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悪党の集結

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野々宮は、新たな悪党を探すため、東京の街をさまよった。すると、正面からある者に追われる男を見つけた。
「すみません、助けてください。」
野々宮は、追ってきた別の男を見た。その男は、紺のスリーピーススーツに身を包んだ、明らかにヤクザと思われる男だった。
「何だお前?そいつは、俺の車に傷を付けやがったんだ!そいつに味方するなら、お前も容赦しねえ!」
ヤクザは、野々宮に拳を振り上げた。しかし、野々宮は、ヤクザの拳を掴み、力で捩じ伏せた。
「お前は面倒だから、さっさと逃げな!」
追われた男は、野々宮に言われ、その場から逃げた。野々宮は、ヤクザに拳を振り上げたが、
「お前、なかなか強そうだな?」
ヤクザの拳を掴んだ感触に惚れ、ヤクザを押し返した。
「俺は、野々宮だ。お前は?」
野々宮は、ヤクザに名を名乗ると、
「あ、青山だ。」
ヤクザも、名を名乗った。野々宮は、青山にブレスレットを渡した。
「そのブレスレットは、悪党の力を貸してくれるんだ。どうだ、俺と一緒に、この街を支配しねえか?」
青山は、渡されたブレスレットを疑いながら、野々宮と同じように、メインスイッチを押した。すると、青い悪の姿に身を包んだ、ブルーギャングとなった。青山は、悪党としての笑みを浮かべ、
「面白い。野々宮、お前についていこう。」
野々宮と手を組むことを約束した。

野々宮と青山は、悪の組織・ギャングスターとして、最初の作戦を企てた。
青山は、機械に詳しく、ブレスレットのパソコンに接続する端子を見つけた。そして、ブレスレットの機能を詳しく解析した。
「凄い。こいつには、巨大ロボを出動させる機能があるみたいだ。」
「そんな機能が?」
野々宮は、ブレスレットの威力に驚いた。
「だが、ロボを出動させるには、あと一人、人手が必要なようだ。」
青山が、さらに解析した結果を伝えられた野々宮は、
「だから、ブレスレットが3つなのか。よし、あと一人を探し出す作戦を考えよう。」
と、最初の作戦は、もう一人の悪党を誘き寄せるものを考えた。

野々宮は、ブレスレットの力で、スパイ戦闘兵を数人派遣した。そして、力に長ける仕事やスポーツを行う男を、次々と襲わせた。
その頃、チューブマンは、既に事件への偵察に乗り出していた。そして、数名の怪力野郎が捕らえられたのを見つけると、
「そこまでだ!」
チューブマンは、アジトに乗り込み、姿を現した。
「何だ?あの5人は?」
初めてチューブマンを目の当たりにした青山は、戦隊ヒーローの登場を馬鹿にするように眺めた。
「俺たちの敵だ。」
野々宮が説明すると、苛立ちを覚えた青山は、ブルーギャングの姿となり、チューブマンに闘いを挑んだ。
「チューブマン、邪魔は許さん!俺が相手だ!」
青山は、チューブマン一人一人と比べたら、圧倒的に戦闘力に長けていた。その様子を見ていた、怪力野郎の一人が、
「あの青い奴、カッコ良いじゃねえか。」
と、青山を応援した。
「あっちは、悪者じゃないか!?」
他の集められた怪力野郎たちは、圧倒的にチューブマンの方に闘いを委ねた。

青山にやられかけたチューブマンは、
「仕方ない。チューブアタックだ!」
チューブ・地下鉄車両の力を受けて、5人で青山に体当たりした。
「うわっ!何?」
青山に隙が出来たのを見計らい、チューブマンは、怪力野郎たちを解放した。
「お、おのれ、覚えていろ!」
青山は、ブルーギャングの姿のまま、その場から消えた。

「…あいつ。」
青山に味方した怪力野郎は、消えた青山を探した。そこへ、様子を見ていた野々宮が、怪力野郎に近づいた。
「お前、宅配業者か何かか?」
「何言ってんだ?俺は、元暴走族のトラック野郎さ。」
怪力野郎は、悪党だった。
「俺は、野々宮。お前は?」
「黄島だ。」
「黄島、気に入った。俺たちの仲間になれ。」
名を知った野々宮は、黄島にブレスレットを渡した。こうして、ギャングスターは、3つの力を手に入れることになった。
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