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ナニワレンジャーvsカムイレンジャー

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 ブルーギャングは、大阪の街から東京のアジトヘ逃げ込んだ。ナニワレンジャーは、東京の街へ逃げたことは突き止めたが、アジトまでは探れなかった。

 すると、北の方から、イエローギャングを追ってきたカムイレンジャーが姿を現した。
「ん?何や、お前たちは!?」
御堂筋が、カムイレンジャーの姿を見て、言い放った。
初めてカムイレンジャーの姿を見たブルーギャングは、咄嗟の作戦を思いつき、再びナニワレンジャーの前に姿を現した。
「ナニワレンジャー!あいつらは、俺の味方だ!」
「何!?」
そして、カムイレンジャーは、ブルーギャングの味方だと偽った。

 一方、カムイレンジャーから逃れたイエローギャングも、
「見ろ!あれは、我らの戦闘兵だ!」
と、ナニワレンジャーを指して偽った。
「あれは、どう見ても俺たちと同じようにしか見えないが…」
函館は、ナニワレンジャーのメカを見て明らかに敵が作る兵器ではないと感じた。しかし、イエローギャングの声明を疑う暇もなく、敵として捉えるしかなかった。
 こうして、ナニワレンジャーとカムイレンジャーは、お互い敵同士との誤解が生まれた。

 ナニワレンジャーとカムイレンジャーは、敵の罠と知らずに、闘いを始めた。
「奴らの闘い方、俺たちに似とるな。」
サカイスジレンジャーが、呟いた。
「こうなったら、ナニワキングで一気に!」
ナニワレンジャーは、ミドウスジレンジャーの指示で、五つのメカを出動させ、ナニワキングに合体した。
「何?巨大ロボまで。よし、俺たちもカムイラガーで!」
カムイレンジャーも、巨大獣を呼び、カムイラガーに合体した。
巨大ロボに乗り込んだそれぞれの戦隊は、初めて東京の街の様子を目の当たりにした。
「この街、何か変やな。妬けにひっそりしとる。」
「まるで、俺たちがいる街が廃虚になったかのようだ。」
二つの戦隊は、全く同じことをこの街から感じ取った。
「俺たちは、間違った闘いをしているのかもしれない。よし、ここは一旦引くんだ!」
カムイレンジャーは、誤解に気付き始め、ライラックレンジャーの指示で、札幌の街へ引き返した。
「奴らは、ホンマに敵やったのか?」
「まずは、この街を調べるんや。」
ナニワレンジャーは、ミドウスジレンジャーの指示で、東京の街を詳しく調べることにした。
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