黒ずくめの男は、次のターゲットとして、青山の近くまで来ていた。
僕と青山は、調査を終えると、ネットカフェを出て駅へ戻ろうとした。そこへ、男が現れ、僕を人質に匿った。
「ブルーギャングになって、掛かってこい!」
そして、男は、青山を挑発した。青山がブルーギャングになると、男は、僕を離してブルーギャングの戦闘スーツを、イエローと同じように切り裂いていった。
「うっ、くー。」
「早く、爆発しろ!」
そして、男は、スーツのダメージを深くするため、青山をハンマーのようなもので叩きつけた。
「うっ、うわっ!」
青山が着る戦闘スーツも、ズタズタに破壊された。そして、男が青山から離れると、男の目からは、青山が爆発するように見えた。
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